作画崩壊がひどいアニメ作品まとめ!伝説の変すぎ・面白シーンを紹介

アニメ制作側の事情により生じたデッサンや遠近感の狂い、キャラクターの不自然な動きなどが見られる画像及びシーンは、「作画崩壊」と呼ばれ、別名「キャベツ事件」とも形容表現されています。本文では、作画崩壊のひどさから伝説となった作画がひどいアニメや前代未聞の未完成での上映となった映画などのアニメ作品一覧まとめと、人気アニメで映し出された変顔や面白シーンを紹介します。

作画崩壊がひどいアニメ作品まとめ!伝説の変すぎ・面白シーンを紹介のイメージ

目次

  1. 作画崩壊がひどいアニメ作品一覧!キャベツ事件とは?
  2. 作画崩壊が面白いシーンや顔の画像~ドラゴンボール編~
  3. 作画崩壊が面白いシーンや顔の画像~プリキュア編~
  4. 作画崩壊が面白いシーンや顔の画像~その他編~
  5. 作画崩壊がひどいアニメに関する感想や評価
  6. 作画崩壊がひどいアニメまとめ

作画崩壊がひどいアニメ作品一覧!キャベツ事件とは?

「作画崩壊」とは、アニメ制作の段階で、予算面やスケジュール不足等が原因となり、納品までに作画の品質管理が行き届かず、デッサンや遠近感の狂いなどの不自然な動きが生じた発生した画像を指し、あるアニメで登場した作画崩壊シーンから「キャベツ事件」とも呼ばれます。以下では、現代でも不名誉な形で視聴者の話題に上こともある、作画崩壊がひどいアニメ作品一覧を紹介します。

作画崩壊がひどいアニメ①ひだまりスケッチ

アニメ「ひだまりスケッチ」は、蒼樹うめ先生の四コマ漫画を原作とした作品で、2007年にアニメ第1期が制作・放送されました。「ひだまり」「ひだスケ」の略称で知られるこの作品は、制作状況の関係から、作画崩壊シーンの多さでも有名なアニメ作品です。特に、アニメ第1期の「富士山」の文字が描かれた銭湯絵画や、第3期のオープニング及びエンディングは、あまりにも作画崩壊がひどいことから伝説と称されています。

また、アニメ第1期の銭湯シーンで登場した「富士山」文字の作画崩壊は、今回紹介している作品一覧まとめの中でも珍しいケースです。放送当時は、他にはない作画崩壊で大きな話題となった「富士山」の画像は、「ひだまりスケッチ」再放送、及びDVD化では、文字から銭湯絵画に修正されており、幻の作画崩壊シーンとなりました。

作画崩壊がひどいアニメ②DYNAMIC CHORD

人気乙女ゲームシリーズを原作とし、2017年にアニメ化された「DYNAMIC CHORD」は、低クオリティの作画が非常に多いと言われた作品で、「ダイナミック作画」という言葉を生み出しました。「DYNAMIC CHORD」で作画崩壊が指摘されている箇所は、人物と物体の大きさが不釣り合いなことを始めとする作画ミスや、演奏シーンでありながらキャラクター達が動かないことが挙げられています。

また、主要キャラクターとは明らかに異なる画風のモブキャラや、シーンに合わない背景美術に加えて、ツッコミどころ満載の脚本やストーリー展開も、「ダイナミック作画」に拍車をかけ、放送当時はバラエティ番組でも取り上げられるほど大きな話題を呼んだ、作画崩壊一覧まとめでもっとも新しい作品です。

作画崩壊がひどいアニメ③チャージマン研!!

