【ソウルイーター】ブラック☆スターと椿の関係は？共鳴技やアニメ版声優も紹介

お調子者で目立ちたがり屋な性格のブラック☆スター。彼とペアを組んでいる武器は、穏やかで控えめな性格の椿でした。優れた能力を持っているブラック☆スターでしたが、勉強が大嫌いだったために、いつも補習を受けていたのです。そんな彼を影ながら支えている魔武器の椿は、とても優秀で5種類の武器に変身できる優等生でしたが、いつも彼の成績が低いために落第ギリギリのところをさまよっていました。

しかし、2人がペアを組んで戦っている時は、お互いに信頼し合っているため強力な力を発揮することができます。そんな目立ちたがり屋のブラック☆スターと控えめで優しい椿との関係や、彼ら2人が織り成す共鳴技、真逆の性格を持つ2人が語っている名言、アニメ版の声優を務めている小林由美子さんや名塚佳織さんについてもご紹介しましょう。

2004年6月～月刊少年ガンガンによって連載がスタートした「ソウルイーター」は、たちまち大人気となり、2008年4月～2009年3月にかけてはテレビアニメとしても放送されました。この作品は、大久保篤さんによって描かれている日本の漫画となっています。テレビアニメとして放送されたソウルイーターは、全51話ありテレビ東京系列によって放送されることになりました。

1年間のテレビアニメ放送によってますます注目を集めたソウルイーターの単行本は、全25巻(2004年6月～2013年9月)で完結しています。最終巻(25巻)では、他の単行本とは違う扱いになっており、パージ数の増量と特別な装丁が施され、最終巻にふさわしい趣向が凝らされ多くの人を喜ばせました。さらに、2011年～は、「ソウルイーターノット！」という外伝が連載され話題となり、テレビアニメとしても放送されます。

大人気となりテレビアニメとしても放送された「ソウルイーター」は、大久保篤さんによって描かれた「B壱」の次に連載された2作目の作品となります。この作品を連載スタートする前には、その前振りとなる短編の物語が3つ掲載されたのです。それらの作品は、ガンガンパワードによって2003年夏季号に続き、秋季号と発表され、3つ目は2004年1月に月刊ガンガンのWINGより出版されました。

これらの前振りの物語は、第1巻の単行本に収められています。この作品は、本格的に連載がスタートする前の前振りの短編作品の時より、大いに期待され今までで異例の宣伝が行われました。その効果もあり、順調に売り上げを伸ばしていったソウルイーターは、好評につきテレビアニメとしても放送されたのです。

2008年4月からテレビアニメとして放送されたこの作品は、それと同時に「レイトショー」として、深夜にスペシャル映像も放送して多くの人を喜ばせました。さらに、2010年秋～は、全国ネットで「リピートショー」が再放送されて注目を集めます。それらが好評だったため2014年1月～は、抜粋された人気回をまとめたベストセレクションが放送されました。単行本の累計発行部数は1600万部を超え、現在も記録を更新中です。

この物語では、職人と武器がペアになって活動しながら成長していく姿に、ハラハラ、ドキドキしながら観ていくことができます。彼らが通う死神武器職人専門学校は、アメリカネバダ州にありました。この専門学校は、職人と武器を一流に育て上げることが目的で作られており、最終的には「デスサイズ」という死神様の武器を作り出すことが目標とされていました。

「デスサイズ」という死神様の武器を作り出すには、武器が、魔女の魂を1個と悪人の魂を99個食べる必要があります。この専門学校は、武器と職人は、死神の元で秩序を重要視しながら育てる必要があるという理念と共に、新たな鬼神を誕生させない目的もありました。武器などをまとめる機関として作り上げられたのです。

この専門学校では、少しでも早くデスサイズが作り出せるように自分の武器を上手に扱う能力が求められます。職人と武器の魂が信頼し合って共鳴していくことで大きく成長していくことができるのでした。武器だけが優秀でも職人だけが優れていても駄目なのです。

お調子者で目立ちたがり屋の性格を持っているブラック☆スターは、優等生の武器として活躍している椿とペアを組んでいる職人です。彼は星一族の出身で、殺しを生業としていました。しかし、一族は次々といなくなり、今ではブラック☆スターが唯一の生き残りとなってしまったのです。彼は、小さな武器を身体中に隠し持つことができる暗器職人で、素晴らしい能力を持っていました。

