BLACK BIRD最終回ネタバレ！実沙緒の出産の結末・漫画感想は？

この記事では、BLACK BIRDの漫画18巻の最終回をネタバレ紹介していきますが、その前にBLACK BIRDの漫画の作品情報や漫画あらすじについて紹介していきます！

まずは、BLACK BIRDの漫画作品情報について紹介していきます。BLACK BIRDは桜小路かのこによる漫画で、『Betsucomi』（小学館）にて2006年7月から2012年12月まで連載されていました。単行本は18巻までで完結しています。また、漫画だけではなく6巻の冒頭・正月とバレンタインの間に起きた事件を描く外伝小説も発売されています。

次に、BLACK BIRDの漫画あらすじについて簡単にネタバレ紹介していきます！幼い頃から妖怪が見える体質の主人公・原田実沙緒。そんな彼女には幼馴染で初恋の人がいました。「いつかまた迎えにくるから…」という約束とともに別れてから、10年の月日が経ちました。16歳の誕生日の前日に、実沙緒は初恋の人である鳥水匡と再会します。しかし感動の再会とはいかず、実沙緒は自分が「仙果の娘」だと知らされます。

「仙果の娘」とは妖に力を与えるという特殊な存在で、仙果の血を妖が飲めば寿命が延びるなどという言い伝えがありました。そして、初恋の人である鳥水匡は「仙果の娘」を狙う妖「天狗」だったのです。その日から実沙緒は多くの妖に命を狙われますが、匡は彼女を命賭けで守ります。そして、次第に二人は惹かれていき遂に結ばれることになります。しかし、二人には冷酷な運命が待ち受けていました。

それでは、早速BLACK BIRDの漫画18巻と最終回をネタバレ紹介していきます！匡と愛し合った実沙緒のお腹には小さな命が宿ります。しかし、「仙果は子を産むと死ぬ」。匡は実沙緒を救うために必死に解決方法を探しますが、何の策も見つけられないまま刻一刻と出産の時が近づいていきます。仙果録に記された運命は変えられないのでしょうか？それでは、18巻最終回ネタバレをご覧ください。

ある日、匡が飛ぶ姿を実沙緒の母親に目撃されてしまいます。匡が人間ではないことは実沙緒の家族には秘密にしていましたが、もしそのことを聞かれたら正直に答えようと実沙緒と匡は話し合って決めていました。そして、また別の日実沙緒の母親が匡たちの屋敷を訪ねてきます。しかし、実沙緒の母親は気づいている筈なのに何も言ってきません。不思議に思いながらも、実沙緒と匡は母親と一緒にベビーグッズを買いにいきます。

買い物の途中で疲れてしまった実沙緒を休ませ、残りの買い物は匡が一人で済ませようと二手に分かれます。しばらくして、匡のところに実沙緒の母親から電話がかかってきます。実沙緒の顔色が悪く今すぐ病院に連れていかないとと言う実沙緒の母。そして、実沙緒の母は「私を助けてくれた時みたいにすぐに来て」と匡に告げます。やはり実沙緒の母親は匡の正体に気づいていたのです。

その言葉を聞き、匡は実沙緒の帽子を見つめ決意を固めます。「今すぐ飛んでいきます」そう告げた匡は羽を出そうとしますが、隣には笑顔の実沙緒がいました。母に言われて匡を迎えにきたという実沙緒。匡は、実沙緒の母親に試されていたのでした。その帰り道、話題は二人の結婚式になります。実は、匡は実沙緒のために結婚式のプランをいくつも練っていたのです。

家に帰ると、実沙緒は母親に自分から本当のことを話そうとします。しかし、それよりも先に実沙緒の母は「これ以上ない相手を選んだ娘を誇りに思う」と笑顔を見せたのでした。ずっと二人の様子を見ていて、こんなにも実沙緒に幸せそうな表情をさせる人なら何も言うことはないと母は言います。母の優しい言葉に、実沙緒は涙が止まらなくなります。

実沙緒は最近日記をつけるのが習慣になっていました。そんな実沙緒の後ろから匡がのぞき込みます。言葉だけでは足りないことは文字にして伝わればいいと言う実沙緒に、匡は「口で言え」と言います。その言葉に、実沙緒は「書けば残る」と返します。書けば自分が死んだ後も残ると、実沙緒は心のどこかで思うようになっていたのでした。

