【テニスの王子様】海堂薫はマムシと呼ばれる青学の新部長！得意技スネイクも解説

テニスの王子様に登場する海堂薫は、連載開始当初より登場しているバンダナを巻いているのが特徴の青学の主要キャラクターです。テニスの王子様連載開始当初２年生だった海堂薫ですが、実はこの度、３年生が引退したため、青学の新部長になったのだそうです。そこで今回は、青学新部長になった海堂薫がどういったキャラなのか、海堂薫を知っている人にも知らない人にもわかるよう、徹底的に紹介していきます。

テニスの王子様は1999年32号から2008年14号まで連載されていた中学校テニス部を題材とした漫画です。作者は許斐剛先生。通称「テニプリ」として多くのファンに愛されていました。登場キャラはイケメンぞろいで、体格技術共に中学生らしからぬキャラばかり。そのずば抜けた技とキャラの濃さはキャプテン翼を彷彿とさせると話題となりました。テニスのルールを知らなくとも、楽しめる内容となっています。

約9年連載が続いたテニスの王子様が修了した際は、多くのファンが連載終了を惜しみました。しかし、連載終了翌年となる2009年3月に、続編となる「新テニスの王子様」の連載がジャンプスクエアにて再開されます。馴染のキャラから新キャラまで登場する新テニスの王子様の連載開始にファンたちは歓喜しました。新テニスの王子様は2019年現在も連載中です。

テニスの王子様の人気は漫画だけにとどまりません。2001年10月から2005年3月30日にかけてアニメが放送、映画化もされています。また、2012年には新テニスの王子様もアニメ化されています。そして、テニスの王子様といえば、ミュージカルも大人気です。通称テニミュの愛称で、現在も公演が続いています。テニプリファンは、漫画だけでなくアニメやミュージカルも是非チェックしてみてください。

主人公はアメリカ各州のjr大会で4連続優勝の経歴を持つ天才・越前リョーマ。帰国子女であるリョーマは青春学園中等部のテニス部へと入部します。アメリカで負けなしのリョーマは、青学で実力を見せつけ、1年生では異例となるレギュラーを獲得。手塚国光部長を始めとする個性豊かな青学レギュラーたちと共に全国制覇を狙います。

青学の前に立ちはだかる対戦校やライバル校はどの学校も全国レベルです。青学が目標とする全国制覇は一筋縄ではいきません。時に挫折を味わいながらも青学メンバーは成長していき、夢にまで見た全国制覇へと近づいていくのでした。

• 名前：海堂薫(かいどうかおる)
• 学年：青春学園中等部2年7組4番
• 誕生日：5月11日
• 星座：おうし座
• 血液型：B型
• 身長：174㎝
• 体重：54㎏
• 足のサイズ：26.5㎝
• 利き腕：右
• プレイスタイル：カウンターパンチャー

海堂薫は頭にバンダナを巻いており、鋭い目と細い眉毛が特徴のキャラクラーです。スネイクと呼ばれる鋭いバギーホイップショットを得意としていることや、スネイクを用いた戦法で相手の体力をじわじわと削りいたぶるようなプレイが得意なことから、通称マムシと呼ばれています。

人付き合いがあまり得意ではなく、強面で少々喧嘩っ早い所があるため、若干とっつきにくい存在として登場。しかし、口には出しませんが本当は仲間想いです。また、見た目に反して猫などの小動物が好きなようです。また、礼儀正しく常識人。青学一の努力家です。

青学の2年生レギュラーは桃城武と海堂薫の2人です。2人は対極的な性格をしており、桃城武は海堂と違い人当たりも良くチームのムードメーカー的存在です。3年生が引退後、部長に選ばれるのは桃城武ではないかと思っていた人も多いことでしょう。しかし、手塚国光部長の後を引き継ぎ、新部長となったのは海堂薫でした。

新テニスの王子様ではU-17日本代表合宿で脱落を賭けたタイブレークマッチで、手塚と海堂が対戦するシーンがあります。その際、海堂薫は部長としての心構えを手塚から教えられていました。原作では新テニスの王子様2巻、アニメでは新テニスの王子様第4話「部長の選択」に海堂薫が部長に選ばれるシーンがあるようです。