• 名前：ブラック☆スター
• 年齢：13～14歳
• 人種：日系
• 一族の種類：星一族(殺しを生業としている)の唯一の生き残り
• 性格：お調子者、目立ちたがり屋、自己主張が強い
• 職人の種類：暗器職人(体に小さな武器を隠し持つ)
• 職人としての実力：かなり高い
• ペアを組んでいる相手：中務椿(なかつかさつばき)
• CV(声優)：小林由美子(ドラマ・テレビアニメ)

しかし、自己主張が激しい彼は、お調子者の性格が災いして万年補修を受けることになり、その実力を発揮できていなかったのです。勉強が大嫌いな彼は、テストの前日に問題を盗もうとしたことで大きな問題となりました。しかし、自分にはかなりの自信を持っており、いつか神を越えて、最強になると思っているため、努力を惜しまない真面目なところもあったのです。

穏やかでのんびりとした性格の椿は、優れた能力を秘めた魔武器だったのです。彼女とペアを組んでいる職人は、小さな武器を身体に隠し持っている暗器職人のブラック☆スターでした。性格が正反対の2人は、意外と仲が良く、気も合うため素晴らしい関係となっていきます。自己主張が激しすぎるパートナーの身の回りの世話までこなしていく椿とお調子者の彼は親子のようなほのぼのとした雰囲気が漂っていました。
 

• 名前：中務椿(なかつかさつばき)
• 一族の種類：中務一族(最も進化した魔武器)
• ペアを組んでいる職人：ブラック☆スター
• 武器の種類：多変型高性能魔武器(変わり身、手裏剣、鎖鎌、忍者刀、煙玉)
• 見た目：美人
• 性格：優しく、おっとりとしている、芯が強い、頑固
• CV(声優)：名塚佳織(テレビアニメ)

美人キャラでありながら控えめな性格の彼女は、常に一歩下がった位置から職人の彼をサポートしていました。5種類の武器に変身できる非常に優秀な武器であるにも関わらず、出しゃばらない控えめなところが大人の雰囲気を醸し出しています。押しに強い彼女ですが、芯が強く、時には非常に頑固な面もありました。信念を持っている彼女は、足を引っ張るパートナーを信頼しており、一度も縁を切ろうとは思わなかったようです。

殺しを生業としている星一族から誕生したブラック☆スターは、職人としての能力は非常に高く優秀でした。しかし、殺し屋としては珍しい目立ちたがり屋の性格が原因となって、様々な失敗をしてしまいます。また、勉強が大嫌いなため、常に補習をしている状態となっていました。独特なキャラクターのため、自分と一緒にペアを組んでくれる武器がなかなか見つかりません。魂の波長が合う武器がいなかったのです。

しかし、武器の中でも名門とされている中務一族出身の椿は、穏やかで優しい性格をしていたためにどんな癖のある職人とも相性が抜群でした。誰とでも波長を合わせることができる椿のおかげで、自己主張が激しすぎるブラック☆スターもやっとペアを組むことができたのです。目立ちたがり屋のブラック☆スターの野望は尽きるところがなく、神を凌ぐほどの強さを手に入れることを目標とします。

お調子者の彼ですが、自分が手に入れたいものに関しては努力を惜しみませんでした。それゆえに、万年落ちこぼれの彼に常に迷惑をかけられている彼女もそれを見抜いて、決してペアを解消しようとはしなかったのです。穏やかで優しい性格の彼女は、誰とでも仲良くすることができますが、芯が強く、非常に頑固なところもありました。それゆえに、努力を惜しまない彼に何か感じるものがあったようです。

武器の中でも非常に優秀で、最も進化した魔武器とまで言われている椿でしたが、お調子者のブラック☆スターとペアを組んだことで、サボリの後始末をさせられたり、追試を受けさせられたり、様々な迷惑をかけられることになります。しかし、目立ちたがり屋の性格ゆえに本来の才能が発揮されていないことを理解している彼女は、彼を信頼して決して見放すことはありませんでした。

数々の迷惑をかけてきたブラック☆スターも、次第に大人に成長し、彼女にどれだけ信頼してもらっているかを知ります。彼女の気持ちの強さに感動した彼は、大きな成長を遂げることになりました。お互いを尊重し合う気持ちが徐々に持てるようになった2人は、ますます波長が合うようになり、強力な力を得ていくことになります。

