【ジョジョ】マイク・Oのチューブラー・ベルズとは？スタンドの能力や元ネタは？

マイク・Oは、大人気漫画・ジョジョの奇妙な冒険に登場する大統領護衛警備のスタンド使いです。大統領に対する強い忠誠心と、語尾に「～の世界」を入れる口癖が特徴で、スタンド「チューブラー・ベルズ」を操り、大統領の裏切り者を探すために行動しています。

ジョジョの奇妙な冒険のあらすじの中ではかなり短い登場なのに、ジョジョファンから人気の高いキャラクターであるマイク・Oとは、一体どんなキャラクターなのでしょうか？今回は、マイク・Oのスタンド「チューブラー・ベルズ」の能力や元ネタを詳しくまとめて紹介していきます。

ジョジョの奇妙な冒険は、1986年から2004年まで「週刊少年ジャンプ」、2005年以降は「ウルトラジャンプ」に掲載されている荒木飛呂彦の人気少年漫画です。シリーズ単行本100巻超え、累計発行部数は2019年時点で1億部を突破する大ヒット作です。「人間讃歌」をテーマに、仲間たちとの絆や強敵との死闘を、ホラーを交えて個性的に大人向けに描かれた作品となっています。

ジョジョの奇妙な冒険は、ジョースター一族と、邪悪な吸血鬼になってしまったDIOやその後継者たちが1世紀以上の長い期間にわたって戦いを繰り広げていく、壮大なストーリーになっています。物語は、主人公が変わるごとに部数やサブタイトルが変わる仕組みになっており、2019年現在では、1部から8部までが公開されています。

まずは、マイク・Oの基本的なプロフィールから検証していきます。マイク・Oは、ジョジョ7部「スティール・ボール・ラン」の第48話から登場する、大統領の刺客と護衛を務めるスタンド使いです。目元に白いペイントの謎の模様がある黒人で、語尾に「〜の世界だ」とつける癖が特徴的です。大統領の裏切り者を探すのが主な任務として活動しています。

ここからは、マイク・Oの活躍や最期についてのあらすじをまとめて紹介していきます。DIOから受け取った情報や、ルーシーがティムに連絡するときに使った電話機に残っていた臭いをもとに、マイク・Oは、バブル犬に「裏切り者」を追跡させました。そこで、大統領から「遺体」の部位を盗むために大統領夫人に化けていたルーシーを発見。

逃走する前のルーシーをバブル犬と大統領夫人が発見し、マイク・Oも追いますが、ルーシーの援護に現れたホット・パンツと対決する事に…。「ブリキ製のシャッター」を全てバブル鳥にして空中に飛ばしていた世界にして一見優位に戦っているように見えていたマイク・Oでしたがでしたが、実は彼女の手のひらの中で踊らされていただけでした。

マイク・Oの最期は、ルーシーがスプレーで変形させたホット・パンツの左手の肉片を脳や肺、気管に入れられており、「チューブラー・ベルズ」を膨らまそうとすると、自分の体も膨らんでいくという姿にされていました。それでもなんとか、死ぬ前にホット・パンツに一太刀浴びせたいと釘に息を吹き込もうとするマイク・Oでしたが、喉と肺と頭が破裂して無残な死亡となってしまったのでした。

マイク・Oのスタンド能力である「チューブラー・ベルズ」とはどのような力を持っているのでしょうか？ここからは、スタンド「チューブラー・ベルズ」の能力や元ネタについて検証していきます。

まずは、気になる「チューブラー・ベルズ」の基本的な情報についてまとめて紹介していきます。「チューブラー・ベルズ」とは、金属に息を吹き込み、動物の形のバルーンアートを作ることができる能力の事です。

「チューブラー・ベルズ」とは、マイク・Oのスタンドで、金属に風船のように息を吹き込むことでバルーンアートの犬や鳥を作り出す特殊能力の事です。物質と同化していた為に、一般の人間にも見る事が出来ます。基本的には動物の形をとっている為、作られた動物の性質にあった行動をとる事が出来る仕組みになっています。

「チューブラー・ベルズ」で作られた動物は、標的の匂いを探知して敵の場所を判別し、攻撃を仕掛ける事の出来る自動追尾型のスタンドです。作中では、犬の形の「チューブラー・ベルズ」が登場しており、追跡対象の匂いを覚えさせると、どこまでも追跡して、攻撃し、対象の身体の中に入り込んで破壊する力を持っていました。

