2020年01月20日公開
2020年01月20日更新
【タッチ】柏葉英二郎の過去と兄・英一郎との関係を考察!名監督の名言も紹介
『タッチ』の登場人物である柏葉英二郎は、上杉達也が所属する明青学園野球部の監督代行です。柏葉英二郎は明青学園野球部に復讐するために監督代行を引き受けましたが、恨みをもつ理由は一体何なのでしょうか?柏葉英二郎の過去と兄・英一郎との関係を考察します。また名監督である柏葉英二郎の名言や柏葉英二郎に関する感想もまとめています。アニメ『タッチ』で柏葉英二郎を担当した声優についても紹介していきますので、ぜひご覧ください。
柏葉英二郎とは?
あだち充の大ヒット作『タッチ』に登場する柏葉英二郎は野球部の練習中に飲酒し、竹刀を振りまわしている監督です。そんなとんでもない監督である柏葉英二郎の過去や名言についてまとめていきます。また、アニメ『タッチ』の柏葉英二郎の声を担当する声優や柏葉英二郎に関する感想についてもみていきます。まずは『タッチ』の作品情報についてご紹介します。
タッチの作品情報
『タッチ』は1981年から1986年まで週刊少年サンデーで連載された、あだち充作品です。漫画『タッチ』はロングセラーとなり、アニメ化や実写化されました。また『タッチ』の26年後が描かれた『ミックス』が月間少年サンデーで2020年1月現在、連載中です。『ミックス』には『タッチ』の登場人物や設定がそのまま引き継がれており、『タッチ』は時代を超えて愛される作品となっています。
タッチの概要
アニメ『タッチ』は1985年から1987年までフジテレビ系列で放送されました。『タッチ』は双子の兄である上杉達也と弟の和也、幼馴染で上杉兄弟の隣の家に住む同い年の浅倉南との3人の恋愛模様と甲子園を目指す青春を描いた物語です。
タッチのあらすじ
三角関係の上杉達也と和也、浅倉南は微妙な関係のまま明青学園の高等部へ進学します。弟の和也は南を甲子園に連れて行くために1年生でありながら野球部のエースを務めていましが、甲子園出場をかけた決勝戦の日に交通事故に遭い亡くなります。達也は弟の和也の死をきっかけにボクシング部を辞め、野球部へ入部します。達也は和也の夢を引き継ぎ、南を甲子園へ連れて行くことを決心します。
柏葉英二郎は名監督
出典: https://abema.tv
達也が高校3年生になった頃、明青学園の野球部監督が体調不良で入院することになります。このとき監督代行として選ばれたのが明青学園の野球部OBである柏葉英二郎の兄、柏葉英一郎でした。しかし、柏葉英一郎は海外出張のため不在で、代わりに弟の柏葉英二郎が兄になりすまし、野球部監督代行を引き受けるのでした。柏葉英二郎は『タッチ』の物語において重要な役割を担う人物となります。
強面の柏葉英二郎は鬼監督と呼ばれ、野球部員に鬼のようなしごきをします。そして野球部のマネージャーであった浅倉南を独断で退部させます。明青学園野球部への恨みから、復讐するために監督代行に就任した柏葉英二郎でしたが、上杉達也との対戦の際には文句なしのバッティングやピッチングを見せます。またライバル校のエースである西村勇がカーブを投げてくることを見切るなど、野球において並外れた技術と才能の持ち主でした。
柏葉英二郎は、明青学園野球部へ復讐するために達也たちに過酷な練習を強いるなど数々のしごきをします。しかし、その拷問のような練習に負けなかったため、野球部員はどんどん成長していきます。そして、柏葉英二郎も少しずつ気持ちが変化し、指導者としての意識を持つようになります。結果的に明青学園野球部は甲子園に行けるチームへと鍛え上げられ、達也たち野球部員は甲子園出場を果たすのでした。
柏葉英二郎の過去と兄・英一郎との関係
柏葉英二郎の過去
柏葉英二郎の過去は、優等生である兄の英一郎と比べられることにうんざりし、中学生の頃は不良少年でした。しかし兄の英一郎がもう少しの所で果たせなかった甲子園への夢を実現させるため、心を入れ替え柏葉英二郎は中学3年生のときに不良を辞めて野球に没頭するようになります。しかしそんなとき、兄の英一郎がバイク事故を起こします。柏葉英二郎は兄の起こしたバイク事故の身代わりを自ら引き受けます。
柏葉英二郎はこのバイク事故が原因となり、明青学園野球部に入部後いじめにあいます。そして、いじめに我慢できなくなった柏葉英二郎は、3年生の野球部のエースを殴り野球部を退部させられてしまいます。
柏葉英二郎と兄・英一郎との関係
柏葉英二郎と兄・英一郎の関係について、英二郎は昔のバイク事故では兄をかばうなど思いやっていましたが、今は兄を憎んでいます。兄の英一郎は実は自分以上に才能のあった弟に対して嫉妬していました。柏葉英二郎は兄が起こしたバイク事故の身代わりとなったことがきっかけとなり、幼馴染のガールフレンドを兄にとられることになります。その後、ガールフレンドは兄のお嫁さんとなります。
柏葉英二郎の名言集
柏葉英二郎の名言①「休み休みの素振りなど…」
柏葉英二郎の名言の1つに「休み休みの素振りなど…」があります。この名言は時々休みながらする素振りは何の役にも立たない、ぶっ倒れるまで振り続けろと言い意味があり、本当に倒れるまで素振りを続けさせるのでした。
休み休みの素振りなど、への役にもたたん!
