2019年09月16日公開
2019年09月16日更新
【サザエさん】イクラちゃんの年齢は?子育てに失敗?性別や声優も紹介
漫画家・長谷川町子の代表的な作品『サザエさん』に登場するイクラちゃんの性格が酷く、子育てに失敗しているのではないかとネット上で話題となっているようです。イクラちゃんには一体どのような性格をしているのか気になるところです。本記事ではイクラちゃんの性格についてをはじめ、苗字や年齢・性別、発している言葉についてなどを紹介していきます。また、イクラちゃんの担当声優についても年齢を含めたプロフィールをまとめているのでご覧ください。
イクラちゃんの年齢や苗字
本記事では国民的人気アニメ『サザエさん』に登場するイクラちゃんの年齢や苗字などについて紹介していきます。イクラちゃんの性格や発する言葉、イクラちゃん担当声優、年齢などを含めたプロフィールをまとめているのでご覧ください。
サザエさんの概要
漫画家・長谷川町子原作『サザエさん』は、当初は4コマ漫画で新聞に掲載されていました。その後、1946年に福岡の地方新聞「夕刊フクニチ」で連載を開始しますが、長谷川町子が福岡から東京への引っ越しに伴い連載は終了し、独身だったサザエがマスオと結婚して最終回を迎えました。東京の桜新町に移り住むと舞台を博多から東京に変えた漫画が「夕刊フクニチ」で再連載されます。
作風は当初、主人公のサザエさんの周囲の人間の日常を描いたものでしたが、後に社会風刺を混ぜた内容へと移行していきます。連載は1974年で終了しています。長谷川町子没後は、新聞掲載された作品が選定されて漫画本や文庫本となり、漫画本は7000万部以上、文庫本は1600万部以上を記録しており、新聞連載漫画としては大ベストセラーとなっています。
1969年からアニメ放送されたサザエさんはその人気から2019年現在も放送中で多くの人に親しまれています。2019年で放送50周年を迎えたサザエさんは「世界で最も長く放映されているテレビアニメ番組」としてギネス世界記録を保持しています。
イクラちゃんはノリスケの子供
漫画アニメ『サザエさん』に登場するイクラちゃんは、出版社勤務のノリスケ・22歳とタイコ・22歳との間に生まれた子供です。イクラちゃんの両親の設定年齢が22歳と若いことに驚いた人も多かったようです。感想の中には、貫録を感じさせるノリスケがどう見ても30代後半から40代ぐらいに見えるとの声も見られます。
イクラちゃんの年齢
イクラちゃんが『サザエさん』初登場した時の年齢は、まだ赤ちゃんで年齢0歳でした。現在のイクラちゃんの年齢は公式ではっきりと明かされていませんが、イクラちゃんの理解力や歩き方、発言などから推定1歳から2歳くらいと言われています。
イクラちゃんの苗字
ノリスケの苗字は「波野」です。したがってノリスケの長男として生まれたイクラちゃんの苗字も「波野」で、波野イクラが本名です。因みにタイコの旧姓は「入江」となっています。イクラちゃんは「はとこ」であるタラちゃんとは実の兄弟の様に仲が良く、たまに喧嘩する姿もみせています。
イクラちゃんの性格は子育てに失敗したから?