匡はそんな実沙緒に「一緒にお風呂に入ろう」と言います。仕方なく一緒にお風呂に入る実沙緒。すると、お腹の中でかすかに動くのを感じ、実沙緒は微笑みます。「パパはおバカなエロ天狗ですよ」とその子に向かって話しかける実沙緒を後ろから抱きしめる匡。不貞腐れたような表情で匡は「もう少し俺の嫁でいろよ」と母親の表情をする実沙緒に言うのでした。

実沙緒は匡と初めて出会った日のこと、そして愛し合った日のことを思い出します。匡と一緒にいるだけで悲しいこと、楽しいこと、辛いこと、嬉しいこと全てを匡が運んできてくれます。実沙緒は匡と出会えたことがこんなにも幸せで、匡の存在こそが自分の人生だと言います。そんな実沙緒を抱きしめる匡の手は微かに震えていました。「愛してる」と言う匡の言葉に実沙緒は「知ってる」と言い、幸せそうな表情を浮かべます。

実沙緒の陣痛が始まります。屋敷にいる全員が慌てる中、匡は実沙緒の手を握り祈ります。匡が「好き」と言ってくれなかった理由と、自分が日記を書いている理由が同じであることに実沙緒は気づいていました。実沙緒は長い文章を書くことにし、匡は何も言わないことにしたのです。「匡、大好き。ありがとう」実沙緒の力が抜けていくと同時に、元気な産声が上がります。

それから6年後。「颯様！」次郎に名前を呼ばれ、匡にそっくりの男の子は振り返ります。颯はお世話係の次郎に叱られ、落ち込んでしまいます。そんな颯に次郎はもうすぐ匡が帰ってくることを伝えますが、颯は「自分の誕生日なのに、父様は母様のことしか頭にない」と泣いてしまいます。次郎はそれは仕方ないと、颯が生まれた日のことを思い出します。

6年前のあの日、ご子息が生まれるというおめでたい瞬間なのに屋敷の者たちはみな別の意味で涙を流していました。颯の元気な産声だけが響く中、動かなくなった実沙緒に匡が口づけをします。別れのキスなのだと誰もが思っていました。しかし、匡の口づけは長くいつまで経ってもやめる気配はありませんでした。最初に異変に気付いたのは医者でした。一度は止まった実沙緒の脈がごく僅かに動き始めていたのです。

実は匡は実沙緒の命を諦めてはおらず、自分のエナジーを実沙緒に与えて生き返らせようとしていたのです。しかし、実沙緒の命をつないでいられるのは口づけをしている間だけ。口づけをやめれば実沙緒は死んでしまいます。エナジーを与えて生き返らせるなど、いくら匡でもエナジーは到底足りるはずはありません。そのようなことは匡自身も、屋敷の誰もがわかっていましたが誰も匡を止めることはできませんでした。

匡の口づけは2日目の夜になっても続いていました。そして、3日目の夜が明けようとしたとき奇跡が起こります。実沙緒が息を吹き返したのです。声を上げて泣き崩れる匡を見たのは、後にも先にもこのときだけでした。しかし、生き返った実沙緒は仮死状態になった後遺症で足が不自由になってしまいました。その後、懸命なリハビリの末になんとか歩けるようにはなりますが、万全の状態ではありません。

そのため、匡は実沙緒から片時も離れることなくいつも寄り添っています。そんな匡を見て、颯は「父様は自分よりも母様の方が大事なんだ」と思っていたのです。しかし、強大な力を持って生まれた颯が普通の子供に見えるのは、匡がちゃんと愛情を持って接しているからだと次郎は思います。今日は颯の誕生日。屋敷にはあやめや豊前など多くの人が集まっていました。

「生まれてきてくれてありがとう」颯は大好きな母に抱きしめられ、父様やみんなに誕生日を祝福されました。仙果は愛を乞う生き物だと匡は言っていました。お互いに相手を思い合う実沙緒と匡だからこそ、この奇跡は生まれたのです。二人が手を取り合って歩んできた日々。後世に生まれてくる仙果を愛する妖が再び現れるときのため、次郎は「鳥水版 仙果録」にそのことを記すのでした。

ここからはBLACK BIRDの漫画の魅力について紹介していきます！BLACK BIRDにはどんな魅力があるのでしょうか？改めて紹介していきますので、ぜひご覧ください！

最初に紹介するBLACK BIRDの魅力は「胸キュンラブストーリー」です。BLACK BIRDは主人公の原田実紗緒と初恋の相手・烏水匡との出会いから、恋人関係になり結婚、出産に至るまでが描かれている作品です。さらに、普通の少女漫画とは違い彼氏である烏水匡は人間ではなく妖怪の天狗という設定になっています。

