【ワンピース】赤鞘九人男のメンバー一覧！最強は誰？強さや正体・モデルも考察

今回は「ワンピース」のワノ国編に登場する赤鞘九人男のメンバーを一覧で紹介し、それぞれの正体や最強メンバーは誰なのかを考察していきます。また、赤鞘九人男のモデルとなった実在の集団についても紹介していきます。

漫画「ワンピース」は集英社の少年ジャンプで1997年から連載されているバドルアドベンシャー漫画で、20年以上連載が続いており、2019年7月現在で93巻まで発売されています。原作者は尾田栄一郎先生。アニメ化は1999年に実現し、約20年放送が続いています。また、映画も2000年に初めて映画化されてから、2019年8月公開の最新作まで14作目まで既に製作され、国民的な人気を誇っています。

東の海の端っこにある小さな村、フーシャ村で生まれ育ったルフィはある日、悪魔の実を食べてしまったことでのゴムのように伸び縮みする身体を手に入れます。そんな好奇心旺盛なルフィはフーシャ村にやって来た偉大な海賊シャンクスと仲良くなり、彼に命を救われます。

そして、自分もシャンクスのような立派な海賊になることに憧れを抱くようになりますが、シャンクスがフーシャ村を去ることになります。ルフィはシャンクスと海で再会することを誓い、シャンクスから帽子を託されました。10年後、ルフィは「海賊王になる」という夢を持ち続けて成長し、単身まだ見ぬ海の彼方へと漕ぎ出すのでした。

ワンピースの世界に登場する「ワノ国」とは、よその土地から来たものを受け入れない鎖国をしている国です。そして、世界政府に未加入でありながら、「侍」という剣士集団のあまりの強さに海軍が足を踏み入れることのできない国と言われてきました。

赤鞘九人男（あかざやくにんおとこ）は元は光月おでんの家臣で、相当な強さを有した実力者集団です。主君だった光月おでんの死亡により、各地に散らばってしまい、長らくファンの間で赤鞘九人男のメンバーの考察が行われてきました。しかし、最近になってそんな謎多き赤鞘九人男のメンバーが判明しました。今回は、そんな赤鞘九人男1人1人の紹介と正体を考察し、最強メンバーは誰か？モデルはあるのか？などをみていきます。

赤鞘給人男のメンバー一覧1人目は、雷ぞうです。3等身くらいしかないその容姿は特徴的で、顔も身体も大きいですが、俊敏な動きができる忍者です。また、忍法の使い手で相当な実力を有する忍者だと考えられています。

また、何の悪魔の実の能力者なのかは明らかになっていませんが、囚人としてルフィが働く武器工場に容易に侵入したことや、「霧」という異名から考えて、霧人間になれるキリキリの実の能力者なのではないか？と考えられているそうです。

赤鞘九人男のメンバー一覧2人目は、錦えもんです。赤鞘九人男の中でリーダー的な存在で頭の切れる男だと言われています。主君光月おでんの死後、彼の息子のモモの助ことも最も近くで見守ってきました。また、錦えもんは狐火流という炎を引き裂く技をマスターしており、切れない炎はないと自負し「狐火の錦えもん」と言われています。

さらに、錦えもんは葉っぱや石を頭に乗せれば服をそれに変えられる能力があり、他者にもその力を使うことが出来ます。そのことから、フクフクの実の能力者ではないかと考えられています。

赤鞘九人男のメンバー一覧3人目は、河松です。囚人なのに武器工場で働かされず、牢屋に中にずっといる謎多き人物と思われていましたが、漫画「ワンピース」935話にて赤鞘九人男のメンバーであることが明らかになりました。

河松がなぜ他の囚人と同じように扱われず、ずっと牢屋の中にいるのか？そして、他の囚人の食事とは異なって、魚しかもらえないのか？など依然、謎は残っていますが、河松が「かっぱ」である可能性が濃厚になったようです。それなら、河松が食事として魚ばかりを出される理由に説明がつくようです。

赤鞘九人男のメンバー一覧4人目は、カン十郎です。歌舞伎役者に似た容姿をしており、残念ながら何の悪魔の実の能力者なのかは明らかになっていません。ただ、絵を書いてそれを実体化させる能力があります。しかし、カン十郎の画力の乏しさゆえに、実体化した生き物は残念なものばかりだと言われています。

