2019年07月31日公開
2019年07月31日更新
【ヨルムンガンド】ココ・ヘクマティアルの真の目的とは?謎多き武器商人の名言の数々
世界を駆け回る武器商人の視点で描かれている漫画「ヨルムンガンド」。テレビアニメ化もされた人気漫画ですが、主人公のココ・ヘクマティアルは武器を売りながら、世界平和を目指すという謎が多い人物です。今回は、ココ・ヘクマティアルに注目し、人物像や物語のキーマンでもあるヨナと魅力的な私兵達、更にはアニメ声優についても紹介し、作品で語られた名言とともに真の目的の謎についてまとめていきます。
目次
『ヨルムンガンド』は?
『ヨルムンガンド』の基本情報
「ヨルムンガンド」は2006年5月に「月刊サンデージェネックス」で連載が開始された、高橋慶太郎さんのガンアクション漫画。2012年4月にはテレビアニメ化され、4月から6月までは12話が、10月から12月には24話の完結まで放送されました。世界を舞台に、武器を憎んでいる少年が若き武器商人と旅をしながら、世界の在り方について考える作品です。
『ヨルムンガンド』のあらすじ
戦争で両親を殺され、武器や兵器、それらを売る商人全てを憎んでいた銀髪の少年兵。しかし、彼の運命は憎んでいるはずの武器を携え、若い武器商人の元で護衛として働くことになります。少年が護衛するのは、命を狙われながらも笑顔で武器を売り続ける、武器商人の女性でした。
ある日、とある軍との商談を妨げようとする勢力に命を狙われますが、私兵達の手によって返り討ちにします。そんな商人に対し少年は、なぜ武器を売るのかと尋ねると、武器商人は武器を売る理由を「世界平和のため」と答えたのでした。少年は、武器商人とそれに付き従う私兵たちとともに、世界各地を旅することになりました。
『ヨルムンガンド』のココ・ヘクマティアルとは?
ココ・ヘクマティアルのプロフィール
ココ・ヘクマティアルは「ヨルムンガンド」の主人公で、世界的な海運王であるフロイド・ヘクマティアルを父に持つ女性です。年齢は公表されていませんが、作中のセリフなどから20代前半くらいだと予想されています。親の職業柄海上のコンテナ内で生まれたということもあってか、国籍も明らかになっていません。作中でも偽のパスポートや国籍がいくつもあるので、愛国心と言われても何のことか分からないと語っています。
ココ・ヘクマティアルの性格
どんな危機的な状況でも冷静に判断し、「フフーフ」と不敵な笑みを浮かべる肝が据わった女性です。父親から言われた「顔に鉄仮面を心に鎧をまとえ」の言葉通り、人に弱みや本心を見せることはありません。カリスマ性が高く物事を的確にとらえ先を読む目や人を見る目も確かなため、仲間や敵対する相手からも一目置かれています。
強靭な精神力で顔色変えずビジネスを進めるココ・ヘクマティアルですが、心から信頼している相手の前では子供っぽい振る舞いや意味のない言葉を呟くなど、女性らしい一面を見せることがあります。
ココ・ヘクマティアルは酒癖が悪い
ビジネスの腕も一流で、高い教養を持ち合わせていながら本心を表に出すことがないといった、完璧な人間に見えるココ・ヘクマティアルですが、お酒が入ると一変します。非常に酒癖が悪く、酔うと誰彼構わずプロレス技をかけるという癖がでます。更に酔いが加速すると、裸で踊り始めるという悪癖も出てしまいます。
ココ・ヘクマティアルの外見
ココ・ヘクマティアルは、切れ長の目の碧眼にストレートロングのプラチナブロンドを持つ細身の白人女性です。気の強そうな顔立ちに反して、口元は常に笑みを絶やさず、危機的な状況に陥っても笑顔が無くなることはありません。
ココ・ヘクマティアルの兄
ココ・ヘクマティアルには顔がそっくりな兄、キャスパー・ヘクマティアルがいます。父であるフロイド・ヘクマティアルを中心に経営されている国際的武器運送会社HCLI(H&C Logistics Incorporated)の商人としてアジアを中心に活動しており、ココと同じく笑顔ですが、作り笑いというよりビジネスを楽しんでいる生粋の武器商人です。笑い方もココとそっくりです。
ココ・ヘクマティアルは武器商人
