2020年02月24日公開
2020年02月24日更新
【蒼穹のファフナー】羽佐間カノン(カノン・メンフィス)とは何者?最後や声優は?
放送当初は敵だったキャラが味方になるという作品は数多くありますが、その中でもファンに強く愛されていると言われるのはなんといっても「蒼穹のファフナー」に登場した羽佐間カノン(カノン・メンフィス)といわれています。かわいい見た目に反して、主人公たちにも負けない強さを誇る羽佐間カノン(カノン・メンフィス)ですが、その最後はとても感動的なものです。彼女の声を担当した声優もここでは合わせて紹介していきます。
目次
羽佐間カノンが登場する蒼穹のファフナーとは?
出典: http://psumma.jp
最終回を迎えたにも関わらず、多くのファンから人気を維持している羽佐間カノン(カノン・メンフィス)が登場する「蒼穹のファフナー」です。ここではこの作品について深く掘り下げ、まとめています。羽佐間カノン(カノン・メンフィス)を生み出した蒼穹のファフナーという作品を知る事でさらに羽佐間カノン(カノン・メンフィス)を理解する事が可能です。
また、それだけでなくカノンの声を担当している声優がこれまでにどういった作品に登場していたかなどもまとめていきます。カノンのかわいい感じがどのようにして生み出されているのかなどもチェックしてください。かわいい、けれどきちんと戦闘でも戦える強さを持った女性として描かれているカノンについてここでは詳しくまとめています。
蒼穹のファフナーの概要
2004年7月から12月にテレビ東京系列にて放送されていたのが「蒼穹のファフナー」です。ロボットをテーマにした作品でありながら、機動戦士ガンダムとは全く違ったベクトルで作成されたアニメ作品として当時から注目を集めている作品です。また、キャラクターデザインをしているのが機動戦士ガンダムSEEDを担当していた平井久司という事もあり、ガンダムファンの間でも話題となっていました。
その他にも作品の監督を務めているのが「機動戦士Ζガンダム」や「機動戦艦ナデシコ」など有名作品に数多く触れている羽原信義であったこと、またロボットアニメにもかかわらず「少年少女」や「地球の島」という現実世界に近しいものがキーワードとなっている事から、遠い未来や空想の世界というよりも近未来の出来事として感情移入がしやすい作品です。
また、蒼穹のファフナーはその人気の高さから「蒼穹のファフナー」「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」「蒼穹のファフナー EXODUS」と数多くの続編が作られています。また、劇場版にて「蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH」という映画も作られています。斬新なキーワードで作られていたオリジナルロボットアニメであったにもかかわらず、多くのファンを作り上げている作品として現在も愛されている作品となります。
その他にも蒼穹のファフナーは人気の高さから小説としても販売されているだけでなく、パチンコなどでも姿を見るようになっている事から認知度はロボットアニメ好きだけではなく、多くの世代に知られていると考えられます。2019年にはOVA「蒼穹のファフナー THE BEYOND」も放送され、現在までに6話まで上映されています。全12話の予定という事なので2020年も蒼穹のファフナーファンは期待に胸躍る状態です。
蒼穹のファフナーのあらすじ
太平洋に浮かぶ孤島・竜宮島には、平和な時が流れていました。そんなある日、島の少年達はラジオから流れてきた不可思議な声に耳を傾けていました。その声はただのラジオの放送事故と考えられ、少年達は深く考える事がありません。それから数年の時が経った西暦2146年、平和な竜宮島に突如侵略者が現れます。それは未知の生命体といわれている「フェストゥム」でした。彼らの侵略により、平和は突如として地獄へ姿を変えます。
しかし、この竜宮島に住む大人達はこの「フェストゥム」に対抗するために作り出された組織「アルヴィス」に属する者達でした。平和だった島は「フェストゥム」に対抗するための武装要塞へと姿を変え、死力を尽くした抵抗戦が始まるのです。そんな中、型決戦兵器・“ファフナー”の操縦士になる予定の人物が死亡してしまう事件が発生し、急遽「真壁一騎」が実戦投入という形で操縦士に選ばれてしまいます。
真壁一騎は何も分からないまま幼馴染の皆城総士と共にファフナーに乗り込みます。平和を取り戻すためにと信じて戦いに出た一騎でしたが、その目に映ったのは恐るべき真実でした。それは自分が学んだ知識とは異なった真実で、祖国である日本が既にフェストゥムによって滅ぼされていた事、人類は既に全滅の一途をたどっているという事でした。こうして少年達は訳も分からないままに人類存亡の大きな戦いの渦に巻き込まれていきます。
また「フェストゥム」との戦いだけでなく、同じく手を取り合う必要があるはずの人類が作り出した人類軍とも対立する事となってしまった少年達は、自分達の平和を取り戻すために様々な戦いを余儀なくされてしまいます。そんな中で失ってしまう多くの命とも向き合う少年少女達を待ち受けている未来は、はたして希望なのか絶望なのかを誰も知る事はできないのでしょう。
羽佐間カノン(カノン・メンフィス)とは何者?