また、戦闘シーンがまだ到来していないキャラなのでどれほどの強さなのかはわかっていません。ただ、夕暮れ時の短い時間だけ激しい雷雨をもたらす「夕立ち」という異名から考えると、カン十郎は短時間だけ爆発的な強さを発揮出来るのではないかと考えられています。

赤鞘九人男のメンバー一覧5人目は、お菊です。九里のおこぼれ町に店を構えるお茶屋の看板娘で、相当な剣術の使い手です。あるときには、浦島という横綱のまげをいとも簡単に切払っていました。さらに、お菊がどれほどの強さなのかもまだ明らかになっていませんが、916話でゾロがお菊に対して「とぼけるな、援護はしない」と発したことから、相当な実力を有していることが伺えます。

赤鞘九人男のメンバー一覧6人目は、傳ジローです。錦えもんらは20年前の過去から未来へ来たメンバーですが、傳ジロー、河松、アシュラ童子の3人は彼らと違って20年もの間を生き続けてきたメンバーです。ただ、20年間消息不明のキャラクターで、ファンの間で正体は誰か？様々な議論がなされている謎多き人物です。

赤鞘九人男のメンバー一覧7人目は、イヌアラシです。イヌアラシは幻の島「ゾウ」に住むミンク族の国「モコモ公国」を治めており、公爵と呼ばれるもれっきとした王様です。度量が広い人物で知られ、国民からも慕われています。さらに、光月おでんのことを思い出して涙するシーンも描かれています。四皇の幹部カイドウの部下ジャックと互角の力を持つ剣士で、その実力はネコマムシとも同レベルの強さだとされています。

赤鞘九人男のメンバー一覧8人目は、アシュラ童子です。現在では頭山盗賊団の棟梁で「酒天丸」という名前で動いており、改名の理由は不明です。しかし、カイドウやオロチに自分の存在を知られないように名前を変えたのではないか？と言われています。また、アシュラ童子の強さは戦闘シーンから明らかになっており、四皇の幹部ジャックやイヌアラシと同じくらいの相当な実力者だと考えられています。

赤鞘九人男のメンバー一覧9人目は、ネコマムシです。「ネコマムシの旦那」と呼ばれており、話し言葉は土佐弁です。イヌアラシと同様、ゾウで暮らすミンク族の統治者の1人、イヌアラシに匹敵する権力を有し、夜の王とされています。

また、戦士の集団である「侠客隊（ガーディアンズ）」の大親分であり、義理堅く面倒見の良い親分気質です。ネコマムシは戦闘力もイヌアラシと同レベルとされ、大きな身体の割りにとても俊敏な動きができ、悪魔の実により獣化したジャックを放り投げるほどの怪力の持ち主です。

ここまで、話題の漫画「ワンピース」のワノ国編に登場する赤鞘九人男のメンバーを一覧で簡単に紹介してきました。ネット上では、このメンバーの中で誰が最強なのか？ファンによる考察が行われています。次に、赤鞘九人男の最強メンバーが誰なのか？考えていきましょう。

赤鞘九人男のメンバーのリーダー的存在は錦えもんです。確かに錦えもんは頭の回転が早く、リーダーとしてふさわしいと考えられています。ただ、リーダーだからといって錦えもんが最強というわけではないようです。その錦えもんが、ルフィに探して欲しい3人の侍がいると言いました。

そこで名前が挙がったのがアシュラ童子、河松、傳ジローの3人、錦えもんは彼らの実力を100人力だと表現しました。次に、この3人の強さについて考察していきます。

まず、アシュラ童子こと酒天丸の強さを考察していくと、戦闘シーンから四皇カイドウの部下であり百獣海賊団の中心人物であるジャックと互角かそれ以上の強さだと判明しています。

アシュラ童子、河松、傳ジローの強さについて、彼らの実力を「100人力」だと言った錦えもんの口ぶりから3人の強さは同等だと考えられます。よって、アシュラ童子はジャックと互角かそれ以上の実力者だと判明しているので、河松と傳ジローもそれくらいの相当な実力者だと推定できるようです。