お調子者で目立ちたがり屋のブラック☆スターと穏やかで優しい性格の椿との共鳴技には、大きく分けて3種類があります。凡庸性が非常に高く、敵を捕獲するために使用するのに便利な共鳴技は、「罠☆スター(トラップスター)」です。とりあえず、敵を捕獲したい時に使用します。

努力家のブラック☆スターと芯が強い椿との共鳴技には、「盾☆スター(シールドスター)」があります。こちらは、敵からの攻撃を防ぐ時にとても役に立つ共鳴技です。ソウルイーターでは、妖刀マサムネに取り憑かれたリョクが大暴れをして、攻撃をしてきた際にその防御として大活躍しました。

負けず嫌いで目立ちたがり屋の性格のブラック☆スターと控えめで優しい性格の椿は、妖刀モードの時は、常に共鳴し合っている状態になります。お互いに共鳴し合っている時は、身体や魂に不気味な梵字のような模様が出てきました。優秀な武器である椿は、影を操ることができるため、素早く切りつけていくことができます。敵を影として捕らえることで、引き寄せられるようになりました。

引き寄せた敵を妖刀によって切り裂くことができる技の「影☆星 寄せ斬り」も使いこなすことができます。名門の一族出身の彼女は、実家での修行によってさらに力をつけ、影☆星(かげぼし)を様々な形に変形、応用して使用することができるようになりました。

ソウルイーターでは、自分の力を強く信じ込んでいる情熱的な性格のブラック☆スターから熱い名言が飛び出していました。彼は、常日頃から自分の力を高く評価しているところがあります。「自分は神よりも強くなれる、誰よりも優れた武神になれる、武を極めてみせる」などというセリフを多く言っているのです。周囲では、まだ未熟な職人が何を言っているのだと呆れて聞いている人もいました。

しかし、彼の強い信念は本物で自分がこうしたいと思うことに関しては徹底的にこだわり、努力を惜しみません。それゆえに、次第に実力が伴って力をつけていくのです。彼は、かつてミフネと2回戦い、2回とも負けています。しかし、決して諦めない彼は、ミフネと3度目の戦いの際に上記の名言を残しました。彼は、この名言通り勝利を収めさらに強く成長することができたのです。心の叫びのような名言に多くの人が感動しました。

ソウルイーターでは、心優しい穏やかな性格の椿からもたくさんの名言が飛び出しています。彼女の口から発せられる名言は、全て相手のことを深く思いやっている内容となっているのです。それゆえに、穏やかな性格の彼女も時には厳しい口調でしっかりと伝えることがあります。優しいだけでない芯の強さを感じる名言もありました。下記の名言は、ペアを組んでいるブラック☆スターへ向けての名言となっています。

自分に自信がありすぎる彼は、自分の気持ちがいつも一番大切で、自分の心のままに突っ走ってしまう傾向がありました。それゆえに、相手の話は二の次になって、聞いていないこともよくあります。それが原因のトラブルは絶えません。いつもそれに巻き込まれている椿ですが、彼にとって重要だと思うことはハッキリと伝える強さがあります。上記の言葉は彼女の芯の強さが伝わってくるような名言となりました。

この物語は大人気となったため、テレビアニメとして放送されました。殺し屋なのに目立ちたがり屋の性格で損をしているブラック☆スターの声を担当したのは、声優の小林由美子さんです。彼女は、子供達に大人気のクレヨンしんちゃんの野原しんのすけの声を担当している声優でもあります。声優としてはかなりの実力を持っている人として有名です。

• 本名：小林由美子(こばやしゆみこ)
• 愛称：しゅびっち
• 血液型：O型
• 出身地：千葉県
• 生年月日：1979年6月18日
• 身長：147cm
• 所属事務所：フリー
• 職業：声優
• 声優デビュー：1998年

和洋女子大学を卒業された小林由美子さんは、その後、アニメージュ・日本ナレーション演技研究所主催の声優スクールに通い、声優の勉強をされていました。また、大学在学中の1998年に声優デビューを果たしています。デビュー作は、KIRARAの美田役でした。そこでの活躍が話題となり、2001年には、電脳冒険記ウェブダイバーの結城ケント役を務めます。ここで初主演を務め一気に活動の場を広げていきました。

小林由美子さんは、少女役から少年役まで演じることができる声優として定評があります。それゆえに、大人の女性の声を演じるよりも少年少女の役を演じることが多くなっていきました。2001年に今まで所属していたミューラスが解散することになり、アーツビジョンに移動します。その後2006年には結婚され、女の子と男の子の子供を出産されました。

