【金田一少年の事件簿】桜樹るい子とは誰？学園七不思議殺人事件や声優情報も

桜樹るい子とは『金田一少年の事件簿』の「学園七不思議殺人事件」に登場するキャラクターです。『金田一少年』とはミステリー漫画で、「学園七不思議殺人事件」では金田一一が通う学校で起きた殺人事件が描かれています。ここではまず、『金田一少年の事件簿』について詳しく紹介します。

『金田一少年の事件簿』とは、1992年から2017年まで週刊少年マガジンで連載されていた少年漫画です。作画は『探偵学園Q』などで知られるさとうふみやが担当しています。2018年からは37歳になった金田一一を描いた『金田一37歳の事件簿』が連載されています。『金田一少年の事件簿』は人気シリーズで、何度も実写ドラマ化やアニメ化を果たしています。

『金田一少年の事件簿』の金田一一は、不動高校に通う高校2年生です。祖父は金田一耕助でIQ180の天才です。金田一一は事件に遭遇するたびに祖父譲りの頭脳によって事件を解決に導き出します。ヒロインとしては幼馴染の七瀬美雪が登場します。基本的に一つ一つの事件を解決していくのですが、宿敵として高遠遙一など凶悪な犯罪者も登場します。

桜樹るい子とは、不動高校のミステリー研究会の会長です。『金田一少年』の「学園七不思議殺人事件」に登場しました。不動高校の3年生で、金田一一の先輩です。黒髪の美女で、色気のある雰囲気が特徴的です。アダルトな発言をすることもあります。「学園七不思議殺人事件」では事件を解決するためのキーパーソンにもなりました。

「学園七不思議殺人事件」は、『金田一少年の事件簿』の4巻から5巻に収録されています。原作の中でも初期の事件です。しかしドラマやアニメでは1話の最初の事件として描かれました。登場人物は学校の生徒や先生のみで、生徒が殺害される回でもあります。また、殺人事件だけでなく人間関係の歪みなどもリアルに描かれています。

恐ろしい場面が多くあり、読者の中には「学園七不思議殺人事件」がトラウマになったという方もいました。『金田一少年の事件簿』のトラウマ回として必ずその名前が上がるほどです。

金田一一が通う不動高校には七不思議がありました。七瀬美雪は友達から七不思議について聞いていました。七不思議の7つ目を知ってしまうと、旧校舎に住んでるといわれる放課後の魔術師に殺されるという恐ろしい噂です。七瀬美雪がそんな噂を聞きながら屋上に行くと、金田一一に会いました。金田一一は自分の代わりに宿題をやってほしいと頼みますが、断られてしまいます。

そこにミステリー研究会の桜樹るい子が突然登場します。桜樹るい子は金田一一の隠れた才能を見抜いていました。そして自分が宿題をする代わりに、不動高校の七不思議の謎を解いて欲しいと頼みます。その放課後、桜樹るい子から依頼された金田一一と七瀬美雪はミステリー研究会に行きました。ミステリー研究会には個性的なメンバーが揃っていました。

互いに何か確執がありそうな関係性に、金田一一は奇妙に思います。ミステリー研究会のメンバーは桜樹るい子が用意したという暗号を考えていましたが、なかなか解けません。これを解かなければ合宿に参加できないため、ミステリー研究会のメンバーは頭を悩ませていました。そんな暗号を金田一一は合宿の日程だと言ってすぐに解いてしまいました。

その様子を見ていた桜樹るい子は拍手をします。そして早速七不思議についての話を始めました。実は七不思議に登場する放課後の魔術師から脅迫状が校長先生の元に届いたというのです。放課後の魔術師は旧校舎を取り壊すのであれば7つの呪いが降りかかるという脅迫をしていました。そこでミステリー研究会が全ての謎を解き明かすことにしたのです。

