【十二国記】楽俊の人間時の姿がイケメン?陽子との関係や名言・声優情報も

ここでは大人気作品『十二国記』に登場するキャラクター、楽俊について紹介していきます。普段のネズミの姿から、イケメンだと話題の人間時の姿について。また『十二国記』の主要キャラクターである陽子との関係。多くのファンの心を打ったかっこいい名言やアニメ『十二国記』で楽俊の声を担当した声優情報まで一気に見ていきましょう。楽俊について知れば、壮大な『十二国記』の物語をより楽しむことができます。

【十二国記】楽俊の人間時の姿がイケメン?陽子との関係や名言・声優情報ものイメージ

目次

  1. 十二国記の楽俊とは?
  2. 十二国記の楽俊の人間時の姿は?陽子との関係も紹介
  3. 十二国記の楽俊のかっこいい名言集
  4. 十二国記の楽俊の声優
  5. 十二国記の楽俊に関する感想や評価
  6. 十二国記の楽俊まとめ

十二国記の楽俊とは?

楽俊は『十二国記』に登場するネズミの姿をしたキャラクター。彼は重苦しい展開が続く『十二国記』という物語において、主人公のみならず読者にとっても救いとなる存在です。『十二国記』ファンが『十二国記』を知らない人に作品を勧める際、「苦しいシーンが続くけれどもとにかく楽俊が出るまで見て欲しい」という勧め方をするほど重要視されている楽俊。

彼は一体どのようなキャラクターで、どんな部分にファンは救われているのでしょうか?『十二国記』の楽俊について詳しく見ていく前に、まずは『十二国記』という作品について確認しておきましょう。

十二国記の作品情報

十二国記の概要

『十二国記』は小説家・小野不由美が生み出した、中華風の異世界を舞台とするファンタジー小説です。『十二国記』シリーズは当初、ライトノベル系レーベルである講談社X文庫ホワイトハートからシリーズが発行されていましたが、後に読者層が成人層に広がったため新潮社に移籍。新潮文庫から『十二国記』シリーズが刊行されることになりました。

2019年12月時点で刊行されている『十二国記』シリーズの書籍は短編集を含め『魔性の子』『月の影 影の海』『風の海 迷宮の岸』『東の海神 西の滄海』『風の万里 黎明の空』『丕緒の鳥』『図南の翼』『華胥の幽夢』『黄昏の岸 暁の天』『白銀の墟 玄の月』となっています。2002年4月にはテレビアニメ『十二国記』がNHKで放送開始。その他ドラマCD化など、様々なメディアミックスも展開されました。

十二国記のあらすじ

続いて『十二国記』のあらすじを紹介します。中嶋陽子は、日本で暮らす平凡な女子高生。ある日彼女の前に「ケイキ」と名乗る男が現れ、陽子のことを主と呼んで一方的に謎の盟約を結ぼうとします。その時見たこともない異形の獣が現れ、陽子を襲撃。ケイキはわけがわからず混乱する陽子を連れて獣を躱し、彼女を異世界へと連れ去りました。陽子はケイキから扱えもしない剣を渡され、1人見知らぬ世界に放り出されてしまいます。

異形の獣「妖魔」が存在する不思議な世界は、文化も暮らす人々の考え方も安全性も何もかもが日本とは違う過酷な場所でした。世界には12の国があり、それぞれに国を治める王がいます。王を選ぶのは麒麟で、王が道を誤ると麒麟が病み、国には妖魔がはびこってしまうのです。陽子は右も左も分からない不安な状態で十二国の世界を彷徨い、獣の襲撃や人々の裏切りに苦しみながら、元の世界に帰る方法を模索します。

楽俊のプロフィール

『十二国記』に登場する楽俊は、十二国の1つ巧州国内陸部にある淳州安陽県鹿北で母親と共に暮らしていたネズミの半獣です。年齢は初登場時で22歳。姓名は張清です。楽俊は心優しい性格で正直者。困っている人を放っておけないお人好しで、陽子ともお人好しが発揮された結果知り合いました。

非常に頭が良く優秀なのですが、巧国では半獣が差別の対象になっているため、役人になるために良い学校に行くことも、給田を受けることもできません。また半獣は雇ってもらえないため職に就くこともできず、楽俊は母と2人で厳しい生活を余儀なくされていました。陽子と出会って半獣への差別がない雁州国に行くことになり、雁国に辿り着いてからは延王らの助力を得て雁国の大学に通うようになります。

小野不由美「十二国記」新潮社公式サイト

十二国記の楽俊の人間時の姿は?陽子との関係も紹介

楽俊の人間時の姿がイケメン?