海堂薫の得意技はスネイクと呼ばれる技です。そしてそのスネイクにも色々と種類があるようです。海堂薫の得意技、スネイクについて解説していきましょう。

海堂薫を代表する技はスネイクです。テニスではナダル選手やシャラポワ選手などがよく使っているバギーホイップショットが元になっています。海堂薫が繰り出すスネイクは、鋭角に左右に打ち込むことで相手をコートの端から端へと走らせ、相手の体力をじわじわと奪っていくのが特徴です。

ブーメランスネイクとは、スネイクの進化版です。ボールがネットの上ではなく、ポールの横を回って相手コートへと叩き込まれます。地区大会で偶然出来た技ですが、乾の訓練の甲斐あって、海堂薫を代表する技へと成長していきます。

ショートスネイクもスネイクを応用した技です。テニスでよく用いられるボレーという相手からのボールをノーバウンドで打ち返すショットとスネイクを掛け合わせています。スネイクの回転がかかったボレーを打たれた相手は、なかなか簡単に返球することはできません。

リバーススネイクの原理は、基本はショートスネイクと同じです。違うのは、ショートスネイクとは逆回転だということ。ギリギリの所でコースを変えるため、相手の隙をつくことができます。

トルネードスネイクとは、スネイクに様々な回転をかけたスネイクのことです。トルネードスネイクにはジャイロ回転という、進行方向に対して時計回りであったり、反時計回りであったりと様々な方向の回転が加わります。回転のパターンは数百通りもあるのだとか。

ジャイロレーザーとは、神奈川県私立立海大付属中学校テニス部の柳生比呂士の得意とするレーザービームを進化させたものです。柳生のレーザービームにジャイロ回転を加えたジャイロレーザーは、かなりの速さを誇ります。曲球と直球を打ち分けることも可能です。

悪魔（デビル）化というのは、黒子のバスケでいうゾーン的なものです。怒りが頂点に達した時、運動能力が飛躍的に向上する悪魔化になります。主に立海大附属中学校2年の切原赤也に起こる現象でしょう。

バンダナがトレードマークの海堂薫。2019年1月に開催された人気投票では18位という、100位中20位以内にランクインするほどの人気を誇っています。海堂薫が人気な理由は何なのでしょう？海堂薫のかっこいい魅力を紹介していきます。

海堂薫の魅力1つ目は、誰よりも練習熱心なところでしょう。部活の練習だけでなく、自主練も怠りません。毎日ランニングをしており、1日平均25キロは走っているのだとか。ブーメランスネイクを完成させる際も、1人で黙々と乾の指導方法をこなしていました。陰ながらの努力は、試合で身を結んでいます。

海堂薫の魅力2つ目は諦めない心でしょう。相手には全身全霊を尽くして戦い、どんな状況でも最後まで試合を諦めることはしません。試合中に頭を怪我し、血を流したことがありましたが、その時も絶対に棄権しようとはしませんでした。

海堂薫は決して言葉数の多い男ではありません。鋭い目つきとストイックな性格のせいで、後輩たちからは怖がられている節もあります。しかし、海堂薫はとても仲間想いです。先輩たちには敬意を払い、後輩たちにも無茶ぶりをすることは決してありません。仲間が傷つけられ、怒っていたシーンもありました。努力家で実は仲間想いなところを認められ、部長に選ばれたのでしょう。

海堂薫と越前リョーマの初対決は、リョーマが入部してすぐに行われた校内ランキング戦です。海堂薫は得意技のスネイクでリョーマを翻弄します。しかし、結果はリョーマの勝利でした。負けてしまって以降、海堂薫はリョーマの実力を認めています。後輩であっても自分よりも強い選手であれば、きちんと敬意を払えるのは、海堂薫の美点でしょう。

桃城武は海堂薫と同じく青学2年のレギュラーです。海堂薫とは正反対の明るく社交的な性格をしています。そのためか、2人の反りは合いません。しかし、性格は合わないながらも、お互いの実力を認め合い、ライバルとして意識しています。時に2人はダブルスを組むこともあります。文句を言い合いながらの共闘ですが、互いの得意技を活かすいいコンビとなっています。

海堂薫の魅力を語るにあたり、乾貞治との関係は外せないでしょう。頭脳派の先輩・乾は、海堂薫がブーメランスネイクを会得する際に色々なアドバイスを出し、協力してくれました。この特訓がきっかけとなり、2人はダブルスのペアを組むようになります。乾と海堂ペアは結成当初こそ、ぼろぼろでしたが、ペアを組み続けて行くうちに2人は全国でも通用するペアとなっていきます。

