漫画よつばと！の名言・名セリフまとめ！登場人物や名シーンも紹介

「よつばと！」は月刊コミック電撃大王で2003年から連載されている漫画です。「よつばと！」は数々の賞を受賞しており、2006年には第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しました。さらにAmazonランキング大賞2016上半期では、コミック部門で1位を受賞しているほど人気があります。海外でも翻訳されており、国外では100万部を突破しています。

「よつばと！」は、主人公の小岩井よつばとそのとーちゃんが引っ越してくるところから始まります。お隣の綾瀬家には3姉妹の恵那、風香、あさぎがおり、よつばは3姉妹と仲良くなります。それからよつばはよく綾瀬家に遊びに行くようになり、とーちゃんの友人だけでなくお隣さんの友人達とも仲良くなっていきます。「よつばと！」では、そんなよつばがいろんな人と出会い、成長していく姿が描かれています。

「はー？なにさまですか？」は引っ越して間もない頃に、玄関を開けたよつばが新聞の勧誘に来た人に対して言った名セリフです。まだ5歳のよつばは、「どちらさまですか？」という難しい言い回しができません。

憶えている言葉で丁寧に言おうとしているので悪意はないのですが、この言葉のチョイスは相手を煽っているようにも聞こえます。この時はとーちゃんが仕事で疲れて寝ていたのでよつばが対応したのですが、この新聞勧誘員とのやりとりは笑えると評判です。

「俺はプリンが好きなんだ」という名セリフは、ジャンボが言ったセリフです。とーちゃんは引っ越しの手伝いに来たジャンボからの提案で、近所に挨拶するための粗品を用意しようとしていました。ジャンボは疲れているとーちゃんの代わりに、粗品を準備してやると言いました。とーちゃんから「変なもん持ってくんなよ」と釘を刺された時に、ジャンボはふざけて「俺はプリンが好きなんだ」と言います。

その後とーちゃんは「いやお前の嗜好はいい」とジャンボのボケに素早くつっこみ、却下しています。これは第1話のシーンなのですが、二人の仲の良さが分かるやりとりとなっています。

ハードボイルドな映画に感化されたよつばは、水鉄砲を持ち出してとーちゃんとジャンボを殺し、隣の家に乗り込みます。よつばは隣人さんを水鉄砲で殺していき、残るは外で電話をしているあさぎ一人となりました。よつばは水鉄砲を構えますが、隙を狙ってあさぎはその水鉄砲をはたき、よつばはその拍子に水鉄砲を落としてしまいました。

落とした水鉄砲をあさぎが拾い、「バイバイ小さな殺し屋さん」という名セリフを言ってよつばを撃ちます。子供のごっこ遊びに本気で付き合う大人たちと、映画さながら真剣なよつばが面白いと評判のシーンです。

「どんまいどんまい、きにすんな」は、間違い電話に出たときのよつばの名セリフです。電話の相手はまさか励まされるとは思わず、「！？」と驚いています。普通なら淡々と済ませるシーンも、知り合いのように励ましてしまうよつばらしさが表れているシーンです。

綾瀬家では貰った沖縄のお土産を広げながら、沖縄には何があるのか話していました。しかし皆思い当たりません。あさぎは「んー…何もないね」と言います。そのセリフを聞いた風香はひらめき、「何もないがあるのよ」とウィンクをしながら得意げに言います。良いことを言ったと自慢したげな様子に、あさぎは思わず風香にチョップをしてしまいます。

よつばはとーちゃんとジャンボ、やんだ達と一緒に牧場に行くことになりました。牧場に向かう途中でやんだは「何しに牧場に行くんだ？」とよつばに尋ねます。するとよつばは「ぼくじょうにはうしがいる」と答え、それっきりでした。やんだがそれだけなのかとつっこむと、よつばは呆れたように「いちからか？いちからせつめいしないとだめか？」と言います。

牧場の楽しさや魅力を理解しないやんだを見下し、小馬鹿にしたようなよつばが面白いと評判のシーンです。やんだとよつばは相容れない仲なので、よつばはやんだに対して容赦ないことを言います。