1992年4月～クレヨンしんちゃんの野原しんのすけ役を演じてきた矢島晶子から、役を引き継ぐことになり話題となります。小林由美子さんは、2018年7月～クレヨンしんちゃんの野原しんのすけ役を演じることになりました。その他の代表作品では、ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマーの野生闘士ライオジュニア役や、合体戦士マグナボス役を務め話題となりました。

さらにその後も様々な役を演じていきます。SDガンダムフォースの武者頑駄無 元気丸役や、魔豆奇伝パンダリアンのトビー役、はぴはぴクローバーのガク役、レ・ミゼラブル 少女コゼットのガヴローシュ役、鬼灯の冷徹のシロ役、スティッチ！〜ずっと最高のトモダチ〜の豊田さん役など多くを演じてきたのです。

この物語で、心優しく穏やかな性格の椿の声を演じたのは、声優の名塚佳織さんです。彼女は、声優以外にも歌手や舞台女優としても大活躍されています。名塚佳織さんは、小学校の時からミュージカルなどで子役として出演されていました。複数の役を何度も演じている作品があるのも特徴です。1998年には、フラワーというアルゴミュージカルのサイヤ役を見事に演じています。

• 本名：名塚佳織(なづかかおり)
• 愛称：かおりん、なづ、かもさん
• 血液型：B型
• 生年月日：1985年4月24日
• 身長：160cm
• 所属事務所：フリー
• 職業：声優、歌手、舞台女優
• 声優デビュー：1999年

そのミュージカルをたまたま観にきていた大地丙太郎さん(アニメ監督)の目に留まったことがきっかけで、声優としての活躍がスタートしました。その後は、様々なテレビアニメの声優の仕事をされ、多くの主役やヒロインを演じていきます。

名塚佳織さんの代表作品は、だぁ!だぁ!だぁの光月未夢役、今、そこにいる僕のララ・ルゥ役、交響詩篇エウレカセブンのエウレカ役、.hack//SIGNの昴役、コードギアス 反逆のルルーシュのナナリー・ランペルージ役、 ナナリー・ヴィ・ブリタニア役、アイドルマスター XENOGLOSSIAの双海亜美役などがあります。

自分の信念をしっかりと持っているブラック☆スターのキャラクターをかっこいいと思っている人は、かなりたくさんいました。お調子者で、殺し屋とは思えない目立ちたがり屋の性格があだとなって、様々な問題を引き起こしていきますが、彼の職人としての能力は確かだったため、相手を思いやることができるようになるにつれて大人へと成長していきます。そんなやんちゃな魅力が彼にはあるのでしょう。

この作品の中で、未熟だった少年が次第に成長していく姿に感動している人は多いようです。特に、初めが自分勝手で酷い性格であればあるほどその成長は大きく感じるのでしょう。パートナーの存在を尊重して大切にしている彼の行動は、かっこいい男の見本になりました。ダメダメだった少年も好きな人ができることで心も身体も大きく成長するということを、彼を通して学んだ人は多かったようです。

目立ちたがり屋で、自己主張が激しすぎる彼の成長は素晴らしいという人は多いです。能力はあるもののそのわがままな性格ゆえに、初めのうちは実力を発揮できずにいました。しかし、ペアを組んでいる心優しい椿と一緒に過ごすことによって彼女の芯の強さを知っていきます。それによって大きく大人に成長したのでした。その様子を見事に表現しているのが、声優の小林由美子さんです。

人を殺すことを生業としている星一族に生まれたブラック☆スターは、職人としての能力は確かなものを持っているものの、殺し屋らしからぬ目立ちたがり屋の性格があだとなって、様々な問題を起こしていました。また、勉強が大嫌いだった彼は、勉強しても0点を取るという困った才能を持っており、常に補習に追われる日々を過ごしていたのです。そんな彼を大きく成長させたのは、心優しい椿でした。

穏やかな性格の椿は、自己主張が激しすぎる彼とも波動を合わせることができる素晴らしい才能を持ち合わせた優等生です。普段は穏やかで優しいですが、芯が強く、自分の信念を貫く頑固さを持っていました。その姿に徐々に影響を受けるようになった彼は、相手を思いやることができる大人へと成長していきます。成長に伴っての名言も素晴らしく、彼の成長を見事に表現している声優の小林由美子さんの存在も欠かせません。