2019年09月17日公開
2019年09月17日更新
悟空の父・バーダックが伝説のスーパーサイヤ人に?戦闘力や強さを考察
悟空の父・バーダックが伝説のスーパーサイヤ人に?戦闘力や強さを考察していきます。1990年に放送されたテレビスペシャル『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦』で初登場を果たした人気キャラのバーダックですが、実はスーパーサイヤ人になれる事をご存知でしょうか?通常状態でも歴戦の戦士として知られていたバーダックが、スーパーサイヤ人になった事で得られる戦闘力は必見です!
目次
バーダックはドラゴンボールの悟空の父
悟空の父であるバーダックの戦闘力や、伝説のスーパーサイヤ人である事についてまとめていく前に、『ドラゴンボール』の概要や物語のあらすじを解説していきます。さらにバーダックと悟空のプロフィールも紹介していきますので、『ドラゴンボール』についてあまり詳しくないという方でも楽しめる内容となっております。
ドラゴンボールの作品情報
ドラゴンボールの概要
『ドラゴンボール』とは、鳥山明が『週刊少年ジャンプ』にて1984年から連載を開始した漫画作品です。連載当初は、尻尾の生えた少年・孫悟空が7つ集めればどんな願いも叶えてくれるというドラゴンボールを集めるために、旅の途中で出会った仲間達と共に敵と戦っていくという冒険活劇でしたが、悟空がスーパーサイヤ人に変身するなど戦いのレベルが上がってきた事で、戦闘に焦点を当てたバトル漫画へと変わっていきました。
1986年からは同タイトルでアニメ化されたのちに『ドラゴンボールZ』とタイトルを変えて11年間放送され、平均視聴率20%を維持するという大人気アニメとなっていきました。作品が人気となってきた事で様々なジャンルにメディアミックスされるようになり、ゲームやトレーディングカード、フィギュアなどが多数発売されています。
ドラゴンボールのあらすじ
腕っぷしが強く、尻尾の生えた不思議な少年・孫悟空は、人里離れた山奥に1人で暮らしていました。そんな悟空のもとにある日ブルマという少女が現れた事で、悟空は7つ集めればどんな願いも叶えてくれるドラゴンボールの存在を知ります。そして2人はドラゴンボールを集めるために旅に出る事になり、ヤムチャやウーロンなどといった多くの仲間達と出会いながら、悪と戦っていく事となっていくのでした。
やがて悟空は亀仙人やカリン様などの多くの師匠と出会いながら修業を重ね、世界を揺るがす強大な敵から地球を守る戦士へと成長を遂げていきます。物語が進むにつれて悟空は自分が地球人ではなくサイヤ人という戦闘民族の宇宙人である事を知り、スーパーサイヤ人にまで変身出来るようになり、さらに戦闘力の高い敵と戦い続けていくのでした。
孫悟空のプロフィール
『ドラゴンボール』シリーズを通しての主人公・孫悟空は、惑星ベジータ生まれのサイヤ人で、生まれたばかりの時に地球へと送られました。地球で孫悟飯に拾われてからしばらくはサイヤ人らしい乱暴な性格で手がつけられませんでしたが、過って崖から落ちてしまい、頭を強く打ってからは温厚な性格へと変わります。しかし、サイヤ人としての戦う事が好きという本能は残っており、戦い好きで無邪気な少年へと成長してきました。
『フリーザ編』の終盤でスーパーサイヤ人に目覚め、それからも修業を重ねた事でスーパーサイヤ人2、スーパーサイヤ人3に変身する事が出来るようになり、アニメ『ドラゴンボールGT』ではスーパーサイヤ人4への変身を果たします。また、劇場版および『ドラゴンボール超』では戦闘力が神の次元まで到達したスーパーサイヤ人ゴッドになる事が出来るようになり、さらに上を行くスーパーサイヤ人ブルーへの変身も果たしました。
父親はサイヤ人の戦士・バーダックで母親はギネ、兄にラディッツがいます。自身も地球で家族を作り、家族構成は妻のチチ、長男の悟飯、次男の悟天となっています。悟飯も結婚した事で孫のパンにも恵まれました。
バーダックのプロフィール
バーダックは悟空の父で、1990年に放送されたテレビスペシャル『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦~フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父~』の主人公として初登場を果たしました。髪型や顔立ちが息子である悟空と瓜二つですが、頬の十字傷と目つきの鋭さが相違点となっています。サイヤ人の下級戦士として生まれましたが、死闘を生き抜いてきた事によってサイヤ人のエリート戦士にも引けを取らない戦闘力を得ました。
日常では自身がリーダーを務めるバーダックチームを率いて星の侵略を行っており、大猿となって攻めていたカナッサ星で生き残りのトオロによって幻の拳を受けた事で予知夢を見る能力が身に付きます。性格は粗暴で口調も荒く、一見すると悪人に見えてしまいますが、仲間を想う気持ちは誰よりも強く、バーダックチームのメンバーにも信頼されています。
バーダックが伝説のスーパーサイヤ人に?