ココ・ヘクマティアルも兄のキャスパー同様、HCLI社の武器商人です。HCLIヨーロッパ・アフリカ兵器運搬部門に所属しており、少女時代から既に武器商人としてのビジネスを行っていました。そのため、武器や兵器に関する知識は深く、担当地域である欧州全ての言語が話せ、アフリカでも日常会話ができるほど語学に堪能なうえ話術も上手なことから、多くの商談をまとめる腕を持っています。
取引は現金前払いを基本とし、ビジネスルールを守らない相手には取引に応じないという強い姿勢を持ってビジネスに取り組んでいます。職業柄命を狙われることも多々あり、銃撃シーンや兵器を用いた戦闘シーンも多く見られます。
ココ・ヘクマティアルの私兵達
武器商人として一流の腕を持つココ・ヘクマティアルは、同業者や諜報機関などから常に命を狙われる存在でもあります。命を狙われるストレスから護衛なしで外に出てしまうと、その場から一歩も歩けなくなるほどです。そのため、ココは優秀な私兵を雇い、自身の警護に当たらせています。ここからは、ココ・ヘクマティアルの魅力的すぎる私兵達について紹介していきます。
レーム
本名はレーム・ブリック。ココ・ヘクマティアルの私兵達のリーダー格で、壮年のおっさんっぽい物腰の白人男性です。アメリカ陸軍特殊部隊であるデルタフォース出身の精鋭傭兵で。ココが幼少期の時から護衛に就いています。トップクラスの戦闘能力を持ち、狙撃の腕は一流。アメリカ系の銃器を愛用しています。
バルメ
本名ソフィア・ヴェルマーで通称「バルメ」と「アネゴ」。フィンランド出身の若い黒髪の女性で、豊満な胸と鍛え抜かれた肉体の持ち主。ココ・ヘクマティアルが心を許している人物であり、バルメもココを溺愛しています。フィンランド国防軍緊急展開部隊に所属していた際、戦闘により右眼を失い眼帯を着用。その後スカウトされ、私兵に加わりました。ナイフ戦の腕は超一流で、マーク3ナイフを愛用しています。
ルツ
20代後半くらいの金髪の白人男性。元警察対テロ部隊の狙撃手で、神業とも言える精密狙撃を担当。私兵の中ではムードメーカ的なお調子者で、ネタキャラでもあります。ルツの尻伝説と言われるほど、何度も尻を負傷することは有名。女子供にも非情になれない兄貴的な存在。狙撃用としてBlaser R93ライフルを愛用しています。
マオ
黒髪に浅黒肌のアジア系男性。アジアのある国で砲兵部隊に所属後、スカウトされ私兵に加わりました。私兵の中では唯一家族持ちで、息子と娘を持つ父親。家族に軍の仕事と嘘をついていることに後ろめたさを感じるなど、温厚で真面目な性格。砲兵として高精度の技量を持つため、レームからも信頼されています。
ウゴ
元イタリアンマフィアの下で運転手を務めていた経歴を持つ、白人の大柄な男性。麻薬に対し嫌悪感を示した姿勢が気に入られ、私兵にスカウトされました。加入後は商談時の送迎兼ボディーガードを務めるなど、自動車の運転技術は高く、市街地でカーチェイスを繰り広げる腕前を持ちます。大の車好きとしても有名。
トージョ
本名東條秋彦。眼鏡をかけた若い日本人男性。元自衛官で、防衛省情報本部の極秘部隊「SR班」に所属後、組織の在り方に疑問を持ち辞職。ココ・ヘクマティアルの兄キャスパーに勧誘され、キャスパーの下で働いた後ココの私兵になりました。情報処理を得意とし、ココの代わりに交渉を行うこともあります。一見生真面目そうに見えますが、ルツ、アールとともにバルメにちょっかいを出すなど助平心も持っている人です。
ワイリ
本名ウィリアム・ネルソン。アメリカ出身で丸眼鏡に黒髪の黒人男性。大学では建築学を専攻していましたが、米軍に所属し戦闘工兵として参戦した際、デルタフォースに所属していたレームと出会い、自身もデルタフォースへと入隊し活躍。その後レームを追うように、幼少時代のココの護衛に加わりました。爆薬の扱いは一流で、その腕前はFBIからも危険視されるほどです。
アール