お盆の日、よつばは「死んだおばあちゃん達が帰ってくる日」と教えられていました。公園で知らないおばあさんがベンチに座っており、よつばはその隣に座ります。そして突然そのおばあさんに向かって「ばあちゃんはまだ生きてるの？」と突然言いました。

よつばにとっては、そのおばあさんが生きているか死んでいるか見分けがつかなかったのです。「死んだおばあちゃん達が帰ってくる日」という言葉を信じるよつばの純粋さが分かる名セリフです。

とーちゃん達と一緒に夏祭りに言ったときの話です。よつばはとーちゃんから「迷子になるぞ」と忠告を何度も受けていましたが、夏祭りにはしゃいでまるで聞いている様子ではありませんでした。そこでとーちゃんはわざとよつばを迷子にさせることにします。

いつの間にか皆がいなくなっており、よつばはやっと迷子の恐ろしさを思い知ります。その時、よつばは「こいわいよつばです、こいわいよつばです」となんども自分の名前を叫び、泣きました。すぐにとーちゃんが駆けつけましたが、その後は迷子にならないようによつばも気をつけるようになります。よつばが少し成長したシーンでした。

映画の影響で水鉄砲を持ち出して綾瀬家に復讐しに行ったよつばでしたが、あさぎによってその復讐は阻まれ、よつばは殺されてしまいます。綾瀬家から帰宅したよつばを迎えたジャンボは「お？どうだった？復讐は」と尋ねると、よつばは「しんだ」と答えました。それを聞いたジャンボは「なー復讐は何も生まねーよなー？」と言いました。ジャンボの達観した深い名セリフです。

よつばはリサイクルごっこをするために、綾瀬家の人々にいらないものはないかと尋ねて回っていました。そんなよつばに風香は「世の中にいらないものなんて一つもないのよ」と名セリフを言います。得意げな風香にあさぎは「いやそういうのはいい」と辛辣につっこみます。

すると綾瀬家の父もまた風香と同じ事を言い、母につっこまれていました。綾瀬家がどれだけ似たもの親子なのかが分かる名セリフです。

みうらと恵那は夏休みの自由研究で、ダンボールのエコなロボットを作りました。このロボットの中にはみうらが入っているのですが、ダンボーをみたよつばは本物のロボットだと大はしゃぎします。しかし、どうやって動いているのかとよつばは疑問に思います。

コンセントも何もついていないダンボーは、電気を使わないで動くエコなロボットなのだと説明します。ロボットの胸あたりにはお金を入れる場所があり、ダンボーに扮したみうらは「私はお金で動く」とよつばに名セリフを言いました。よつばはお金を持っていないので、恵那がお金を貸してダンボーを動かしました。

やんだと初めて会ったよつばは、やんだを敵視します。やんだはおとなげなくよつばを挑発するので、よつばは激怒しました。そこでよつばは、ちょうど小岩井家で昼飯のカップ麺を食べていたやんだに向かって、「やんだうんこくってるー‼」とからかいはじめました。

やんだは「食ってる時にうんこ言うな」と注意しましたが、それでもよつばは言うのをやめません。やんだはシビレを切らして「うんこうめー‼うんこうめー‼」と言い始めました。

よつばはとーちゃんとジャンボ、風香、恵那、みうらと一緒に天体観測に行くことになりました。風香が突然参加したいと行ってついてきたので、ジャンボは「風香ちゃんは天体とか詳しいのか？」と聞きます。それに対して風香はドヤ顔で「水金地火木土天冥海」と答えました。一言で風香がまったく天体観測に詳しくないと分かる名セリフです。

ある雨の日、よつばととーちゃんはレンタルビデオ店に行き、どのビデオを借りるか選んでいました。「いろんないきもの」と書かれたキッズコーナーで、ご機嫌なよつばは歌を歌いながらDVDを選びます。

その時よつばは「ぼーくらはみんなーいーきていーるー、いきーているからつらいんだー」と間違った歌詞で歌っていました。これにはとーちゃんも「歌詞違うだろ⁉」と驚きながらつっこみ、隣にいた女性客は必死に笑いをこらえていました。

「きょうはなにしてあそぶ？」という名セリフは、とーちゃんやジャンボ、恵那、みうら、やんだでキャンプに行った時の最後によつばが言ったセリフです。あまりにもきれいな描写で12巻の最後のページだったので、最終話なのではないかと思った読者も多かったようです。