1974年放送のアニメ「チャージマン研!!」は、作画乱れの多さやフィルムにゴミが映ってしまったシーン、強引とも捉えられる辻褄の合わないストーリー展開に、プロの演技とは思えない出演声優の演技力の低さが目立つ作画崩壊アニメです。制作当時は、1話あたり50万円という低予算だったことや、制作スタッフの職務怠慢が、作画崩壊につながったと語られています。

放送当時は、作画崩壊の範囲の広さから酷評を受けた「チャージマン研!!」でしたが、インターネットが普及した2000年代からは、衝撃的過ぎる作画崩壊が、ツッコミどころの多く愉快なシーンと解釈され、作品への評価が見直されつつある、作画崩壊一覧まとめのおすすめ作品です。

作画崩壊がひどいアニメ④MUSASHI-GUN道

ルパン三世で知られるモンキー・パンチ先生原作のアニメ「MUSASHI-GUN道」は、2006年に衛星放送されたアニメ番組で、作品全編を通じて不自然な動きやカット、作画と合っていない意味不明なセリフの頻発した作画崩壊アニメです。放送当時は、地デジ放送の開始直後で、視聴環境が整っていない家庭の多さから、認知度が低かったにも関わらず、壊滅的な作画崩壊により存在感を発揮し、多くのアニメファンに知られました。

作画崩壊が著しい「MUSASHI-GUN道」ですが、白地に赤・青の着色が施された「信玄餅」は、作画崩壊一覧まとめでは、もっとも衝撃的なシーンでしょう。一方で、「MUSASHI-GUN道」は、アニメーション制作現場の慢性的な人材と予算不足が生み出した結果とも言われ、アニメ制作側が抱える問題の解決やその後のアニメ業界に大きな影響を与えました。

作画崩壊がひどいアニメ⑤ガンドレス

作品の未完成という前代未聞の作画崩壊となった「ガンドレス」は、日韓合同で制作された1999年公開のアニメーション映画です。一部未完成のまま上映に至ったアニメ映画は、過去に何度かありましたが、大半が未完成という作品は前例がなく、未着色の箇所が目立つ間に合わせの作画や、コマ送りのような動き、動画と合っていない音声など悲惨な内容だったことで知られています。

一方、公開日2日前に作品の未完成を知った東映は、大半が未完成にも関わらず「ガンドレス」の上映の配給を決め、公開初日には、前代未聞の珍事として新聞紙上に取り上げられるなど、大きな話題を呼びました。そして、大半が未完成の映画という物珍しさから劇場に足を運ぶ観客が多く見られました。今回紹介した作品一覧のまとめでは、もっとも作画崩壊の範囲が広い作品の1つです。

作画崩壊がひどいアニメ⑥ロスト・ユニバース

神坂一先生のライトノベルが原作の「ロスト・ユニバース」は、1998年にアニメ放送された作品で、アニメ業界が抱える労働環境や、予算・人件費の低さを理由とするアニメーターの不足、海外の下請け会社制作による低クオリティな仕上がりなどの品質管理の面での問題が指摘され、「作画崩壊」の典型例と言われています。

「ロスト・ユニバース」のヤシガ二事件

作画崩壊の典型例と言われる「ロスト・ユニバース」ですが、第4話・ヤシガニ屠るの回は、これまでにない壊滅的な作画品質や動画の仕上がりで、アニメ業界にも大きな衝撃を与え、「ヤシガ二事件」と言われています。そして、第4話の作画崩壊から「作画があまりにも劣悪な状態」を意味する「ヤシガ二」という形容表現が誕生しました。

作画崩壊が面白いシーンや顔の画像~ドラゴンボール編~

作画崩壊が指摘されるアニメのシーンは、一覧まとめで紹介した品質管理がひどいものばかりではなく、時には視聴者に笑いを誘う面白いシーンも多数存在します。以下では、鳥山明先生の大ヒット作「ドラゴンボール」の作画崩壊が面白いシーンを紹介します。

作画崩壊がひどいシーン①ベジータの顔

「ドラゴンボール」主人公・孫悟空のライバルであるベジータの顔も、至るところで作画崩壊が指摘されます。あごの大きさに対して口が小さすぎることや、顔のパーツを真ん中に寄せた、ベジータの不自然な作画は、ドラゴンボールの隠れた名シーンでしょう。