しかし、顧問の先生は七不思議の一つを知ろうとして行方不明になった生徒がいると言います。それでも桜樹るい子は調査に細心の注意を払うという約束で七不思議の調査を開始しました。桜樹るい子は七不思議に関する資料を金田一一に渡します。その日の夜、桜樹るい子が資料をまとめていると地震が発生します。これにより、桜樹るい子はあることに気づいてしまいます。

七不思議の謎が分かってしまった桜樹るい子は、その証拠となるものを金田一一に見せようと夜中に呼び出しました。しかし、ミステリー研究会の部屋に行っても桜樹るい子はいません。パソコンが起動したまま、「七つめの扉を開けし者、儀式の生贄となる」という放課後の魔術師のメッセージだけが残されていました。

すると部屋には続々とミステリー研究会のメンバーが集まります。皆は桜樹るい子ではなく男の声の電話に呼び出されたと言いました。不思議に思っていると、部屋に警備員が怒鳴りながら入ってきます。皆は警備員に妙な電話があったのだと相談します。何か嫌な予感がした金田一一は、警備員と共に旧校舎を調べることにしました。

すると窓の向こうの生物室に明かりがついているのを見つけます。よく見るとその部屋には桜樹るい子が吊るされており、横には放課後の魔術師らしき人物が立っていたのです。金田一一と警備員は急いで生物室に向かいましたが、七不思議の一つである開かずの生物室といわれているだけあり、なかなか扉は開きません。

騒動を聞きつけた皆があつまり、やっとのことで生物室の扉が開くとなぜか桜樹るい子はいなくなっていたのでした。窓の鍵は全て内側からかけられており、密室状態だったにも関わらず桜樹るい子の死体と放課後の魔術師は消えてしまいました。

アニメ『金田一少年の事件簿』で桜樹るい子役を演じている声優は篠原恵美です。篠原恵美とは、1963年8月8日生まれの声優です。81プロデュースという声優プロダクションに所属しています。テレビアニメや吹き替え声優としてだけでなく、顔出し出演することもあります。テレビアニメでは、母親やお姉さん役の声優をすることが多くあります。

声優の篠原恵美の主な出演作品には、『美少女戦士セーラームーン』のセーラージュピター役、『カードキャプターさくら』の観月歌帆役、『しましまとらのしまじろう』の縞野さくら役、『風の少女エミリー』の風おばさん役、『魔術師オーフェン』のアザリー役、『マリア様がみてる』の水野蓉子役、『鉄のラインバレル』のユリアンヌ・フェイスフル役などがあります。

『金田一少年の事件簿』に登場する女性キャラクターの中でも桜樹るい子はとても人気です。独特な色気を持っているキャラクターなので、特に男性に人気のようです。死んでほしくなかったと残念がっている方もたくさんいました。

『金田一少年の事件簿』は何度かドラマ化されているのですが、特に堂本剛が主演のドラマは人気が高いです。原作に忠実なので、恐ろしさもそのまま演出されています。そのため、ドラマで「学園七不思議殺人事件」を観た方はトラウマになったという方が多いようです。桜樹るい子の死亡シーンは衝撃的だったと当時を思い出している方もいました。

『金田一少年の事件簿』のヒロインである七瀬美雪よりも魅力的なキャラクターとして桜樹るい子を推している方もいました。美しくて尚且頭の良いキャラクターなので、もし生きていたら七瀬美雪と金田一一を取り合うライバルになっていたのではいかという方もいました。

ミステリー研究会の桜樹るい子は『金田一少年の事件簿』のキャラクターの中でも美人で聡明なので人気があります。また大人の色気があり個性的なキャラクターなので未だに覚えているという方もいました。しかし残念ながら「学園七不思議殺人事件」のストーリーの中で殺されてしまいます。

殺されてしまったことが本当にショックだったという方も多いようです。桜樹るい子は原作漫画では4巻から5巻、アニメやドラマでは1話から登場するのでぜひその活躍を見てみて下さい。