【サイコパス】雑賀譲二は有能でかっこいい分析官！声優やプロファイリング能力を紹介

Production I.G制作のテレビアニメ作品「PSYCHO-PASS サイコパス」。様々なメディアミックス作品も生み出しています。テレビアニメは、第1期が2012年10月から2013年3月まで、第2期となる「PSYCHO-PASS サイコパス 2」は2014年10月から12月までフジテレビ「ノイタミナ」で放送されました。さらに第3期も2019年10月から放送が開始されています。

また映画は、2015年1月に「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」が、2019年劇場版三部作「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System（Case.1 罪と罰、Case.2 First Guardian　、Case.3 恩讐の彼方に）」が公開されています。

サイコパスの総監督を務めたのは、テレビドラマ「踊る大捜査線」の監督、本広克行。2009年、本広とProduction I.Gのプロデューサー、そしてアニメ制作監督・塩谷直義がタッグを組み本アニメ企画がスタート。

その後、ハードな作風を売りにする虚淵玄をメインのシナリオライターとして迎え、作品の全体像が固まりました。第1期は全22話（新編集では11話）、第2期は全11話、第3期全8話となっています。

人の性格や心理を計測し数値化する「シビュラシステム」が稼働し始めた、2112年の東京が舞台となります。主人公は、公安局刑事課一係へ新たに監視官として配属された常守朱（つねもりあかね）。そして常守の部下には、犯罪予測という特殊能力を持つ執行官の狡噛慎也（こうがみしんや）たち。

監視官・執行官ともにシステムと接続されたドミネーターという特殊な拳銃を携行していました。新天地での任務初日から失態を犯してしまった常守朱。先輩監視官の宜野座伸元に厳しい叱責を受けてしまいます。しかし部下の狡噛に励まされながら監視官としての経験を積んでいくのでした。

ある時、女子高校生が惨殺される猟奇殺人事件が発生します。狡噛慎也はその特殊能力により、陰で犯罪を操る人間の存在を感じ取ります。それは、かつて管内で起こり未解決事件として迷宮入りしていた、標本事件に深く関わっていたとされる「マキシマ」という人物でした。

そんな時、マキシマと思しき人物、槙島聖護（まきしましょうご）が常守朱たちの目の前に現れます。臆することなく堂々と素顔を見せる槙島。彼の自信の裏には、シビュラシステムに犯罪係数が計測されない免罪体質という彼特有の強みがありました。眼前で親友を殺害されながら成す術のない常守。無力感が彼女を襲っていました。

『法の下では槙島を裁けない』。そう悟った狡噛慎也は、シビュラの監視から逃れ自らの正義への信念を貫くため、公安局を去っていきました。

ここからは、本記事の主役、雑賀譲二のプロフィールを紹介していきます。雑賀譲二は、2063年3月11日生まれの49歳、身長は178cmと長身のいで立ちをしています。アニメ「PSYCO-PASS サイコパス」に元大学教授で臨床心理学の専門家として登場。公安局の刑事に対し犯罪心理学の講義を受け持っていたことのある人物です。

ところが、彼の講義を受講した刑事たちの犯罪係数が上がってしまったことから、契約を解除されてしまいます。公安を離れ活動する狡噛慎也は雑賀譲二を高く評価しており、埼玉県秩父の山奥で隠遁生活をしている雑賀譲二を訪ねます。ホログラムを「虚飾にまみれている」と切り捨てる雑賀譲二は、自然のままのものを好み、合成加工食品などは嫌悪しています。

趣味は料理とサイコパスの溜まり場、ネットの匿名掲示板への書き込みとのこと。プロファイリングについては卓越したスキルを有しており、鋭い観察力や緻密な分析は定評がありました。公安時代、狡噛慎也は雑賀譲二に依頼し、新人の常守朱にプロファイリングの講義をしてもらった事がありました。免罪体質の常守朱は外的要因による犯罪係数上昇はありません。雑賀譲二の講義を受けても何ら問題はなかったのです。