時空間移動したバーダック
1990年に放送されたテレビスペシャルでは、バーダックはフリーザに最終決戦を挑み、死亡したと思われていました。しかし、2011年から『Vジャンプ』にて連載された鳥山明原作、オオイシナホ作画によるスピンオフ漫画作品『ドラゴンボール エピソード オブ バーダック』によると、惑星ベジータが大爆発した事によって時空間移動し、惑星ベジータが惑星プラントと呼ばれていた時代にまでタイムスリップします。
何が起きたか分からないバーダックでしたが、惑星プラントで暴れていたフリーザの先祖であるチルドの手下を倒したため、惑星プラントの先住民達に英雄と呼ばれて感謝されるようになりました。しかし、他人との関わりを嫌うバーダックは行くあてもないため、しばらく洞窟でリハビリを兼ねたトレーニングをする事にします。そこにベリーという少年が薬と食事を持ってきてくれるようになった事で、親交を深めていきました。
過去でスーパーサイヤ人に覚醒
ベリーと親しくなるにつれて、凶暴さが薄れて少しずつ穏やかになっていったバーダックでしたが、惑星プラントを征服するためにやって来たチルドをフリーザと勘違いした事で戦いを挑み、手も足も出ずに敗北してしまいます。しかし、チルドがベリーに攻撃を仕掛けた事でバーダックの怒りが爆発し、ついにスーパーサイヤ人に覚醒します。バーダックはスーパーサイヤ人になった事で湧き上がる力に驚愕します。
スーパーサイヤ人になったバーダックに対してチルドは手も足も出ずに敗北し、『金色に変化するサイヤ人に気を付けろ』という言葉を遺して死亡しました。子孫であるフリーザは先祖から語り継がれてきたこのスーパーサイヤ人についての遺言によって、スーパーサイヤ人を危惧していたわけです。自分に絶対の自信をもっていたフリーザですが、スーパーサイヤ人によって先祖が倒されていた事で、多少なりとも危険視していました。
1番最初のスーパーサイヤ人は?
