【コジコジ】スージーはナゾ怪人！実は美人？正体や声優情報も紹介

スージーは、さくらももこ原作の人気漫画「コジコジ」に登場する、「ナゾ怪人」のキャラクターです。不細工な顔だけでなく、人をがっかりさせるのが趣味という性格の悪さが特徴のスージーには、実は、三日月の夜だけ外見や性格が変わるという不思議な謎の設定がありました。

いつもブヒブヒとつるんで悪さばかりしているスージーですが、本来のスージーの姿や正体とはどのようになっているのでしょうか？今回は、「コジコジ」に登場するスージーの正体や声優、実は美人だという噂について検証していきます。

スージーが登場する「コジコジ」は、「ちびまる子ちゃん」で知られるさくらももこが作者の人気漫画です。まずは、「コジコジ」の基本情報についてまとめて紹介していきます。

「コジコジ」は、1994年12月号から1997年5月号まで「きみとぼく」に掲載されていたさくらももこの原作の人気漫画です。「きみとぼく」での連載終了後は、「りぼん」などの少女雑誌で不定期に読み切り連載されていました。漫画の大好評により、1997年10月1999年9月まで、「さくらももこ劇場コジコジ」としてテレビアニメ化もされています。

アニメや漫画がヒットした「コジコジ」は、2000年にはドリームキャスト用ゲームソフト、更には、2019年には舞台演劇版も制作されました。

「コジコジ」は、主人公である謎の生命体のコジコジが、メルヘンの国の住人たちと繰り広げる、シュールな日常を描いた漫画です。メルヘンなだけでなく、ギャグからシリアス、哲学や同性愛など様々な要素が含まれる「コジコジ」は、子供だけでなく、大人が見ても楽しめる内容となっています。

「コジコジ」には、ミッキーマウスやスヌーピーといった、実在の他作品のキャラクター名を発する場面が多く、「ちびまる子ちゃん」の世界とリンクしていることもあり、「コジコジ」にまるちゃんが登場するといったエピソードもありました。

コジコジの言動は、一見、無神経で自由過ぎるようにも見えますが、「コジコジとはなんなのか?どこからやってきたのか?」という具体的な設定をあえて明かさない、メルヘンとナンセンスが組み合わさった新しいジャンルの作品になっています。ふざけた事を言っているようで、コジコジのセリフには奥が深い名言が多いです。

今回注目するスージーは、三日月の夜だけ美人に変身してしまうという特殊な設定を持った「ナゾ怪人」のキャラクターです。妹のデイジーと一緒に暮らしていますが、とても仲が悪い為、いつも二人で取っ組み合いのけんかばかりしています。

スージーは、誰かが困っているのを見ることや、嫌がらせによってがっかりさせるのが趣味という、性格の悪い一面を持っています。

スージーは、キャラクターイメージにはそぐわない、屋根にハートが３つもついているメルヘンチックなかわいい家に住んでいます。この家には、普段来ているナゾ怪Tシャツの他に、美人になった時に着るとされている豪華なドレスが何着も保管されています。

美人で性格や良くなった方のスージーは、メルヘンの国のみんなに好かれています。しかし、美人の姿の時には、住人たちからスージーであると気づいてもらえないことを悩んでいます。メルヘンの国の住人の中で、ありのままのスージーを好いてくれるのは、コジコジと吾作くらいだと思われます。

ちなみに、いつもはスージーと同じくらい性格の悪い妹のデイジーも、三日月の夜だけ美人に変わり、性格も良くなるようです。美人になった時のスージーとデイジーは、姉妹仲もとても良くなります。

メルヘンの国が舞台の「コジコジ」の世界では、キャラクターらしく、自身のキャラクターグッズを考えるという授業がありました。ストーリーの中で、スージーは、「ナゾ怪人スージーが書いたナゾナゾの本」と「ナゾ怪Tシャツ」というのを考えていました。反響の良かった「ナゾ怪Tシャツ」は、「コジコジ」グッズとして採用され、実際に販売されることになりました。