少年少女をテーマとしたロボットアニメ「蒼穹のファフナー」ですが、その中でも【元々敵】という位置に属していたキャラが存在します。それが羽佐間カノン(カノン・メンフィス)です。多くの作品で元敵という立場で味方になったキャラは嫌われがちですが、カノンに関しては多くのファンが最終回を迎えた今も愛されているのです。それはカノンがどういった人物かを知る事で納得する事ができます。
ここではそんな羽佐間カノン(カノン・メンフィス)がどういった人物なのか、なぜ最終回を迎えている作品のキャラにもかかわらずいまだにファンが多いのかなどをまとめていきます。また、なぜ元々敵だったカノンが主人公達の味方になったのかなども合わせてまとめていきますのでチェックしてみるといいかもしれません。
羽佐間カノンのプロフィール
羽佐間カノン(カノン・メンフィス)は、主人公である一騎達とは違い、普通の人間として生まれた少女です。フェストゥムによってアイルランドにある故郷が滅ぼされてしまい、失意のどん底にいる際に新国連人類軍に助けられた事により、新国連人類軍のファフナー・ベイバロン・モデルのパイロットとして勤めていました。戦闘の強さなどは一般軍人よりも上とされています。
- 誕生日:5月27日
- 年齢:14歳
- 血液型:AB型
- 身長:165cm(1期時)
- 体重:49kg(1期時)
- CV.小林沙苗
またカノンは好きな食べ物なども作品の中で紹介されています。その1つに「飴」とあるのですが、なぜ飴が好きになったのか深くは描かれていません。しかし、その事を知ってか知らずか主人公の一騎は、カノンへ飴をプレゼントしています。この事はのちのカノンの最後でもある回で重要になってくるポイントとなり、またカノンがどれほど一騎に淡い恋心を抱いていたのか知る事ができるので覚えておくと作品をより楽しむ事ができます。
羽佐間カノンのかわいい性格
新国連人類軍に所属していた羽佐間カノン(カノン・メンフィス)は、命令に忠実に行動する機械のように描かれていました。その事もあり、当初は冷酷無比なのではないのだろうかと考えられていました。実際に最初は軍人口調で淡々と話をする姿も描かれていました。しかし、竜宮島にて一騎や羽佐間容子などの多くの「人間」に触れていくうちに人間性を取り戻していき、人間としての強さも身に付けていきます。
そのおかげもあり、後半では少女らしいかわいい仕草や話し方を垣間見る事ができるようになります。また、かわいいだけでなくとても仲間想いの優しい強さを持った心の持ち主である事も判明してきます。仲間を心配するあまり、自分を犠牲にしてでも守ろうとする場面なども描かれている事からファンの間でも印象が変わったと感じる人が多かったとされています。
また「少年少女」をキーワードにしている作品という事もあり、注目されるのが主人公の一騎や他のメンバーの「恋」です。やはり思春期の少年少女が中心となって描かれている作品でもありますので、誰かが誰かを好きになるシーンも描かれています。それはもちろんカノンもですが、カノンが恋心を抱いているのは一騎になります。ですが一騎はなぜかカノンに辛辣になってしまう事が多いため、やきもきしている視聴者も多かった筈です。
それ以外にも一騎の恋心は、カノンとは別の女の子に向けられているのがはっきりします。この事はカノン自身も気づいているので、静かに自分の恋心に蓋をしてしまいます。戦士としての強さを誇りながらもそんないじらしさがファンの間ではとてもかわいい存在として認識されています。また、人間として成長した事によりかわいい性格へと変貌していくカノンの姿に、一騎は一部のファンから不評を買ってしまったという噂もあります。
羽佐間カノンはアルヴィスへ
羽佐間カノン(カノン・メンフィス)は元々新国連人類軍に属する存在でした。この新国連人類軍はアルヴィス同様にフェストゥムと戦うために人類が作り上げた組織ではありますが、人類の害となるものは一掃するべきと考える超過激派組織ともいえます。羽佐間カノン(カノン・メンフィス)は自分の故郷が滅ぼされた際にこの人類軍に拾われた戦争孤児であり、アルヴィスを滅ぼすためのスパイでした。
