ログ・ホライズンの原作あらすじをネタバレ！登場キャラや12巻発売日も予想

橙乃ままれ氏により、2010年4月に小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載がスタート。書籍執筆の練習として三幕構成・9章で1冊になるよう作成されたSF・ファンタジー作品となります。その後、2011年3月からゲームデザイナー桝田省治監修でエンタープライズから書籍版が刊行されました。書籍版のイラストをハラカズヒロ・モンスターデザインを橋本モチチが担当し、2014年10月時点で発行部数シリーズ累計100万部を突破。

ログ・ホライズンアニメ第1期はNHK Eテレにて2013年10月から2014年3月まで放送され、原作小説5巻までの物語が描かれており全25話の放送となりました。アニメ第2期は2014年10月から2015年3月まで放送され、原作10巻までを描いた全25話の放送。ストーリーは主に原作に基づいて作成されていますが、アニメには原作ではいないキャラが登場したり、サブキャラの出番が追加される等アニメ限定のアレンジが施されています。

こちらでは、よりログ・ホライズンの世界を知って頂くため、原作小説の全巻あらすじをネタバレ紹介していきます。最後までお楽しみください。

リリースから20年経っても世界中で人気を集めているMMORPG『エルダー・テイル』。主人公は内気な大学院生でエルダー・テイルプレイ歴8年の有名プレイヤーのシロエです。12番目のアップデートで「ノウアスフィアの開墾」が導入された日、気が付くとエルダー・テイルの世界に存在する街アキバにいました。他のプレイヤーが混乱するなか、シロエは旧友である直継と連絡をとり再会します。

ログインが出来ない事・メニューの操作が可能な事・感覚がリアルな事からゲームの世界に囚われている事を分析します。美少女アサシンのアカツキが加わり3人で行動するようになります。そして、エルダー・テイル同様にこの世界で死亡しても街にある大聖堂にて復活することが出来るのです。すなわち”死んでもこの世界から脱出できない”事が判明します。

シロエはかつて、伝説と言われるプレイヤー集団「デボーチェリ・ティーパーティー」で参謀を務める程、綿密な作戦を立てる事が得意で冷静沈着・頭脳明晰。昔からの知り合いでギルド「三日月同盟」のギルマス：マリエールからギルド勧誘されるも断り、情報交換など協力関係を結びます。

法もなく、死んでも復活する事が出来る事から秩序を失い街の治安が悪くなっていきPK＝プレイヤーキルが横行・大規模ギルドが幅を利かせ小規模ギルドが肩身を狭くしています。そんな中マリエールより、ススキノの方が治安が悪い事・ススキノに出掛けていた仲間セララが害悪プレイヤーに襲われた事を聞きます。セララ救出に名乗り出たシロエ・直継・アカツキの3人はアキバを旅立ちます。

ススキノの地にてセララを匿っていたいたのは旧友：にゃん太でした。にゃん太は数少ない大人プレイヤーで温厚な性格です。シロエも「班長」と呼び慕っています。にゃん太も加わりススキノを牛耳っていたギルドのギルドマスターを倒し無事アキバへ帰還する事ができました。しかしアキバに異変が起きていました。

以前に比べてPKは減ったものの”ギルドの格付け”が終了しやる事もなく活気を失った冒険者で溢れかえっているアキバの雰囲気を好まないシロエは、街をどうにかしたいと悩みますが、”ギルド無所属の自分が出しゃばっていいものか”葛藤します。そんなシロエに「遠慮しないですごい事をやればいい」とのにゃん太の言葉でギルドを作ることを決意します。こうしてギルド『記録の地平線（ログ・ホライズ）』が結成するのです。

新設したギルド『記録の地平線（ログ・ホライズ）』のギルドマスターとなったシロエは、アキバに秩序を取り戻すべく主要ギルドのギルドマスターを集め自治機構”円卓会議”を結成します。また、全プレイヤーが生きていけるよう他ギルドと共に初心者プレイヤーの育成プログラムを開始。

そんな中、大地人の貴族が統治する『自由都市同盟イースタル』の筆頭領主であるセルジアッド＝コーウェンの使者がアキバを訪れます。その目的は領主会議への参加要請と舞踏会への招待でした。会議に参加する事で、この世界の事を多く知る事が出来ますが、大地人の政治に巻き込まれる可能性が懸念されます。