大石・菊丸ペアしか全国に通用するダブルスペアがいなかった青学にとって、乾・海堂ペアは貴重な戦力となっています。

立海大付属中学校2年切原赤也とは、全国大会決勝ダブルスで戦っています。戦った際、海堂薫はジャイロレーザーを切原の顔面に当ててしまいました。その事で怒った切原は悪魔化。乾を集中攻撃してきます。そして、乾を集中攻撃されたことで、海堂が怒り、一瞬ですが海堂が悪魔化しました。

攻撃的な性格、仲間想いな部分など、切原赤也と海堂薫はどこか少し似ている部分があります。似ている部分があるからこそ、海堂薫は切原と同じ悪魔化が出来たのではないかと噂されています。

柳生比呂志も切原赤也と同じく立海大付属中学校テニス部所属です。海堂薫とは成り行きでダブルスを組んだ経験があります。ジャイロレーザーが誕生するきっかけになったのは、柳生でした。柳生は海堂にレーザービームの打ち方を教えてくれています。

海堂薫の魅力9つ目はバンダナが似合う点でしょう。海堂薫にバンダナは外せません。通称マムシと言われていますが、バンダナの印象が強すぎるせか、マムシと呼ぶ人より「バンダナ君」と呼ぶ人の方が多いようです。

海堂薫のバンダナは何種類かあります。緑色に白い模様が散った柄のバンダナをつけての登場が多いですが、それ以外にもマーブル柄やヒョウ柄のようなバンダナをしているときもあります。もちろん部活以外の学校生活では、バンダナを外しています。

海堂薫の声を担当しているのは、喜安浩平さんです。喜安浩平さんについて、紹介していきましょう。

• 名前：喜安浩平(きやすこうへい)
• 生年月日：1975年2月19日
• 身長：166㎝
• 血液型：B型
• 職業：声優・俳優・演出家・脚本家
• 出身：愛媛県
• 事務所：（株）フィグライト

喜安浩平さんは、1998年より劇団員として活躍しているベテランです。劇団ブルドッキングヘッドロックという劇団を主宰されています。演劇をする前は、美術教師を目指していましたが、生徒を怒ることに向いていないと感じたため、教師は諦めたのだとか。その当時、演劇サークルに所属し、大道具などの手伝いをしていたことや、人を楽しませたいという思いから舞台にハマっていったのだそうです。

• はじめの一歩－幕之内一歩
• テニスの王子様－海堂薫、海堂葉末、内村京介、滝萩之介
• DEAR BOYS－哀川和彦
• 蒼穹のファフナー Dead Aggressor－皆城総士
• Capeta－安藤信（中学生）

はじめの一歩の幕之内一歩役で声優デビューを果たしている喜安浩平さん。しかし、今現在声優の仕事は、先方から話をもらうことがない限りはしていないようです。

関東大会決勝当日の朝に溺れていた子犬を助けるシーンがありました。小動物が好きな海堂は、溺れている子犬を放ってはおけなかったのでしょう。海堂の優しさが分かるシーンです。普段はライバル関係にある桃城とも、困った時は協力し合える心強い仲間関係にあることもわかるシーンでもあるでしょう。

海堂薫の誕生日である5月11日になると、毎年多くのファンがおめでとうツイートをしています。海堂がバンダナを丁寧に折りたたむシーンにきゅんとくるファンも多いようです。

子供の頃テニプリにはまり、もう大人になってしまったため、しばらくテニプリから離れていたという人も多いのではないでしょうか？離れていたものの、最近再びテニプリにハマったというファンは多いようです。昔好きだった推しキャラは何年経っても意外と変わらないのでしょう。

いかがだったでしょうか？この度青学の新部長になった海堂薫に焦点を当ててみました。海堂薫は強面ですが、仲間想いで努力家です。手塚国光部長の後を継ぐにふさわしい存在でしょう。海堂部長率いる新生青学から、今後も目が離せません。テニスを知らなくとも楽しめる漫画なので、まだテニプリを読んだことがない人は、是非一度読んでみて下さい。きっと海堂薫の魅力もわかることでしょう。