2019年09月12日公開
2019年09月12日更新
【サザエさん】マスオさんの声優が増岡弘から田中秀幸に交代!初代から歴代声優を紹介
国民的アニメ「サザエさん」に登場する「マスオさん」。2019年7月〜8月にかけて、マスオさんの声優が2代目の増岡弘さんから3代目の田中秀幸さんに交代しました。田中秀幸さんはアニメ「キン肉マン」テリーマン役や「名探偵コナン」工藤優作役の声優として有名です。今回はマスオさんの歴代声優、初代の近石真介さん、その後任の2代目増岡弘さん、さらに新たに3代目となった田中秀幸さんのプロフィールや主な出演作品、活躍について紹介していきます。
目次
マスオさんとは?
2019年で放送50周年を迎えるアニメ「サザエさん」。長寿アニメゆえにそれぞれの登場人物の声優の交代が進んでいます。今回は、マスオさんの歴代声優の交代に注目して、初代マスオさんの声優・近石真介さんから2代目マスオさんの声優・増岡弘さん、その後任として2019年7月に交代した声優・田中秀幸さんのプロフィールや主な出演作品などを紹介していきます。
サザエさんの概要
「サザエさん」は長谷川町子先生の4コマ漫画が原作で、主人公は「サザエさん」こと、本名「フグ田サザエ」です。アニメ「サザエさん」という物語は、サザエさんの実家である磯野家を舞台に家族の日常をテーマにしたほのぼのしたストーリーが展開されます。
アニメ「サザエさん」の放送が始まったのは1969年10月5日からです。「サザエさん」は2019年現在でも放送されており、放送50周年を迎えました。この放送の長さはギネス級で、アニメ「サザエさん」は世界で最も放送されているTVアニメとして「ギネス世界記録」を持っています。
マスオさんのプロフィール
マスオさんこと「フグ田マスオ」は原作では大正6年、1917年生まれであり、年齢は永遠の32歳(アニメでは永遠の28歳)です。マスオさんはメガネをかけ、髪はオールバックで固めたいかにもサラリーマンという容姿です。血液型はB型、磯野家の娘婿で妻のサザエさん、1人息子のタラちゃん、義理の両親である波平とフネ、義理の弟・妹であるカツオとワカメとともに7人家族でサザエさんの実家で仲良く暮らしています。
出身地は大阪市住吉区で、普段は標準語を使いますが、時折登場する母親とは大阪弁で話す姿が描かれています。学歴は原作では高校卒業後2浪し、私立大学に入学。アニメ版ではその私立大学は早稲田大学の商学部として描かれており、大学時代には野球部に所属していた設定となっています。勤務先は海山商事の営業部で、現在は係長という立場にあります。
よくケアレスミスや空回りもしますが、もともと真面目な性格なので職場でも周囲の人間から信頼されています。妻のサザエさんとは公開見合いで知り合い「サザエさんの全てが好き」と感じ、スピード結婚しました。新婚当初は磯野家の近隣の借家を借りて親子3人だけで暮らしていました。しかし、マスオが家の囲いを無断で切り取ってしまったことが原因で大家を起こらせ、借家を放り出されたために磯野家に転がり込んだのでした。
また、マスオさんは、家族からそれぞれの呼び方をされています。義理の父・波平はマスオさんのことを「マスオくん」と呼んでいますが、義理の母フネは「マスオさん」と呼んで敬語で接します。サザエさんからは「あなた」、タラちゃんからは「パパ」、義理の弟・カツオからは「マスオ兄さん」、義理の妹・ワカメからは「マスオお兄さん」となっています。
