2019年11月05日公開
2019年11月05日更新
【ドクターストーン】あさぎりゲンはコーラ大好きマジシャン?司や千空との関係は?
2017年から週刊少年ジャンプで連載が始まった人気漫画『Dr.STONE(ドクターストーン)』。科学をテーマとしたこの作品は、週刊少年ジャンプに掲載されている漫画の中でも異例の作品として話題となりました。今回の記事ではそんな『ドクターストーン』に登場するキャラクター「あさぎりゲン」について紹介。あさぎりゲンはメンタリスト兼マジシャン。当初獅子王司の仲間として登場しました。しかしその後コーラをきっかけに千空側へと寝返ることに。そんなあさぎりゲンについてプロフィールや魅力を中心に紹介していきます。
あさぎりゲンはコーラ大好きマジシャン?
今回の記事では『Dr.STONE(ドクターストーン)』に登場するあさぎりゲンについて紹介します。あさぎりゲンはコーラが好きなメンタリスト兼マジシャンとして作品内で活躍。作品内でも屈指の人気を誇るメインキャラクターです。当初獅子王司の仲間として登場しました。しかしその後コーラをきっかけに千空側へと寝返ることに。そんなあさぎりゲンについてプロフィールや魅力を中心に紹介していきます。
ドクターストーンの作品情報
ドクターストーンの概要
あさぎりゲンについて詳しく紹介する前に、ドクターストーンについて簡単に説明していきます。ドクターストーンは科学をテーマとした作品で、2017年から週刊少年ジャンプで連載がスタートしました。バトルや恋愛がメインではない為、週刊少年ジャンプに掲載されている漫画の中でも異例の作品として話題沸騰。2019年にはアニメも放映されました。2019年11月現在も週刊少年ジャンプで連載中の人気作品となっています。
ドクターストーンのあらすじ
ドクターストーンの物語は現代日本から始まります。主人公である男子高校生の石神千空は科学部部長として活動しながら、友人達と平和な日々を過ごしていました。しかしある日、謎の光が地球全体を覆い、地球上にいた人間全員が一斉に石化してしまう怪事件が発生。そのまま約3700年の月日が流れ、現代文明は壊滅してしまいます。ですがある日偶然千空の石化が解かれ、千空は再び自由に動くことのできる体を手にすることに成功。
その後千空は試行錯誤の上、古くからの友人であった大木大樹の石化を解除することに成功します。大木大樹とともに全人類を救い出し、現代文明を再び取り戻すことを決意しますが…というのがドクターストーンのあらすじとなっています。
あさぎりゲンのプロフィール
今回紹介するあさぎりゲンは、主人公である千空と同じく旧現代人。元々はメンタリスト兼マジシャンとしてTV番組にも登場する有名人であったらしく、ドクターストーンの物語の中ではピンチを心理戦やマジックで乗り切る姿が描かれています。名前を漢字で表記すると「浅霧幻」となりますが、これはあくまで芸名。2019年11月現在もゲンの本名は不明のままとされています。
登場当時は主人公である千空よりも年上の19歳。マジックや心理戦以外にも声帯模写を得意としており、かなり無理をすれば女性の声ですら真似る事ができるという特技を持っています。身長や体重は不明ですが、コーラが好物であるらしく、ドクターストーンの物語の中ではコーラをきっかけに千空の仲間となりました。
あさぎりゲンと司や千空との関係
関係①復活させたのは司
メンタリスト兼マジシャンとして活躍するあさぎりゲン。他の旧現代人同様3700年もの間石化状態にありましたが、千空と対立状態にあった獅子王司の手によって復活します。司は粋な若者のみを復活させたいという考えを持っていたため、全人類の復活を目指していた千空と対立した人物。対立の結果千空を一時的に死亡へ追いやります。その後千空が本当に死亡しているかどうか疑問に思った司はメンタリストであるあさぎりゲンを復活させました。
司によって復活したあさぎりゲンはその後、司のスパイとして石神村にいた千空の前に現れます。本来はその時点で千空の生存を司へ伝えるはずでしたが、あさぎりゲンは自分がスパイであることをその場で自白。千空が石神村付近で作成したラーメンや製鉄所を見て、司と千空のどちら側へつくべきなのか悩んでいるのだと語り始めます。
関係②千空との約束
司と千空のどちらの味方につくか悩んでいたあさぎりゲンですが、その後千空が発電機を作り出したことにより、心が傾き始めます。しかしそれでも千空達の前では曖昧な態度をとったまま。そんな時決定打となったのが千空が宣言した「コーラを作る」という言葉でした。千空は科学を駆使して必ずコーラ作るとあさぎりゲンに約束。その結果あさぎりゲンは司を裏切り、千空率いる科学王国へ寝返る事を決意します。
