アニメどろろ最終回の感想ネタバレ!百鬼丸の出した答えとその後をネタバレ考察

この記事では、アニメどろろの最終回の感想ネタバレや百鬼丸の出した答えとその後をネタバレ考察していきます。アニメどろろは、2019年6月~9月まで放送された手塚治虫の漫画が原作のテレビアニメです。どろろは、ダークなストーリー展開ながら、主人公百鬼丸のイケメンぶりやどろろのかわいさで話題になっています。そんなどろろの最終回は、その後を見たくなるようなエンディングで百鬼丸とどろろのその後が描かれる続編があるのか気になります。最終回のあらすじや感想が気になる方はぜひ読んでみてください。

アニメどろろ最終回の感想ネタバレ!百鬼丸の出した答えとその後をネタバレ考察のイメージ

目次

  1. どろろのアニメとは?
  2. どろろのアニメ最終回ネタバレ!百鬼丸の答えは?
  3. どろろのアニメ最終回のその後ネタバレ考察
  4. どろろのアニメ最終回の謎や続編ネタバレ考察
  5. どろろのアニメ最終回に関する感想や評価
  6. どろろのアニメ最終回の感想まとめ

どろろのアニメとは?

どろろは、手塚治虫原作の漫画「どろろ」をもとにしたテレビアニメで、1969年と2019年に放送されました。1969年に放送されたアニメは全26話で白黒で製作されました。ここでは、2019年に放送されたどろろのアニメの基本情報をみていきます。

どろろのアニメ作品情報

どろろのテレビアニメは、2019年1月~6月にTOKYO MX、BS11、CS放送の時代劇専門チャンネルで全24話で放送され、インターネットではAmazonプライム・ビデオが日本・海外独占配信しています。製作会社は、「ゴールデンカムイ」や「甲鉄城のカバネリ」を手掛けたツインエンジンで、アニメはMAPPAと手塚プロダクションが協同制作しています。

1969年にアニメ放映されたどろろは、当時カラー放送が始まっていたにも関わらず残酷なシーンが多く血しぶきが生々しくならないようにという配慮もあり、白黒で製作されたそうです。2019年に放送されたアニメどろろは、1969年版を踏まえながらも当時描けなかった戦乱の世の残酷さも描きながらも、美しい映像や魅力あるキャラクター、スピード感のあるバトルシーンで人気を集めています。

どろろのアニメあらすじ

アニメどろろのあらすじを紹介します。戦乱の世、醍醐の国の領主、醍醐景光は国の繁栄と権力を願い生まれてくる息子を地獄堂の12体の鬼神に捧げると約定を交わし、景光の妻、縫の方は手足や目、皮膚もない姿の赤子を産み落とします。赤子は川に流されましたが、医師の寿海に保護され義手や義足をつけて育てられました。

16年後、身体を取り戻す旅に出た百鬼丸は、鬼神を倒し初めて皮膚を取り戻すところに居合わせた、盗みをなりわいとしていた孤児のどろろと出会い一緒に旅をすることになります。鬼神を倒して身体を取り戻す旅は過酷なもので、百鬼丸は苦悩しながらも旅を続けます。

TVアニメ「どろろ」公式サイト

どろろのアニメ最終回ネタバレ!百鬼丸の答えは?

どろろのアニメ最終回、第24話「どろろと百鬼丸」のあらすじをネタバレ紹介していきます。兄の百鬼丸と弟の多宝丸はふたりの激しい戦いによって燃え始めた醍醐の城で、お互いに譲れないものをかけて戦い続けていました。

最終回ネタバレあらすじ①百鬼丸の問い

醍醐の城で弟の多宝丸と激しい戦いを続ける百鬼丸の心眼には、多宝丸の胸に空いた穴が見えています。百鬼丸は、「全てを持っているはずのお前が、なぜ満ち足りていないのか。」と問います。多宝丸は「お前が奪ったからだ!」と答え「返せ!」と迫ります。

最終回ネタバレあらすじ②城へ

百鬼丸と多宝丸のもとに向かうため、縫の方は、琵琶丸の助けで井戸を降り抜け道を使って城へ向かいます。どろろは連れて行ってくれと頼みますが、縫の方に「あなたはそこで待っていてください、あとで引き揚げてもらわねばなりませぬゆえ。」とやんわり断られます。そして「あの子のそばにいてください、これまでのように。」と後を託されます。

最終回ネタバレあらすじ③百鬼丸の答え

百鬼丸は多宝丸を追い詰めますが、戦いの最中これまでの旅で出会った人々の思い出がよみがえった百鬼丸は、ここで憎しみに溺れ鬼神となってはいけないという思いがわき起こり、多宝丸にとどめをさしませんでした。なぜ殺さないのか問う多宝丸に「わからない…ただ…同じだ。お前も。お前は…人だ。」と答えます。