上記の3人の他に赤鞘九人男のメンバー内最強なのでは？と考えられている人物が2人います。イヌアラシとネコマムシです。イヌアラシの強さについては、アシュラ童子やジャックとの直接対決により、彼らと同等の戦闘力があることが判明しています。さらに、イヌアラシとネコマムシも互角の戦闘力だと分かっています。しかし、それはイヌアラシとネコマムシが通常の状態で戦った場合の話です。

イヌアラシとネコマムシは月の獅子（スーロン）化することで、さらに強くなると考えられます。そのため、2人がスーロン化すれば、アシュラ童子も河松も傳ジローもジャックも敵わないのではないか？と考えられています。

そのため、スーロン化した状態のイヌアラシとネコマムシこそが赤鞘九人男のメンバーの中で最強と言えそうです。しかし、スーロン化するのは満月の日に限定されるのでそこを考えると、2人が絶対的に最強だと断言するのは難しいようです。

ここまで「ワンピース」に登場する赤鞘九人男で最強メンバーは誰かを考察し、アシュラ童子、河松、傳ジロー、イヌアラシ、ネコマムシの名前が挙がりました。次に、甲乙つけがたい強さを持つ赤鞘九人男の強さについて、もっと掘り下げてみていきます。

ワノ国の将軍オロチが次のセリフを発言したことで、赤鞘九人男のメンバー9人全員が規格外の強さを持っていることが明らかになっています。

上記のように赤鞘九人男のメンバーには、四皇の幹部ジャックと互角かそれ以上に戦えるメンバーがごろごろいることがわかっています。アシュラ童子ら以外でまだ戦闘シーンが描かれていないキャラも何人かいるのでメンバー全員の強さを把握しきれているわけではありませんが、全員が「規格外の強さ」ということを考慮すると赤鞘九人男のメンバー1人1人が四皇の幹部レベルの相当な実力者である可能性が高いと考えられています。

ここまで「ワンピース」に登場する赤鞘九人男のメンバー紹介や最強メンバーの考察などを行ってきました。次に、ネット上で篤い議論がなされている赤鞘九人男のメンバーそれぞれの正体を考察していきます。

赤鞘九人男の正体の考察一覧1人目、雷ぞうの正体はワノ国の九里の大名・光月家に忠誠を誓う忍者です。性格は義理人情に篤く、分身の術や煙遁の術、華手裏剣といった多岐にわたる様々な忍法を使用することが出来る凄腕の忍者。「霧」という異名と名前の「ぞう」からモデルは忍者の霧隠才蔵なのでは？と言われています。

カイドウがワノ国に侵攻してきたとき、果敢に立ち向かうも敗北。その戦いの最中に主君の光月おでんを失い、光月おでんの息子であるモモの助をカイドウの魔の手から守るため、同じ赤鞘九人男の仲間の錦えもんやカン十郎と一緒にワノ国を去りました。その後、2人と共にミンク族の指導者イヌアラシとネコマムシに会おうとしますが、彼らの統治するモコモ公国・ゾウへ向かう途中に2人とはぐれ、雷ぞうだけがゾウに辿り着きました。

ゾウで雷ぞうはミンク族に匿ってもらい、カイドウが放った追手ジャックがゾウに侵攻してきたときも、自分の身を差し出してモコモ公国を守ろうとした雷ぞうを引き止めてくれました。その結果、モコモ公国は滅ぼされましたが、ミンク族の指導者2人は決っして雷ぞうをカイドウ側に引き渡すことはありませんでした。モコモ公国が滅ぼされた後、雷ぞうはルフィら海賊同盟と行動を共にしていた錦えもんやカン十郎と再会を果たしました。

赤鞘九人男の正体の考察一覧2人目、錦えもんの正体は大名・光月おでんに仕える侍で、赤鞘九人男のリーダー的存在です。フクフクの実の能力者であり「狐火の錦えもん」という異名を持ち、斬れない炎はないと自負する実力者です。身長は3m近くあり、下半身だけでルフィらと同じくらいの高さです。典型的な武士の性格で、義理人情を大事にし恩に対しては命をかけて報いようとします。