竜宮島に潜入したのも人類軍からの命令で、カノン以外にも数多くの人類軍の兵が侵入していました。しかし、竜宮島を殲滅させる作戦が実行するとなり、人類軍は撤退命令が出されます。カノンもその際に撤退する予定ではありましたが、上層部から言い渡された命令は「竜宮島ともども自爆しろ」というものでした。戦場に自分自身の死に場所を探していたカノンはその命令に意を唱える事もなく素直に引き受けます。
しかし人類軍にいた時と違い、「自分で考え」「自分で行動する」という当たり前の状態に混乱を強いられながらも成長していった結果、自分の意志でアルヴィスに残る決心をします。元々カノン・メンフィスとして生活していたのですが、彼女自身がアルヴィスの人間となる事を決断した際に、アルヴィスのファフナー開発研究を担当していた羽佐間容子の養子となり、羽佐間カノンとなるのです。
当初は竜宮島のファフナーパイロットとして一騎達と共に戦っていたカノンですが、ベイバロン・モデルが破損してしまった際に一旦はパイロットを引退します。その際には養母である羽佐間容子からメカニックとしての知識を学び、メカニックとして一騎達の支えとなります。しかし、自分を先生と慕ってくれる後輩パイロット達がSDPを発症していく姿を見て、仲間を守るために再度パイロットへ復帰する事になるのです。
羽佐間カノン(カノン・メンフィス)の最後
見た目もかわいい、性格も優しいという事もあり、多くのファンが出来た羽佐間カノン(カノン・メンフィス)ですが、実は仲間のためにその命を失ってしまいます。どれだけ人間として成長したとしても、仲間のためなら自分自身の犠牲はいとわないという考え方こそが、カノンがパイロットとして前線に立てる大きな強さなのだと考えられています。
また、ここではどうしてそうなってしまったのかという点に着眼点を置いていきます。あれだけの仲間に愛されていながらも、最後を迎える事になってしまった理由や羽佐間カノン(カノン・メンフィス)自身が抱いた思いなどもここではまとめていきます。そしてその最後を知る事でカノンの生涯が不幸ではなかったという事を知る事ができます。
最後①肉体の疲弊
アルヴィスにて一騎達と共に戦う事を決めた羽佐間カノン(カノン・メンフィス)ですが、SDP(同化現象)と呼ばれる症状を発症してしまう事態に陥ります。これは羽佐間カノン(カノン・メンフィス)だけでなく、主人公の一騎などにも発症している症状で、蒼穹のファフナーにおいてはとても重要なポイントになります。この症状は人によって異なってきます。
羽佐間カノン(カノン・メンフィス)の場合は、今までに確認されていた症状とは全く異なる「新同化現象」と呼ばれるものでした。また、進行速度も速いとされています。羽佐間カノン(カノン・メンフィス)の症状は自分自身の質量、つまり体重が徐々に減少していくというものでした。羽佐間カノン(カノン・メンフィス)は発症から約1か月後には体重が【21g】にまで減少してしまうほど症状の進行が速いものでした。
症状進行が速いもっともな理由として、羽佐間カノン(カノン・メンフィス)の同化現象が「未来予知」というものであったためとされています。ファフナーに乗っている乗っていない関係なしにランダムで未来を予知する事ができるようになってしまいます。また、機体に乗っている際にはある程度の時間系列を確認する事ができるために、仲間を守るためその未来を「防ぐ」という途方もない攻防をたった1人で行っていました。
その事も災いしてしまい、羽佐間カノン(カノン・メンフィス)の進行は他のSDP発症者よりも早くなってしまったものと考察できます。仲間を守るために「滅びしかない」竜宮島を生き延びる未来に修正するための戦いを経て、最終的には肉体を酷使し続けてしまい、光の粒子となって消えてしまう最後を迎えます。
最後②好きだよ、一騎
SDPを発症してしまった羽佐間カノン(カノン・メンフィス)は、最初こそ戦闘に参加する事ができていましたが、最終的には体に多大なる代償を受けてしまいます。その限界を迎えてしまったのが灯篭祭りの夜になります。この時は戸籍上で義理の姉にあたる羽佐間翔子への灯篭を容子と共に流した後、主人公である一騎が務めている喫茶店「楽園」へと足を運びます。
すでにお店自体はしまっていたために、そこには誰もいないと考えていた羽佐間カノン(カノン・メンフィス)は窓際の席で一騎からもらった飴玉の最後の1つを食べていました。どれくらいの時間物思いに老けていたのかわかりませんが、気付いた時には対面の席にいないはずの一騎が座っていました。この時に「生きよう、二人で。皆の分も」と羽佐間カノン(カノン・メンフィス)は手を差し出されます。
