彼岸島の雅の正体は?不死身になった過去と作中最強と言われる強さを解明

彼岸島の雅(みやび)は、話題のサバイバル・ホラー漫画「彼岸島」における作中屈指の重要人物です。雅は主人公・明(あきら)を欲し、既に数回直接対決が行われています。明が一矢報いることもありますが未だに雅の強さは脅威的の一言に尽きます。すべての吸血鬼や邪鬼(おに)を支配する雅を倒す術はあるのか。今回の記事ではそんな秘密たっぷりの吸血鬼首領・雅の正体や過去、作中最強と謳われる強さの秘密を解明していきます。

彼岸島の雅の正体は?不死身になった過去と作中最強と言われる強さを解明のイメージ

目次

  1. 話題のサバイバル・ホラー「彼岸島」とは?
  2. 彼岸島の雅とは?
  3. 彼岸島における「吸血鬼」とは?
  4. 彼岸島の雅に立ち向かう主な登場人物を紹介
  5. 彼岸島の雅の正体と不死身の吸血鬼となった過去に迫る
  6. 彼岸島の雅が最強である理由を一挙解説
  7. 【まとめ】彼岸島の雅の正体や最強の裏には凄惨な過去があった

話題のサバイバル・ホラー「彼岸島」とは?

彼岸島という孤島を舞台とした吸血鬼サバイバル・ホラー漫画

彼岸島は2002年に週刊ヤングマガジンにて連載が始まった、松本光司による吸血鬼サバイバル・ホラー漫画です。行方不明者が相次いでいるという話題から主人公・明の兄である篤(あつし)も結婚挨拶に行ってくると出て行ったっきり行方不明である経緯が判明する。明が馴染みの友人らと日常を過ごしていたある日、夜中に家の前で倒れていた女性・青山冷(あおやまれい)と出会い、冷が篤の失踪に関わっていることが判明します。

冷の口を割らそうと乗り込んだホテルで明たちは吸血鬼に襲われ必死に戦います。その過程で吸血鬼は血の匂いに敏感であることなどが判明していきます。普通の人間なら死んでしまうほどのダメージ程度ではものともせず、大きな石で頭を潰すことでようやく殺すことができたのです。そうして謎の女性・青山冷に導かれて明たちは篤救出のために吸血鬼が棲む島「彼岸島」へと乗り乗り込むまでが物語の導入部分です。

彼岸島の雅とは?

「彼岸島」原作漫画の1巻から登場する超重要人物

彼岸島を語る上での超重要人物である雅は原作漫画1巻の表紙に主人公を差し置いて描かれている上に第一話冒頭から登場することからも分かる通り、物語上の超重要人物です。一見すると非力そうな男に見えますが、その正体は人間離れした力を持つ吸血鬼です。彼岸島に存在するすべての吸血鬼や邪鬼と呼ばれる獰猛な化け物をまとめて支配している恐るべき人物です。雅は主人公・明を配下とするべく幾度となく立ちはだかります。

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彼岸島における「吸血鬼」とは?

彼岸島における吸血鬼とは、平常時は牙が生えている以外は普通の人間と変わらない見た目をしています。興奮すると目が赤くなります。力が強く、人間にとっての致命傷程度では死なずに自然治癒します。さらに人間に血を飲ますと吸血鬼化させることができます。対抗策は首を切り落とすことです。基本的に敵として登場する吸血鬼ですが、非戦闘時には日常生活を営む平和な光景を見ることもあります。そんな人間味の残るところが様々なドラマを演出します。

彼岸島の雅に立ち向かう主な登場人物を紹介

出来の良い兄を持つ出来の悪い弟「宮本明」

彼岸島の主人公・宮本明は青果店の次男で卓越した想像力を持つ高校生として初登場します。しかし優秀な兄・篤に対してコンプレックスを抱いており、友人であるケンちゃんと想い人であるユキとの関係も相俟って鬱屈した日々を過ごしていました。なぜなら兄・篤が2年ほど前から行方不明になっていて、両親は優秀な篤の代わりに劣等生である明だったよかったとこぼすのを耳にしてしまった過去を持つからです。

壮絶な死線を潜り抜けて逞しく成長する「宮本明」

彼岸島の主人公・宮本明は彼岸島で吸血鬼や邪鬼と命がけの戦いを繰り返し、師匠を得たりする過程で逞しく成長していきます。その姿が上の画像です。もはや過去の丸さが消え、髭をたくわえた男らしい風貌へと成長しています。この頃から明は戦いの腕を急速に上達させていきます。愛用の日本刀をそつなく使いこなし、兵隊レベルの吸血鬼程度ならものともしない強さを誇るようになっていきます。

彼岸島「最後の47日間」篇のラストで雅に弄ばれる

雑魚吸血鬼や邪鬼に対しては驚異的な強さを誇る主人公・明ですが、こと雅戦になるとあっさりと手玉に取られてしまいます。そんな明が手痛い敗北を喫したのが彼岸島原作漫画第2部「最後の47日間」最終16巻166話「絶望の顔」でのことです。雅の部屋に辿り着いた明でしたが雅の策略により地下に落とされてしまいます。多くの犠牲を払いながらも這い上がってきたところを弄ばれ、腕を切られてしまうのです。

