【ハイスコアガール】大野晶はしゃべらないヒロイン？ハルオや日高小春との関係は？

大野晶というかわいいしゃべらないヒロインが登場するハイスコアガールという作品を紹介していきます。まずは、かわいいのにしゃべらないヒロイン、大野晶について紹介する前にハイスコアガールという作品情報について、概要とあらすじから見ていきましょう。

ハイスコアガールとは、ガンガンで連載されていた押切蓮介原作の漫画です。2010年に連載されており、2018年にはアニメ化もされました。また、2013年のこの漫画がすごいの男性部門で2位を獲得する大人気漫画です。作風は、1990年代をモチーフにしており、当時人気だった格闘ゲームが題材となっています。

舞台は神奈川県川崎市の溝の口で、当時大人気ゲームだった『ストリートファイター』をゲームセンターで対戦したのが、同じ小学校のハルオと大野晶でした。この因縁がきっかけとなってスタートするドタバタラブコメです。

ゲームしか取り柄がない小学6年生で主人公のハルオは、毎日通うゲーセンで同じクラスの大野晶と出会います。ゲーセンという場所には不釣り合いな大野晶は、学校では成績も優秀でお金持ちのお嬢様です。何となく気に入らないハルオは得意のゲームで勝負を挑みますが、ぼろ負けでした。自分がこんなお嬢様に負けるはずはないと禁じ手を使って再度挑みます。

ところが、これに大野晶が激怒し、ハルオを殴り飛ばしてしまうのでした。このことが原因となり、二人は毎日通っていたこのゲームセンターを出入り禁止にさせられてしまうのでした。どうしてもゲームがしたいハルオはゲームをするために別の新たなゲーセンを捜すのですが、行く先行く先に必ずいる大野晶と、時にぶつかり合いながらも、ゲームを通して二人の仲は少しずつ縮まっていくのでした。

いよいよ小学校も残り少ない日となった時、大野晶が海外に転校することが判明し、クラスでお別れ会をすることになりました。ゲーセンという自分の聖域に土足で足を踏み込み、自分をそこから追い出した忌々しい存在である大野晶に対してハルオは素っ気ない態度をとります。しかし、自分の中で大野晶が大きな存在であることに気が付き、いつしか再会することを約束するのでした。

時は経ち、ハルオと大野晶は中学2年です。ハルオは相変わらずゲーム三昧の日々を送っていました。そんなハルオにクラスメイトの日高小春が興味を持ち始めます。新作のゲームを嬉々としてプレイをするハルオの様子を日高小春は後ろで眺めるのですが、そんな日高小春の気持ちにハルオは全く気が付いていませんでした。

それどころか、大野晶と因縁となったゲームの新作が発売されないことが、自分と大野晶との再会にストップをかけているような気さえしているのでした。そんなハルオが中学3年に上がると海外に転校していた大野晶が日本に戻ってきて見事に再会を果たすのでした。しかし、ハルオが思い描いていた再会とは、ゲームでの再戦のことであり、中々再戦できない日々に悶々とし続けるのでした。

ハルオは、修学旅行の自由時間にゲームの大会にエントリーをしていました。すると、大野晶も大会にエントリーをしていることがわかり、やっとの想いで再戦できると喜び、トーナメントの決勝戦で因縁の再戦を果たすのでした。ハルオは、昔のように大野晶と遊ぶようになったことで、自分の本心に気が付き、大野晶と一緒にいたいという気持ちを自覚します。

そんなハルオは、大野晶が志望している高校に自分も行きたいと思うようになり、今までさんざんしていたゲームを封印して受験勉強に取りかかることにしたのでした。ところが、ハルオの思惑通りにはいかずにハルオは高校受験に失敗したのでした。失敗したハルオは大野晶への引け目からゲーセンへと足を運ぶことをやめてしまい、すっかりとふさぎ込んでしまうのでした。

そんなハルオを見かねた日高小春は強引にハルオをゲーセンへと連れていき、ゲームで勝負を挑み、ハルオに見事勝利するのでした。ハルオはこれを機に大野晶への想いを再度燃やすのでしたが、大野晶とハルオの恋路には大野晶の家庭環境という大きな壁が立ちはだかります。

