2019年12月25日公開
2019年12月25日更新
【ヨルムンガンド】ヘックスの性格を考察!アールとの撃ち合いの結果と最後は?
同名漫画作品を原作に放送されたアニメヨルムンガンドに登場するCIA準軍工作担当官のヘックス。ヨルムンガンドに登場するヘックスは非常に残忍な性格をした悪女であり、アニメヨルムンガンドの作中で主人公のココ率いる武器商人の部隊と敵対しました。そしてヘックスはココの部下であるアールと対峙し、最終的に悲惨な最後を遂げることになりました。本記事ではアールと撃ち合いを繰り広げたヨルムンガンドのヘックスについて性格や最後、アニメの声優などをまとめてご紹介します。
ヘックスは準軍工作担当官
ヨルムンガンドの作品情報
2012年から放送されたアニメヨルムンガンドの作中でココの配下であるアールと街中で銃撃戦を繰り広げたCIA準軍工作担当官のヘックス。ヘックスは残忍な性格でココの部隊をしつこく追い回すものの、ココの策略で無残な最後を遂げることになりました。本記事ではそんなアニメヨルムンガンドに登場したヘックスについてアールと戦った後の悲惨な最後やその性格、アニメで声優を務めた人物などをまとめてご紹介していきます。
ヨルムンガンドの概要
ではヘックスの性格や最後などをご紹介する前に、ヘックスが登場するヨルムンガンドの作品情報と物語のあらすじをご紹介します。ヘックスが登場するヨルムンガンドとは2006年から2012年まで日本の漫画雑誌「月刊サンデージェネックス」で連載されていた高橋慶太郎の漫画作品です。漫画ヨルムンガンドは武器商人ココと少年兵ヨナの戦いを描いたガンアクション作品であり、2019年12月現在11巻の単行本で完結されています。
そんな武器商人と少年兵の戦いの旅を描いた漫画ヨルムンガンドは「ブラック・ラグーン」や「機動戦士ガンダムUC」といった作品で設定や軍事考証を行っている方達の協力のもと制作された作品となっており、武器や軍事用語などが他の漫画作品に無いほど緻密に描かれています。そのため、漫画ヨルムンガンドはミリタリーを趣味にしている方々を中心に人気を博し、2012年の4月から6月までアニメ化されることになりました。
アニメ化されたことで漫画ヨルムンガンドは更に知名度を広げることになり、同年の2012年10月から12月まで「ヨルムンガンドPERFECT ORDER」というタイトルでアニメ2期が放送されることになりました。そんな2度に渡ってアニメ化された漫画ヨルムンガンドはこれまで累計発行部数100万部を超えるブレイクをはたしており、連載が終了した2019年12月現在も多くのファンから愛され続けています。
ヨルムンガンドのあらすじ
時は現代、世界各地では紛争が多発し、両親を亡くした多くの戦争孤児が少年兵となって戦うのが当たり前となっていました。ヨルムンガンドの主人公の1人であるヨナも戦争で両親を亡くした戦争孤児の1人であり、少年兵でありながらも人の命を奪う兵器に強い憎しみを抱いていました。ある日、そんな主人公のヨナはヨルムンガンドのもう1人の主人公であるココ・ヘクマティアルに拾われ、共に旅をすることになります。
ヨナを拾ったココ・ヘクマティアルとはヨーロッパやアフリカなどに兵器を輸出しているいわば武器商人であり、8人の精鋭と共に武器を売るため世界各国を渡り歩いていました。当初ヨナは武器商人であることに不満を抱くのですが、少しずつココに惹かれ、ココたちを狙う悪人たちを8人の仲間と共に排除していきます。しかしヨナはココが裏で進めていた平和とは程遠い恐ろしいある計画を知ることになってしまうのでした。
ヘックスのプロフィール
本記事で性格や最後などをご紹介するヘックスとはヨルムンガンドに登場するキャラクターの1人です。ヨルムンガンドに登場するヘックスはきめ細かい白い肌と長い美しい髪を持つ美女であり、その美貌は主人公のココと同等レベルとされています。そんなヘックスはヨルムンガンドの世界でアメリカ合衆国の情報機関であるCIAに所属しており、アメリカのCIAで武器の調達や待ち伏せなどを行う準軍工作担当官を担当しています。
準軍工作担当官のヘックスは主にテロリストの排除を目的に行動しており、カットストーロという部隊を率いて数々の作戦で多大な戦果を挙げています。しかし非常に残忍な性格をしており、テロリストに対して異常な拷問を行い、アメリカ内部でも恐れられています。ヨルムンガンドの作中においてヘックスは世界に武器を販売しているココを敵対視しており、ココも過去に部下のエコーを殺害されたことからヘックスに恨みを持ってます。
ヘックスの容姿