そして、武士としてプライドが高く弱音を決して吐くことがないが、恥ずかしいと感じたときにはすぐに切腹を行おうとする困った性格でもあります。海賊とドラゴンのことを非常に嫌っており、その理由にはカイドウが絡んでいるようです。初登場時、モモの助の捜索のためパンクハザード島をうろついていたところ、王下七武海の1人トラファルガー・ローの襲撃に遭い、身体をバラバラにされてしまいました。

その後、バラバラにされた錦えもんの上半身と下半身が別々に麦わらの一味と出会います。もともとは海賊を毛嫌いしていましたが、サンジの助けで全身のパーツを取り戻すことができたことで恩人である麦わらの一味に信頼を寄せるようになりました。

モモの助を救出した後、はぐれてしまっていたカン十郎と再会し、ゾウを訪れた際に錦えもんとも合流。そこで、彼らの正体が赤鞘九人男だと明らかになり、当初自分の息子だと言っていたモモの助が実はかつての主君・光月おでんの息子で、錦えもんはカン十郎らと共にモモの助に仕える立場であることが判明しました。

赤鞘九人男の正体の考察一覧3人目、河松はカッパのような風貌の侍でいつも笠を被っています。その強さは、錦えもんからも認められており、彼から「100人力」と言われた赤鞘九人男の1人です。河松は20年前、光月おでんがオロチに処刑された後、光月トキが燃え盛る城の中で最期を迎えた現場にも立ち会ったほどの光月家の腹心で、かなり信頼されていた家臣だったことが分かります。主君の仇・オロチに対する復讐心を抱いています。

ただ、光月トキのトキトキの実で20年後の未来に飛んだ錦えもんやお菊と違い、河松はその時代に留まり、炎の中から光月日和を救出。両親を一気に亡くし、ひどく落胆する幼い光月日和のことを励ましながら7年以上育ててきました。つまり、ワノ国を去った錦えもんらとは違い、カイドウやオロチが治めるワノ国に留まったのです。

それについて、タイムトリップしたモモの助、残った日和、光月家の人間をあえてバラけさせることで光月家の血筋が生き残る確率を上げたと考察されています。その後、河松は7年ほど光月日和を育てた後、13年前突然彼女の元を離れ、どういうわけか囚人採掘場の牢屋に入れられてしまったのです。そうなった経緯はまだ分かっていませんが、ルフィたちに助けられるまで13年間獄中で過ごし、過酷な20年間を生きてきました。

すでに紹介したように他の囚人と違って、食事が魚だけの河松。口元はくちばしのように出っ張り、手のひらには水かきがついており、その正体は「河童（カッパ）」であることが判明しています。そして、獄中で笑う河松は「カッパッパ」と特徴的な笑い声を上げています。また、河童であることが判明した河松ですが、イヌアラシやネコマムシと同じ「ミンク族」なのか？という議論がなされています。

実は、イヌアラシの回想シーンで幼いイヌアラシ、ネコマムシの横に密かに河松も描かれており、河松も「ミンク族」であることが有力視されています。ただ、これまで「ワンピース」作中で登場したミンク族は、皆実在の動物がモデルとなっていたため、架空のキャラクターである「河童」をモチーフにした河松も本当に「ミンク族」なのか？という疑問の声も挙がっており、作者のミスリードかもしれないとも考えられています。

赤鞘九人男の正体の考察一覧4人目、カン十郎の正体は錦えもんと同じくワノ国の侍で、現在はモモの助に仕えています。歌舞伎役者と身長347cmの長身の見た目が特徴的で、侍と名乗るも刀を持っておらず、筆を常備しています。性格は武士道精神を備え、仲間親子を命がけで守る義理人情に篤い男です。

仲間である錦えもんとモモの助と一緒に祖国ワノ国を去り、幻の島ゾウへの旅路の最中にドレスローザに立ち寄ったところ、そこの国王であるドフランミンゴにマークされてしまいます。そして、錦えもん親子を逃がすため自らを犠牲にして捕らえられ、ドレスローザの地下のスクラップ場に放り込まれてしまいました。

そこで、麦わらの一味と共に錦えもんが助けにくるまで、カン十郎は能力を発揮して地層に潜り続けていました。ドフランミンゴが失脚した後は錦えもんらと共にゾウに向かい、そこで雷ぞうと再会しました。