『十二国記』に登場する楽俊はネズミの姿をしていますが、獣ではなく半獣です。半獣とは文字通り、半分獣ということ。もう半分は人間で、人間の姿を取ることもできます。差別されるのを防ぐために人間の姿で生活する者、日々のほとんどを獣の姿で過ごす者と分かれますが、楽俊は後者のタイプ。獣姿であれば衣服代が節約でき、肩も凝らず楽であるため基本的に獣姿でいます。

さすがに王や麒麟など貴人の前で裸同然の獣姿でいるのは失礼にあたるため、延王や雁国の麒麟である延麒と公式な場で対面する際は、人間の姿になります。アニメ『十二国記』で楽俊が人間姿を披露した際は、爽やかな顔立ちのイケメンだと話題になりました。ネズミの楽俊がイケメンな男性になることを知り、一気に楽俊のファンになったという人も少なくありません。

楽俊と陽子の関係

人間姿が予想外にイケメンだったということで話題となった『十二国記』の楽俊ですが、彼の一番の魅力は人間姿の顔立ちがイケメンなことではありません。楽俊は性格もイケメンなのです。『十二国記』劇中の陽子との交流を通して楽俊がいかにイケメンであるのかがわかりますので、ここからは楽俊と陽子の関係を詳しく見ていきましょう。

突然見知らぬ世界に放り出された陽子は、繰り返し妖魔からの襲撃に遭い、出会った人々から裏切られ、体力的にも精神的にも疲弊していました。陽子が力尽き行き倒れていたところに現れたのが、楽俊です。楽俊は陽子を自分の家に連れて帰り、そこで彼女を介抱しました。しかし救われたものの、陽子は楽俊に気を許そうとはしませんでした。度重なる裏切りに、陽子は他者を信じることができなくなっていたのです。

楽俊は陽子が自分を信用していないことに気づいていましたが、そのことで陽子を責めることも見捨てることもしませんでした。楽俊は陽子に、雁国なら別世界から来た「海客」と呼ばれる人間を差別せずに受け入れてくれることを教え、彼女に雁国に向かうよう促します。そして陽子1人では心配だということで、共に雁国までついていくことにしました。

道中、陽子と楽俊は妖魔の襲撃を受けます。周囲にいた多くの人が襲われ、楽俊も混乱の中で気絶してしまいました。そこに騒ぎを聞きつけた衛士が駆け寄ってきます。陽子は悩みました。

海客として巧国に追われている陽子。目覚めた楽俊が陽子の存在を衛士に話してしまえば、陽子は掴まってしまうかもしれません。楽俊にとどめを刺してこの場を離れれば、陽子の身の安全は確保できます。陽子は過ぎった考えを振り払い、楽俊をその場に残して逃げました。

後日、何とか雁国に到着した陽子は楽俊と再会します。楽俊は陽子より先に雁国に到着し、陽子を待っていたのです。陽子は楽俊に全てを話し懺悔しました。それに対して楽俊は、陽子に信じてもらいたいのは自分の勝手であり、陽子が楽俊を信じないのは陽子の問題で、自分が陽子を恨むことはないと告げます。陽子は楽俊に心を開き、以降陽子にとって楽俊は最も信頼できる親友になりました。

十二国記の楽俊のかっこいい名言集

楽俊の名言①「そんなのは、本人がどれだけ努力したか…」

そんなのは本人がどれだけ努力したかの問題だろ?神様に願ってどうするんだ。試験なら勉強すれば受かる。金なんてのは稼げば貯まる。何をお願いするんだ?

『十二国記』劇中の楽俊の名言その1です。雁国への旅の道中、陽子は楽俊から十二国に関する様々な知識を教えてもらっていました。その中で十二国の神様に対する考え方の話になります。日本には「神頼み」という言葉があり、豊作や受験合格、金運アップなど様々なことを祈願します。しかし十二国では、神頼みは一般的ではないようです。

作物は天気が良くて人間がきちんと世話をしていれば豊作になる。天気が良いかどうかは神様が動かすことではない。そして試験に受かるかどうかやお金がたまるかどうかは、本人の努力の問題だと楽俊は言います。実際に楽俊は貧しく勉強などできるような状態ではなかったにも関わらず、自身の努力だけで勉学に励み、豊富な知識を手に入れました。楽俊が言うからこそかっこいいと感じる『十二国記』劇中の名言です。

楽俊の名言②「でも、陽子を見捨てて…」

でも陽子を見捨てて危険じゃない所にいるより、陽子と一緒に危険なところに行く方が、自分にとって値打ちが有ることだと思ったんだ。

『十二国記』劇中の楽俊の名言その2です。陽子は自分のせいで楽俊を危険な目に遭わせてしまったことを申し訳なく思っていました。しかし楽俊はそんな陽子に、気にすることはないのだと声をかけます。陽子を見捨てれば、確かに楽俊が危険な目に遭うことはなかったでしょう。