『ドラゴンボール エピソード オブ バーダック』によって、1番最初にスーパーサイヤ人になったサイヤ人はバーダックだったのではないかと考えるファンは少なくありませんでした。しかし、どうやら過去にタイムスリップしたバーダックよりも前にスーパーサイヤ人がいたようです。それについては2018年1月号として発売された『最強ジャンプ』の付録『ドラゴンボール サイヤ人 超最強COMICS』にて鳥山明が語っていました。
初めてスーパーサイヤ人になった人物の名前は『ヤモシ』で、はるか昔に存在していたサイヤ人です。ヤモシは正義の心を持ったサイヤ人で、仲間5人と共に反旗を翻しましたが逆に追い詰められてしまい、その時にスーパーサイヤ人に覚醒しました。スーパーサイヤ人になった事で凄まじい強さを誇ったヤモシでしたが、結局は敵の数が多すぎた事で力尽きて倒れてしまいます。しかし、これがスーパーサイヤ人伝説の始まりとなりました。
バーダックの戦闘力や強さを考察
最初の戦闘力は10000
1990年に放送されたテレビスペシャルで初登場した時点でのバーダックの戦闘力は10000で、サイヤ人の下級戦士としては圧倒的な数値となっています。瀕死状態から回復する事によって戦闘力を大きく上げるサイヤ人の特性によってここまでの戦闘力になったと考えられ、スーパーサイヤ人には返信出来ないにしろ、今までバーダックがどれほどの死線を潜り抜けてきたのかが分かる数値です。
29000でフリーザに立ち向かう
バーダックはカナッサ星人のトオロによって受けた幻の拳による予知夢によってフリーザがサイヤ人を滅ぼそうとしている事に気付きます。そして、親友であるトーマをはじめとした仲間達がフリーザの部下に殺された事でついに怒りが爆発し、トーマの血を拭って赤く染まった布を頭に巻いて1人フリーザに戦いを挑みに行くのです。
フリーザのもとまで辿り着くまで、無数に存在するフリーザ軍の猛攻を潜り抜けていきますが、それによってバーダックの戦闘力は最終的に29000まで上がります。バーダックはその状態でフリーザに対して渾身のエネルギー弾を撃ちますが、結局は第1形態の状態で戦闘力59万のフリーザには敵わず、惑星ベジータと共に散りました。
スーパーサイヤ人での戦闘力
スーパーサイヤ人に変身すると、戦闘力はスーパーサイヤ人ではない状態の50倍となります。バーダックの戦闘力はフリーザに戦いを挑んだ時点で29000だったので、スーパーサイヤ人になった時の戦闘力は最低でも1450000ほどであると考察出来ます。しかし、バーダックはフリーザによる攻撃で瀕死となり、そこから回復したので戦闘力はさらに上がっていると考えられます。
ゲームではスーパーサイヤ人3に変身
バーダックは2016年に発売されたゲーム『ドラゴンボール ゼノバース2』の中で、スーパーサイヤ人3に変身出来るようになっています。バーダックはトワによってフリーザに殺される前に命を救われ、『仮面のサイヤ人』として操られていました。この時のバーダックはラスボスであるミラの仮面の力によって潜在能力が引き出されていたため、スーパーサイヤ人1からスーパーサイヤ人3にまで変身出来るようになったのです。
バーダックの性格や父親としての一面は?
悟空に冷酷だったバーダック
バーダックは息子に対して愛情が薄く、悟空が生まれた時もカナッサ星を攻めていて会いに行こうとしませんでした。カナッサ星を制圧した後、仲間であるセリパに息子に会いに行くように勧められても、息子の事を出来損ないと称して拒否しており、呆れられていました。また、初めて悟空と対面を果たした時も、悟空の戦闘力がたったの2であった事から『クズが』と吐き捨てていました。
父親らしい描写もある
『ドラゴンボール』の物語の前日談にあたる漫画作品『ドラゴンボール マイナス』では、バーダックの父親らしい一面も見る事が出来ます。悟空の成長を気にする様子を見せたり、惑星ベジータの危険を感じた事で悟空を宇宙ポッドに乗せて地球へと送り出したりしており、家族に対して愛情を持つ父親らしい描写で描かれていました。
ギネによって優しくなった?
バーダックはフリーザの脅威を感じた事で、危険から守るために悟空を宇宙ポッドに乗せて地球へと送り出す決心をし、その事を妻であるギネに伝えます。するとギネは、サイヤ人であるにも関わらず息子の心配をしているバーダックに驚いていました。それに対してバーダックは、『お前の甘ったるい病気がうつったんだ』と発言しているため、優しい性格をしたギネと一緒に生活していく中で、性格が似てきた事が分かります。
ラディッツの性格はバーダック似?