イクラちゃんの性格が酷いとネット上で話題となり、ノリスケとタイコがイクラちゃんの教育に失敗したのではないかと言われています。しかし、イクラちゃんはまだ2歳になるかならないかで、これから成長をしていく段階にあります。果たしてどのようなところからイクラちゃんの子育てに失敗したと鑑賞者は感じたのでしょうか?イクラちゃんの子育てについて迫ります。
イクラちゃんの性格
イクラちゃんはとても元気で活発な男の子で好奇心も旺盛です。一度気になり始めると誰にも止められないことから父親のノリスケはイクラちゃんを「爆弾」と表現しています。そして、自分の思い通りにいかないと周囲の大人たちが困り果てるほどに泣きわめく姿が見られます。また、一度敵意を示した相手には徹底して根に持ちます。作中でイクラちゃんをコントロールできるのはカツオだけとみている人もいるようです。
好奇心旺盛なイクラちゃんのエピソードには、母・タイコがサザエと電話中に金太郎の腹掛けに興味を示したイクラちゃんが勝手に腹掛けをして外に飛び出し、タイコを困惑させるというものがあります。また、台所の床下収納戸に興味を示した際は、近所の人家の床下収納戸を勝手に開けようとします。
さらに、ペンキ屋に興味を持ったイクラちゃんはペンキ屋のおじさんの作業服を真似て自ら服にペンキを塗ってしまったり、お茶やらっきょうの酢漬けなど大人が嗜好する食べ物などを美味しそうに食す姿も見せて周囲を驚かせるなど、自分の心が赴くままに行動するイクラちゃんに周囲は困惑させられているようです。
イクラちゃんの性格は子育てに失敗したからだと話題に
イクラちゃんのエピソードには上記に挙げた以外にも多々あるようです。イクラちゃんの性格が問題なのは子育てに失敗したからだと話題になっているのは、これらのエピソードが影響し野放しになって自由すぎる行動が目立つとみられ、イクラちゃんがこのまま成長すれば我儘になってしまうと懸念する声があがっていたようです。
イクラちゃんの性別
イクラちゃんの性別は「男」と認識している人が大半なのではないでしょうか?しかし、当初のイクラちゃんの性別は「女」設定だったのではないかと言われているようです。それは原作者の長谷川町子のコメントからうかがえるといいます。イクラちゃんの性別についてまとめて紹介していきます。
イクラちゃんの性別は男
現在も放送中のアニメ「サザエさん」でのイクラちゃんの性別は「男」設定になっています。ところが「イクラ」という名前は原作者の長谷川町子が命名したのではなく、アニメ版サザエさんの脚本家である雪室俊一が名づけたと言われています。原作者の長谷川町子はノリスケの子供に「チドリ」という可愛らしい女の子名を付けていたことが明らかとなっています。
イクラちゃんの性別は元々女だった?
朝日新聞で連載されていた当時、読者からサザエさん一家の家族構成についての質問が寄せられました。漫画版サザエさんではノリスケの子供の名前が出ることはありませんでしたが、寄せられた質問に対して長谷川町子は「ノリスケの子供の名前は『チドリ』だ」と話していたようです。そのため、実はノリスケの子供は男の子ではなく、実は女の子なのではないかと囁かれていたようです。
この話題はネット上でも持ち上がり、イクラちゃんの性別が途中で変わってしまったという話からどんどん話が膨らんでいき、終いにはイクラちゃんにはチドリというお姉ちゃんがいたのではないかという話に発展していきます。今となっては真相を確かめようがなく、都市伝説となっているようです。
イクラちゃんの声優や話す言葉
イクラちゃんの声を担当している声優は誰なのでしょうか?イクラちゃんの声優担当が気になるという方に向けてまとめて見ました。また、イクラちゃんが話す言葉についても紹介しているのでご覧ください。
桂玲子のプロフィール
イクラちゃんの声優担当は1940年2月8日に福岡県福岡市に生まれ、東京俳優生活協同組合に所属している現在年齢・79歳の声優である桂玲子が務めています。年齢79歳の桂玲子が年齢2歳児程度の子供の声を出しているということに驚愕した人も少なくないようです。