マスオさんの歴代声優は?二代目声優は増岡弘
マスオさんの歴代声優について、40年以上マスオさんの声を担当した2代目マスオさんの声優・増岡弘さんについてプロフィールや主な出演作品、交代前のラストシーンなどを紹介していきます。
二代目声優・増岡弘のプロフィール
2代目マスオさんの声優は増岡弘さんです。1978年に降板した初代マスオさんの声優・近石真介さんの後任として2代目マスオさん役を引き継ぎました。増岡弘さんの「マスオさん」は「えぇ〜」「ただいま〜」「タラちゃん」という独特の言い回しが注目を集め、マスオさんの声マネ芸人が現れるほど国民的に愛されました。
しかし、2代目マスオさんの声優・増岡弘さんは1936年8月7日生まれ、年齢は83歳(2019年9月現在)です。高齢と体調不良を理由に2019年7月にマスオさん役を卒業することを発表し、3代目のマスオさんの声優・田中秀幸にマスオさんの声優を交代しました。
二代目声優・増岡弘の主な出演作品
2代目「マスオさん」の増岡弘さんの代表作1つ目は国民的アニメ「それいけ!アンパンマン」のジャムおじさんの声です。ジャムおじさんはマスオさんよりも年齢が上という設定なので、落ち着いた口調で話しているため、ジャムおじさんでの演技とマスオさんでの演技にはやや違いがみられるようで、担当している声優が同じだと言われなければ分からない人も多いそうです。
他にも、国民的アニメ「ドラゴンボールZ」及び「ドラゴンボールGT」での亀仙人(2代目)役の声優や「タッチ」浅倉南の父役などの声優としても知られています。
二代目声優・増岡弘が長く活躍できた理由
初代マスオさんの声優・近石真介さんの後任としてマスオさんの声優を40年以上続けてきた増岡弘さん。声優として長く活躍できた理由は何なのでしょうか?増岡弘さんが長くマスオさん役を続けることができた理由は、その健康管理にあると言われています。増岡弘さんの趣味は上の著書にあるように味噌づくりや野菜作りなどです。
自宅では200坪にも及ぶ畑を所有しており、自ら栽培している野菜はおよそ50種類もあるそうです。このように、増岡弘さんが健康を意識するようになったのには、幼い頃にかかった小児喘息がきっかけだそうです。このことがあって、増岡弘さんは健康管理や毎日の食生活の大切さを痛感したそうで、味噌や野菜を手作りするようになったそうです。
二代目声優・増岡弘が死去
ネット上で「マスオさん 声優」と検索すると関連ワードとして「死去」という言葉が出てくるそうです。しかし、初代のマスオさんの声優・近石真介さんも2代目のマスオさんの声優・増岡弘さんも双方ともご存命で、特に近石真介さんに至っては90歳近い高齢にも関わらず現在でもバラエティ番組のナレーターを務めるなど精力的に声優活動を行っています。
そのため、増岡弘さんを含め、マスオさんの声優が死去したというのはファンが勘違いした結果、流れたデマだったことが明らかになっています。
増岡弘がマスオさんを演じたラスト回
増岡弘さんは2019年7月18日に放送された「サザエさん」で卒業を迎えました。増岡弘さんのマスオさんラストは、家族みんなでテーブルを囲んでスイカを食べるシーンでした。マスオさんが優しく「あはは」と笑うラストシーンに対して、ネット上は40年以上「サザエさん」でマスオさんの声を務めてきた増岡弘さんへの感謝と、降板を惜しむ声で溢れかえったそうです。
マスオさんの歴代声優は?増岡弘から田中秀幸に交代?