そんな天狗の烏水匡との前途多難な恋愛を描いているところが魅力の一つのようです。二人のラブラブなシーンも必見ですが、普通の恋愛とは違う切ないシーンも胸キュンだと多くのファンから愛されているようです。

次に紹介するBLACK BIRDの魅力は「魅力的なキャラ」です。特に烏水匡は烏水一族の長でイケメンな容姿ですが、エロ親父並みにエロいという特徴があります。さらに、幼馴染の実沙緒のことを一途に10年も想い続けていたということもあってか、少し嫉妬深いという一面もあります。このように、イケメンでクールな印象の見た目でありながら、そういった一面がある烏水匡のギャップに萌えるファンも多いようです。

さらに、BLACK BIRDには烏水匡の実の兄である祥も登場します。兄弟であるため、顔もそっくりなイケメン天狗です。そんな祥ですが、匡とは違い冷酷で影のある人物です。その理由は彼の暗い過去にありました。このように、烏水匡とは対照的な影のあるキャラクターが登場することもBLACK BIRDの見所の一つになっているようです。

ここからは、BLACK BIRDの主な登場人物を紹介していきます！BLACK BIRDには魅力的な登場人物が多く登場しますので、ぜひご覧ください！

最初に紹介するBLACK BIRDの登場人物は、主人公の原田実沙緒です。9月26日生まれで、身長は157cmです。原田実沙緒は100年に一度生まれる「仙果の娘」と呼ばれる特殊な人間です。そのため、幼少期から妖怪が見える体質でした。そんな実沙緒が高校生になったある日、教師として赴任してきた初恋の人・烏水匡と再会します。

次に紹介するBLACK BIRDの登場人物は、烏水匡です。烏水匡は1月9日生まれで、身長は183cmです。実沙緒との約束を守り、血のにじむような努力と10年の歳月を経て、烏水一族の長になりました。また、実沙緒の通う高校では彼女のクラスの副担任であり数学教師という肩書でした。

次に紹介するBLACK BIRDの登場人物は、太郎と次郎と三郎の三人です。三人は三つ子の兄弟で、三人とも八大天狗に入っている実力者です。可愛らしい容姿の三人ですが、とても優秀な天狗でそれぞれに得意分野があります。特に、次男の次郎は最終回では颯の世話係となっており、烏水一族の「仙果録」も執筆しています。このように、BLACK BIRDでは三人の成長ぶりも見所になっているようです。

次に紹介するBLACK BIRDの登場人物は、相模です。相模は八大天狗の一人で、いつも冷静に匡に適切な意見を述べる頼りになる人物です。正式な名前は「令」で、身長は181cmです。匡に匹敵するほどの美形で、普段の冷静沈着な姿からは想像できないほど愛妻家だといわれています。匡のいとこ・あやめの夫にあたります。

次に紹介するBLACK BIRDの登場人物は、烏水あやめです。烏水あやめは匡の父方のいとこで、相模の妻です。病弱な体ですが、精神は非常に強い人物です。また儚い美しさを持った美人で、実沙緒は鑞梅に似ていると称しています。元々体が弱いあやめでしたが後に治療薬として実沙緒の血をもらい、回復したようです。優しい性格で、幼い匡のために「水鏡」で実沙緒を見せていたという過去もあります。

最後に、BLACK BIRDに関する感想や評価を紹介していきます！上記の感想はキュンキュンするうえに感動する少女漫画BLACK BIRDが大好きだという感想です。また、上記の感想のように匡がかっこいいという感想も多くありました。

また、上記の感想はBLACK BIRDの最終回を読んだ人の感想です。BLACK BIRDでは登場人物の心情が丁寧に描かれていて秀逸だという感想も多くありました。BLACK BIRDの感想として「感動する」という感想が多くある理由は、登場人物の心情が丁寧に描かれているということにあるのかもしれません。

上記の感想もBLACK BIRDの最終回を読んだ人の感想です。終盤の方のストーリーは実沙緒が自分の命を懸けても匡との子供を産もうとし、匡は自分の命を懸けても実沙緒を助けようとする話で、切ないという感想が多くありました。しかし、最終的にはハッピーエンドになるため本当によかったという感想も多く見受けられました。

この記事ではBLACK BIRDの漫画18巻の最終回をネタバレ紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？この記事では最終回を中心にネタバレ紹介したため、途中のストーリーまでは詳しく紹介できませんでした。そのため、ぜひこの機会にBLACK BIRDの漫画を最初から読み返してみてください！