大暮維人のイラスト画像集！圧倒的な画力を持つ彼の経歴や代表作とは？

繊細かつ独創的で美しいイラストが人気の漫画家・大暮維人(おぐれいと)さん。大暮維人さんとはいったいどんな人物で、どのような作品のイラストを描いている人なのでしょうか。イラストの画像を用いながら、大暮維人さんについて紹介していきます。

• 名前：大暮維人(おおぐれいと)
• 生年月日：1972年2月22日
• 年齢：47歳(2019年5月時点)
• 血液型：AB型
• 出身：宮崎県日向市
• 職業：漫画家
• 既婚

1995年に漫画家デビューをしてから、様々な作品を世に送り出しています。自身が手掛ける漫画作品だけでなく、圧倒的な画力を活かし小説のイラストなども担当されています。また、2008年にフランスで開催されたジャパンエキスポにはゲストとして参加。漫画家として幅広く活躍されているようです。

大暮維人さんが手掛けるイラストは美しいと男女問わず人気を集めています。イラストの綺麗さから漫画を選ぶ人ならば、大暮維人さんの作品を選んでおけば間違いないでしょう。今までどのようなイラストを描いてきたのか、大暮維人さんのイラスト画像を紹介します。

こちらは「バイオーグ・トリニティ」の画像。バイオーグ・トリニティはウルトラジャンプにて2013年1月号から2018年1月号まで連載されていた漫画です。「阿修羅ガール」で有名な舞城 王太郎さんが原作・原案を務め、大暮維人さんが作画を担当しました。

上記画像の2人は手に持つ穴に物質を吸収させ融合することができる能力を持つ主人公たち。作品の異質な世界観を表しているかのような独特な色使いのイラストとなっています。

こちらは化物語のイラスト。小説・アニメで大人気の化物語が、原作・西尾維新、作画・大暮維人でコミカライズされることとなりました。連載されているのは週刊少年マガジン。2018年3月14日発売の15号より連載されています。今まで漫画家されていなかった作品だけに注目度はかなりものも。西尾維新先生と大暮維人さんのタッグということもあり、単行本の売れ行きも好調のようです。

また、漫画版化物語はマガジンポケットにて1話目を無料で読むことができます。アニメ・化物語とは一味違った異質な世界観、大暮維人さんが描く魅力的な女性キャラたちを一度見てみてはどうでしょうか。

こちらのイラスト画像は進撃の巨人の人気キャラ、リヴァイ兵長を大暮維人さんが描いたもの。アニメ雑誌・ダヴィンチ2014年10月号にて、進撃の巨人の作者・諌山創さん特集企画が掲載された時に描かれたようです。

大暮維人さんが描くリヴァイはかなりかっこいいとネットでも話題となりました。死んでいった同胞たちの屍か、はたまた殺した敵の屍なのか…背景に描かれた頭蓋骨がリヴァイの強さをより引き立てているイラストです。

現在素敵なイラストを描くことで漫画家としてブレイクしている大暮維人さんですが、異色の経歴を持っています。それはどんな経歴なのか…大暮維人さんのちょっと変わった経歴について紹介していきましょう。

高校時代は美術部に所属だった大暮維人さん。もともとは漫画家ではなく、画家になることを夢見ていたそうです。しかし、経済的な理由から大学に行くことが出来ず、高校卒業後からは画材屋でサラリーマンをされていました。そして、サラリーマン時代にパチンコにドはまりしてしまい、多額の借金を抱えることに…

多額の借金を抱えていたのは当時23歳の時。しかし、この借金が幸か不幸か大暮維人さんが漫画家になるきっかけとなります。

借金返済の資金とするべく、賞金目当てで漫画誌に漫画を投稿します。ちなみに、初投稿したのは1993年。当時連載していた成人向け漫画「漫画ホットミルク」という作品のホットミルク漫画大賞作品で「世界肉体野郎」が入選しました。世界肉体野郎の内容はバイクが好きだったということもあり、バイクで走る話にエロ要素をプラスしたような内容なのだそうです。

そしてその後、1995年。漫画ホットミルクに掲載された「SEPTEMBER KISS」で漫画家デビュー。借金返済のためにサラリーマンから漫画家になった大暮維人さんの経歴はなかなか真似できるものではありません。

大暮維人さんの一番人気作品といえば「エア・ギア」でしょう。週刊少年マガジンにて2002年49号から2012年25号まで連載され、単行本は35巻まで発刊されています。また、エア・ギアはアニメ化もされており、2006年4月より放送されていました。