ぶっ倒れるまで振り続けろ!
柏葉英二郎の名言②「もう少しまて…」
柏葉英二郎の名言に「もう少しまて…」があります。甲子園を夢見て浮かれている明青学園野球部員を一生後悔させると言い、世間の笑いものなるところをこの目で見せてくれという柏葉英二郎のセリフです。
もう少しまて・・・くだらん夢をみてうかれてるやつらに、一生悔いを残させてやる。明青野球部が世間の笑い者になるんだ。ちゃんとこの目でみせてくれ。
柏葉英二郎の名言③「だが、これだけは覚えておけ…」
柏葉英二郎の名言に「だが、これだけは覚えておけ…」があります。明青学園野球部員に対して、お前らと仲良くやるつもりはない、お前らを煮て食おうが焼いて食おうが俺の勝手だと言い、横暴な振る舞いをします。
だが、これだけは覚えておけ。おれはおまえらと仲良くやる気はない。期間はわからんが・・・一任された以上、おまえらを煮て食おうが焼いて食おうがおれの勝手だ。いいな!
柏葉英二郎の声優
アニメ『タッチ』の柏葉英二郎の声優を担当したのは、田中秀幸さんです。田中秀幸さんはさまざまな役を演じてきた声優で、アニメ『サザエさん』では2019年から3代目フグ田マスオ役を担当しています。テレビ番組でも多くのナレーションを務めている田中秀幸さんのプロフィールと主なアニメ出演作品をみていきます。
田中秀幸のプロフィール
- 名前:田中秀幸(たなか ひでゆき)
- 誕生日:1950年11月12日
- 身長:172cm
- 出身:東京
- 最終学歴:桐朋学園芸術短期大学
- 趣味:旅行、テニス、ゴルフ
- 血液型:B型
田中秀幸の主な出演作品
- 『バキ』のマホメド・アライ役
- 『トリコ』のアカシア役
- 『ONE PIECE』のドンキホーテ・ドフラミンゴ役
- 『カードキャプターさくら』の木之本藤隆役
- 『SLAM DUNK』のナレーション、木暮公延役
- 『笑ゥせぇるすまん』の目茂麻太郎役
- 『陽あたり良好!』の坂本役
- 『めぞん一刻』の音無惣一郎役
- 『キャプテン翼』のロベルト本郷役
- 『ドカベン』の山田太郎役
柏葉英二郎に関する感想や評価
個人的に『タッチ』は三年生の時の話が好き。柏葉英二郎さんだったかな。サングラスかけた監督代理の。あの人が好きすぎるの。
— 二邨あたる (@NimuraAtaru) July 28, 2019
「ああいう風にしか生きられない不器用さ」が達也と似ていて、とても愛しくなる。
あんまり話すと長くなっちゃうし、映画作を観た後にちょいちょい呟いていこう。楽しみ。
『タッチ』は上杉達也が高校3年生の時の話が好きであるというコメントが寄せられています。柏葉英二郎の不器用な生き方が達也と似ていて、とても愛おしくなるという感想をもたれています。
タッチは最終的に柏葉英二郎が一番好きになるぜ、マジで。
— レモハチ (@lemohati) December 14, 2019
んで柏葉英一郎が一番嫌いになる。
『タッチ』の柏葉英二郎が最終的に一番好きになり、兄の柏葉英一郎が一番嫌いであるというコメントが寄せられています。『タッチ』には多くの魅力的なキャラクターが登場しますが、キャラクターで柏葉英二郎が一番好きだというコメントが多くみられます。柏葉英二郎は復讐のために明青学園野球部にやってきましたが、本当は野球を憎み切れず、達也たちを甲子園へ導く様子に魅力を感じた人が多くいたようです。
柏葉英二郎(タッチ)
— T-中日 (@tt66650754) January 28, 2019
この人の登場でストーリーが一気に面白くなる
最初はただのヤバい893かと思ったけど兄の事故の濡れ衣着せられたりといろいろ可哀想な人
達也がお見舞いに来るシーンで達也の「りんごですよ」からの「夏は好きなんですよ」のとこは胸熱 pic.twitter.com/ru0DRfheTF
『タッチ』は柏葉英二郎の登場で物語が一気に面白くなると柏葉英二郎を評価するコメントが寄せられています。また目の手術のために入院している柏葉英二郎のお見舞いに上杉達也が訪れた際、ウイニングボールを「りんごですよ」と言って手渡し、柏葉英二郎が「夏は好きなんですよ」という場面では胸が熱くなるという感想をもたれています。柏葉英二郎は和也が亡くなった後に登場し、『タッチ』の物語を盛り上げた重要な人物です。
柏葉英二郎の過去まとめ
『タッチ』に登場する柏葉英二郎の過去についてまとめました。柏葉英二郎は過去の出来事から明青学園野球部に恨みをもっていましたが、結果的に明青学園野球部員を甲子園に行けるチームへと鍛え上げ、甲子園出場の夢を果たします。柏葉英二郎は『タッチ』の物語において欠かすことのできない人物です。『タッチ』をご覧になって、柏葉英二郎の魅力を改めて確認してみてはいかがでしょうか?