ハルオは、今の自分に何ができるのかを真剣に考え始め、そんなハルオを見た日高小春はハルオの気持ちを再確認して自分の胸が痛むのを実感したのでした。そんなハルオは、大野晶の家庭環境を知り、更には大野家の家庭教師と話しを聞いたりして自分の本心がどんなものなのかがわからないでいました。そこに更に追い打ちをかけるように日高小春が告白をしてきたことで自分の気持ちがわからなくなってしまうのでした。

ハルオの気持ちの整理がつかないまま、強引に大野晶とハルオは離れ離れになってしまうのですが、離れても二人の気持ちが変わることはありませんでした。気持ちが離れても二人はどんどん前へと進み、ハルオはゲームで負けた小春に再戦を挑むのでした。一方の晶の姉は両輪の晶への勉強教育の行き過ぎを心配し、ハルオと接触します。

姉を通してハルオの気持ちを知った晶は、ハルオの行動が自分の支えとなり、家庭教師へ反抗したり、ハルオが渋谷に染まっていることを知ると、行くことを禁止されているにも関わらず、渋谷へと向かったりと、徐々にその行動に変化が出てきているのでした。ハルオはひょんなことから日高小春とファミレスで夜を明かさなければならない状況に陥っていました。

日高小春は、自分の想いをハルオに告げるもハルオの鈍感さにしびれを切らし、思わず抱き着きます。そこに偶然晶が現れてしまうのでした。後日、晶は使用人に頼んでハルオを自宅に招き入れ、昔から今まで連作されているゲームを初代からハルオにプレイさせます。それは、しゃべらない晶からのハルオへの意思表示でした。

ハルオは、そんな晶の意思をくみ取り、先日のファミレスの件を謝罪するのでした。その翌日には、晶が日高小春にゲームで勝負を挑み、晶が勝つことで、小春は自分がゲームでも恋愛でもハルオと晶の間に入れないことを悟るのでした。

後日、ハルオはとうとう自分が晶のことを好きであることを自覚するのですが、どう告白すればいいのかわからないでいました。最近ではハルオが原付で晶の家まで会いに行くのが日課になっており、晶も笑顔でそれに応えています。二人の気持ちが繋がっていることを知っているハルオの友人は、ハルオに再びゲームの大会で晶に勝利して告白をするとアドバイスをします。

一方の晶は、ハルオへの気持ちが高まる一方で、アメリカに住んでいる両親からもう一度アメリカに来るようにと催促されていました。つまり、アメリカへ行くということはハルオとの別れを意味します。そこでその大会でハルオに勝った場合には別れを切り出そうと決意するのでした。

大会は白熱した戦いの結果、晶が勝利をしハルオは告白するチャンスを失ったばかりか、晶が再びアメリカへ行くという現実を突きつけられたのでした。見かねた晶の姉が、ハルオに晶が出発する日にちを伝え「必ず見送りに来るように」と強く言い放ちます。そして、晶から渡された物をハルオに渡すのでした。

それは、小学生の頃に晶にハルオが渡したおもちゃの指輪でした。昔あげたものを返されたということは振られたのだと思ったハルオは、晶がアメリカへ発つ当日になっても空港へ行く気持ちになれずにいました。そこへ偶然小春が現れて自分の心にたまっていたものを吐き出してしまいました。晶に振られたことや、指輪を返されたことを語るハルオに小春は「ハルオらしくない」とビンタするのです。

小春に諭されたハルオは、様々な偶然や奇跡が重なり、晶の元へとたどり着きます。「まだ勝負はついていない。勝ち逃げは許さない。」と晶に言い、必ず会いに行くことや嫁にするために迎えに行くことを宣言します。そしてとうとう告白をするのでした。そしてハルオは晶を見送るのでした。

ハイスコアガールに登場する大野晶のプロフィールについて紹介していきます。大野晶はこの物語のメインヒロインで、1979年10月10日生まれのO型です。大野晶は、成績もよく、容姿も美しく、かわいいまさに一般的に想像できる所謂「お嬢様」です。しかし、実は格闘ゲームが得意な女の子です。家柄がかなり厳しく、稽古事の毎日だった大野晶にとって格闘ゲームは唯一のストレス発散方法だったのです。