関係③司に嘘の報告をした理由
司を裏切り、千空側へ裏切る事を決意したあさぎりゲン。その後司の元へと戻り、千空は間違いなく死んでいると伝えます。元々発電機を目にした時点で千空側へと気持ちが傾いていたあさぎりゲンですが、決定打となったのはやはり千空と約束したコーラ。再登場した際にも瞬時に状況判断し、コーラがかかっているという理由で千空の味方をしました。
あさぎりゲンのかっこいい魅力
かっこいい魅力①御前試合での活躍
当初は司の仲間として登場したあさぎりゲンですが、物語の途中からは千空側の味方として活躍するようになります。活躍の場が増えるにつれ、あさぎりゲンの人気は上昇。様々なキャラクターが登場するストーンワールドの中でも屈指の人気キャラクターとなりました。ここからはそんなあさぎりゲンの魅力について紹介します。
まず最初に紹介するのは御前試合での活躍。現代文明を復活させるために動き始めた千空でしたが、それにはマンパワーが不足していました。そこで千空は石神村の人々を味方にしようと画策。とある目的の為クロムやコハク達と共に御前試合へ参加します。一旦司の元へと向かったあさぎりゲンが再び千空達の前に現れたのは、クロムが御前試合でマグマと戦っている最中。戦闘能力の低いクロムがマグマに苦戦している時でした。
形勢を逆転させるため、硝子による発火を試みていたクロムですが、それには時間を稼ぐ必要があります。そこであさぎりゲンは「1歩でも動くと心臓が爆発する妖術をかけた」「この妖術は60秒しかもたない」と嘘を吐きます。この言葉をうけたマグマは「60秒待てば動けるようになるのだから」と、妖術の真偽を確かめることはせず、その場で60秒経過するのを待つことを選択。
その結果クロムは火を付ける事に成功。これが逆転の目となり、クロムはマグマに勝つことが出来ました。この試合はマグマが勝ってしまうと、千空達が御前試合で優勝することはできなくなると考えられていた重要な局面。後に千空が石神村の人々を仲間にできたのはあさぎりゲンの功績があったからこそだと言われています。
かっこいい魅力②人気投票の結果
既に何度も触れていますが、あさぎりゲンはストーンワールドに登場するキャラクターの中でも屈指の人気キャラクターとなっています。特に千空の仲間となってから人気は上昇。ここぞという場面で活躍することも多く、第1回人気投票、第2回人気投票の両方で第3位にランクインするという人気ぶりを見せています。
ドクターストーンには薬品名等科学に関する単語が登場したり、機械の仕組みについて千空が語るシーンが多く登場しますが、そのたびあさぎりゲンは驚きの表情を見せます。ひょっとすると読者の心情を代弁するようなあさぎりゲンのリアクションに共感したファンもいるのかもしれません。
かっこいい魅力③つかみどころのない性格
あさぎりゲンの魅力としてファンからよくあげられるのが「つかみどころのない性格をしている」というてんです。あさぎりゲン自身自分の事を「何のポリシーもない」「世界一ぺらっぺらの男」と語っている場面も描かれています。常に飄々とした軽口をたたき、作品中で何度も「有利な方につく」と宣言している場面が描かれていました。
元々メンタリストであったため謀略術にたけており、ここぞという場面では心理術を駆使。重要な局面を何度も切り抜けています。司を裏切り千空の仲間となったことから、司の仲間である氷月からは「薄汚い蝙蝠」とまで言われてしまっていますが、こうしたつかみどころのない性格がファンからは人気となっています。
かっこいい魅力④仲間に義理堅い一面も
飄々としており、つかみどころのない性格をしているあさぎりゲンですが、仲間に対しては義理堅い一面も持っています。千空がコーラを作ると約束した際には、重傷を負っているにもかかわらず司の元へ走り、「千空は死んでいる」と嘘の報告をしました。また、千空が開発した電話を司の元にいる大樹達に届ける際には、囮となったマグマとクロムの意志を汲み、千空の元へ全速で帰還しています。
更には千空が開発した気球に誰が乗るのか、トランプを使用したくじ引き形式で決定する場面では、箱根から駆けつけたクロムにこっそりとあたりのトランプを引かせるという心遣いも見せています。普段飄々としている性格をしているからこそ、義理堅く優しい一面をもっているあさぎりゲンは魅力的に見えるのかもしれません。
かっこいい魅力⑤言葉遣い
あさぎりゲンの魅力としてあげられる1つに、独特の言葉遣いがあります。元々旧現代で芸能活動もしていたことが関係しているのか、あさぎりゲンは「スゴイ」を「ゴイスー」、「ヒドイ」を「ドイヒー」等と表現する統語(ズーシャ語)を使用します。外見・性格共に特徴あるあさぎりゲンですが、独特な言葉遣いであるため、ますます印象的に。キャラクターが数多く登場するドクターストーンでも目立つキャラクターとなっています。
