【ラディアン】グリムとは何者？目的・素顔を考察！担当声優はだれ？

様々な魅力的なキャラクターが登場し、盛り上がりを見せているフランス発の漫画作品・ラディアン。アニメ化される程人気となったラディアンの、正体が謎に包まれている魔法使い・グリムについて紹介していきます。その前に、グリムが登場して活躍しているラディアンという作品について紹介します。

ラディアンの作者は、フランス人漫画家のトニー・ヴァレントです。一般にフランスでの漫画作品は、全編カラーページで描かれる「バンド・デシネ」という芸術的な作風のものが多いです。しかし、ラディアンは日本のバトルマンガの要素をたくさん詰め込んでおり、白黒のページで描かれています。フランス本国では2013年から単行本が発行されています。ラディアンの翻訳版は2015年に日本でも発売され、人気となりました。

ラディアンのストーリーでは、立派な魔法使いを目指す主人公が仲間と共に旅に出るという、王道なストーリーとなっています。少年漫画の要素がたくさん入れられているラディアンですが、実は深いメッセージ性のあるテーマも含まれています。「差別・排斥」といったシリアスなテーマも込められた作品です。

翻訳版が発売されると、その王道なストーリーで人気を集めたラディアン。NHKでテレビアニメも放送される事となりました。2018年の10月から放送を開始したテレビアニメ・ラディアンは、翌年2月まで第1シリーズが放送されました。放送時間は毎週土曜日の17時35分～18時まででした。第2シリーズは放送時間を毎週水曜日の19時25分～19時50分へと変更し、2019年の10月から放送されています。

正体不明のキャラクター・グリムが登場する、ラディアンのあらすじを紹介していきます。ラディアンの世界は、空中にたくさんの島や国が浮かんでいます。人々はそれぞれの島を飛行機で行き来しながら生活していましたが、突然襲ってくる謎の怪物・ネメシスに悩まされてもいました。ネメシスを唯一倒すことが出来るのは魔法使いでしたが、魔法使いも異質なものとして人々から忌み嫌われているのでした。

ラディアンの主人公は、田舎の村で師匠の魔法使い・アルマと共に暮らしているセトという少年です。一人前の魔法使いを目指しているセトでしたが、トラブルメーカーでもあり問題を起こして村人からは厄介に思われていたのでした。ある日、セトの暮らす村にネメシスの卵が降ってきます。手柄を立てようとしたセトでしたが、ネメシスを目覚めさせてしまいます。

何とかネメシスを撃退できたセトでしたが、ネメシスをただ倒すだけでは人々を守れないと感じます。世界のどこかにあると言われている、ネメシスの巣・ラディアンを破壊するため、セトは師匠アルマの元を旅立っていくのでした。

ラディアンに登場する正体不明の魔法使い・グリムのプロフィールを紹介していきます。グリムは、つばの広いとんがり帽子を被り、全身を包帯で覆っているキャラクターです。顔も包帯で巻かれている為、その素顔は見えません。赤く光る不思議な目と、耳までさけた口が特徴です。この不思議な風貌は正体不明のグリムの魅力を更に際立たせています。

まさに魔法使いといった風貌をしている、正体不明のグリム。そんなグリムは自分の名前を一人称に使っています。「俺」や「私」ではなく、「グリムは～」と話しています。小さな子供のように自分の名前を一人称としているグリム。違和感を感じる所ではありますが、この違和感はグリムの謎に満ちた魅力を更にアップさせています。

グリムは登場時、セトたちと誤解し合っていました。結果的に戦闘になり、セトを何度も吹っ飛ばしていたグリム。しかし、本来グリムは丁寧で紳士的な性格をしているキャラクターです。素顔が見えないために表情も伺うことが出来ないグリムですが、本来は落ち着いた態度で紳士的に人と接する魔法使いです。

グリムの正体は死神なのではないかとも考察されています。その理由はラディアンのアニメのOPにあるのです。OPに登場するグリムは、背景に亡霊のようなものを従えています。また、グリムは大きな満月の幻想的な夜に決まって現れています。この死神のようなムードからも、グリムは死神なのではないかと考えられるようになったのです。

「グリム･リーパー」は、死神を意味する言葉です。グリムの名前そのものであり、死神から取られているとも考えられています。また、死神といえば大きな鎌を背負っているイメージが強いものですが、グリムも大きな刀を使用して闘います。現状正体不明なグリムですが、死神の魔法使いなのではないかと予想されています。

グリムの目的や強さについて考察していきます。グリムは初登場時、ランブル・タウンに仕事を請け負ってやってきたセトたちと出会っています。その際、セトたちの目的を聞き出そうとしていたグリム。おそらく、グリムの目的の邪魔になるかどうかを判断したかったのだと考察されています。しかし、この時グリムは自身の目的を明かしていません。その為、グリムがどんな目的で行動しているのかは不明です。

グリムは体中を包帯で隠したキャラクターです。顔も包帯でグルグルにまかれている為、その素顔は見えない状態です。包帯で覆われた顔には、真っ赤に光る丸い目と、ギザギザの歯が見える大きな口が見えます。その下の素顔は見えませんが、この姿も謎に満ちたグリムの魅力の一つとなっています。

グリムの強さについても考察します。グリムの魔法の腕は確かなものです。ランブル・タウンでセトと交戦した際、何度もセトを吹っ飛ばしていたグリム。しかし、その強さの底は見えず、あまり本気を出していない様子でした。グリムは手の平から出した刃を使って戦います。セトとの戦いでは力の差がありすぎてその強さの全容は分かりませんでしたが、かなりの実力を持った魔法使いだと言われています。

アニメ・ラディアンでグリムの声を担当した声優について紹介します。グリム役の声優は、様々な人気作品で声を担当している、子安武人です。子安武人は1967年5月5日生まれの日本の声優で、神奈川県出身です。ティーズファクトリー代表取締役を務めています。

声優・子安武人の主な出演作を紹介します。声優・子安武人は、「マクロス7」のガムリン木崎役、「新世紀エヴァンゲリオン」の青葉シゲル役、「ベターマン」のベターマン・ラミア役、「魔人探偵脳噛ネウ」の脳噛ネウロ役、「ジョジョの奇妙な冒険」のディオ役などでも知られています。

アニメ・ラディアンに登場したグリムに関しての感想をいくつか紹介していきます。ラディアンに登場するグリムは、アニメキャラクターの中でも好きなキャラクターとして名前が挙げられています。正体不明の魔法使い・グリムは不思議な魅力に溢れたキャラクターとして注目されているのです。

ラディアンという作品には、非常に個性的で濃いキャラクターが多数登場しています。そんなキャラクター達の中でも、グリムは特に異彩を放っています。個性的で目が離せないキャラクターとして、ラディアンのグリムは多くのファンを獲得しています。

ラディアンのグリムは、素顔が分からない為、イケメンなキャラクターなのかは不明です。しかし、彼の声を演じた子安武人の演技は非常にカッコよく、声がとても良いとして評価されているのです。人気のベテラン声優である子安武人の演じたキャラクターはたくさんいますが、グリムも人気を集めています。

ここでは、フランス発の人気作品・ラディアンに登場する、グリムというキャラクターについての情報をまとめました。グリムは正体不明の魔法使いで、全身包帯姿の不思議なキャラクターです。その強さや目的の全容は明らかになっていませんが、主人公セトを手助けしてくれるキャラクターでもありました。是非、ラディアンをチェックして、不思議なグリムの活躍するシーンにも注目してみてください。