蜜夜婚の最終巻あらすじ・結末と感想ネタバレ！最終回で白銀と翠はどうなる？

蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～は、「人に見えないもの」が見えるという特別な体質を持つ主人公の翠が、穢れを背負った大弓の付喪神・白銀の「浄化の花嫁」となり、白銀が背負う穢れを肌を重ねて祓うという、契約結婚のストーリーを描いた恋愛漫画です。本気で愛し合う事となり、「務めを終えた花嫁は人の世に還す」という約定を破ってでも添い遂げたいと願うようになった翠と白銀の結末はどのようになっていくのでしょうか？

付喪神を清める役目を終えたにもかかわらず、白銀から離れずに定めを破った事で翠に生じた代償はとても大きなものでした。黄泉（よみ）に匿われた翠を必死に探す白銀は、無事に翠を見つけ、助け出す事が出来るのでしょうか？今回は、蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～最終回（8巻）のあらすじや結末、感想をまとめてネタバレ紹介していきます。

まずは、蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～の漫画の基本情報を紹介していきます。蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～は、大海とむが作者の少女漫画で、プチコミックで連載されていました。今回紹介するコミック最終回（8巻）の内容は、2019年3月8日に発売されたプリコミック2019年4月号に掲載されています。

次に、蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～の最終回（8巻）までのあらすじを簡単にネタバレ紹介していきます。小さい頃から「人に見えないもの」が見えるという特別な力を持っていた翠は、気味悪がられて両親とも上手くいかず、ひっそり孤独に生きていました。

幼い頃に謎の美青年に「俺の嫁になる」と告げられた予言の通り、成長した翠は、唯一の理解者である骨董品屋のおじさんの元で、一千年生き続けている、大きな穢れを背負った大弓の付喪神・白銀と出会います。

穢れにより弱った白銀の穢れを祓えるのは、「浄化の花嫁」となる乙女の肌のみです。力のせいで、今までまともに人と関われず、孤独に寂しく生きてきた翠は、自身の強い「浄化」の能力を白銀に見初められた事に喜びを覚え、白銀の「浄化の花嫁」となる事を決意しました。

夜ごと肌で白銀を浄める内に白銀に愛される喜びに目覚めた翠は、「務めを終えた花嫁は人の世に還す」という当初の約束に抗う事になっても、このまま白銀と添い遂げたいと願うようになり…。

ここからは、蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～の最終回（8巻）の結末までのあらすじについて、各話毎にまとめネタバレ紹介していきます。

まずは、蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～の最終回（8巻）35話のあらすじをネタバレ紹介していきます。白銀と一緒にいる事を諦めないと誓った翠でしたが、この先自身に降りかかる代償や、自分が白銀と居る事によって、白銀が大切なものを奪う事になってしまうのではないかという不安に押しつぶされそうになっていました。しかし、白銀も翠も、一番怖いのは、どんな事よりも相手を失う事だという事に気が付いたのでした。

しかし、人の世が失う、翠という花嫁の存在は大きく、白銀の花嫁を手放すまいという強い言霊が強くなればなる程、花嫁を人の世に還す約定が生んだ、世の「流れ」を歪ませてしまっていました。それを見たあるじどの（白銀の元の持ち主）は、白銀はもはや歪みでしかなく、もう一緒にいる事は出来ないと、白銀に向け弓をひきました。

とっさに白銀を庇い、あるじの矢に刺されてしまった翠は、自身の命を失い、神々により、魂を黄泉に匿われてしまうこととなりました。水神のもとに体を預けられた翠には、自分を消す事しか出来ず…。

次に、蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～の最終回（8巻）36話のあらすじをネタバレ紹介していきます。翠を失った事で大荒れとなった天地では、天災や穢れの増加が酷くなっていました。花嫁を奪われた御弓神が祟り神となる事を恐れた神々は、苦肉の策として、「人の世から翠という存在を消す」という提案をしました。

これにより、失う物が無くなり、人の世の混乱自体は解決しますが、それと引き換えに、家族やおじいさんなど、翠にとっての大切な人々からも、翠の存在自体が消えてしまうという事になります。しかしそれは、翠の身体と魂を取り戻せた場合、白銀は翠を花嫁として人の世に還さなくても良いという事も意味していました。翠を手放したくない白銀は、翠の魂を探して、穢れ深い黄泉に下っていました。