あさぎりゲンの声優
河西健吾のプロフィール
アニメ版ドクターストーンであさぎりゲンの声を担当したのは声優の河西健吾さんです。河西健吾さんは1985年2月18日生まれの大阪府出身。身長は158cmと少し小柄な体格をされているようです。2006年に声優としてデビューしました。初主演作はディズニーチャンネルオリジナル映画「スターにアイ・ラブ・ユー」の吹き替え。中性的な声が特徴で、声優である石田彰さんと声質が似ていると言われたこともあるそうです。
河西健吾さん本人も、石田彰さんのように個性的な声優を目指しているとのこと。河西健吾さん独特のハイトーンボイスについて、『ハチミツとクローバー』や『3月のライオン』の著者である漫画家の羽海野チカさんからは「輝く闇のような声」と評価されているそうです。
河西健吾の主な出演作品
ドクターストーンであさぎりゲンの声を担当している河西健吾さんですが、他にも数多くの作品に出演されています。特に有名なのは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の「三日月・オーガス」役。こちらは河西健吾さん初のアニメ主演作品となっています。他にも有名なのが『三月のライオン』の「桐山零」や『カブキブ!』の「蛯原仁」、『鬼滅の刃』の「時透無一郎」役等。その他ゲームキャラクターや吹き替えでも活躍されています。
あさぎりゲンに関する感想や評価
ドクターストーンの中でも屈指の人気キャラクターとなったあさぎりゲン。ここからはあさぎりゲンに関する感想や評価について紹介していきます。まず最初に紹介する評価・感想は「あさぎりゲンの献身がすごい」というものです。既に触れていますが、あさぎりゲンは仲間に対して義理堅く、優しい一面も持っています。物語の中では状況に応じて偽悪的な振る舞いを見せる事も。
あさぎりゲンの献身がとんでもないな…………何が蝙蝠男だよ…………
— 036 (@Thee_daco_036) November 3, 2019
司の仲間である氷月からは「蝙蝠」と言われてしまったあさぎりゲンですが、千空の仲間となってからは義理堅く、筋を通す場面が多く描かれています。千空の仲間としての貢献はファンからも高く評価されており、中には「あさぎりゲンがこの漫画のヒロインなのでは?」という方もいらっしゃるようです。
戦闘力で全く歯が立たなかった相手に、科学の武器と人材をフルに活かした作戦で対抗する。千空とゲンが刀を握ってるところは、まさにこの漫画のテーマを体現してるシーンだよね。
— 忠犬願い公@ポケモン小説 (@Negaigoto_SS) November 3, 2019
しかし本当に、どこまでも「やるじゃねぇか。あさぎりゲン!」に尽きる#ドクターストーン
次に紹介する評価・感想は「やるじゃねぇか」というものです。この感想は作中、主人公である千空が何度か口にしている言葉でもあります。ドクターストーンは科学をテーマとした作品ですが、人の繋がりを軽視しているわけではなく、むしろ心理戦や人の心の動きも多く描かれています。心理戦ではほぼ毎回あさぎりゲンが活躍するので、「ゲンが凄い」「ゲンがいなかったらヤバかった」という感想も多くあげられています。
どくたーすとーんは あさぎりゲンが好みですね……口だけペラペラ野郎のように見えて地道に準備してて筋は通すし大局を見て自分が悪役になることも厭わない何かその辺がグッサグサくるよね……あとコーラとっても嬉しそうに飲んでるのよかったねかわいいねたくさんお飲み……
— NZN (@nazuna_cqbr) November 3, 2019
最後に紹介する感想は「あさぎりゲンの行動が心に刺さる」というものです。普段飄々としながらも義理堅い一面を持ち、更に自分自身を悪役にする事もあるあさぎりゲン。主人公である千空をサポートするキャラクターとして活躍する場面も多く、その姿が心に刺さりファンになったという方も沢山いらっしゃいます。つかみどころのない性格をしているからこそ、ファンはいざという場面でのゲンの行動にギャップを感じるのかもしれません。
あさぎりゲンについてまとめ
今回はドクターストーンに同情するあさぎりゲンについて紹介しました。登場当初は司からのスパイとして現れたあさぎりゲンですが、後に千空の心強い仲間となっています。一見飄々としたつかみどころのない性格に見えますが仲間に対して義理堅く優しい一面も。ドクターストーンは2019年11月現在も連載中の作品ですので、これからもあさぎりゲンの活躍を楽しみに、ドクターストーンを見守っていきましょう。