物語の元凶ともいうべき存在にして明の兄「宮本篤」

彼岸島の主人公・明の兄である篤こそ、物語の元凶ともいうべき人物のひとりです。篤は2年前に結婚の挨拶のために彼岸島を訪れていました。その時の彼岸島はまだ普通の人間が暮らす島だったのです。ところが結婚に浮かれていた篤は村の言い伝えを破り、雅の封印を解いてしまうのです。結果、村人は全員殺され吸血鬼化して雅の配下となってしまったのです。それ以降、篤は雅に復讐するべくレジスタンスとして戦うことになるのです。

明と篤の師匠にして村の元住職。頼りになる丸太の使い手「師匠」

彼岸島を語る上で欠かせない人物のひとりが丸太お面こと「師匠」です。彼岸島原作漫画6巻の52話で初登場となった師匠の正体は村の元住職にして前述の「青山冷」の父親です。「彼岸島手引書」によると師匠は身長:262.5cm、体重:198kg、特技:丸太振り、子供と戯れることが好きで無益な殺生を嫌う人物とあります。30kgはあろうかという丸太を軽々と振り回し吸血鬼を退治する怪力の持ち主です。

心を鬼にした「師匠」の目にも涙

「師匠」は彼岸島に住む愛すべき子供を初めとする住人たちを皆殺しにしたうえ吸血鬼に変えて配下にした雅に復讐するべく、本来の温厚な性格を押し殺して戦い続けています。しかしいくら無情に振る舞っているとはいえ元の優しい性格が抑えきれず「すまぬ」の言葉と共に悲しみを込めて丸太を振るうのです。「師匠」に出会わなければ明の強さはなかったと言えるでしょう。

彼岸島の吸血鬼たちの首領・雅を作り出した張本人にして元軍医「五十嵐一郎」

明の兄・篤は吸血鬼したために監禁されていた雅を解放してしまった咎がありますが、最大の元凶にして吸血鬼・雅を作り出した張本人こそこの「五十嵐一郎」です。五十嵐の正体は元軍医で元々彼岸島に住んでいた善良な吸血鬼を実験台に、戦争に使う生体兵器を作り出そうとしていたのです。その過程で吸血鬼の首領としての雅を生み出し、悪夢を解き放ってしまったのです。

吸血鬼の首領・雅を作り出してしまった五十嵐一郎は雅の反乱を受けて炭坑へ遁走し、そのまま60年間も身を潜めることとなります。明たちと出会う頃には60年にも渡る炭坑暮らしの影響により、軍人の威厳は消え去り卑屈な態度で接してきます。吸血鬼となってしまった五十嵐の目的は人間に戻すための「ワクチン五〇一」を手に入れることです。

炭坑に身を潜み続けた五十嵐一郎・通称「隊長」のなれの果てが上の画像です。人間に戻りたい一心で明に協力したり騙したりしながら「ワクチン五〇一」の入手を目論みます。あとになればなるほど明と隊長の間に友情のようなものが芽生え始めます。彼岸島における一種のマスコットキャラクター的存在といえるでしょう。

彼岸島の雅の正体と不死身の吸血鬼となった過去に迫る

雅は生来の吸血鬼の一族で、60年前までは人間と共存関係にあった

彼岸島の雅は元々吸血鬼の一族でした。その昔、吸血鬼は不死身ではなく農作業などを手伝い人間は血を与える共存関係にあったのです。それが前述した五十嵐一郎により人体実験の影響で崩壊。自身の血に人間を吸血鬼に変える力があることに気付いた雅は村人を皆殺しにして吸血鬼に変えたという過去があります。雅にとっての目的は吸血鬼の一族を利用した人間に対する報復でもあるのです。

彼岸島の雅が最強である理由を一挙解説

雅を最強たらしめる力その1「サイコジャック」

吸血鬼の首領・雅の強さのひとつが「サイコジャック」です。声帯から高周波を発することで相手の精神に干渉し意のままに操ることのできる能力です。雅はこの能力で野生の如き邪鬼を自在に操っているのです。攻撃も防御思いのままです。また人間にも有効という脅威的な能力です。精神に干渉した邪鬼を通して喋らせることも可能です。

雅を最強たらしめる力その2「不死身」

通常の吸血鬼であれば首を切り落とせば殺せますが、雅に限っては有効打にはなりません。それは雅が「不死身」だからです。これは複数の吸血鬼の血液を混合したことにより得た能力です。この不死身能力を一時的に無力化できるアイテムこそ「ワクチン五〇一」です。雅は自身の不死身能力を無効化される危険アイテムである「ワクチン五〇一」を明から奪いながらも、それを保管し、奪いに来る様を愉しんでさえいます。

雅を最強たらしめる力その3「感染能力」

もともと吸血鬼の血液に感染能力はありませんでした。それが五十嵐一郎による人体実験の結果、雅の血液に感染能力が現れたのが最初です。以降、雅はこの感染能力を使って配下である吸血鬼を増やしていくのです。血液による感染は目や口や鼻や傷口からの侵入によるもので、血液を吸われる分には感染しないようです。今となってはどの吸血鬼や邪鬼の血液でも感染するのですが、明は超人的な反射神経で体内への侵入を回避しています。

【まとめ】彼岸島の雅の正体や最強の裏には凄惨な過去があった

いかがでしたでしょうか?今回の記事では雅の過去や正体、不死身の謎、最強である秘密などに迫っていきました。彼岸島原作漫画第3部「48日後」の最新15巻までは、明はまだ雅に出会えてすらいません。頼みの綱である「ワクチン五〇一」を携え、明は雅を殺すことができるのか?そして雅の真の姿とはどれほど絶望的なのでしょうか?ここまで来たらもはや立ち止まることはできません。その目で雅の最強ぶり、そしてその最期を見届けましょう!

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