ヨルムンガンドに登場するCIAの準軍工作担当官ヘックスは敵味方関係なく世界中から恐れられているほど残酷な性格をした悪役です。その残酷な性格は拷問の時に特に発揮されており、捕まえたテロリストを容赦なく殺害してしまいます。ヨルムンガンドの作中でも主人公であるココを抹殺するために少年兵であるヨナを殺害しようとするなど悪魔のような行動を取っており、ココを精神的に追い詰めようとします。
しかし味方からも恐れられるほど残酷な性格をしたヘックスですが、その容姿は非常に美しく、まるで白人のモデルのような美貌を持っています。また体型も非常にグラマーであり、もしCIAに入っていなければ世界を代表するモデルの1人に数えられていたことでしょう。このグラマーな体型からヘックスは残酷な性格をしているものの多くのヨルムンガンド読者から人気を博しており、度々話題に挙がっています。
ヘックスの性格を考察
ヘックスは残虐で残忍
ではここからはヨルムンガンドに登場するヘックスの性格についてご紹介していきます。上述のヘックスのプロフィールでもご紹介した通り、ヘックスはヨルムンガンドに登場するキャラクターの中でも特に残虐で残忍な性格をしています。普通捕虜にした人間を誤って殺害してしまうというのは現代では中々ありません。しかしヘックスはその残虐で残酷な性格から捕まえた捕虜を殺害してしまうほど異常な拷問を加えます。
この残虐で残酷な性格からヘックスはかつて、アメリカ政府よりカットストーロという軍で問題を起こした人物で構成された部隊を与えられ、アフガニスタン紛争の対テロリスト排除作戦に投入されました。アフガニスタン紛争に投入されたヘックスはそこで多大な戦果を挙げるものの、多くの人間を慈悲無く惨殺しました。これによりヘックスは味方からも恐れられ、ゲシュタポやチェカと同じ人間だと評価されることになりました。
残虐になった理由
相手に対して容赦しない非常に残虐で残酷な性格をしたヘックス。実はこの性格はヘックスのとある悲惨な過去が原因で形成されたものなのです。かつてヘックスはアメリカ軍の陸軍士官学校を卒業し、アメリカ初の女性特殊部隊候補生として非常に優秀な成績を修めていました。しかしその後、アメリカで9.11のテロ事件が発生し、ヘックスの婚約者であった男性がこのテロで死亡してしまうことになってしまいました。
婚約者をテロで殺害されたヘックスはやがてテロを憎む心で残虐で残酷な性格へと変貌することになり、最終的に相手の命を何とも思わない人間になってしまいます。テロリストに対して残虐な性格を見せるようになったことからヘックスはアメリカ政府の命令でアフガニスタンの対テロ作戦に投入されることになったのです。アフガニスタンでヘックスは更に狂暴な性格となってしまい、CIAからも問題視されてしまうことになりました。
ヘックスとアールとの撃ち合いの結果と最後は?
ヘックスの作戦
ではここからは本記事の本題の1つであるヘックスのアールとの撃ち合いの結果や最後をまとめてご紹介していきます。ヘックスは武器商人であるココを抹殺するため、ヨルムンガンドの作中で度々殺し屋をココへ派遣します。しかしヘックスのココ抹殺計画はどれも失敗してしまいます。ココ自身アンダーシャフト計画を成功させるためだけに行動しており、ヘックスが属するアメリカ側もココを殺すことは禁止していました。
しかしヘックスはかつての因縁からココを疎ましく思っており、自国の命令を無視してココを今度こそ抹殺しようと企みます。これまで殺し屋を派遣して失敗続きだったヘックスは少年兵であるヨナを殺害し、ココを精神的に追い詰めようとする作戦を実行します。そしてヘックスはココとヨナが単独で行動している所を強襲し、2人を追い詰めます。しかしアメリカ政府の命令を無視したこの行動で思わぬ邪魔を受けることになります。
相撃ち
アメリカ政府の命令を無視してココとヨナを殺害しようとしたヘックスはCIA本部でヨーロッパを管轄しているジョージ・ブラックに見捨てられてしまうことになり、作戦途中で邪魔をされてしまいます。ブラックはかつて協力関係を結んだココの配下であるアールへココの命が危ないことを連絡します。この連絡を受けたアールは救出するためにココの下へ駆けつけ、ヘックスとアールはお互い撃ち合いに発展してしまいます。
アールは元々イタリアの精鋭部隊に所属していた過去を持つ人物であり、1人でヘックスの部隊を攪乱します。そしてヘックスとアールの射線が交わることになり、アールはヘックスの銃弾で死亡してしまう最後を遂げます。一方ヘックスもアールの銃弾を浴び、右目を失ってしまいます。結局この作戦はヘックスの失敗で最後を迎えることになり、ヘックスの部隊であるカットストーロは8人の死者を出してしまうことになりました。
自決したヘックス