この時に彼女はこれは自分が見ている「一騎と共に生きる未来」である事を察知します。一騎に恋心を抱いていたカノンとしてはとても嬉しい申し出といえるかもしれませんが、彼女は一騎のその手を取る事はありませんでした。「お前と居られる未来があった、それだけでいいんだ」と伝えたのちに、自分が今までかぶっていた帽子と一騎からもらった飴玉の包み紙を使って3枚の短い文字を残します。
そして最後にはいつものかわいい雰囲気のカノンではなくとても美しい女性として描かれたカノンが「好きだよ、一騎」と口にした瞬間光の中へと消えていく最後が描かれています。蒼穹のファフナーでは数多くの命の最後を描いていますが、カノンの最後は最終回を迎えた現在も「死んでほしくなかった」という声が出るほど儚い強さと美しさが描かれていた最後になります。
自分自身のためでなく大切な人たちのためにその命を終わらせた彼女だからこそ愛されているキャラとなっていると考えられます。また、人間性を取り戻していき成長する彼女の少女特有のかわいい姿も重なり、最後まで戻ってくるのではないかという奇跡を信じたファンが多いです。
そんなカノンですが、実はミールやゴルディアス結晶の中にその意思が強く残っていた事もあり、第三次蒼穹作戦ではミールがカノンの姿を借りて剣司や彗に新たな力を手に入れる手助けをするシーンや第四次蒼穹作戦では絶体絶命のピンチに落ちていた一騎を助けるなどのシーンが描かれています。確かにその肉体は存在しないカノンですが、その仲間を思いやる強さを持った意志は常に仲間のそばにあったのだと実感できます。
羽佐間カノン(カノン・メンフィス)の声優
蒼穹のファフナーでは魅力的なキャラとストーリーが存在しますが、やはりアニメーションとして大きな魅力となっているのが声を充ている声優になります。ここではかわいい、優しいだけでなく仲間を守ろうとする強さも兼ね揃えているカノンの声を担当している声優についてまとめていきます。
小林沙苗のプロフィール
カノンの声優を務めているのは女性声優の小林沙苗になります。女性らしい声質で様々な作品のアニメキャラクターを担当している声優になりますが、アニメ声優としてだけでなく吹き替え声優としても数多くの映画に登場しているベテランともいえます。また、声優として活動する前は地方の劇団に所属していた事もあり、声優デビュー当初から演技力はとても高かったといわれています。
- 年齢:40歳
- 誕生日:1980年1月26日
- 血液型:B型
- 出身地:静岡県浜北市
- 所属:ぷろだくしょんバオバブからシグマ・セブン
- 趣味:洋舞・水墨画・グラフィックデザイン
小林沙苗の主な出演作品
出典: https://festy.jp
小林沙苗は2000年から声優活動を本格的に始めており、活動初年度から名作といえる作品に登場するほど実力派の声優とされています。また、声優のたてかべ和也からもその演技力を認められており、同じ年代の声優よりもベテランといえるクラスの実力を発揮しています。ここではそんな小林沙苗の主演作品をまとめていきます。
- サイボーグクロちゃん:京子役
- それいけ!アンパンマン:コン子ちゃん役
- ヒカルの碁:塔矢アキラ役
- 真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク:サヤ役
- 最遊記RELOAD:金閣&銀閣役
- 創聖のアクエリオン:紅麗花役
- D.Gray-man:アレン・ウォーカー役
小林沙苗はかわいい系のキャラだけでなく、少年などのキャラも担当している事があります。そのため、かわいいだけでなく、しっかりとした力強さを持った声質を演じられるのだと考えられます。カノンが少女でありながら強さを含んだ声をしているのはひとえに小林沙苗の実力ともいえます。
羽佐間カノン(カノン・メンフィス)のファフナー
キャラクターデザインもかわいい、声を担当する声優もかわいい系とかわいい尽くしになっているといえるカノンですが、蒼穹のファフナーの中では主人公達と同じように期待されているファフナーのパイロットに数えられる存在です。ここではカノンが乗っているファフナーについて機能や強さをまとめていきます。