翠を目の前で死なせたのは白銀への代償、自身の手で自身の存在を消すことが翠へ与えられた代償となりました。自身の存在を消すために人の中にある記憶の花を摘んでいく翠は、両親や妹、おじさんの愛を改めて実感し、涙を流すのでした。

ここからは、蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～の最終回（8巻）37話のあらすじをネタバレ紹介していきます。摘んだ記憶の花を焚き上げ、黄泉の果実を口にした翠は、黄泉の住民となりました。人の世に在ったことを全て失ってしまう翠は、記憶を失う事で自身の認識も曖昧になり、自身の姿かたちを保つ事すら難しいと思われていました。そんな翠を探して必死に黄泉を彷徨う白銀。

翠を想う強い気持ちでなんとか翠を探し当てた白銀は、自身が穢れにやられることなど気にも留めずに、再会した翠とキスを交わすのでした。

ここからは、蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～の最終回（8巻）38話のあらすじをネタバレ紹介していきます。黄泉から翠を連れ帰ろうとする白銀を、黄泉の住人が次々、逃がすまいと邪魔してきます。そこに、翠を慕う鵺や梅の木の櫛、神馬、シシコマたちが現れて、白銀と翠を逃がしてくれました。

なんとか現世への鳥居にたどり着いた翠と白銀でしたが、黄泉の住人になった翠は、鳥居を超える事が出来ません。あるじどのは、大弓で翠の穢れを清める事を提案しますが、翠の魂自体が砕け散る事を恐れた白銀は、決断出来ずにいました。そんな白銀に、翠は「私は白銀さんに傷つけられたりしません。白銀さんの矢なら私の全てで受け入れるから…」と、白銀を受け入れる覚悟を伝えました。

ここからは、ついに結末を迎える、蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～の漫画の最終回のあらすじをネタバレ紹介していきます。

白銀の矢の凄まじい衝撃によって、翠は半年間動けなくなってしまいました。さらに、白銀の矢の大きな力は、黄泉の結界にも大きな損害を与え、結界自体を緩ませてしまった事により、悪霊たちが超えられるようになってしまっていました。そこに、翠が消えた事による世の歪みも合わさって、どんどん黄泉の穢れや悪しきものが通り抜けて行くようになってしまったのでした。

白銀は、花嫁を人の世から奪った代償として、「黄泉の番人・破魔の弓神」として、黄泉の結界を越える亡者や悪霊、その他天地を乱すような悪しき穢れを打ち払うという責めを担うことになりました。「白銀の大弓」の持ち主は、人を離れて「天地」に。白銀は、今までとは比べ物にならない程の酷い穢れを背負い続けていく運命になってしまったのでした。

酷い穢れを背負い続けていく運命となった「黄泉の番人・破魔の弓神」を支える為には、常に清めの花嫁がそばにいる事が必須となります。その為に、逃げる事も朽ちる事も許されないというのが、翠に課された代償となりました。白銀を愛する翠にとっては、代償というより、幸せなご褒美とも言えるかもしれません…。このハッピーエンドで、物語は完結します。

ここからは、蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～に関するTwitterでの感想や評価をまとめて紹介していきます。

大海先生のヒトではないものシリーズのファンだという感想が多かったです。白銀と翠の魂の片割れ感や溺愛ぶりに感動したという声もありました。

「知れば分かるあなたの良さ　知らなければ分からない」という白銀のセリフに心を奪われた翠の恋ごころに共感を覚えたという感想も多かったです。

蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～の最終回の結末に感動して涙を流したという声も多くありました。漫画コミックのみならず、スマホコミックで購入している人も多いようです。

いつかは人の世に帰されるため、離れる事を覚悟しての結婚だとわかりつつも、白銀に惹かれて、別れを想い苦しむ翠に感情移入してしまったという声も多かったです。

今回は、蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～の最終巻あらすじや結末、感想をネタバレ紹介していきました。親しい人々の記憶から消えてしまった翠ですが、白銀との愛を貫く為、自分の気持ちに正直な選択をした翠にとっては、背負った代償も、責めではなくご褒美とも取れる最高の結末となりました。

まだ蜜夜婚～付喪神の嫁御寮～を読んだ事のない方も、この機会に漫画を読んで、白銀と翠の愛のストーリーに感動してみてはいかがでしょうか？きっと、大海とむの世界観にハマる事間違いありません。