漫画「よつばと！」の1巻の帯のコピーには「いつでも今日が、一番楽しい日。」という名言が書かれています。まだ5歳のよつばが、新しい土地で新しい発見をしていく様子が思い浮かぶコピーです。

漫画「よつばと！」の2巻の帯のコピーには「ただ、ここにいるだけのしあわせ。」という名言か書かれています。何かをしなければならないという強制ではなく、そこにいるだけで毎日が充実しているように思わせるコピーです。

漫画「よつばと！」の3巻の帯のコピーには「どこかで見た、どこにもない場所へ。」という名言が書かれています。3巻の表紙では、みうらや恵那を置いて狭い路地を進むよつばが描かれているのもあり、新しい場所へと冒険していく姿を想像させます。

漫画「よつばと！」の4巻の帯のコピーには「いつかおとなになるこども。と、かつてこどもだったおとな。かわらないまいにち。」という名言が書かれています。まさに「よつばと！」の登場人物やストーリーを表しているようなコピーとなっています。

漫画「よつばと！」の5巻の帯のコピーには「おわらない夏のおわり。」という名言が書かれています。ずっと続くような錯覚を覚える夏休みですが、それでも夏は終わりがやって来ます。実際に「よつばと！」の漫画5巻では夏の終わりも描かれています。

漫画「よつばと！」の6巻の帯のコピーには「今日も世界はひろがっていく。」という名言が書かれています。漫画6巻ではよつばが自転車に乗れるようになったストーリーが描かれており、できることが増えて世界が広がったよつばを表しているようなコピーとなっています。

漫画「よつばと！」の7巻の帯のコピーには「こどもが走れば、おとなも走る。」という名言が書かれています。大人になるとなかなか走る機会が少なくなりますが、子供がいれば追いかけて走らなければなりません。幼い子供を持つ親なら共感できるという声も多いコピーです。

漫画「よつばと！」の8巻の帯のコピーには「平日、休日、祭日、毎日。」という名言が書かれています。漫画8巻では、祭りに参加するよつばの姿が描かれています。今までは平日と休日だけでしたが、祭りを知ったことでよつばの中に祭日という言葉が新しく加わったようなコピーとなっています。

漫画「よつばと！」の9巻の帯のコピーには「変わっていく季節、変わらない毎日。」という名言が書かれています。季節が変わっても、変わらない日常を送るよつば達が想像できるコピーです。

漫画「よつばと！」の10巻の帯のコピーには「毎日という宝箱を今日もあける。」という名言が書かれています。毎日が発見で溢れているよつばを表したようなコピーです。10巻の表紙も、よつばが立ち止まって何かを見つけたような表情をしています。

漫画「よつばと！」の11巻の帯のコピーには「世界は見つけられるのを待っている。」という名言が書かれています。よつばは新しいことを発見したり学んでいきますが、そんなよつばに世界が見つけられるのを待っているような、世界視点のコピーとなっています。

漫画「よつばと！」の12巻の帯のコピーには「目の前には実物大の世界地図。」という名言が書かれています。世界地図のような広い世界が、目の前に広がっているかのような風景をイメージさせるコピーとなっています。

漫画「よつばと！」の13巻の帯のコピーには「そして今日も、日々は続く。」という名言が書かれています。漫画13巻では、よつばのおばあちゃんが登場します。おばあちゃんとの再会や別れなどが描かれており、まさに漫画の内容をそのまま文にしたかのようなコピーとなっています。

小岩井よつばは、とーちゃん(小岩井葉介)と暮らす5歳の女の子です。海外でとーちゃんがよつばを引き取り、その後二人で一緒に暮らしています。綾瀬家の隣に引っ越してからは恵那やみうら、風香、あさぎなど友達がたくさん増えます。その他にも、とーちゃんの友達であるジャンボや後輩のやんだとも遊んでもらっています。

とーちゃんはよつばの父です。本名は小岩井葉介といいます。海外でよつばを引き取ることになり、一人で父としてよつばを育てています。本人曰くよつばは「南の島で拾った」と言っています。綾瀬家の隣に引っ越してからは、綾瀬家に面倒を見てもらうことも多くなりました。基本的に冷静な人物ですが、仕事が詰まるとよつばと一緒になってはしゃぐこともあります。

