【サイコパス】雛河翔は元ホロデザイナーの執行官！声優や槙島聖護との関係を考察

ドラマ「踊る大捜査線」の監督、本広克行が中心になって企画・制作されたアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」。本記事の主役・雛河翔の解説に入る前にまずは作品情報を紹介します。

Production I.G制作のテレビアニメ作品「PSYCHO-PASS サイコパス」。総監督の本広克行やアニメ制作監督の塩谷直義が中心となって企画を立ち上げ、シナリオライターの虚淵玄らが加わりアニメの制作が開始されました。

テレビアニメは第1期から第3期までフジテレビ「ノイタミナ」で放送されました。また劇場版アニメでは、第1作「劇場版PSYCHO-PASS」と第2作「PSYCHO-PASS Sinners of the System」が公開されています。（放送・公開年は以下の通り）。

• テレビアニメ第1期…2012年10月から2013年3月（全22話）
• 　　〃　　　新編集版…2014年7月（第1期を1クールに収めたもので全11話）
• 　　〃　　　第2期…2014年10月から12月（全11話）
• 　　〃　　　第3期…2019年10月から11月予定（全8話）
• 劇場版アニメ「劇場版PSYCHO-PASS」…2015年
• 　　〃　　　「PSYCHO-PASS  Sinners of the System」…2019年

物語の舞台は2112年の東京。人の性格や心理を計測し犯罪性向を予測する「シビュラシステム」が稼働し監視の目を光らせていました。公安局刑事課一係へ新任監視官として配属された常守朱。彼女が本作のヒロインです。その他に、犯罪予測という特殊能力を持つ執行官の狡噛慎也が部下として彼女を支えます。彼らは、シビュラシステムと接続されシンクロしているドミネーターと呼ばれる特殊な拳銃を常に携帯しています。

着任早々、慣れない仕事で失態を晒してしまう常守朱。先輩監視官から手厳しい叱責の洗礼をを受けてしまいます。そんな時、頼りになる部下の狡噛慎也が常守朱を励まします。こうして周囲に支えられながら、常守朱は監視官としての経験を積んでいくのでした。

ある日、女子高校生が犠牲となる猟奇的な殺人事件が発生。犯罪の陰に隠れた人物を感じ取る能力を持つ狡噛慎也は、ある未解決事件で浮上した人物に狙いを定めます。それは、標本事件に深く関わっていたと考えられている通称「マキシマ」という人物でした。

そんな時、常守朱たちの前に現れた槙島聖護。彼こそが狡噛が感じ取ったマキシマその人でした。堂々と素顔を晒す槙島。彼の自信の裏には、シビュラシステムの網の目を潜り抜けることのできる免罪体質という特殊能力の存在がありました。現行法の下では槙島を裁けないと悟った狡噛慎也は、自らの信じる正義を行使するため、公安局から脱走をはかります。

• 名前：雛河翔（ひなかわ しょう）
• 生年月日：2094年12月26日
• 所属：公安局刑事課一係
• 職種：執行官
• 入局年月：2114年10月
• 身長 175cm
• 体重 55kg

雛河翔は刑事課一係に所属する執行官。175㎝、55㎏とスリムな体型ですが、なぜか背中を丸くして猫背になっていることが多い若者です。外見の特徴から受ける印象は、くるくるパーマと元ホロデザイナーということから「オシャレな男性」です。おどおどした挙動や小さな声で話すしゃべり方から周囲から弱気な性格と目されています。また、上司の常守朱を「お姉ちゃん」と呼んでいるところから甘えん坊かも知れません。

雛河翔には、ホロデザイナーとリサイクル・ドラッガーという経歴があります。まずホロデザイナーになったのは、気弱な自分を周囲から守る自衛の策としての目的があったようです。また、雛河翔には大きなストレスからうつ病を患い、大量の向精神薬を服用した過去がありました。リサイクル・ドラッガー（本作の造語…薬の調合を行う職業）になったのは、そんな経緯からでした。