ヨルムンガンドの作中でココ・ヨナ抹殺の作戦が失敗に終わったヘックスはその後、生き残った2人の部下を連れてイラク北部の山へ逃れました。アメリカ政府の命令を無視して単独行動をしたヘックスはこの部下2人以外味方が誰1人として残っていませんでした。そして遂にヘックスは最後を迎えることになります。ココは世界の軍事力を握っているといっても過言ではなく、ヘックスは激怒したココに空爆を浴びせられてしまいます。
ココに空爆で報復されたヘックスは完全に諦めてしまいます。そして諦めたヘックスは自ら命を絶ち、最後を遂げることになりました。ヘックスと一緒に逃げていた部下の2人も空爆で死亡してしまい、ヘックスが率いるカットストーロも全滅してしまいました。こうしてヘックスとの戦いはココに軍配が挙がり、ヘックスは作中から退場します。もしアメリカ政府の命令を無視してしなければ、また違う最後になったことでしょう。
ヘックスのアニメ声優は久川綾
久川綾のプロフィール
アニメヨルムンガンドでヘックスの声優を担当したのは日本の女性声優である久川綾です。アニメヨルムンガンドでヘックスを演じた久川綾は1968年の11月12日に大阪府で生まれた声優であり、青二プロダクションに所属しています。元々久川綾は「さらば宇宙戦艦ヤマト」で声優を志し、1988年にアニメ「キテレツ大百科」で声優デビューを果たして瞬く間にブレイクし、一躍90年代を代表する声優の座へ昇り詰めました。
これまで久川綾はベテラン声優として多数の有名アニメ作品で人気キャラクターを演じており、2013年には「ドラゴンボール」のブルマ役を鶴ひろみから受け継いだ際は話題となりました。そんな声優の久川綾は1993年から歌手としても活動しており、2019年12月現在声優と歌手を両立して多数の方面で活躍し続けています。
久川綾の主な出演作
- 1989年のアニメ「新ビックリマン」:プッチー・オリン役
- 1989年のアニメ「魔法使いのサリー」:春日野すみれ役
- 1992年のアニメ「美少女戦士セーラームーン」:水野亜美役
- 1994年のアニメ「ママレード・ボーイ」:鈴木亜梨実役
- 1997年のアニメ「少女革命ウテナ」:薫幹役
- 1998年のアニメ「カードキャプターさくら」:ケルベロス役
- 1999年のアニメ「To Heart」:保科智子役
- 2001年のアニメ「ベイブレード」:金李役
- 2002年のアニメ「十二国記」:中嶋陽子役
- 2005年のアニメ「ああっ女神さまっ」:スクルド役
- 2010年のアニメ「ハートキャッチプリキュア」:月影ゆり役
- 2015年のアニメ「食戟のソーマ」:中百舌鳥きぬ役
ヘックスに関する感想や評価
ヨルムンガンド全巻(アニメ)見たんだけど世界観が本当好き……。
— 錦木@年賀状 (@shin_201712) December 15, 2019
ちなみに好きなキャラはバルメ、チェキータ、ヘックス、ショコラーデ。
ヨルムンガンドに登場するヘックスに関する感想ではヘックスが好きといった感想が多く寄せられていました。ヘックスは強さと美貌を兼ね備えるキャラクターであり、かっこいい女性が好きな男性にはたまらないキャラクターとなっています。そのためヘックスはヨルムンガンドの読者から敵役であるものの、高い支持を獲得しています。
たくさんいます。「ヨルムンガンド」だと、CIAのブックマンや武器商人のアマーリア・トロホブスキー女史などは好きですねぇ。ヘックスはちょっと怖いですが。 #peing #質問箱 https://t.co/pIuOSIaU1E
— 白土晴一 (@manetoke) April 18, 2019
ヨルムンガンドに登場するヘックスに関する感想ではヘックスが怖いといった感想も寄せられていました。ヘックスは本記事でご紹介した通り、テロリストに対して容赦しない非常に残虐で残酷な性格をしたキャラクターです。ヘックスの狂暴さは尋常ではなく、作中でも敵味方関係なく恐れられています。
ヨルムンガンド観てるけどヘックスとRの回とオーケストラの話しめっちゃすこすこスコーピオン
— nayuta (@arupakaEX) March 14, 2019
ヨルムンガンドに登場するヘックスに関する感想ではヘックスとアールの戦いが好きといった感想も見受けられました。ヘックスとの戦いはアールの一番の見せ場となっており、アールのかっこよさを見ることが出来ます。またヘックスの強さや恐ろしさも描かれた話となっているので、多くの読者から人気を博しています。
ヘックスの性格を考察まとめ
本記事ではヨルムンガンドに登場するヘックスについて性格や最後、声優などをまとめてご紹介しました。ヘックスはヨルムンガンドの作中でココと敵対し、空爆の中自決してしまうという悲惨な最後を遂げてしまいました。もしヘックスの婚約者がテロで死亡していなければ、ココと戦わず幸せな家庭を築き上げていたのかもしれません。そう考えると、ヘックスもまた戦争と紛争の被害者といえるでしょう。