赤鞘九人男の正体の考察一覧5人目、お菊の正体は「残雪の菊の丞」という異名を持つワノ国の侍です。敵陣に切り込むときは刀を片手に髪を結い上げます。ワノ国の身分制度には反対の立場をとっており、士族の身分を振りかざして自身に迫ってきた浦島のまげを切払ったほどです。お玉救出後、おでん城跡地にルフィ一行と一緒に向かい、そこでお菊も赤鞘九人男のメンバーであることが判明しました。

現在はモモの助に仕えており、カイドウやオロチを敵視しています。また、お菊は見た目は美しい女性ですが、赤鞘九人男のメンバーなので実は性別は「男」のようです。それというのも、お菊が錦えもんにハグするというシーンがありました。しかし、女好きの錦えもんがお菊に抱きつかれて嫌そうな顔をしていました。

さらに、回想シーンでは男の姿をしていることや死亡認定されて作られた墓石には「〜のじ〜」という文字が読めることから、お菊は女装をした本名は「菊のじょう」という「男」なのだと考えられているそうです。

加えて、雷ぞうや錦えもん、カン十郎はミンク族を味方につけるためにワノ国を去りましたが、お菊だけは現状調査のためにワノ国に残留しました。そのことからも、お菊が女装しているのは赤鞘九人男のメンバーだとバレないようにするためなのでは？と推測されているそうです。

赤鞘九人男の正体の考察一覧6人目、傳ジローは回想シーンのシルエットから尖った耳と特徴的な耳をしていることが分かっています。傳ジローは光月おでんの直属の部下だった男で光月トキの悪魔の実・トキトキの実によるタイムトリップを体験しておらず、20年前からずっと生き続けてきた人物です。実は傳ジローは現在まで20年間、その消息不明です。

傳ジローの強さについては、赤鞘九人男のリーダー格である錦えもんが信頼を寄せており、過去にはアシュラ童子と共闘してカイドウに挑み、その強さをカイドウにも認めさせたほどです。アシュラ童子や河松に匹敵する実力者だと考えられてます。現時点でシルエットしか登場していない傳ジロー。アシュラ童子の正体が酒天丸だったように、傳ジローもすでにワノ国編に登場しているのではないか？と言われてきました。

そして、傳ジローの正体候補として「人斬り鎌ぞう」が挙げられ、特徴的な髪型が重なると有力視されてきました。しかし、その後「人斬り鎌ぞう」の正体は「キラー」ということが判明しました。キラーとは、オロチの部下で光月日和を殺そうとした男です。結局、ゾロにあっさり返り討ちに遭わされました。

もし、傳ジローの正体が人斬り鎌ぞう=キラーなら、仕えていた光月家の人間を殺そうとするはずがなく、赤鞘九人男のメンバーのことをよく知っていそうな光月日和の方も人斬り鎌ぞうに対して何の反応も示さなかったことから、傳ジローの正体説は否定されました。他にゾロに絡む常に笑顔の妙な男「トの康」も後頭部から少し出ている髪がシルエットと似ているとして、傳ジローの正体候補となったことがあります。

しかし、その後「トの康」の正体がかつてワノ国の白舞を治めていた大名だったことが判明。傳ジローの正体候補から外されることとなりました。そこで、新たな傳ジローの正体候補となったのが鼠小僧がモデルと言われる「丑三つ小僧」です。

丑三つ小僧とは、金持ちから財産を盗み、貧しい人に配る義賊で、庶民たちのヒーロー的存在です。また、実在の鼠小僧の本名である「次郎吉」が傳ジローの「ジロー」と重なるとして、次の傳ジローの正体候補とみなされることとなりました。

赤鞘九人男の正体の考察一覧7人目、アシュラ童子はワノ国の九里にある山奥にアジトを置く「頭山盗賊団」の棟梁で「酒天丸」と名乗っています。その強さはワノ国の国内でも屈指の実力で、四皇の幹部ジャックと同レベルと言われています。そして、アシュラ童子はカイドウとも対戦経験があり、その強さを買われて部下にしたいと思わせました。もともとアシュラ童子は無法地帯と呼ばれた九里で一番の悪でした。