エア・ギアの主人公は、架空のインラインスケート「エア・トレック」をにハマった少年・南一樹(イッキ)。自分を総長とするチーム・小鳥丸を結成しますが、そのうちイッキはジェネシスという暴風連合軍の総長に指名されるほどの実力へと成長していきます。エア・ギアはバトルあり、恋愛あり、ちょいエロあり。エア・ギアを読めば、大暮維人さんの絵の繊細さと女性のしなやかさとエロさがわかることでしょう。

天上天下とは1997年から2010年の間、ウルトラジャンプにて連載された大暮維人さんさんのもう一つの代表作です。天上天下の単行本は全22巻発売され、累計発行部数は1300万部。エア・ギア同様、天上天下も2004年にアニメ化されています。

天上天下の内容を一言でいうなら、学園バトル漫画です。しかし、ただの学園ものではなく、特殊な力も持っていたり、武道に長けていたりと登場人物に特徴があります。天上天下は主人公が現在と過去それぞれ違う人物であったり、登場人物が多く、複雑な人間関係を繰り広げたりと見どころ満載。エロ・下ネタ・ブラックジョーク・ギャクなども多く描写されているので、変わった学園バトルが読みたい人に天上天下はおすすめです。

魔人〜DEVIL〜は1999年から2001年まで週刊少年マガジンとマガジンSPECIALで連載された作品です。単行本は全2巻。さくっと読める巻数になっています。

あらすじは魔人と呼ばれる異形の者になってしまった男と、魔神に魅入られた少年が魔人と戦うといったもの。物語は人類究極の進化形とは何か、生きている者たちの在り方とは何かと問う戦いに発展していきます。天上天下と同時期に描かれた作品ですが、作風やイラストのタッチが若干違う点にも注目です。

バイオーグ・トリニティは「阿修羅ガール」などで有名な小説家・舞城王太郎先生とタッグを組んだ作品。単行本は全14巻発刊されています。

バイオーグ・トリニティ両手に穴が空く現象「バグ」をキーに話が進んでいきます。話数の単位が〇話ではなく、「bug.○」となっているのもこの作品の特徴です。単行本の表紙は、淡い抜け感のある色使いとなっており、一見漫画というよりアートのようです。大暮維人さんのイラストを堪能しながら、漫画を楽しみたい人におすすめの作品です。

2018年1月にコミカライズが発表された化物語。発表された直後から、イラストは誰が担当するのかと話題になっていました。そして、2月14日、化物語のイラストがついに解禁。連載雑誌となる週刊少年マガジンの公式Twitterでは、イラストを見て誰が描いたのかを当てようというクイズが開催されていました。

ネットでは、このイラストを見て大暮維人さんだと回答する人がほとんど。正解ツイートを待つまでもなく、化物語のイラスト担当は大暮維人さんらしいとネットでは噂になりました。

どうして大暮維人さんがイラスト担当に抜擢されたのか、理由は明かされていませんが、ネットでは様々な考察が飛び交っています。考察の一つとして挙がっているのは、講談社にとって西尾維新先生はとても大切な作家さんであるから。化物語シリーズは講談社にとってなくてはならないヒット作です。画力が低い人に任せるなんてとんでもない話。そのため、画力がスバぬけている大暮維人さんに依頼したのではないかと考察されています。

魔人は2巻と発行巻数こそ少ないものの、読み応えがあるようです。大暮維人さんの作品の中でも魔人が一番好きだという感想もありました。

大暮維人さんの手掛けるイラストは美しいものばかり。見る人を惹きつけて離しません。特に女性のラインはエロティックで綺麗です。漫画家の中でもこの画力を超える人はそうそういないでしょう。

辛辣な意見もちらほら。大暮維人さんの描く漫画は、イラストは綺麗なもののストーリーが途中でだれてきて面白くない、起承転結がめちゃくちゃだという意見もあります。内容より、イラストが好きだから単行本を買っているという人も多いようです。

いかがだったでしょうか、エア・ギアや天上天下で有名な漫画家・大暮維人さんについてまとめていきました。大暮維人さんのイラストはどれも美しいものばかり。紹介したイラスト画像はどれも文句のつけようがないものばかりでした。

まだまだ紹介しきれていないイラストがたくさんあります。大暮維人さんの画力を存分に楽しむためにも、漫画を一度読んでみてはいかがでしょうか。また、アニメの化物語とは違った雰囲気を醸し出している大暮維人さん作画の化物語の連載も楽しんでみてはいかがでしょうか。