多宝丸は「かなわないな…、これまでもずっとかなわなかった。」と呟きお互いの確執は解けていき、鬼神に操られていた多宝丸の心は正気を取戻したかにみえました。

最終回ネタバレあらすじ④最後の鬼神

多宝丸は、兄への確執を無くし戦いをやめます。しかし、約定を果たそうとした最後の鬼神はまたも多宝丸を乗っ取り戦いを続けようとしますが、多宝丸は力をふりしぼり鬼神の力に逆らい取り込んでいた百鬼丸の眼を自ら抉り取り「兄上、お返しします!」と百鬼丸へ差し出します。目を抉り出した多宝丸は力尽き、その場にうずくまってしまいます。

最終回ネタバレあらすじ⑤目を取り戻す

多宝丸が百鬼丸の目を抉り出したことで、最後の鬼神が姿を現しますが百鬼丸に一撃で倒されてしまいます。ついに百鬼丸は目を取り戻しますが、その激痛で倒れこんでしまいます。倒れこんだ百鬼丸に燃えて崩れた天井が落下してきます。多宝丸は「兄上!」と叫び気遣います。倒れた百鬼丸の上に焼け落ちた梁が落ちてきますが、城へたどり着いた縫の方と寿海が救います。

最終回ネタバレあらすじ⑥母の温かさ

初めて母に抱きしめられた百鬼丸は母の手のぬくもりに「あったかい。」と呟き確かな母の愛を感じます。焼け崩れていく天守閣で百鬼丸は「よいか百鬼丸。生きろ。その血にまみれた身体に、鬼ではなく人を宿せ。」と、外で待つどろろの元へ行くよう寿海と縫の方に優しく諭されます。二人は今にも崩れそうな抜け道の入口へ百鬼丸を導きました。

最終回ネタバレあらすじ⑦死に場所

崩れゆく城の中、「多宝丸、許してください。さびしい思いをさせました。でもこれからはずっと・・・母はあなたの傍におりますよ。安心なさい、もう決して離れません。」と倒れ伏す多宝丸に寄り添う縫の方と、過去の罪の呪縛から死に場所を探し続けていた寿海は、城に残ることを選びます。城からの抜け道で視力が戻りはじめた百鬼丸が見たのは、初めて見る二人の「おっかちゃん」の姿でした。

最終回ネタバレあらすじ⑧初めて

城の隠し通路を通り近くまで来ていたどろろと再会した百鬼丸は、どろろを腕に抱え琵琶丸に井戸から引き揚げてもらいます。その途中取り戻した自分の目で初めて見る空の美しさに「空、きれいだ。」と呟き、どろろを見て「どろろ、きれいだ。」と言う百鬼丸にどろろは照れて暴れてしまいます。

最終回ネタバレあらすじ⑨焼け落ちる城

焼け落ちていく醍醐の城を見つめる百鬼丸に「これがお前さんの因果の節目だ。しっかり見ておくんだね、その目で。」と琵琶丸は語りかけます。百鬼丸は泣きそうな表情で城を見つめ続けていました。

最終回ネタバレあらすじ⑩地獄堂

百鬼丸は、城から戻ってから考え込むことが多くなり「確かめることがある。」とどろろに告げひとりで出かけていきます。百鬼丸が向かったのは、鬼神がすべていなくなった地獄堂でした。そこには父である醍醐景光が座っていました。野心のためにはまた百鬼丸を鬼神に捧げるという景光は、百鬼丸に殺されることを覚悟していましたが、百鬼丸は殺しませんでした。

「俺は人だ。あんたも鬼神になるな。人として・・・生きろ。」と言い去っていく百鬼丸。ひとり残された景光は、「鬼神が欲するほどの生きる力を持った百鬼丸が、もしこの国を継いでいたならば天下を取ることもできたかもしれぬ。」と後悔の念に涙を流します。

最終回ネタバレあらすじ⑪旅立ち

父の残してくれた金を使って侍や鬼神に頼らない生き方を村人たちと模索するどろろは、「確かめたいことがある。」と言葉少なに出て行った百鬼丸を村で待っていました。しかし、百鬼丸は帰ってこずどろろを残してひとりで旅に出てしまいます。どろろは、百鬼丸がかえってくることを固く信じ自分の生きる道を模索しながら待ち続けることを誓います。

どろろのアニメ最終回のその後ネタバレ考察

どろろの最終回のその後はどうなるのでしょうか?百鬼丸とどろろはまた再会することができるのか、ネタバレをまじえて考察していきます。

ネタバレ考察①百鬼丸とどろろは再会する?