また、本作ではイクラちゃんの声の他にもカツオの同級生でマドンナ的存在のカオリちゃんと、タラちゃんのガールフレンド・リカちゃんの声も担当しています。高めの張りのある声でとても年齢・79歳の声優が担当しているとは思えないと感嘆する感想も見られます。
桂玲子の主な出演作品
- 『ヤッターマン』オモッチャマ
- 『フランダースの犬』アロア(2代目)
- 『一休さん』さよちゃん
- 『ゲゲゲの鬼太郎(第2作)』はるこ
- 『マジンガーZ』鬼頭鮎子
- 『タイムボカン』チョロ坊/ミミ/シャイン/現代のカニ/大五郎
- 『母をたずねて三千里』ペドロ
- 『ポールのミラクル大作戦』姫/アリア
- 『Dr.スランプ アラレちゃん』チビルくん
- 『レイトン ミステリー探偵社 〜カトリーのナゾトキファイル〜』ミタリー・ミターラ
イクラちゃんの話す言葉は3種類
イクラちゃんの話す現在の言葉は3種類「ハーイ」「バブー」「チャーン」があります。言葉で気持ちを表すというよりは、3種類の言葉を発する様々なバリエーションの声色でイクラちゃんの気持ちが表現されいます。
イクラちゃんが喋る回
イクラちゃんが喋る回もエピソードの中には存在していたようです。作品No.2433「お帰りなさいイクラちゃん」以降のエピソードでイクラちゃんは「ダメー!」や「カエル~」「ママ」「ジャンケンポン!」などの言葉を発し、中にははっきりと言葉で意思表示をした回もあったそうです。しかし、イクラちゃんが喋ったことに視聴者から多数のクレームが寄せられ、これらのエピソード回はなかったこととして扱われているようです。
イクラちゃんに関する感想や評価
サザエさんに登場するイクラちゃんの苗字や年齢、性別、発する言葉などについてやイクラちゃんの担当声優について見てきました。ここからはイクラちゃんに関する感想や評価をまとめて紹介しているのでご覧ください。
タラちゃんの苗字はフグタ。んじゃイクラちゃん苗字は何だろうと考えた時に、のりすけおじさんの苗字がわからないことに気付く……でもwikiで調べると負けた気になるので、だれか教えて!w
— てぃむぽん (@tim_pon) November 24, 2013
タラちゃんの苗字は意外にすぐ出てくるようですが、イクラちゃんの苗字は中々思い出せないという人が多いようです。ノリスケの苗字自体を知らないという人も少なくないことが投稿された感想からうかがえます。
サザエさんの話題にて
— ひめぬし (@himenushi) July 18, 2018
弟「『波平 認知症になる』『マスオの会社 いよいよ倒産』『カツオ 坊主をやめる』の3本です」
うち「やめろwwww絶対放送させるなww」
この後「イクラちゃんの苗字って何やろな?」という疑問に弟が「鮭イクラ」と答えたのは未だにツボ
(正しくは波野だそうです)
イクラちゃんの苗字に関する感想には、イクラちゃんの苗字が「鮭」と予想して家族で面白く会話していたという声も見られました。イクラちゃんの苗字の話は意外にも盛り上がりを見せていたようです。
イクラちゃん、カオリちゃん、リカちゃん全て同じ声優なんか
— ペプシ太郎 (@pepsitaroh) May 2, 2018
イクラちゃんの担当声優の桂玲子がイクラちゃん以外の声も担当していたことに驚いたという声が多数見られました。年齢が79歳となっても全く衰えを感じさせないとネット上の感想でも話題となっていたようです。
昔見たエピソードで、ワカメがタイコさんに「ハーイやバブーしか言わないのにイクラちゃんの言葉わかるんですか?」と言っていた事があった。禁句だろそれは…。そしてその後声優が変わった…。
— マッシー・KWT (@Massy__River) March 7, 2010
イクラちゃんの話す言葉について、ワカメがタイコにイクラちゃんの数少ない言葉で何をいっているのかと尋ねるエピソードがあり、誰もが思っていることを言ってしまったことについての感想も見られました。
お前イクラちゃん役の声優の人なめるんじゃないぞ。あの「ハーイ」「チャーン」「バブー」にだってイクラちゃんの歓喜や後悔や怨嗟、いろいろな感情が込められてるんだぞ。僕には全く理解できないけど。