しかし、光月おでんに敗北したことで彼に真面目に仕える喜びを知り、彼だけが生涯の主君だと定めました。しかし、オロチや百獣海賊団がワノ国を襲った時、光月おでんのことを守れず、自分だけが生き残ってしまったことにひどく自責の念に駆られます。そして、虚しさを抱えたまま盗賊団を率いて平気で貧しい人々から食料を強奪するなど、光月おでんに出会う以前のような堕落した生活に戻ってしまったのでした。

光月おでん亡き後、虚しさを紛らわすかのような盗賊の棟梁としての暮らしをおよそ20年もの間続け、かつての仲間・錦えもんと再会したときも彼からカイドウやオロチへの復讐とワノ国の開国の協力を求められます。しかし、アシュラ童子はあくまでも光月家に仕えていたわけではなく、光月おでん個人に惹かれて仕えていただけなので協力する気はないとキッパリと断ったのでした。

赤鞘九人男の正体の考察一覧8人目と9人目、イヌアラシとネコマムシは2人とも幻の島「ゾウ」で暮らす獣人民族のミンク族を統率する者です。イヌアラシは「公爵」と呼ばれますが、正式なモコモ公国の国王であり、首都クラウ都に住むミンク族たちを治めています。一方、ネコマムシもくじらの森の守護者にして「侠客隊（ガーディアンズ）」という戦士たちをまとめる大親分で「旦那」と呼ばれて慕われています。

イヌアラシとネコマムシはそれぞれ同等の権力・強さを持ち、昔は親友同士でしたが、ある出来事が原因で寄ると触ると、殺し合いにまで発展する大喧嘩をするほどに仲がこじれてしまいました。そのため、イヌアラシは午前6時〜午後6時の昼の時間に活動するようになり、ネコマムシは午後6時〜午前6時までの夜の時間に活動するようにして、互いに出会わないようにしたのでした。

赤鞘九人男のモデルの考察1つ目は、江戸時代に実在した「旗本奴」の「赤鞘組」です。旗本奴とは、旗本の家の若い武士やその奉公人が集まり、派手な衣服で常識外れな行動に走る傾奇者（かぶきもの）集団のことで、江戸や京都でブームとなりました。旗本奴の「赤鞘組」は目印にみんなで真紅の鞘の刀を腰に差していました。そんな「赤鞘組」は旗本奴の中でも、特にゴロツキが大勢いる悪人集団とみなされていたそうです。

ワンピースの世界でも赤鞘九人男は悪者扱いされているので、旗本奴の「赤鞘組」と似ていると言われますが、ワンピースの赤鞘九人男は「悪者」だと仕立て上げられているだけなのでその部分では異なっていると考えられているようです。

赤鞘九人男の考察2つ目は、こちらも幕末に実在した「海援隊」です。海援隊とは、坂本龍馬が中心となって設立した貿易結社で、薩長同盟に大きく貢献しました。

海援隊士のシンボルは土佐藩の脱藩浪士である坂本龍馬にちなんで「土佐の赤ざや」でした。そのことから、赤鞘九人男は海援隊をモデルにしているのでは？と言われ、赤鞘九人男はワノ国を開国しようとする海援隊のような集団なのでは？と考えられるようになったそうです。

こちらは赤鞘九人男の強さに関するツイートです。赤鞘九人男はこのツイートのように「相当な戦力」だと評価されています。

こちらは赤鞘九人男のメンバーの1人、河松に関するツイートです。実は河童であることが明らかになった河松のビジュアルが可愛くて、強いところがギャップ萌えだという感想です。

こちらは赤鞘九人男のメンバーの中で唯一、正体が明かされていない傳ジローに関するツイートです。傳ジローの正体が気になって仕方がないそうで、新キャラとして登場するよりも既に身近にいるキャラが実は傳ジロー、という展開な気がするという感想です。

いかがでしたか？「ワンピース」ワノ国編に登場する赤鞘九人男のメンバー紹介や、赤鞘九人男の強さや正体を考察し、最強なのは誰か？をみてきました。赤鞘九人男は相当な強さを持った実力者ぞろいでそれぞれ四皇の幹部クラスにも匹敵するほどの強さを有していることが分かりました。まだ、その正体が明らかになっていない傳ジローを含め、今後も赤鞘九人男の動向に注目していきましょう！