円卓会議にて話し合った結果、貴重な情報収集ができるチャンスとして領主会議への参加を決意します。そして、戦闘系ギルド「D・D・D」のギルマス：クラスティと生産系ギルド「海洋機構」のギルマス：ミチタカと共に大地人が統治している『自由都市同盟イースタル』へ向かう事になりました。

”相手の情報は欲しいがこちらの情報は漏らしたくない”と考える両者により探り合いがスタート。そんな中、ゴブリンとサファギンの大軍勢が現れます。『国家存亡の危機』と大慌てする貴族と違って、シロエたちは冷静に状況を見守っています。それは、大軍勢の出現がゲーム時代のイベント『ゴブリン王の帰還』によるものだと知っていたからです。

冒険者にとってゴブリンやサファギンはそこまで脅威ではありませんが、力のない大地人にとっては脅威で自分たちで対抗することが出来ない為、”死んでも生き返る”冒険者たちを利用しようとし話し合いは難航します。そんな中、筆頭領主コーウェンの孫娘であるレイネシアの登場によって、冒険者たちはゴブリンたちと戦う事になります。

ゴブリン軍との戦闘を攻略した冒険者たちとイースタルは協力体制を取る条約を締結し平穏な日常を取り戻しました。季節は秋となり、生産系ギルドを中心としたお祭り『天秤祭』がスタートします。戦闘と離れ平穏な日々を過ごすメンバー達の日常が描かれています。

物語開始時からシロエと行動を共にしたアカツキと、初心者プレイヤーのミノリが共に想いを寄せるシロエと天秤祭を楽しもうと画策します。と同時に、同じギルドメンバー同士ということもあり、複雑な気持ちが折り交ざる恋愛模様が描かれています。そして、5巻にてログ・ホライズ第1部が終了となります。

ログ・ホライズ第2部へと突入した6巻は、戦闘行為が禁止されている街中にて発生している”連続殺人事件”がメインとなります。アカツキは、一流プレイヤーであるシロエや実力者が多い中で生活する内に、自分に自信が持てなくなり実力不足や人付き合いが苦手な部分にコンプレックスを抱きます。
 

アキバの女性キャラたちが動く連続殺人事件の真相解明と共に、”強くなりたい”と願うアカツキが悩み努力し、ゲーム時代にはなかった自らの個性を生かした特殊なスキルを獲得していく姿が描かれています。

アカツキ達が奮闘している同時期に、シロエ・直継は新しいレイド攻略に挑んでいました。元々アキバを拠点としていた戦闘系ギルド「シルバー・ソード」は円卓会議結成時に賛同できなかった事から拠点をススキノに移し日々レイド攻略に挑んでいました。

シロエはススキノの地を訪れシルバー・ソードのギルマス：ウィリアムに要請を依頼し共に新レイドへ挑むこととなります。申し分ない実力者揃いで挑んだレイドでしたが、誰も予想していなかった事態に見舞われ初めて、異世界での死を体験する事となるのです。

8巻では、初心者プレイヤーのカンナギ：ミノリ、サムライ：トウヤ、バード：五十鈴、ドルイド：セララ、ソーサラー：ルンデルハウスによって結成されたパーティーが初めての遠征へ出かける事になりました。レベルアップに必要なアイテム入手を目的とした遠征は子供たちだけで行う為、その道のりは波乱に満ちています。

苦戦しつつも楽しく旅をしていたメンバー達の前に、シロエとよく似た”ロエ２”という女性と出会い行動を共にする事に。今後のストーリー展開でキーパーソンとなる人物の登場が描かれた巻となっています。

9巻では、エルダー・テイル北米サーバーにてプレイし異世界に囚われてしまったレオナルドを主人公とした番外篇になります。信じがたい現実を受け入れられなかったレオナルドは逃げ出し、なぜか中国サーバーが管理する廃墟へ飛ばされてしまいます。

そして大規模戦闘イベントへ巻き込まれてしまい途方にくれます。そんなレオナルドの前に現れたのはカナミという少女でした。カナミは以前シロエたちが所属していた伝説のプレイヤー集団『デボーチェリ・ティーパーティー』の元リーダーで天真爛漫・傍若無人な性格で、シロエ達とは違う闘い方を見せてくれます。

10巻ではメインストーリーに戻り初心者パーティーと共にいたロエ２からシロエへ手紙が届けられます。手紙にはシロエが危惧していた第3の存在『航海種』について示唆されています。また、”典災”と呼ばれるモンスターによる大地人襲撃事件し物語は大きく動きます。