しかし楽俊は陽子と一緒に危険な場所に行くほうが、自分にとって値打ちがあることだと思ったのです。自分の決断の責任は自分で取り、決して人のせいにはしない。言葉にするのは簡単ですが、実際にそう生きるのは難しいものです。当然のように口にする楽俊がかっこいい『十二国記』劇中の名言でした。

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十二国記の楽俊の声優

ここからは、アニメ『十二国記』で楽俊の声を担当した声優について紹介していきます。担当声優が楽俊を深く理解し声を当てたことにより、楽俊はアニメで初めて『十二国記』を知ったというファンからも高い人気を得ることになりました。アニメ『十二国記』で楽俊を担当した声優は、原作小説『十二国記』のPV映像でナレーションを担当しています。まずは『十二国記』のPV映像をチェックしてみてください。

鈴村健一のプロフィール

アニメ『十二国記』で楽俊の声を担当した声優は、鈴村健一です。鈴村健一は1974年9月12日生まれでA型。株式会社インテンションの代表取締役であり、同社に所属する声優・ナレーター・歌手でもあります。配偶者は声優・歌手・女優として活躍する坂本真綾。愛称は「スズ」「スズケン」です。

アニメ『十二国記』では、楽俊のネズミ姿時のちょっと舌足らずな喋り方と、人間姿時の爽やかで聡明さが滲み出る喋り方を見事に使い分け、楽俊をより魅力的でかっこいいキャラクターに仕上げていました。

鈴村健一の主な出演作品

鈴村健一はアニメ『十二国記』の他に『スパイラル 推理の絆』(鳴海歩)、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(シン・アスカ)、『いちご100%』(真中淳平)、『銀魂』(沖田総悟)、『D.Gray-man』(ラビ)、『うたの☆プリンスさまっ♪』(聖川真斗)、『黒子のバスケ』(紫原敦)、『おそ松さん』(イヤミ)、『鬼滅の刃』(伊黒小芭内)などに出演しています。

十二国記の楽俊に関する感想や評価

『十二国記』にはたくさんのキャラクターが登場しますが、その中でも楽俊は特に人気です。それは楽俊が成熟した考えを持っており、生き方や名言を通して、『十二国記』原作本読者やアニメ版視聴者に多くの大切なことを教えてくれるからでしょう。

アニメ版『十二国記』で楽俊の声優に鈴村健一を当てたことを評価するコメントです。楽俊の動物的な可愛らしい喋り方と、しっかりとした考えを持つかっこいい大人の人間の喋り方を、鈴村健一はアニメ『十二国記』内で見事に表現していました。

人間姿の楽俊のイケメンさに衝撃を受けているコメントです。『十二国記』の中で楽俊は特にかっこいい大人な考え方をしていますが、まさか人間姿までイケメンでかっこいいとは思っていなかった人は多いです。

『十二国記』の楽俊のような男になりたいという男性のコメントです。同性から見てもかっこいい男だと評価されている『十二国記』の楽俊。真にかっこいいのは聡明で他者を気遣える心がある者なのだということを教えてくれます。

『十二国記』の楽俊のような友人が欲しいというコメントです。ネズミ姿の時はかわいく、人間姿の時はイケメンでかっこいい楽俊のような友人が欲しいという『十二国記』ファンはかなり多いです。

アニメ『十二国記』を見た人の、鈴村健一演じる楽俊が素敵だったというコメントです。鈴村健一の見事な演技は楽俊ファン、ひいては『十二国記』ファンの獲得に大きく貢献しました。

『十二国記』における楽俊と陽子の関係は、読者・視聴者が羨ましく感じる理想の親友です。辛い時に連絡を取り合い、悲しいことを共有して慰め合うのではなく、背伸びして前向きな部分を報告し励まし合って一緒に前に進む、というところが素晴らしいです。

その人柄から『十二国記』に登場する重要キャラたちに好かれている楽俊。陽子はもちろん、雁国の延王と延麒、また先の芳極国芳王の娘・祥瓊も楽俊に恩があり、彼を慕っています。王族や麒麟など、貴人たちからも一目置かれている楽俊に感心している『十二国記』ファンは多いです。

『十二国記』劇中に登場する楽俊の名言は、どれも人の心を打つ素晴らしいものばかり。彼の言葉は『十二国記』という物語に深みを与えています。『十二国記』の小説やアニメを見て、自分にとって一番心に響く楽俊の名言を探してみるのも良いでしょう。

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十二国記の楽俊まとめ

『十二国記』に登場する楽俊のプロフィールやイケメンな人間姿について、また陽子との関係やかっこいい名言、アニメ版の担当声優などをまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか?楽俊は辛い経験ばかりして自棄になった陽子を導いてくれる重要でかっこいいキャラクターでした。楽俊から学べることはとても多いです。ぜひ小説『十二国記』やアニメ『十二国記』を見て、楽俊の生き方や考え方に触れてみてください。

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