歴代のマスオさんの声優について、2代目マスオさんの声優・増岡弘さんの後任としてマスオさんの声優を交代した、3代目マスオさんの声優・田中秀幸さんのプロフィールや主な出演作品などをみていきます。
増岡弘の後任声優は田中秀幸
二代目マスオさんの声優・増岡弘さんの後任として2019年7月に交代した、3代目マスオさんの声優・田中秀幸さんです。アニメ「キン肉マン」テリーマン役などの声を担当していることでも有名です。
三代目声優・田中秀幸のプロフィール
- 生年月日:1950年11月12日
- 出身地:東京都大田区
- 身長:172cm
- 血液型:B型
- 職業:声優・ナレーター・俳優
- 所属事務所:青ニプロダクション
- 活動期間:1974年〜(声優)、1955年〜(俳優)
三代目声優・田中秀幸の主な出演作品
- 1976年「ドカベン」山田太郎(ドカベン)役
- 1979年「機動戦士ガンダム」ウッディ・マルデン役
- 1980年「宇宙戦艦ヤマトⅢ」土門竜介役
- 1981年「新・ど根性ガエル」南よし雄役
- 1983年「キン肉マン」テリーマン(キン肉マングレート)役など
- 1986年「銀牙 -流れ星 銀-」ベン役
- 1986年「タッチ」柏葉英二郎役
- 1986年「聖闘士星矢」ナレーション
- 1987年「北斗の拳2」ファルコ役
- 1987-1991年「シティーハンター」槇村秀幸
- 1989年「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV」総司令官スターセイバー(究極総司令官ビクトリーセイバー)役
- 1990年「私のあしながおじさん」ジャーヴィス・ペンデルトン役
- 1991年「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」アバン=デ=ジニュアール3世役、キルバーン役、ナレーション
- 1993年「SLAM DUNK」木暮公延役、ナレーション
- 1997年〜「名探偵コナン」工藤優作役
- 1998年「カードキャプターさくら」木之本藤隆役
- 2002-2006年「キン肉マンII世」テリーマン役、クロエ役
- 2003年「アンジェリーク エトワール」闇の守護聖クラヴィス役
- 2003年「F-ZERO ファルコン伝説」キャプテン・ファルコ(バート・レミング)役
- 2003年〜「ONE PIECE」ドンキホーテ・ドフラミンゴ役
- 2006年「スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ-」ギリアム・イェーガー役
- 2007年「ゲゲゲの鬼太郎(第5期)」バケロー役、死神99号役
- 2011年「へうげもの」明智光秀役
- 2011年「X-MEN(アニメ)」ビースト役
- 2014-2016年「ワールドトリガー」レプリカ役
- 2018年「ゲゲゲの鬼太郎(第6期)」バックベアード役
- 2018-2019年「聖闘士星矢 セインティア翔」獅子座のアイオリア役など
三代目声優・田中秀幸の第一声
2代目マスオさんの声優・増岡弘さんが交代して後任となった3代目マスオさんの声優・田中秀幸さんの第一声はなんでしょうか?3代目マスオさん声優・田中秀幸さんの初登場シーンは2019年8月25日で田中秀幸さんの第一声は波平の問いに答える形で「えーっと、うなぎ食べませんでした?」だったそうです。
ネット上では、声優が交代したことに対する「寂しい」という声が多く上がったそうですが「慣れたら違和感ないだろう」という声もみられたそうです。
マスオさんの歴代声優は?初代は近石真介
ここまで、歴代のマスオさんの声優として後任の声優2人を紹介していきました。次に初回放送から数年間、マスオさんの声を担当した初代のマスオさんの声優・近石真介さんについてプロフィールや主な出演作品をみていきます。
初代声優・近石真介のプロフィール
- 生年月日:1931年1月20日
- 出身地:東京府(現在の東京都)
- 身長:165cm
- 職業:声優・俳優・ナレーター
- 所属事務所:ムーブマン
- 活動期間:1950年代〜