典災より出された条件をクリアする事で元の世界へ帰還することが出来ます。しかし異世界に囚われて1年たっており、その間に出来た大地人との絆を捨て、見捨ててもいいものなのかシロエは悩みます。

11巻では、ゴブリン討伐時にある災厄によって行方不明となっていたクラスティが登場します。クラスティは中国サーバーに飛ばされ記憶を失っていました。仙境と呼ばれる地にて過ごしていたクラスティの前に麓にあるダンジョンに挑もうとしていたカナミ一行が現れます。

カナミと共に行動しいるエリアスという少年は、北欧サーバーに登場するNPCであり冒険者なら誰でも知っている存在であり、大地人の中でも高い戦闘力を持つ”古来種”でした。そんなエリアスが自分が作られた存在である事を知り、自身の存在意義に悩み葛藤する姿が描かれています。

大人気アニメ「ログ・ホライズン」メインキャラの一人。エルダー・テイルプレイ歴約8年のベテランプレイヤー。頭が良く周囲の状況を分析する力に長けている。伝説と言われるプレイヤー集団「デボーチェリ・ティーパーティー」にて参謀を務め、目的の為には手段を選ばず、周囲が想像もできないような案を提示する事から”腹ぐろ眼鏡”と呼ばれている。

大人気アニメ「ログ・ホライズン」メインキャラの一人。シロエと共にデボーチェリ・ティーパーティーに所属していたメンバー。2年ぶりに復帰した際に大災害に巻き込まれてしまう。ブランクがあるにも関わらず一流のプレイヤースキルを持っている。陽気な性格や面倒見のよさからみんなの兄貴分的存在。

大人気アニメ「ログ・ホライズン」のメインヒロインキャラ。ゲーム時代には男性アバターを使用していた関係で大災害後に、体格の違い・性別の不一致で悩まされるも、シロエが所持していた限定アイテムによって解消されます。その後、恩を返すべくシロエを”主君”と呼び慕う様になります。

大人気アニメ「ログ・ホライズン」メインキャラの一人。シロエ・直継と共にデボーチェリ・ティーパーティーの元メンバー。数少ない大人のプレイヤーであり若者を見守る保護者的存在。”班長”、”ご隠居”と呼ばれています。サブ職業の「料理人」は本職並みの腕前からログ・ホライズの台所を預かっています。

こちらでは、ログ・ホライズン小説最新巻の第12巻の発売日を予想していきます。11巻に記載されていた”次巻予告”には『2018年夏』と記載されていましたが、大幅に過ぎている事から最新刊の発売日は見通しが立っていません。毎巻恒例となっているアイテム募集が2018年の春頃に終了している為、予想するとすれば2019年8月以降になるのではないかと予想されます。

こちらでは、ログ・ホライズン漫画最新巻の第12巻の販売日を予想していきます。現在本編は1巻発売後に休載中となり、外伝：西風の旅団が11巻発売されています。完結まで大きく期間が開く事もなく平均6か月程で次巻が発売されていました。もし続編が発売されるのであれば2019年11月以降になるのではないかと予想されています。

作りこまれたストーリーや世界観、かっこいい戦闘シーンのみならず、かつてNPCだった大地人との関係を築いたり、異世界でそれぞれの生きがいを見つけていくキャラ達に魅了されるファンも多く、「一番好きなアニメ」と絶賛する声も多くありました。

ログ・ホライズン唯一の大人プレイヤーであり、温厚な性格でいつも周りを優しく見守っているにゃん太班長のファンは多くいます。また、アニメ版の声を担当している声優さんの声も含めて虜になるファンが続出しています。

死んでも生き返る事が出来る冒険者と違って、大地人は一度死んでしまうと終わり。そして、どんなに頑張っても冒険者のように強くなる事はできません。そんな中、大地人である事を隠し冒険者として初心者パーティーに参加していたルディ。最後まで冒険者として誇りを持っていたルディの姿に涙したファンは多いです。

今回は大人気アニメ「ログ・ホライズン」の原作小説をネタバレ紹介致しました。アニメ版では描かれていないストーリーやキャラの登場シーンが異なったりと、いくつか存在するアニメ版との相違点を探すのも一つの楽しみ方です。新巻の発売を楽しみに皆様も原作・アニメ共に見返してみてはいかがでしょうか。