普段は冷静でしゃべらない大野晶ですが、ゲームのこととなると興奮する素振りを度々ハルオに見せたりすることもあります。見た目はおしとやかそうですが、喧嘩が強く、ハルオのことを激しく罵ったり、頭突きをしたり、顔面を思いっきりひっかいたりすることがあります。また、甘いものやお菓子が大好きで常に飴を持っています。

ハイスコアガールに登場する大野晶のように全くしゃべらないヒロインは稀ということについて紹介していきます。昔からあまりしゃべらない、つまり「無口系」のヒロインは沢山いましたが、大野晶のように全くしゃべらないヒロインはかなり稀です。歴史長いアニメ界でも大野晶のようにここまでしゃべらないヒロインはほとんどいないと言っても過言ではありません。

しかし、大野晶はしゃべらない代わりに仕草や、身振り素振りなどで感情表現をしてくれるので、言いたいことは何とか伝わります。そのため、しゃべらなくても意思が分かるので、特に大野晶がしゃべらないことに対して困るということは無いです。

ハイスコアガールに登場する大野晶のようにしゃべらないヒロインは他にもいるということにことについて紹介していきます。大野晶のように全くしゃべらないというヒロインは稀ですが、同じように無口なヒロインはいます。その代表作として「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイがあげられます。この綾波レイが視聴者たちから莫大な人気を得たため、クールで無口なヒロインの数が増えて来たのです。

その綾波レイがいたからこそ、生まれたキャラクターたちが沢山います。その中でも特に、「涼宮ハルヒの憂鬱」に登場する長門有希や、「ToLOVEるｰとらぶるｰ」に登場する金色の闇など数多くの愛されキャラたちがそうです。しかし、やはり大野晶のように「言葉ではない声」のみで放送されているヒロインは大野晶が地上波初といっても良いでしょう。

大野晶とハルオや日高小春の関係の1つ目は、大野晶とハルオの関係についてです。ハルオとは、物語の主人公であり、ゲーム以外に取り柄がないことを自分自身が知っています。そんなハルオは大野晶が下町のゲーセンにいたことで異質だと感じ、更に得意のゲームで負けたことで嫌います。

ところがハルオは、次第に晶のことを好きになっており、ゲームを通して大野との距離を縮めていくのでした。大野も親の決めたことや学校での自分と違う自分がさらけ出せるということもあり、ハルオの存在が自分の支えとなっているのでした。二人の行動原理がお互いの関係であり、ハルオは晶のために、晶はハルオのために行動する節があります。

大野晶とハルオや日高小春の関係の2つ目は、大野晶と日高小春の関係についてです。日高小春とは、中学の時にハルオのことを好きになった女の子です。晶と小春お互いにハルオの事が好きな恋のライバル同士です。晶は小春がいたからこそ、今までは「ただの幼なじみ」としてしか見ていなかったハルオのことを異性として意識するようになったのは、小春の存在がいたからこそです。

ハルオとは大好きなゲームを一緒にして徐々に絆を深め、おもちゃとはいえ、指輪を貰ったことにより当時小学生の晶の中ではハルオは大きな存在となっていたことが推測できます。しかし、家の事情で海外に行くことになってしまい、帰国したらハルオの傍には小春という晶の知らない女の子がおり、その時に晶は初めてハルオへの気持ちに気づくのです。

しかし、晶には親同士が決めた許嫁がいました。自分の事情を1番よく理解していた晶が小春のハルオへの気持ちが本物なら自分は手を引こうという思っていることを小春は肌で感じ取っていました。晶にとって小春とは恋のライバルでもありますが、唯一一緒にゲームができる女子友達だったのです。そして、このことから晶は小春のことを1人の人としてもゲーム仲間としても認めていた人物だったと推測できます。

大野晶のかわいい魅力の1つ目は、才色兼備ということです。晶は小学校の時から高校までずっと黒髪でロングという髪型をキープしています。また、小学校ときから成績優秀でクラスの子からは高嶺の花として扱われていました。あまり褒めることに対して慣れていなかったハルオですら「かわいい顔してるな」と思っていることが思わず口から出てしまうほどに晶はかわいいのです。