作画崩壊がひどいシーン②トランクス

ベジータの息子で、女性ファンから人気の高いトランクスは、「ドラゴンボール」屈指のイケメンキャラです。しかし、アニメでは、空中を飛行するシーンにて、トランクスの頭のサイド部分が禿げているように描かれた画像が見られます。一方、他の空中飛行シーンでは、サイド部分には髪の毛が存在しており、制作スタッフの作画ミスが指摘されます。

作画崩壊がひどいシーン③戦闘シーン

地球育ちのサイヤ人・孫悟空と、宇宙からきた強敵との戦いが見どころの「ドラゴンボール」は、迫力ある戦闘シーンで原作・アニメ共に高い人気を誇る一方で、時にはファンをがっかりさせてしまうような作画崩壊も見られます。それは、主に戦闘シーンで確認され、攻撃を受けて歪んだ顔や緩い線で描かれた姿、よく見ると両手とも左手だったり、地球の明暗を左右する緊迫のシーンは、低品質な仕上がりだったことが指摘されます。

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作画崩壊が面白いシーンや顔の画像~プリキュア編~

女の子から大人女子まで、多くの女性を虜にしてきた人気シリーズ「プリキュア」から、思わず笑ってしまいそうな作画崩壊シーンを紹介します。

作画崩壊がひどいシーン①顔がおかしい

「いつもスマイルでいれば、ハッピーな未来が待っている!」をテーマに掲げたプリキュアシリーズ第9作「スマイルプリキュア」には、作画崩壊と呼ばれる残念なシーンがあり、イメージカラー・オレンジのキュアサニーの顔の画像は、パーツの配置や顔全体の歪み具合から、ひどい作画崩壊シーンと言われています。

作画崩壊がひどいシーン②スマイルプリキュア

シリーズ9代目のプリキュアとなった「スマイルプリキュア」の主人公・キュアハッピーこと星空みゆきの顔の画像です。突然の魚眼レンズ化に驚いた大人も多いでしょうが、子供向けアニメの作画としては恐怖要素を感じさせるでしょう。

作画崩壊がひどいシーン③シャイニールミナス

第2作「ふたりはプリキュア・Max Heart」から登場したシャイニールミナスは、ツヤのある豊かな金髪と白・淡いピンクを基調にしたコスチュームが可愛らしい戦士です。作画崩壊が指摘されるシーンでは、通常のシャイニールミナスとは別人のような顔立ちや、一筆描きで書いたようなシルエット、豊かな金髪のクオリティが下がっている画面が挙げられます。

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作画崩壊が面白いシーンや顔の画像~その他編~

作画崩壊は、制作スタッフによる作画ミスだけでなく、時には不自然にも思えるようなキャラクターの行動も指摘されます。以下では、一覧まとめで紹介した作品以外のアニメから、ツッコみどころ満載の作画崩壊シーンを紹介します。

作画崩壊がひどいシーン①トランスフォーマ―

実写映画で人気を博する「トランスフォーマ―」シリーズは、アニメ版も制作されており、毎回のように作画の乱れが指摘されていることでも有名です。例えば、ロボットでありながら、輪郭が柔らかい線で描かれていることやロボットの配色のミス、銃口からはみ出たビームのような画像が見られます。また、セル画の重ね合わせミスによるロボットが巨大化した画像は、トランスフォーマーの名物として親しまれています。

作画崩壊がひどいシーン②超時空要塞マクロス

1982年に放送されたアニメ「超時空要塞マクロス」は、ロボットアニメにSF・ラブコメ・アイドル要素を散りばめた独特の作風で注目を集めた人気シリーズです。斬新なメカアクションや作画のクオリティが高く評価された「超時空要塞マクロス」でしたが、海外発注によって制作された回も多く、そのような回では多くの作画崩壊が指摘され、国内・海外の制作品質の格差が見られます。