リサイクル・ドラッガーをしていた時、調合した薬を飲んだ購入者が死亡する事故が発生。潜在犯という烙印を押されてしまった雛河翔。その後執行官になった雛河翔は、これまでの経験を活かして犯罪に使われるホロ技術の解析を進めていきます。人を頼る性格から執行官の適性は低いと考えられがちな雛河翔。しかし、シビュラが彼を執行官に任命したのには、欠点を補って余りある技術の高さがあったのです。

アニメ・サイコパスで雛河翔の声を担当したのは、声優の櫻井孝宏です。幼い頃、ある声優のインタビュー番組を見て声優という仕事に興味を抱いた彼は、中学校の先生に背中を押されたこともあり声優を目指すようになったそうです。

• 名前：櫻井孝宏（さくらい たかひろ）
• 性別：男性
• 出生地：愛知県岡崎市
• 生年月日：1974年6月13日
• 年齢：45歳（2019年10月現在）
• 身長：177cm
• 職業：声優、ナレーター、ラジオパーソナリティ
• 特技：イラストを描くこと
• 事務所：インテンション

1974年6月13日愛知県岡崎市に生まれた櫻井孝宏は、2019年10月現在45歳です。スナップ写真などでも必ずメガネをかけている櫻井孝宏ですが、実は視力は2.0もあるということ。ファッションとして着用する伊達メガネなのだそうです。また、声優だけでなくイラストレーターを志していたこともあり、イラストを描くことを特技として挙げています。

代々木アニメーション学院と81演技研究所で声優の基本を勉強した櫻井は、1996年「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」で声優デビュー。その後暫くは仕事のない状態が続きますが、1999年「デジモンアドベンチャー」と「快感フレーズ 」でレギュラーの座を獲得。さらに「ゲートキーパーズ』では初主演を飾ります。2001年サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIERで主人公009役に抜擢され、声優としての地歩を固めました。

2005年には、アニメ「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」でクラウド・ストライフ役を演じ、第62回ヴェネツィア国際映画祭に出場。同じ年に、アニメ関連ラジオ番組「ノン子とのび太のアニメスクランブル」で第15回アニメグランプリ最優秀男性声優賞を受賞。さらに、2012年には第6回声優アワードで海外ファン賞にも輝いています。

櫻井孝宏のアニメ出演作を、彼がメインキャラを務めた作品を中心紹介します。

• 2001年 サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER（- 2002年、009 / 島村ジョー）
• 2006年 コードギアス 反逆のルルーシュ（- 2008年、枢木スザク）
• 2012年 PSYCHO-PASS サイコパス（- 2019年、槙島聖護、雛河翔） 
• 　〃　  好きっていいなよ。（黒沢大和）
• 2013年 ドキドキ!プリキュア（ジョー岡田）
• 2014年 東京喰種トーキョーグール（- 2018年、ウタ）

• 2015年 おそ松さん（- 2018年、松野おそ松ほか）
• 　〃　  機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ（- 2017年、マクギリス・ファリドほか）
• 2016年 ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない（岸辺露伴）
• 2018年 イナズマイレブン アレスの天秤 / オリオンの刻印（万作雄一郎ほか）
• 　〃　  はたらく細胞（ヘルパーT細胞）
• 　〃　  天狼 Sirius the Jaeger（ミハイル）

アニメ・サイコパスに関してSNSで常に話題に上ることに、雛河翔と槙島聖護との関係があります。実際、両者にはどのような関係があるのでしょうか？

まず、2人の声を担当するアニメ声優が同じ人物であるという事実がありました。槙島聖護は1期中心、雛河翔は2期・3期という違いこそありますが、いずれも声優の櫻井孝宏が演じています。