いつも性格が悪く、顔も醜いスージーですが、実はスージーの正体は美人であるという噂があります。ここからは、スージーの正体が本当に美人なのかを検証していきます。

「コジコジ」に登場する時のスージーは、たいていブヒブヒと一緒に出てきて、性格の悪さが顔に出た、不細工で醜い顔をしています。スージーは、「コジコジ」の中でも一番といえるほど不細工なキャラクターであるとされています。

スージーは、妹のデイジーと共に、三日月の夜だけ美人になるという不思議な設定を持っています。美人になった時のスージーは、普段とは性格も変わり、優しくて真面目な美少女になります。美人のスージーは、メルヘンの国の住人みんなから好かれていますが、誰も彼女の正体がいつものスージーだとは気が付いてくれないようでした。

しかし、コジコジだけは、どちらもスージーであると気が付き、いつも通りに接してくれました。このことから、コジコジは、外見ではなく、いつもスージーの内面を見ているのものだと予想されます。スージーは、美人の時に恋した男性に、普段の醜い姿を見られて振られた過去がある為に、性格がひねくれてしまったようです。三日月の夜だけ王子と会う約束をしていますが、王子には、普段の姿を隠しています。

美人と醜い姿を持つ不思議なキャラクターのスージーの正体とは何なのでしょうか？ここからは、スージーの正体について考察していきます。

スージーのキャラクターは、肩書が「ナゾ怪人」となっていますが、そもそも「ナゾ怪人」とは何なのかについてはよくわかっていません。キャラクターグッズを作る授業の時にナゾナゾの本を出そうとしていましたが、普段からスージーがナゾナゾを出すわけでなく、何がナゾの「ナゾ怪人」なのかは不明とされています。

正体も存在自体もナゾだというスージーは、三日月の夜だけ美人に変わってしまう事の理由もわかっていません。姿が変わるのは、スージーに何かの「呪い」がかかっているのではないかと予測する声もあります。美人の時のスージーと、醜いときのスージーの、どちらが本当のスージーの姿なのかも明らかにされていません。

結局のところ、「コジコジ」のストーリーの中では、「ナゾ怪人」の意味も、スージーの正体もわからない、ただただ不思議な存在となっていました。

全てが訳の分からない「ナゾ怪人」ですが、三日月の夜だけ姿を変えるという所から、「姿や外見が変わっても、スージーは何も変わらない」という、人間の「二面性」を現わすような深い意味が込められているのかもしれません。コジコジが、どちらのスージーも普通だといっている所を見ると、醜いスージーの時も、そんなに悪いキャラクターではないのかもしれません。

「コジコジ」のアニメでスージー役を務めたのは、人気声優のTARAKOです。ここからは、声優のTARAKOの基本情報についてまとめて紹介していきます。

TRAKOは、1960年12月17日生まれの群馬県出身の声優です。国民的人気アニメ「ちびまる子ちゃん」のまる子役としても有名です。芸名は、学生時代からのニックネームをローマ字にしたもので、「ちびまる子ちゃん」や「コジコジ」の原作者のさくらももこと声が似ていることでも知られています。TRAKOは、声優以外にもナレーターや女優、シンガーソングライターとしてもマルチに活躍しています。

様々な才能に溢れるTRAKOは、「ちびまる子ちゃん」では、何話か脚本を担当した事もあります。子供役や少年、人語を喋る動物キャラなど、コミカルな役柄を担当することの多いTRAKOですが、成人女性を演じる時はぐっと落ち着いた声も出せる、実力派の声優です。

数多くの人気アニメなどで声優を務めているTARAKOは、まる子やスージーの他にも、「まじかる☆タルるートくん」のタルるートや「それいけ!アンパンマン」のフランケンロボくん役としても有名です。更には、「女神のマルシェ」「世界の日本人妻は見た!」「しあわせ家族計画」などの人気バラエティー番組やニュースなどでナレーションの声も聞く機会も多いです。