ファフナー①ベイバロン・モデル
人類軍が開発したファフナー機です。機動型に特化した性能で、近距離・中距離戦を担当するパイロットに支給されています。女性パイロットとはリンク相性がいいのか、カラーデザインも赤が多いといわれています。大量生産型機とされているのか、カノン以外にも約200機近く作成されています。
また、生産型機という事もあり、カノンのように近距離戦が得意となるパイロットでも100%の力を発揮するのが難しくなります。女性パイロットとの相性がいい機体ではありますが、全てのパイロットが近距離・中距離戦を得意としているわけではないために、専用機として使われる事がありません。カノンの場合は竜宮島での自爆任務も相まってメイン機として利用していたと考察できます。
ファフナー②マークドライツェン
マークドライツェンはカノン用に開発されたファフナーとなっています。近接攻撃を得意としている機体で、小回りの利いた戦闘を得意とするカノンにしか扱いが難しいといわれている機体になります。また、カノンがSDPを発症後にはただの戦闘機ではなく「未来の可能性を予知する」という全く意図しない役割をになってしまう事になります。
また、完全に「カノン」への負担を軽減させるために作られているファフナーとなるので、前機のベイバロン・モデルをベースにして作成されているにもかかわらず、その強さは段違いともいえます。また、竜宮島(アルヴィス)の開発担当でもある養母・羽佐間容子が設計段階から関わっている事もあり、近距離戦に特化している上に、低空飛行も可能なファフナーとして完成されたものとなります。
羽佐間カノン(カノン・メンフィス)の強さや能力
ファフナーのパイロットに選ばれるカノンですが、かわいい見た目などから本当に強いのかという疑惑がファンの間でささやかれていた時期があったといわれています。しかし、元々人類軍のパイロットとして育てられていた彼女は、一般女性に比べてもその強さは本物といえます。ここではそんなカノンの強さや能力をまとめていきます。
羽佐間カノンの強さ
カノンは元々アイルランドの出身で、家族と平和に暮らしていた少女でした。しかし、フェストゥムの侵略によって家族や友人を失い戦争孤児となってしまいます。そんな時に人類軍の日野道生に助けられ、人類軍の兵士となります。ですが、自分だけが生き延びてしまった罪悪感から、死に場所を求めるために様々な戦場に参加していました。
しかし、どの戦場でも生き残ってしまい、転戦している経過を見ると他のファフナーパイロットと比べても戦闘能力の高さはうなずけます。また、一度はパイロットを引退したカノンは竜宮島の戦力強化の声が上がった際にはすぐさまパイロットに復帰する事ができたほどですので、通常の兵士よりも格段の強さを持っている戦士である事がわかります。
羽佐間カノンの予知能力
蒼穹のファフナーのストーリー後半にて重要になってくるのがSDPを発症したカノンの特殊能力です。カノンの能力は「予知」となりますが、ファフナーに乗っていない場合にはランダムの時間軸で予知能力が発動してしまいます。しかし、マークドライツェンに乗っている際にこの能力が発動するとある程度の時間軸の未来を認識する事ができます。この能力ですが、実は無数にある未来の可能性を垣間見ているという状態になります。
また、カノンはこの能力を使う事で「未来を変える」という干渉が可能となります。一騎や大切な仲間を守るために、竜宮島が滅んでしまう未来や大切な人達の死を回避する戦闘を余儀なくされてしまいます。また、それらの記憶をしっかりと持っていたカノンはその記録を付ける事で、未来予知ができない仲間達にも未来で起こりうる状態を伝える事が可能です。
しかし、未来に干渉する事ができるのはあくまでのカノンだけの特殊能力となるので、未来を変える戦闘もカノン一人で行う必要があります。その能力の酷使が原因でカノンの体は急激に疲労してしまったともいえます。彼女自身が望んだことではありますが、SDPの進行を早めてしまう結果にもつながり、消えてしまう最後を迎えたので蒼穹のファフナーのキャラだけでなくファンにも大きなトラウマになったといえます。
羽佐間カノン(カノン・メンフィス)に関する感想や評価