本名レナート・ソッチ。イタリア出身の女性とお酒が好きな、ムードメーカーでもあるイケメン白人男性。元イタリア陸軍情報担当でイタリア陸軍精鋭歩兵隊のベルサリエーリにも所属。ここでCIAの要人と知り合い部下となり、ココ・ヘクマティアルの私兵にスパイとして潜入していました。しかし、CIAがヨナ暗殺計画を目論み襲撃を開始すると、自らスパイであることをココに告げ、身を挺してココとヨナを守り死亡しました。
エコー
本名エッカート。元デルタフォース出身で、デルタフォース時代はレーム、ワイリとともに活躍。私兵となった後CIAの襲撃を受け、ココ・ヘクマティアルを守り死亡。作中では回想シーンでのみ登場しますが、ココに「いつも言ってるだろ? 威圧的に喚いてないで、ピーピー泣いてないで、常に笑っているべきだ。ボスってのはそういうもんだ」と伝えていた人物で、ココが常に笑顔でいるようになったのはエコーの死がきっかけでした。
ココ・ヘクマティアルとヨナ
「ヨルムンガンド」でココ・ヘクマティアルとともに物語の中核を担う少年、本名ジョナサン・マル。銀髪に赤色の瞳をした浅黒肌の西アジア出身の少年で、山岳部隊出身の元少年兵。キャスパーの部下と部隊の副司令官に仲間を殺されたことで、報復として1人で部隊を壊滅。その後キャスパーに捕まり精神的に追い詰められ、仲間の保護と引き換えにココの私兵に加わることになりました。
私兵に加わった後は「ヨナ坊」の愛称で可愛がられ、特にココはヨナを気に入り事あるごとにベタベタしています。口数が少なく無表情ですが戦闘能力は高く、索敵能力の広さや洞察力にも優れ、精鋭だらけの私兵の中にいても見劣りすることはありません。戦争により両親を亡くしたため、武器や兵器、それらに関わるもの全てを憎んでいますが、生きるために武器を取り戦いに身を投じています。
本来であれば武器商人であるココも憎む対象ですが、生粋の武器商人で敵として認識しているキャスパーとは異なるココの考え方に、困惑しつつも一定の信頼を寄せています。ココにとってもヨナの存在は大きく、気が狂いそうになるようなストレスを抱える中で、ヨナの時折見せる子どもらしい笑顔に癒され、常にそばにいてくれる安心感に頼る部分もあります。
『ヨルムンガンド』のココ・ヘクマティアルの真の目的とは?
目的は『世界平和』
鉄仮面の笑顔を振りまき多くの商談を成功に導く武器商人のココ・ヘクマティアルですが、内心は武器が嫌いでズルい道具だと言い、それを扱う人も嫌いで命令に絶対服従している軍人を特に毛嫌いしています。武器を嫌いながら武器を売っており、人間が嫌いだと言いながら仲間は好きだという矛盾をヨナに語るココ。自身を世界平和を目標にしている武器商人だと言い切ります。
海運王であり武器運送会社を統括している父親を憎み、武器商人として生きる環境で育てられたせいか、ココは幼い頃笑顔も見せない子どもでした、武器や兵器が蔓延とした世界そのものも憎んでおり、世界平和のためにとある計画を考え、その目的を実現させるため実行に移していました。
真の目的『ヨルムンガンド計画』
ココ・ヘクマティアルが世界平和のために考えた計画が、「ヨルムンガンド計画」でした。真の目的である「ヨルムンガンド計画」とは、HCLIが打ち上げた126個の衛星とココと天田南博士(Dr.マイアミ)が開発した量子コンピューターを用いて、空、海、陸の人間の行動と地球上のありとあらゆる物流の完全制御を目指すもので、人間と軍事を切り離すことによる強制的な世界平和を実現させるものでした。
Dr.マイアミはロボット技術のスペシャリストで、ココが唯一無二の親友として認めている同い年の人物です。2人で内密に進めてきた真の目的である「ヨルムンガンド計画」により情報世界を牛耳り、航空管制権を独占することで、人間が空を飛べないようにすることが可能でした。そして真の目的である「ヨルムンガンド計画」を推し進めるために商人としての才覚を利用し武器を売り、多額の資金を得ていました。
ココの口から真の目的である「ヨルムンガンド計画」の話を聞いたココの私兵達は、ヨナ以外は受け入れました。計画を発動した途端70万人近い犠牲が出ることを知ったヨナは、ココの考えを拒絶し離脱します。それから2年後ヨルムンガンドが発動され物語が終わりますが、当初の目的だった世界が実現されたのかは謎のままです。