悟空の兄であるラディッツは攻撃的な性格をしており、口調も荒いです。初めて地球に来襲した時には地球人の男性の戦闘力をスカウターで計り、戦闘力が低かった事から『ゴミめ』と発言していました。バーダックも初めて次男である悟空に会いに行って戦闘力を計った際に『クズが』と発言しています。この事からラディッツは優しい性格をした母よりも、父であるバーダック似の性格をしているという事が考えられます。
バーダックに関する感想や評価は?
バーダックかっこいいぃぃぃ❤
— リュウロット@雑多なジャンプチ人 (@RYU_DRAGON_25) September 15, 2019
バーダックは1990年にテレビスペシャルにて初登場を果たしてから、『ドラゴンボール』ファンの間で根強い人気を誇っています。その魅力は悟空とはまた違ったアウトロー風なかっこよさであり、乱暴な性格で口は悪いながらも、仲間を殺された怒りで最大の悪であるフリーザにたったひとりで立ち向かっていく姿には多くのファンが感動しました。
アニオリ見てるバーダック好きにはたまらんシーンよね
— ウタ (@kohka_kanarin) March 8, 2019
やっぱりバーダックのスーパーサイヤ人は認められないわぁ pic.twitter.com/9fEAztGkmt
1990年に放送されたテレビスペシャルの人気シーンの1つに、バーダックが運命を変えるためにフリーザに向かってエネルギー弾を放つ場面がありますが、ファンの間ではたまらないものとなっており、放送から30年近く経った現在でも『ドラゴンボール』ファンの間で語り継がれています。しかし、あまりに大作であったテレビスペシャルなので、その後のバーダックが登場する作品に不満を漏らすファンも少なくないようです。
バーダックはその後の作品でスーパーサイヤ人になり、ゲーム版ではスーパーサイヤ人3にまでなれるようになりましたが、『スーパーサイヤ人のバーダックは邪道』という意見は非常に多くあります。スーパーサイヤ人にならなくとも、そのままでかっこいいというバーダックファンの悲痛な意見となっています。しかし、スーパーサイヤ人やスーパーサイヤ人3になったバーダックが好きだというファンも多くいます。
バーダックって顔だけ見たら傷のある悟空なんだけどさー、あの赤いハチマキがさー、たまんないんだよなー。わかるかなー。だってあの赤いハチマキ、仲間の血を拭って、その後仇のフリーザ軍を目にした時に握りしめた拳から流れた血で赤くなってるんだぜ?そんなんメチャメチャカッコいいじゃん!!
— 月宿つぶあんキャッツ (@Hide_sgs) October 16, 2018
バーダックと言えば赤いハチマキが代名詞だというファンは少なくありません。仲間であるトーマの血を拭って、仇であるフリーザを倒す決心を固めた時にハチマキを頭に巻くシーンはあまりにかっこよく、バーダックを語るうえで欠かせないものとなっています。
バーダックじゃなかったのか…
— オーマケンザキ (@sisikomakenzaki) December 14, 2017
ってか初代スーパーサイヤ人ゴッドの魂がさまよい続けてるってことはいつか出てくる系なのかな? pic.twitter.com/ymE9ufR0vM
バーダックが初めてスーパーサイヤ人に変身した伝説のスーパーサイヤ人ではなかったという事実に驚きを隠せないファンは多くいます。伝説のスーパーサイヤ人はヤモシだと鳥山明が語っており、これからの『ドラゴンボール』作品に登場する事をファンは期待しています。
バーダックが伝説のスーパーサイヤ人に?まとめ
悟空の父・バーダックが本当に伝説のスーパーサイヤ人なのかという事や、戦闘力・強さも紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?主人公である悟空に負けるとも劣らない人気で、長年ファンに愛され続けているバーダックは、スーパーサイヤ人1・スーパーサイヤ人3に変身するなど、活躍を続けています。