「サザエさん」で初代マスオさんの声優を務めたのは、近石真介さんです。1969年10月のアニメ初回放送〜1978年9月24日まで初代マスオさんの声を担当し、ラジオや舞台などの他の活動との両立が難しくなったことを理由に降板しました。声優交代となったマスオさんの後任は上で紹介した増岡弘さんとなりました。
近石真介さんは1931年1月20日生まれ、年齢は88歳(2019年9月現在)と90歳近い高齢ですが、現在でもバラエティ番組のナレーターなどとして元気に活躍しているそうです。
初代声優・近石真介の主な出演作品
初代マスオさんの声優・近石真介さんの主な代表作は次のとおりです。洋画吹き替えの「猿の惑星」シリーズでロディ・マクドウォールが演じたコーネリアス役や主役のシーザー役、「雨に唄えば」でダグラス・フォーリーが演じたデクスター役、「チャーリー・チャップリン出演無声映画」のナレーターなどがあります。
マスオさんの声優に関する感想や評価
今日のサザエさんジャンケン負けでした😅
— Mami (@mami_moonmei) September 1, 2019
マスオさん役の声優さん卒業されてしまったんですね😭残念·····。
あのマスオさんの声に癒されてたのにな。仕方ないですよね💧
こちらは「サザエさん」のマスオさんの声優交代に関して、長年続けてきた2代目マスオさんの声優・増岡弘さんの卒業を惜しむ声です。
マスオさんの声優変わってからまだ喋ってるところ一瞬しか観れてないけど田中秀幸さん大好きマンなので毎週声聞けて嬉しさいっぱい☺
— むぅた (@MutaS_25) September 8, 2019
でも違和感だとかこれは慣れないとか、誰…?とか言ってる人がめちゃめちゃめちゃ多くてそう言われてるの目にすると仕方ないけど悲しくなってしまう…😭
こちらは増岡弘さんの後任の3代目マスオさんの声優・田中秀幸さんに対して、ネット上で「違和感」「誰?」などと多くの声が上がっているけれど、田中秀幸さんのことが大好きなのでこういったコメントを見ると悲しくなるという感想です。
マスオさんの声違和感あるって話ばかりしないであげて欲しい。
— 木蓮 (@moku03ren) September 8, 2019
1番プレッシャー抱えてるのはその声優さんなんだからさぁ
こちらもマスオさんの声優交代に関して、ネット上で「違和感」など批判的な意見が目立つ中、後任の田中秀幸さんを責めないでほしいという感想です。
マスオさんの声変わったの!?
— せいや@おつかれ戦隊隊長🐨🌿 (@seiya333331) September 8, 2019
日本の代表アニメの声優変更は
物凄く違和感あるよね
ドラえもん、しんちゃん
この2つも最初は受け付けなかったけど
もう慣れました😅
違和感はしょうがない
変わってもプロの声優だ
きっと受け入れるよ#おつかれ戦隊0908
こちらはマスオさんの声優交代に関して客観的な意見です。「サザエさん」は「ドラえもん」や「しんちゃん」同様、国民的アニメなので違和感を感じるのは仕方がなく、後任の田中秀幸さんもプロの声優なので視聴者側もそのうち受け入れられるようになるだろうという声となっています。
変わってはじめて気づく。
— shogostyle@ギタ練オタ主張中 (@somshogo) September 8, 2019
マスオさん(声優さん)に
これまでずっと癒されてたんだなぁ。
そして新たな変化を受け入れて
素晴らしい日曜夜を過ごすぞ!#マスオさん pic.twitter.com/51R4kt8bFy
こちらはマスオさんの声優の交代に関して、前任の増岡弘さんの卒業を惜しみつつ「新しい変化」と捉え、田中秀幸さんへの交代を肯定的に受け取っているようです。
マスオさんの声優まとめ
いかがでしたか?ここまで歴代のマスオさんの声優について、プロフィールや主な出演作品についてみてきました。2019年7月〜8月にかけてマスオさんの声優が交代し、ネット上では違和感などの批判的意見が飛び交いましたが、中にはそういった批判を悲しく思う人や客観的に捉えている人、肯定的に受け入れている人などがいることが分かりました。
初代マスオさんの声優・近石真介さん、長年マスオさんの声優を務めてきた増岡弘さんの卒業を惜しみつつ、新しく後任に決まったマスオさんの声優・田中秀幸さんのさらなる活躍に期待しましょう!