『ヨルムンガンド』のココ・ヘクマティアルの名言
名言①『私につき従え、ヨナ。』
「私につき従え、ヨナ。」の名言は、作中で2度使われています。最初はヨナとの出会い後で、もうひとつはココの真の目的である「ヨルムンガンド計画」を知ったヨナがココを拒絶した時に言った名言です。最初の時は武器を憎んでいるヨナに対し名言の後に「私は武器商人。君とソイツの付き合い方を教えてやる。」と言い続けます。ヨナに拒絶された時の名言には、自分と共にいて欲しいという願いが込められています。
名言②『殺し屋ごときが…』
「殺し屋ごときが私に問うか?私を殺せたら答えてやる。」の名言は、殺し屋オーケストラのチナツに命を狙われ、なぜ殺されると分かっていて武器を売って生きているんだ?と聞かれた時に返した名言です。危ない目に遭いながらも笑みを絶やさないココにどうかしていると疑問を持つヨナですが、自分は武器商人だから商品にビビってたら話にならないと自分の心情を伝えます。
名言③『この世界は優しい君に優しくない。』
「この世界は優しい君に優しくない。」の名言は、ココを迎えに来たヨナに言った名言です。殺し屋オーケストラとの市街地戦闘のペナルティとして、私兵をホテルに軟禁され護衛がいない状態で街中に出なければならない恐怖心により固まっていたココがヨナを見つけ、嬉しそうに寄り添います。銃を所持する民間人の多さを指摘し、銃に頼り戦争が無くならない現実に絶望しているココにとって、ヨナの存在が大きいことが分かります。
名言④『私と世界…』
「私と世界、頭イカれてるのはどっちだ?」の名言は、「ヨルムンガンド」計画を知ったヨナがココの元を離れ、2年後に再会したときにココがヨナに向けて言った名言です。ヨナがココの元を去っていた2年間で、第三次世界大戦が勃発し世界各地で戦争が行われていました。戦争を止めない世界、犠牲を払ってでも平和を実現しようとするココ。ココのセリフにヨナは、世界もココもイカれていると思うよ、と返答しました。
『ヨルムンガンド』のココ・ヘクマティアルの声優
「ヨルムンガンド」のココ・ヘクマティアルの声優は、ドラマCDとテレビアニメ版で異なる声優が務めています。ここからはテレビアニメ版の声優について、紹介していきます。
ココ・ヘクマティアルの声優は伊藤静
テレビアニメ版「ヨルムンガンド」のココ・ヘクマティアルの声優は、伊藤静さんです。ココの独特な笑い方を場面に合わせてパターンを変え、ココの心情を表しています。
伊藤静のプロフィール
伊藤静さんは、1980年12月5日生まれの東京都出身の女性声優です。賢プロダクションに所属し、2002年に声優デビュー。歌手としても活躍し、2010年には個人名義のミニアルバムも発売。自分の体の半分はお酒で出来ていると言うくらいお酒に強く、ゲーム好きであることも有名。2012年に結婚し、2016年には第10回声優アワードで助演女優賞を受賞している実力派声優です。
伊藤静の主な出演作品
アニメ声優としては、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」の九条櫻子役、「セーラームーン美少女戦士セーラームーンCrystal 」の愛野美奈子役、「暗殺教室」のイリーナ・イェラビッチ役や、「オオカミさんと7人の仲間たち」では主役の大神涼子役の声優を務めています。また、「クレヨンしんちゃん」の大原ななこ役の声優を務めていた紗ゆりが死去したため、その後任を務めています。
アニメ声優以外にも、数多くのゲームキャラクターの声優も担当し、洋画の吹き替えも行っています。特にゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」への出演を自ら希望し、2009年発売の「スーパーロボット大戦NEO」ではシャーリィ・ルノイエ役を、2012年発売以降の「スーパーロボット大戦Z シリーズ」ではダリー・アダイ役の声優を務めています。
『ヨルムンガンド』のココ・ヘクマティアルに関する感想や評価