ここからは、雑賀譲二のかっこいい魅力を分析していきます。まず雑賀譲二がかっこいいと言わるのは、彼が世捨て人だからということです。ホログラムを忌み嫌い山奥で仙人のように暮らしています。極めて優れたプロファイラーであることから、公安を離れた狡噛慎也も頼ってくるくらい人望もあります。

また、常守朱にも親身になって教えているところから見ると、決して悪い人でもありません。自ら世捨て人と名乗るところにかっこいいと魅力を感じるファンも多いことでしょう。

雑賀譲二のかっこいい魅力、２つ目はアニメ２期での活躍です。新人監視官・常守朱にプロファイリングの手ほどきをするなど、アニメ1期では裏方的役割に徹していた雑賀譲二。2期に入ると彼の役回りは一変。主役の狡噛や常守に積極的に絡み、表舞台に出ていくことになります。殺人事件に深く関わっている槙島追って公安を離れた狡噛慎也に協力。その責任を取り自ら出頭し、隔離施設に収容されてしまうのです。

隔離施設の雑賀譲二を常守朱が訪ねます。行き詰まった捜査への協力を仰ぐためでした。そんな雑賀譲二を公安も放っておくことはなく、やがて彼を分析官として迎えます。それからの雑賀譲二は、まるで水を得た魚のように生き生きと活躍します。天分とも言うべきプロファイリング技術を活かして犯人像を特定、尋問で容疑者を追い詰め自白を引き出すなど、雑賀譲二ならではのかっこいい仕事ぶりを見せつけました。

天職ともいえる分析官という仕事に就き、公安の中で存在感を示し始めた雑賀譲二。ある時「いくら話しても犯罪係数の上がらない常守朱に依存している」と指摘されます。予期せぬ言葉に動揺を隠せない雑賀譲二でしたが、暫くすると冷静さを取り戻し言葉の意味を理解します

鹿矛囲桐斗（かむい きりと）の事件に一区切りが付いた時、「人に依存するのは性に合わない」とだけ言い残すと、自ら隔離施設へと戻って行きました。孤高のプロファイラー、雑賀譲二らしいかっこいい一幕でした。

• 名前：山路和弘（やまじ かずひろ）
• 生年月日：1954年6月4日
• 年齢：65歳（2019年10月現在）
• 出生地：三重県伊賀市
• 身長：172cm
• 職業：俳優、声優、ナレーター
• 所属：劇団青年座

雑賀譲二のアニメ声優は、山路和弘が務めています。劇団青年座に所属する山路和弘は俳優として有名で、ナレーター業もこなすマルチなタレントです。1977年に山路和弘は青年座研究所に入所、演劇を勉強したのち1979年には劇団青年座に入団。舞台や映画、ドラマで俳優として活動する傍ら、洋画の吹替えを中心に声優としても活躍しています。

舞台俳優としてキャリアをスタートさせた山路和弘。声優として活動を始めたのは、30歳代半ばからでした。舞台でも悪役を演じることの多い山路ですが、初めて声優として演技したのも吹き替えの悪役でした。その後、ジェイソン・ステイサム、クリストフ・ヴァルツショーン・ペンなど数多くのハリウッドスターの吹替えを専任声優として担当。2018年1月には第59回毎日芸術賞を受賞しています。

声優としての山路和弘の主な出演作を、メインキャラを演じたアニメ作品中心に紹介します。

• 1996年 名探偵コナン（- 2002年、綾城行雄、谷口昇、北浦京吾）
• 1998年 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-（メルダース中尉）
• 2001年 破壊魔定光（ポンコツ）
• 2007年 金田一少年の事件簿SP（影島十三）
• 2012年 PSYCHO-PASS サイコパス（- 2014年、雑賀譲二）

• 2015年 ワンパンマン（- 2019年、シルバーファング、バング）
• 2016年 91Days（ヴィンセント・ヴァネッティ）
• 2017年 GRANBLUE FANTASY The Animation（オイゲン）
• 2018年 刻刻（じいさん）
• 　〃      進撃の巨人（- 2019年、ケニー・アッカーマン）