どろろの最終回のラストには、稲穂を思わせる黄金の背景の中美しく成長したどろろが走って向かう先に、青年になった百鬼丸が立っていてどろろのほうへ振り返り微笑むというシーンがありました。このシーンから考察すると二人は再会すると思われます。

ネタバレ考察②最後のナレーション

エンディングで流れたナレーションには「あのふたりの行先は血みどろばかりではない。」と琵琶丸の思いが語られていました。これまで中立の立場で百鬼丸やどろろの良きガイドとして助言をしていた琵琶丸の発言には重みがあり、戦乱の世でも百鬼丸とどろろには明るい未来もあると思わせるナレーションでした。

どろろのアニメ最終回の謎や続編ネタバレ考察

どろろのアニメの最終回には、多宝丸や縫の方がなぜ自殺したのか?百鬼丸はなぜひとりで旅立ったのか?などの謎がありました。ここではその謎についての考察とアニメどろろの続編の可能性についてみていきます。

ネタバレ考察①琵琶丸の存在

琵琶丸はこれまで何度もどろろや百鬼丸の危機に現れて手助けしてくれた物語の狂言回しのような存在です。その出自や生い立ちなどは明かされておらず謎の多い人物ですが、その言葉には彼の背負っている運命の重さを感じさせます。

最終回では、どろろが考える侍にも鬼神にも頼らない民がじぶんたちで作る国について聞くと「それは思い切った考えだね、私には思いもつかなかった。」「しょせん侍側の人間だからかねぇ。」と自分がもとは侍であったことをほのめかしています。

ネタバレ考察②多宝丸や縫の方が自殺を選んだ理由

縫の方は、百鬼丸を守れなかったという罪の意識と多宝丸へ愛情を注ぎきれなかったという後悔を抱えていました。百鬼丸にはどろろという支えがあることに安堵し、鬼神に操られたダメージで瀕死の多宝丸と共に死を選んだのではと考察できます。多宝丸は、醍醐の国を守りたいという理由はあったにせよ己の身に鬼神を宿し、結果的に側近であった陸奥と兵庫の命まで失ってしまったことへの後悔から死を選んだと考察されます。

一方寿海は、命令とはいえ過去に多くの人を殺してしまった罪から逃れられず、ずっと死に場所を求め続けていました。百鬼丸を抜け穴に逃したあと「これで、やっと…。」と呟いたことからもやっと罪から解放されると安堵した表情をしていました。

ネタバレ考察③百鬼丸が旅に出た理由

醍醐の城が燃え落ちたあと、百鬼丸は「確かめることがある」とどろろにと告げ地獄堂へ向かいました。そこで父景光と出会った百鬼丸は人として生きる道を選び、景光を殺しませんでした。

帰ってこない百鬼丸を心配するどろろに「あの子はやっと生まれたとこなんだ、これから人の道を歩きなおさなきゃならねえ。そいつを確かめてえんだろうよ」と琵琶丸が諭すシーンがありました。百鬼丸は、自分が人として生きていく道を確かめる旅に出たと考察できます。

ネタバレ考察④続編の可能性

どろろのアニメは、続編の可能性はあるのでしょうか?ネット上では、続編の可能性はないという感想が多数うをしめています。どろろの原作は未完なのでとくにストーリー上の制約はありませんが、アニメでは百鬼丸が身体を取戻し、過去の因縁に決着をつけ旅に出たところで完結しています。

どろろと百鬼丸の再会があるのかは気になるところですが、再会が明確にされていないからこその余韻でありそれ以降を描くのは蛇足という感想もみられます。ただ、美しく成長したどろろと青年になった百鬼丸がその後どんなふうに戦乱の世を生き抜くのか見てみたいという感想もSNS上でよくあげられています。

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どろろのアニメ最終回に関する感想や評価

どろろのアニメ最終回に関する感想や評価はどんなものでしょうか?ここではどろろのアニメ最終回のいい感想や悪い感想をネタバレに触れたものもあわせて紹介します。

どろろ最終回で、百鬼丸が母の縫の方や弟の多宝丸とわかりあえたことに対する感想です。家族が最後に理解しあえたことが良かったという感想はSNS上でもよく見受けられました。また百鬼丸のイケメンぶりやどろろの可愛さも話題のアニメどろろでは、公式ホームページ上で美麗なトリビュートイラストが紹介されて人気を集めています。

アニメどろろの良かったところについての感想です。百鬼丸は、物語の当初ほぼセリフがなく身体を取り戻していくにつれ、言葉も取り戻し少しずつ表情が出てきました。その過程が丁寧に描かれてることを評価しています。

アニメどろろの最終回について、少々駆け足に感じたという感想です。最終回では、百鬼丸の母の縫の方、弟の多宝丸、育ての親の寿海が燃えた醍醐の城で命を落としています。生きようと思えば助かる道もあったはずなのに、あえて死を選んだことには疑問も多いようです。

アニメどろろ最終回で百鬼丸の母の縫の方、弟の多宝丸が助かる結末があっても良かったのではという感想です。アニメとしてのストーリーは一応完結した形になっていますが、百鬼丸がどろろを置いて一人で旅に出た理由にも納得できない感想もありました。

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どろろのアニメ最終回の感想まとめ

アニメどろろ最終回の感想はいかがだったでしょうか?アニメどろろは百鬼丸の成長、家族やどろろとの絆、迫力の戦闘シーンなど見所の多い作品です。最終回の結末については、賛否の分かれるところですがおおむね満足したという評価が多くみられます。この機会に、最終回の謎をより深く理解するためにアニメどろろを全話見直してみてはいかがでしょうか?

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