小岩井ジュラルミンは、よつばがテディベアショップで一目惚れしたクマのぬいぐるみです。ジュラルミンという名前はよつばが名付けました。ジュラルミンを買ってもらえると知ったよつばは「ゆめみたい!!」と喜んでいました。それからよつばとジュラルミンは一緒に遊んだり、ジュラルミンはよつばの心の声を代弁することもしばしばあります。

綾瀬あさぎはよつばの隣に住んでいる綾瀬家の長女で大学生です。ジャンボややんだもその美しさにびっくりするほどの美人です。よつばからは「きれーなほうのねーちゃんだ！」とも言われています。サバサバとした性格でよつばをからかうこともあるのですが、面倒見がよく一緒に遊びに出かけることもあります。

綾瀬風香はよつばの隣に住んでいる綾瀬家の次女で高校生です。真面目で可愛い容姿をしており、学校でも人気なのですがどこか残念な性格をしています。また、変わったセンスの持ち主で、どこから見つけてくるのか分からないようなTシャツを着ています。よくよつばの面倒を見てくれる、優しいおねえさんでもあります。

綾瀬恵那はよつばの隣に住んでいる綾瀬家の三女で小学生です。とてもしっかりとした性格をしており、休みの間は幼稚園に行っていないよつばとよく遊んだりしています。真面目な性格をしており、こだわりの強い女の子です。また、みうらと違って生き物が好きで、よつばが巨大なカエルを見せに来た時も「可愛い」とはしゃいでいました。

とーちゃんの幼馴染のジャンボは、本名を竹田隆といいます。2m10cmもある大きな体をしているため、ジャンボと呼ばれています。家業を継いで花屋で働いています。休みの日は頻繁によつばの元を訪れて一緒に出かけたりしています。アウトドア派で、キャンプや天体観測に行った時は車を回して恵那やみうらも加えて遊びに連れていきました。

早坂みうらは恵那と同級生の友達です。ボーイッシュな女の子ですが、男の子と呼ばれるのを嫌がっています。典型的な現代っ子で、虫や生き物が苦手です。川の魚をさばく時も、包丁を当てただけでギブアップしていました。恵那と遊ぶついでによつばとも遊んだりからかったりしています。

虎子はあさぎの大学の友人です。スリムな体型で、ジーンズを好んで着ています。あさぎとは二人で遊びに出かけたり旅行をするほど仲が良い様子です。マニッシュな女性で、よつばからは「かっこいい」と言われています。子供が苦手だと言っていますが、一緒に気球を見に行ったりと意外と面倒見がいい人物です。

ダンボーは、夏休みの自由研究でみうらと恵那が作ったダンボールのロボットです。よつばの前に現れた時は、中にみうらが入っていました。目が光ったりと作りに工夫やこだわりを感じさせるロボットです。お金を入れると動くという仕組みになっています。

ひげもじゃは、よつばが自転車を買いに行った時に出会った坂田自転車店の店員です。ひげもじゃはよつばが付けたあだ名で、本名は不明です。サブキャラクターながらも、祭りに参加したり、よつばがヘルメットを買いに来たりした時などに何度か登場しています。

「よつばと！」で初めてやんだと遊びに行く牧場編では、よつばとやんだのやり取りが面白いと評判です。いちいちからかうやんだと、それに引っかかるよつばに声を出して笑ったという方もいました。

すべてのことに、全力でリアクションするよつばの姿が面白いという方もいました。また、よつばが突拍子のない行動をして驚いたまわりの大人たちも面白いと評判です。

5歳のよつばは、まだ幼く時にはぶっ飛んだ行動をしたりするのですが、まわりの大人達は無視せずに全力で受け止めています。面白いだけでなく、成長していくよつばとそれを見守る大人達にほっこりするという感想もありました。

漫画「よつばと！」にはたくさんの名言や名セリフがありました。名言や名セリフには、よつばだけでなく他の登場人物の深い言葉もありました。また、漫画ごとのコピー文も秀逸なものばかりです。この記事では簡単に名言や名セリフを紹介しましたが、ぜひ漫画を読みながらそのシーンを振り返ってみてください。