「コジコジ」のアニメ内でスージーと一緒に登場する事が多いブヒブヒ。お腹に「悪」と書かれた、いかにも悪そうなブヒブヒとは、一体どのようなキャラクターなのでしょうか？ここからは、ブヒブヒについて紹介していきます。

ブヒブヒは、全身濃紺の悪魔で、コジコジのクラスでは一番身長が高く、お腹に書かれている「悪」という字がトレードマークのキャラクターです。いつも、スージーと一緒にみんなを困らせる悪だくみを考えて楽しんでいます。悪魔なのになぜメルヘンの国に住んでいるのかは不明ですが、コジコジと同じクラスで学校に通っています。いつもスージーと一緒に居ますが、仲は良いけれど、喧嘩をすることも多いです。

独自のマイペースさで、ブヒブヒやスージーが仕掛ける罠に乗ってこないコジコジの事を、あまり良く思っていません。

ブヒブヒはいつも、どうやったらクラスメイトたちを困らせる事が出来るのか、スージーと一緒にいたずらや悪だくみの相談をしています。いつも悪いことばかりかっているイメージが強いブヒブヒとスージーですが、たまに見せる動物への優しさなど、本当に心の底から悪いキャラクターではないとわかるようなエピソード回もあります。

真の底からの悪者ではない為、悪魔なのにメルヘンの国に住んでいられるのかもしれません。意外とクラスメイトに馴染めているブヒブヒは、他のクラスメイトと仲良く会話しているシーンも見られ、スージーほどみんなに嫌われているという印象はありません。

ここからは、不思議がいっぱいである、「ナゾ怪人」のスージーについてのTwitterでの評価や感想をまとめて紹介していきます。

意地悪でクセの強いキャラクターにも関わらず、「コジコジ」の中ではスージーが一番好きだという声もありました。

スージーが、三日月の夜だけ美人になるという斬新な設定が良いと、高く評価する感想も見られました。なんとなく話しているようで、コジコジのセリフに込められた深い意味を感じた人もいたようです。

日曜日のアニメ版の「ちびまる子ちゃん」にスージーが登場した回に対する反響も大きかったです。

普段のスージーも、美人になったスージーも、声優は同じTARAKOが演じています。印象の全く違う二人を、実力派のTARAKOが上手く演じ分けている事に感心したという方もいたようです。

のほほんとしてかわいいイメージが強いまる子と同じ声なのに、驚くほど口が悪いスージーのギャップが面白いという感想も見られました。

純粋な心でスージーの本当の姿を見抜くコジコジの事を、神様みたいだと例えていた方も居ました。

美人になったスージーを、コジコジだけが見抜けたというエピソードに、コジコジのキャラクターに潜む、深い意味を感じたという人もいました。

困ったキャラにも関わらず、意外と人気の高いブヒブヒとスージーですが、アニメや漫画で見る分には面白いけれど、実際に自分の周りに居たら嫌だという感想も見られました。

「コジコジ」のストーリーの中でも登場した「ナゾ怪Tシャツ」が大人気で、グッズを購入したいという声もありました。

今回は、大人気漫画「コジコジ」に登場するスージーの正体や声優、美人の噂についてまとめて紹介してきました。普段は人をがっかりさせるのが趣味で、醜い外見のスージーですが、三日月の夜だけ美人になるという不思議な設定を持っていました。正体も、姿が変わる理由もすべてが謎のスージーでしたが、コジコジだけは、どんなスージーでも判別する事が出来ました。

人間の二面性や、コジコジは外見でなく、人の中身を見ているという深い意味も込められていると思われるスージー。不思議がいっぱいですが、スージーのキャラクターこそ、「コジコジ」の最大の謎なのかもしれません。まだ「コジコジ」を見たことが無いと言う方も、この機会に、スージーの謎を考察しながら、「コジコジ」を見てみてはいかがでしょうか？