— バカハラちゃん@たかし㌠BDBE日曜拡散 (@hara_kusopro) November 6, 2009
イクラちゃんの言葉は3種類しかありませんが、声優の桂玲子は見事にイクラちゃんの喜怒哀楽の感情を演じています。しかし、視聴者はイクラちゃんの言っていることが全く理解できないと感想にあげています。以前にイクラちゃんが別の言葉を話す回がありましたが、それを見た視聴者からクレームが殺到していました。このことから話す言葉の意味が全く理解できないことがイクラちゃんの魅力となっていると考えられるようです。
イクラちゃん
— アニメの都市伝説 (@anime_denset) September 13, 2019
「ちゃーん、ばーぶ、はーい」
しかしゃべらない理由
イクラちゃんの本当の
両親がイクラちゃんの
目の前で殺されて
その衝撃でしゃべれなくなった pic.twitter.com/3QHH27muf4
イクラちゃんが3種類の言葉しか話せない理由には、実はイクラちゃんの実の両親が目の前で殺されて、そのショックで本当は話せるけれど話せなくなったのではないかという都市伝説も浮上しているようです。しかし、これはあくまで噂のようです。原作者の長谷川町子はノリスケとタイコの子供としてイクラちゃんを描いています。「こんな設定もあったら面白いな」という「もしも」話のようです。
赤ちゃん〜幼児がイクラちゃんみたく「バブー」て言うのは所謂都市伝説みたいなもんだと思ってたんだけど、二世がめっちゃいい発音で「バブー」て言う幼児だったんで目から鱗だったよね…トイレのドアで足の指強打してすごい悲しそうな声で「ばーぶー…」と言った時は不覚にも可愛くて笑ってしまった…
— 涙ジョージ (@george_namida) June 3, 2017
イクラちゃんは「バブー」とよく言いますが、実際の赤ちゃんが本当に「バブー」というかは疑問視され、イクラちゃんが「バブー」ということ自体が都市伝説のような話と考えていた人が少なからずいたようです。しかし、実際に赤ちゃんが「バブー」と言っているのを目撃し衝撃を受けたという投稿が幾つかみられ、赤ちゃんが「バブー」というのは事実であるということがうかがえます。
イクラちゃんの年齢まとめ
漫画アニメ『サザエさん』に登場する活発で元気な男の子のイクラちゃんの苗字や年齢・性別、子育てに失敗したと言われているイクラちゃんの性格についてや話す言葉、イクラちゃんの担当声優についてをまとめて紹介してきました。実はイクラちゃんの名前を命名したのがアニメ版サザエさんの脚本家であり、原作者の長谷川町子は「チドリ」と名付けていたというのを知る人は少ないようです。
イクラちゃんの性別も当初は「男」ではなく「女」だったのではないかというのも長年サザエさんに親しんできた人にとっては衝撃だったのではないでしょうか?また、そんな話から派生してイクラちゃんには姉がおり、その姉の名前が「チドリ」なのではないかという都市伝説も誕生していたようです。
イクラちゃんの苗字を知る人は少なく、それ以前にノリスケの苗字を知らないという人が意外に多かったことがSNSなどの投稿で明らかとなりました。イクラちゃんの年齢については公式では明らかにされておらず、イクラちゃんの行動や発する言葉から年齢が予想されており、イクラちゃんについて探れば探るほど謎がでてくるようです。
実は言葉が話せるとイクラちゃんを見ている人は、イクラちゃんが言葉を話せなくなった理由に、実の両親を失った過去があり、そのショックが影響しているのではないかと囁かれています。アニメや原作とは別に、鑑賞者はそれぞれに想像力を働かせてサザエさんの物語を楽しんでいるようにうかがえます。
イクラちゃんの性別や年齢についての噂について現在は確認できず真相は定かではありませんが、現在も様々な噂が飛び交い、アニメ放送が2019年で50周年を迎えたサザエさんは国民から愛されている作品であることは間違いないようです。『サザエさん』はこれからもアニメ放送を通じてお茶の間を楽しませてくれることでしょう。