しかし、声優以外の関係性ということになりますと、現在のところ不明というのが結論となります。ただし、サイコパスの塩谷監督が様々な情報を発信しつつありますので、2人の関係については今後明らかになることがあるかも知れません。

ここからは、雛河翔のかわいい魅力について探っていきます。まず最初に挙げられるのは、努力家な性格がかわいい！と評判を呼んでいることです。

彼を見てすぐに感じるのは、その弱々しい表情から根性がなさそうというネガティブなもの。しかし実際の彼は、ここ一番では一心不乱に集中しやり遂げる気骨を持っていることが明らかになっています。公安局刑事課一係での雛河翔の活躍には、難解な保護プログラムを解析したり、185人分の成長復元ホロをたったひとりで作成し、事件解決に貢献したことなどが挙げられます。

とりわけ185人分の成長復元ホロの作成については、人間離れした能力と言っても過言ではありません。何しろ膨大な作業量をひとりで限られた時間の中でこなしていくのですから。雛河翔の努力がなければ、例えば鹿矛囲桐斗の事件などは解決困難だったと考えられます。いずれにしてもかわいい雛河翔は、刑事課一係にはなくてはならない人材と言う事ができるでしょう。

かわいい雛河翔の魅力として忘れてはならないのが、ホロデザイナーとしての経歴や過去の実績です。雛河翔は、他の捜査員が気付かないような微かな兆候をも見逃さず、相手がホロであることを看破することも珍しくありません。何度も挙げていますが、185人分全員の成長復元ホロを短時間で作成するという神業も披露しています。

ホロデザイナーとしての技術だけでなく、コンピュータエンジニアとしての技術にも卓越したものを持っていました。難解を極める国境警備隊クラスの保護プログラムを解析し事件を終結させたことからも明らかなように、プログラミング等の技術にも長けていました。超ハイテク情報戦が繰り広げられる未来社会にあって、警察組織を陰から支え事件解決の先鞭をつけるかわいい雛河翔は、とても貴重な存在と言えるでしょう。

ここまでアニメ「サイコパス」の雛河翔を特集してきましたが、最後に彼に関する感想や評価を紹介します。

雛河翔に関する感想や評価、最初に紹介するのは雛河がクール系に見えるという方です。その上で、外見に反して内面がとてもかわいい、さらに猫背までかわいいと”あばたもえくぼ”状態になっているようでした。

雛河翔に関する感想や評価、続いては雛河だけが1係に残された理由を推測している方になります。新しい部署に異動となった常守朱が、1係の動向を探るために内通者として残したと結論付けていました。霜月美佳も雛河と同じポジションにいましたが、常守が信用していないという事でした。

雛河翔に関する感想や評価、最後に紹介するのは気の弱い雛河の心情をよく理解している方です。他人と接触しそうになった雛河。ボディータッチしないように咄嗟に避けたようですが、これは紳士的な振る舞いからではなく単に人に触れるの怖かっただけだと解き明かしていました。

ここまで『サイコパスの雛河翔は元ホロデザイナーの執行官！声優や槙島聖護との関係を考察 』と題して、クールな外見に似合わず、性格のかわいい雛河翔特集をお届けしてきました。公安局刑事課一係に所属する執行官の雛河翔は、くるくるパーマと猫背が特徴のオシャレな若者。おどおどした仕草や小さなしゃべり声から弱気な性格と見なされていました。

執行官の雛河翔には、周囲から自分を守るためホロデザイナーになったり、うつ病を患ったことがきっかけでリサイクル・ドラッガーになった過去がありました。その”昔取った杵柄”が、後に刑事課の業務で活かされることになります。例えば難解な保護プログラムを解析したり、185人分の成長復元ホロをたったひとりで短時間で作成したり、事件解決に大きく貢献しました。

この記事を読んで雛河翔に興味を持たれた方は、サイコパス2期・3期を中心に鑑賞してはいかがでしょうか？本記事でも解説した雛河翔の数々の魅力について追体験することができるかも知れません。