作画崩壊がひどいシーン③ドラえもん

アニメ「ドラえもん」にて、ドラえもんが正座をする画像は、ドラえもんの足の長さが矛盾していることが指摘され、一部のファンからはドラえもんの作画崩壊シーンと言われています。

作画崩壊がひどいシーン④サザエさん

2019年にアニメ放送50周年を迎えた「サザエさん」も、作画崩壊がひどいシーンがいくつか見られ、近年放送された、アナゴさんのマスク姿は誰もが違和感を覚えたでしょう。しかし、これらのシーンは作画崩壊とは言い難く、面長のアナゴさんの顔に合わせたマスクサイズで描いたため、縦長の不自然なマスクに見えてしまったと推測されます。

作画崩壊がひどいシーン⑤アンパンマン

子供たちに絶大な人気を誇るアニメ「アンパンマン」でも、初期の放送で作画崩壊が見られたシーンがあります。困っている人を助け出したアンパンマンの日常を描いたシーンですが、画像をよく見るとお姫様だっこをしているのか、それともおんぶしながら飛んでいるのか、大人でも頭が混乱しそうな矛盾シーンが放送されました。

作画崩壊がひどいシーン⑥ワンピース

人気アニメ「ワンピース」でも、所々で作画崩壊シーンが指摘されており、ルフィたち海賊団の名前や、海軍の帽子に刺繍された「MARINE」などのスペルミスは、至るところで見られます。また、他のアニメと同様に手の指が6本に描かれているシーンも確認される一方で、足の指が6本に描かれた作画崩壊は、おそらくワンピースだけでしょう。

また、アニメ・ワンピースでは、主要キャラクターでありながら、ラフ画で描かれたシーンや、片腕を失っているキャラクターのもう片腕の復活、トレードマークの傷跡が無いなど、アニメ放送も長いワンピースは、隠れた作画崩壊の宝庫でしょう。

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作画崩壊がひどいアニメに関する感想や評価

作画崩壊がひどいアニメに関する感想や評価・イメージ画像

以下では、作画崩壊がひどいアニメに関する感想や評価を紹介します。

感想1:思わず驚いてしまう作画崩壊のシーン

作画崩壊が指摘されるシーンは、改めてアニメを視聴したことで気付くことが多いでしょう。今回、作画崩壊がひどいシーン一覧まとめでも紹介したように、制作ミスによるものが多く見られる中、明らかにコピペしたような作画のように、視聴者が驚きを隠せないような作画崩壊は珍しいケースでしょう。

感想Ⅱ:大人の目線だから気付ける矛盾点

女の子たちに絶大な人気を誇る「プリキュア」シリーズは、かわいい美少女とバトルコスチュームで、大人の女性からも支持されているアニメ作品です。対象年齢である女の子たちからは、プリキュア達の日常や敵キャラとの戦いに見入るでしょうが、大人が観た時には、主人公達の動向に加えて、作画の矛盾点にも気づくこともあるでしょう。

感想3:作画崩壊アニメと言えば「チャー研」

作画崩壊がひどいアニメと聞かれて「チャージマン研!!」は欠かすことができないでしょう。アニメ制作ではありえないような作画崩壊が至る所で見られる作品ですが、高品質なアニメを見慣れている若者世代からは、現代のアニメ作品では観られない独特の雰囲気やツッコミ要素の多さから、作品の評価が見直されています。

作画崩壊がひどいアニメまとめ

作画崩壊がひどいアニメの一覧まとめを紹介しました。作品の一覧まとめの中には、現代ではありえない作画崩壊も見られる一方で、高クオリティなアニメには無い珍しさや、ツッコミどころ満載な展開は、他のアニメ作品にはない新鮮さを感じさせ、良い意味で作品の評価が見直されつつあります。

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