大野晶のかわいい魅力の2つ目は、激情家な性格ということです。晶は言葉を発さないため何かがあった時は直ぐに手がててしまうという事があります。空手や格闘技も身につけているため、かなり強く、ゲームでずるをした相手には容赦なくたたきつぶすほどです。

大野晶のかわいい魅力の3つ目は、ねんどろいども人気だという点です。ねんどろいどには、無表情の大野晶の他にも、禁じ手を使ったハルオに怒ったときの怒り顔や、物をかわいらしく食べている表情などがあります。作品同様にかわいい表情で人気のアイテムとなっています。

大野晶のかわいいねんどろいどには、ネット予約することで、特別パーツ『タイ焼き』が付いてきたそうで、非常に人気が高かったようです。かわいい表情の他にも怒った顔で作中を再現することも可能です。

ハイスコアガールに登場する大野晶の声を担当している声優について紹介していきます。大野晶の声を担当している声優は鈴代紗弓です。鈴代紗弓は神奈川出身の声優です。21歳にして数多くの作品に出演しています。ゲーム「アルテイルクロニクル」で声優デビューし、2017年「ラブライブ！サンシャイン!!」でテレビデビューをしました。そして、今回の「ハイスコアガール」の大野晶役が初メインキャラクターを演じました。

ハイスコアガールに登場する大野晶の声を担当している声優の鈴代紗弓の主な出演作品について紹介していきます。鈴代紗弓の主な出演作品は「荒野のコトブキ飛行隊」に登場するキリエ役や、「ぼくたちは勉強ができない」に登場する武元うるか役などがあります。また、テレビアニメだけではなく劇場版やゲーム、ラジオなどにも数多く数多く出演しています。

大野晶に関する感想や評価の1つ目は、大野晶がかわいいという評価です。さすがヒロインなだけあり、大野晶がかわいいという評価が多いです。ネットを見てみると、日高小春のことを好きだという感想が多くあるのですが、それは健気な性格やハルオの背中を押すシーンなどが描かれている面もあるようです。

しかし大野晶は、その見た目がかわいいという声が多いです。話さない代わりに表情が豊かな一面も人気の秘密となっています。特に怒った顔や食べる時の表情など、様々に描かれており、そのどれもがかわいいと高評価です。無口でも表情が豊かであれば人気になれることが、大野晶によって証明されています。

大野晶に関する感想や評価の2つ目は、大野晶の無口でもその表情でハルオに対する愛情が伝わるという感想です。また、晶は表情に出さなくても行動などでどれだけハルオに好意があるのかを表しています。ハルオが単純に鈍感な部分もあって、晶の気持ちに気づかないでいる部分もあります。

小春に対してもそうですが、ハルオは鈍感な部分があり更に自分の気持ちを素直に出せないでいる臆病な部分もあります。そんなハルオに対してもやもやしてしまう様子まで伺えます。二人の気持ちは読者や視聴者からは見てすぐに分かるのに、全然くっつかないので、見ている側がもやもやするような場面もあり、早く幸せになって欲しいという思いが数多くネット上で叫ばれていました。

大野晶に関する感想や評価の3つ目は、ゲームを題材にしている点が最高に面白いという感想です。意外にもゲームを題材にした漫画やアニメは少なく、珍しい部類に入ります。ハイスコアガールはゲームはあくまでも晶とハルオが近づくための媒体でしかありませんが、ゲームがきっかけとなってお互いの距離が近づき、二人の気持ちが再確認できる重要な鍵となっています。

ゲームという1つの媒体によって、晶、ハルオ、そして小春のそれぞれの想いが交錯し、そしてゲームによって決着がつくのです。レトロなゲームがこの作品によって再度人気になったという感想もあり、ゲーム好きな人からの支持が特に高い作品となっています。話のストーリーも面白いとハイスコアガールは高評価を得ています。

いかがでしたか？ハイスコアガールに登場する大野晶について紹介、まとめてみました。無口でしゃべらないのに、表情が豊かだからヒロインとして務まり、またとってもかわいいと高評価なのがわかりました。今回の記事を参考にして、ハイスコアガールの魅力を再発見しながらもう一度ハイスコアガールを観てみてください。