最後に、公安の分析官にもなった雑賀譲二のプロファイリング能力を解説します。作中では、相手の情報を仕入れる前に、出身地や家族構成などの個人情報を言い当ててしまうシーンが登場します。メンタリストのように相手の仕草や着ているものなど視覚的な情報をもとに分析しているのです。雑賀譲二の人間観察力は一流です。

この才能は、彼と初めて会った監視官の常守朱をも驚かせました。彼女を紹介されるとすぐに、常守朱の個人情報を言い当ててしまいました。その後、常守朱は雑賀譲二に弟子入りして、プロファイリングを基礎から学ぶことになります。

犯罪捜査にも貢献するプロファイリング技術を持つ雑賀譲二。ところがシビュラの判定では潜在犯という烙印を押されてしまいます。シビュラの判定基準は、その人間の背後にどれだけ闇の部分が潜んでいるか？に限定されるように映ります。雑賀譲二のように、闇の部分は多いものの闇をコントロールできる人間には別の基準が適用されて然るべき。ところがシビュラには、それを峻別する機能が欠落しているようなのです。

一流のプロファイリング技術を有する雑賀譲二。狡噛慎也から紹介された新人監視官の常守朱に初めて会った時にも、すぐさま彼女の出身地や金づちで泳げないこと、さらには祖母にベッタリなおばあちゃん子であることなどを言い当ててしまいます。

そのプロファイリング結果は、彼の言葉を引用すると、人は無意識のうちに様々なサインを発しているのでただ観察するだけで導き出されるそうです。サイキックな超能力を想像してしまいますが、これは雑賀譲二のみが持つプロファイリングという高度な技術によるものなのです。

ここまでサイコパス・雑賀譲二特集をお届けしてきましたが、最後に雑賀譲二に関する感想や評価を紹介します。

雑賀譲二に関する感想や評価、最初は雑賀譲二のかけているメガネにロマンを感じるという方です。指でメガネを上げる仕草は印象に残りやすいとした上で、インスピレーションがわいて来たときにする雑賀譲二の上げ方は独特でロマンを感じずにはいられないと、その魅力について語っていました。

雑賀譲二に関する感想や評価、続いてはシンプルに雑賀譲二の講義受けたいという方です。臨床心理学の元教授を務めていた雑賀譲二。講義はお手の物でしょうし、独特の語り口に受講者は忽ちのうちに引き込まれてしまうことでしょう。

雑賀譲二に関する感想や評価、最後に紹介するのは雑賀譲二と接すると色々なことが見えすぎるとおっしゃる方です。多様な考え方が自分の中に生じ、シビュラを絶対的な存在と認識しなくなることで色相チェックに引っかかるようになるというのです。見え過ぎるというのも、世渡りを上手くしていくには考えものかも知れません。

ここまで、『サイコパス・雑賀譲二は有能でかっこいい分析官！声優やプロファイリング能力を紹介』と題して、サイコパスの舞台となる公安でも活躍する雑賀譲二を特集し様々な情報をお届けしてきました。178cmとスラっとした体型の中年男性、雑賀譲二は、元大学教授で臨床心理学の専門家。公安局の刑事に犯罪心理学の講義をしていたことのある人物です。

ところが、彼の講義を受けた刑事の犯罪係数が上がってしまうと契約を解除され、秩父の山奥で隠遁生活を送る羽目に。自らを世捨て人と呼び俗世を離れて暮らす生き方はかっこいいとファンの心を掴みます。そんな雑賀のかっこよさをさらに印象付けたのがアニメ2期での活躍でした。また「犯罪係数が上がらない常守に依存している」と指摘されると分析官のポストを辞し隔離施設へ戻る潔さも、かっこいいと評判になりました。

雑賀譲二のプロファイリングを支えているのはその鋭い観察眼です。人の仕草や着ているものなど、視覚的な情報をもとに相手の人となりを分析。人は無意識のうちに様々なサインを出しているので観察が極めて重要なのだそうです。この記事で雑賀譲二に興味を持たれた方は、主人公・常守や狡噛だけでなく彼の言動にも注目してみましょう。アニメ・サイコパスの魅力のまた違った一端に触れることができるかも知れません。