最終回を迎えてから時間が経っている蒼穹のファフナーですが、いまだにファンが多くいます。その中でもカノンが好きだというファンはとても多く、本当に愛されているキャラなのだということを知る事ができます。ここではそういったSNSでのカノンに関しての呟き、感想などをまとめていきます。
#死んで欲しくなかったキャラ晒す
— 青帯@愚面 (@Naorokamen) December 10, 2019
羽佐間カノンというかカノン・メンフィスというか
多分作ってる側に思い入れがあるからこそ
見直す度に徹底して生き残るための要因を排除にかかる周到さを感じてしまった
未練諸々も全て曲に乗せつつも役割を全うした
それはそれとして死んでほしくはなかった pic.twitter.com/n3OoMSaZ1k
愛されているキャラだからこそ、カノンの死を嘆くファンは多くいます。ツイッターでは「死んで欲しくなかったキャラ晒す」というタグで多くの人がカノンをピックアップしています。蒼穹のファフナーの初期から登場しているキャラで、敵から味方になる事で人間としての成長を見せてくれた彼女だからこそ愛されているのだと考えられます。また、その最後も美しく描かれている事が高評価に繋がっているようです。
本日ファフナー最終回
— 矢絣はみ🍀🍵🍵 (@hami_akanemoe) November 7, 2019
1週間近くファフナーの感想が途絶えていますが、ちゃんと観てます
カノンの物語が終わってしまった時、私の推しは羽佐間カノンになりました……ただ、カノンの物語が終わってしまい、ユミルの物語が終わってしまった進撃の巨人のような消化試合のような感覚に陥っています……
また、最終回を迎えたあとに蒼穹のファフナーを知ったという人も少なくありません。そういった人たちの声もSNSでは見る事ができます。カノンだけでなく蒼穹のファフナー作品自体が愛されているとわかる感想なども多く見つける事ができるので、やはり作品としても名作なのだと理解できます。
#ファフナー版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負
— 原稿アヲ_2/16_け55ab (@awo_yamabuki) May 27, 2016
「羽佐間カノン(メンフィス)生誕祭」
カノン、お誕生日おめでとう。
…着させてあげたかった。 pic.twitter.com/09SnVfgusf
SNSを利用する人の中にはキャラクターの誕生日を祝うという事をしている人も数多くいます。そんな中でもカノンは誕生日を祝ってあげることと共に、幸せな未来を望みながら最後を迎えたという点からカノンの幸せを願っている人も多くいます。結婚式のイラストを描いている人やカノンが幸せになっているIFを思い描いている人なども多いので、蒼穹のファフナーの中でも本当に愛されているキャラだと実感できます。
羽佐間カノン(カノン・メンフィス)についてまとめ
蒼穹のファフナーの羽佐間カノン(カノン・メンフィス)についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。最終回を迎えているにもかかわらず、いまだに愛されている作品「蒼穹のファフナー」ですが、その中でも愛されているカノンは、アニメ版だけでなく劇場版でも登場するほどでした。また、彼女が残した様々なものが蒼穹のファフナーの作品では重要なものとなっていました。
また、カノンはかわいい見た目に反して強さを兼ね揃えているパイロットとして一騎や仲間を守っていたという仲間想いの優しい少女であったからこそ、衝撃的な最後を迎えたにもかかわらず幸せを願っているファンも多いと考えられます。蒼穹のファフナーの「少年少女」をキーワードにしていた事もあり、カノンが少女から女性に成長する抜群のタイミングであの最後を迎えたのも、美しい最後だったと絶賛する声に変わったと考察できます。
その他にもカノンの魅力は声を担当している声優の力も強いといえます。女性らしいかわいい声質にも関わらず、大切な場面になると緊迫した状態を表現してくれる声優は、アニメとして動くさいには必須であると感じられます。そういった点がカノンを引き立てている魅力に繋がっているのだと知っていただけるように情報をまとめてみました。