ゾフィーやハンフリーのやってるこう、◉∨◉みたいな口が∨となる笑い方だけど、ヨルムンガンドのココに影響受けてるなぁと最近気づいた。本心を隠す仮面の笑顔
— ぽむりんご (@pomu61) June 24, 2019
他にも自称アーティストの殺し屋とか世界が大好きか大嫌いかみたいな、ヨルムンガンドからは色々影響受けてる
ココの独特な笑顔の中でも口の表現の仕方に注目しているコメントです。武器商人である自分と、戦争が無くならない世界に対し憎んでいたココは、幼少時代は笑顔も無く、自分を守る護衛が死ぬことすら気にしていませんでした。戦争を終わらせることを考え、信頼関係で結ばれた私兵達との絆を大事にしたいと思い始めたことで、目的のために笑顔を作ってビジネスを続けてきたココやその世界観に影響された人も多いようです。
@3bunsekai
— 九十九@創作 (@99sousaku99) July 30, 2019
ヨルムンガンドの何話めかで、ココちゃんが商談相手(荒くれ者)にぶん殴られて流血しながらも、護衛のヨナ君に「“まだ”射つな」と制して、裏で冷静に罠を張り巡らせてたの滅茶苦茶好きだから、空守おじにもやってほしいんや
ココの冷静沈着な性格を紹介しているコメントです。頭を割られながらも笑顔を作り、商談を続けるココに対しヨナはイカれていると判断しますが、武器商人であり私兵を取りまとめるボスという立場でもあるココにとっては、日常茶飯の出来事のようです。美人が血を流しながら平然と商談するという衝撃的な場面ではありますが、私兵達とココの繋がりが分かる場面でもあり、ヨルムンガンドの背景を知ることができます。
久々にヨルムンガンドのラストのあたりをざっと読み返したんだけど、70万人を犠牲にして世界から戦争をなくそうとしてるココもだいぶぶっ飛んでるけど、それはそれで(武器商人としての)商売のやり甲斐があるよね~☆なキャスパーが突き抜けててほんとに好き
— イナミ (@leo_r22) July 22, 2019
ココの真の目的である「ヨルムンガンド計画」に関するコメントです。計画を実行した場合の犠牲者の数に対し罪悪感も無く平然と答えるココ以上に、ココの兄であるキャスパーが武器がこん棒に代ることになっても争いは無くならないと言い切る姿に対するコメントです。兄妹それぞれの視点で語られる現実も、この作品の面白さに繋がっていると評価されています。
ヨルムンガンドもオススメです。
— UMA探検隊 (@UMA33303833) June 10, 2019
私はアニメから入ったのですが漫画ももちろん名作!中二病経験者なら一度は憧れる武器商人の話。PMC(民間軍事会社)という言葉もこれで知りました。主人公ココ率いる私兵部隊もファミリー感あって皆に見せ場があるのが◎。声優も伊藤静、石塚運昇、大原さやか等豪華! pic.twitter.com/2CoR9DGhSd
「ヨルムンガンド」のおすすめ理由を的確に表現したコメントです。武器商人の話ではありますが、堅くならず暗くならず、物語に引き込まれる理由のひとつに、ココと私兵達のギャグを交えたやり取りがあります。私兵一人ひとりが個性的で魅力があります。武器を持って戦う彼らがココの真の目的を聞いても離れることはなく、最後まで付き従った関係はファミリーと言っても間違いではなさそうです。
『ヨルムンガンド』のココ・ヘクマティアルについてまとめ
「ヨルムンガンド」の若き武器商人ココ・ヘクマティアルの人物像と、ココの身を守る私兵達についても紹介しつつ、武器を売りながら武器が蔓延している世界が嫌いだと言うココの謎についてまとめました。武器を売りながら世界平和を目指すというココの真の目的が、情報世界を制することで戦争を無くすことでした。作中でココはこれだけ世界が嫌いな自分が、世界の破滅ではなく世界の修繕を望んだことを語ります。
武器や争いが無くなる世界を目指したココですが、計画発動後の世界については分からないままです。それでも、ココの生き方や考え方に共感している人も多く、面白いといった評価も多く挙がっています。これを機会にぜひ一度「ヨルムンガンド」を見てみてはいかがでしょうか。