ゴム風船と動物の特性を併せ持ち、少しであれば自律行動も可能なマイク・Oの「チューブラー・ベルズ」で作られた動物は、風船同様に割れると元の金属に戻るという特性を利用して、その運動エネルギーで、対象を攻撃したり殺傷する事ができます。

「チューブラー・ベルズ」で作られた動物は、ゴム風船の状態の仕組みになっている為、狭い場所にも簡単に入り込むことができ、体内に入る事も可能です。いったん入ってしまった「チューブラー・ベルズ」は、自力で取り出すことは不可能だとされています。

次に、マイク・Oやスタンド能力の元ネタについて検証していきます。マイク・Oの元ネタは、イギリスのミュージシャン「マイク・オールドフィールド」の歌手名をそのまま使用したものであるとされています。ちなみに、「チューブラー・ベルズ」の元ネタは、「マイク・オールドフィールド」のアルバム、「Tubular Bells」に由来しているそうです。

チューブラーベルとは、NHKののど自慢の審査でも使われている、打楽器の一種で、管状になった鐘をいくつも重ねたような形状をしています。アルバムのジャケットには金属の管が描かれていますが、チューブラーベルは、叩いて演奏する楽器です。このチューブラーベルの金属感が、マイク・Oのスタンドのイメージになったのではないかと推測されます。
 

ここからは、ジョジョの奇妙な冒険に登場する、マイク・Oの印象的な名言をまとめて紹介していきます。

「我々にとっては最も重要なレベルの世界だ」は、今回マイク・Oが、DIOとの出会いでの初めての会話の中の名言で、マイク・OがDIOに「約束」を守るように詰め寄る時に語った時のセリフです。大統領に強い忠誠心を持ち合わせるマイク・Oだからこその想いが現れています。

こちらのセリフは、ホット・パンツとスカーレット大統領夫人に化けたルーシーが、大統領の心臓を取ったのを発見したマイク・Оが、二人の侵入に激昂して彼女に戦いを挑むシーンで使われた有名な名言です。大統領護衛警備の任務を邪魔されたマイク・Оの強い怒りが感じられます。

こちらのセリフは、自らの「チューブラー・ベルズ」で無残な死体となったスカーレット大統領夫人の姿を見たマイク・Oが、仕組んだホット・パンツに激高して叫んだ名言です。大統領護衛警備として一番あってはならない結末を迎えてしまった事へのマイク・Oの絶望や、事態の責任を取るためにホット・パンツに裁きを与えようとするマイク・Oの強い覚悟が感じられます。

ここからは、マイク・Oに関する、Twitterでの感想や評価をまとめて紹介していきます。ジョジョファンの中では、マイク・Oの初登場のシーンである「けつを冷してる世界」が印象に残っているという人が多かったようです。

次に使えば死ぬとわかっていながら、「チューブラー・ベルズ」を使った「チューブラー・ベルズ」の男気を評価する声が多かったです。

マイク・Oの口癖を真似して、「～の世界」をシェアする人が増えてきたようです。マイク・Oの口癖を知ってから注目すると、自分の周りにも意外と「～の世界」を使用していた人がいるのに気が付いたという声もありました。

バルーンアートの犬を見ると、ついつい「チューブラー・ベルズ」を思い出してしまうという声もありました。

今回は、マイク・Oのスタンド「チューブラー・ベルズ」能力や元ネタについてまとめて紹介してきました。ジョジョの奇妙な冒険のストーリーの中では短い登場でありながらも人気のマイク・Oは、斬新なスタンド能力と、ジョジョの奇妙な冒険の中でも群を抜く最期の無残さが印象的なキャラクターでした。

この「チューブラー・ベルズ」を使えば、自分が死ぬとわかっていながら、あえて大統領の無念を晴らしたい一心でホット・パンツに最期の一撃を与えようとした、マイク・Oの男気溢れる行動が、ジョジョファンの心を大きく掴んだようです。

ジョジョファン以外にはあまり知名度の高くないキャラクターマイク・O。まだジョジョの奇妙な冒険を読んだ事がないという方も、マイク・Oに注目しながら、この機会に一度読んでみてはいかがでしょうか？マイク・Oを知れば、男気と忠誠心溢れるマイク・Oのファンになる事間違いなしです！