ネクスト ロボの評価・感想をネタバレ！声優も紹介【Netflixアニメ映画】

映画「ネクスト ロボ（原題:Next Gen）」は、Netflixで2018年9月より配信されているSFロボットアクションアニメです。「君を守るために、君をわすれる。」というキャッチコピーで宣伝されました。Netflixが配給権を持っている為、映画「ネクスト ロボ」はNetflixでしか観ることができません。また、ピクサーやディズニー映画作品ではない新たなCGアニメーションとして世界各国で話題になっています。

Netflix映画「ネクスト ロボ」は、中華人民共和国、アメリカ合衆国、カナダの3か国共同で制作されました。監督・脚本は、ケヴィン・R・アダムズ、ジョー・クサンダーが務めています。原作は、中国の漫画家王尼瑪が描いたウェブ漫画『7723』です。Netflixで配信されてからというもの世界各国で高い評価を得ており、日本でも新たなアニメーションとして注目されています。人気声優が吹き替えをしたことでも話題を集めました。

Netflix映画「ネクスト ロボ」の予告映像になります。メイと7723の仲の良い感じが伝わってくるでしょう。次項からは、「ネクスト ロボ」のネタバレをしていきますのでご注意ください。ちょっぴり破天荒な主人公メイと心優しい7723の関係性に注目です。ネタバレをしたあとは、Netflix映画「ネクスト ロボ」に関する評価や感想も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

Netflix映画「ネクスト ロボ」の主人公メイの声優を担当したのは、声優の山根舞さんです。山根さんは、1980年9月15日生まれのO型、東京都出身です。演劇集団円に所属しています。主に舞台女優として活動しています。9歳の頃に人形劇でデビューをしました。武蔵野美術大学を卒業後、会社員を経て2006年に演劇集団円に入団しました。2009年からは声優としても活動を始め、以降活動の場を広げています。

声優山根さんの主な出演作は、アニメ「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」、「僕のヒーローアカデミア」、「ももへの手紙」、「009 RE:CYBORG」、「ベイマックス」、映画「英国王のスピーチ」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」、「フォックスキャッチャー」、「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」などがあります。

Netflix映画「ネクスト ロボ」で優しいロボット7723の声優を演じたのは、声優の鈴木達央さんです。鈴木さんは、1983年11月11日生まれのO型、愛知県出身です。アイムエンタープライズに所属しています。鈴木さんは声優の他、2005年からOLDCODEXとして音楽活動もしています。OLDCODEXでの名義は「Ta_2」です。日本ナレーション演技研究所に通った後、2003年のアニメ「DEAR BOYS」で声優デビューをしました。
 

声優鈴木達央さんの主な出演作は、テレビアニメ「灼眼のシャナ」、「図書館戦争」、「黒執事」、「秘密 〜The Revelation〜」、「バカとテストと召喚獣」、「BLOOD-C」、「ましろ色シンフォニー」、「黒子のバスケ」、「Free!」、「境界の彼方」、「七つの大罪」、「ノブナガン」、「幕末Rock」、「DIABOLIK LOVERS MORE,BLOOD」、「Butlers〜千年百年物語〜」、「ブレンド・S」などがあります。

Netflix映画「ネクスト ロボ」でロボット企業「IQロボティクス社」を創立したCEOでロボットのジャスティン・ピンの声優を担当したのは、声優の藤原啓治さんです。藤原さんは、1964年10月5日生まれのA型、東京都出身です。所属事務所AIR AGENCYの代表取締役もしています。また、声優の他に俳優やナレーター、音楽監督、日本芸術専門学校講師としても活動しています。

声優の藤原啓治さんの主な出演作は、テレビアニメ「クレヨンしんちゃん」、「ゾイド -ZOIDS-」、「はじめの一歩」、「鋼の錬金術師」、「ケロロ軍曹」、「交響詩篇エウレカセブン」、「ハチミツとクローバー」、「BACCANO! -バッカーノ!-」、「屍姫」シリーズ、「アイアンマン」、「四畳半神話大系」、「青の祓魔師」、「神さまのいない日曜日」、「PSYCHO-PASS サイコパス 2」、「うしおととら」などがあります。

Netflix映画「ネクスト ロボ」で7723の開発者タナー・ライス博士の声優を担当したのは、声優の森久保祥太郎さんです。森久保さんは、1974年2月25日生まれのB型、東京都出身です。所属事務所のアドナインスでは代表取締役をしています。声優の他、2001年からは歌手としても活動をしており、。bayfmでは「KEIYOGINKO POWER COUNTDOWN JAPAN HOT 30」のDJとしても活動しています。

声優森久保さんの主な出演作は、テレビアニメ「超速スピナー」、「NARUTO -ナルト-」、「魔探偵ロキ RAGNAROK」、「メジャー」、「NARUTO -ナルト- 疾風伝」、「薄桜鬼」、「Persona4 the ANIMATION」、「うたの☆プリンスさまっ♪」マジLOVEシリーズ、「弱虫ペダル」、「幕末Rock」、「B-PROJECT」、「DYNAMIC CHORD」、海外ドラマ「クリミナル・マインド FBI行動分析課」があります。

Netflix映画「ネクスト ロボ」でメイの愛犬ブルドッグモモの声優を担当したのは、お笑い芸人でタレントの劇団ひとりさんです。劇団ひとりさんは、1977年2月2日生まれのA型、千葉県出身です。太田プロダクションに所属しています。小説家としても活動しており、映画「クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」では脚本を担当、また自身の小説『青天の霹靂』は映画化され、「TAMA映画賞新進監督賞」を受賞しています。

小説家としての作品は、『陰日向に咲く』、『そのノブは心の扉』、『劇団ひとり カプチーノを飲みながら』があります。声優としては、劇場アニメ「ドラえもん のび太の恐竜2006」、「ストリングス〜愛と絆の旅路」、「コララインとボタンの魔女 3D」、「シュレック フォーエバー」、「ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊」、「ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」などがあります。

• グリーンウッド：藤田奈央
• 教師ロボ：石狩勇気
• グリーンウッドの仲間：小若和郁那

未来都市のグレイランドでは、ロボットと人間が共存して暮らしています。日常生活にはロボットがそこかしこに存在し、ロボットがいるのが当たり前でした。主人公メイはそんなロボットと共存する未来都市グレイランドで、母親と二人で暮らしていました。メイの母と父は過去に離婚しています。グレイランドでは、ロボットが家事を代行してくれ、また交通整理などその他にもたくさんロボットが代行してくれる、そんな世界です。

メイの母は、日常の家事などをロボットに全て任せるようになり、メイは母との間に距離を感じていました。父が家を出てからというもの、メイは心に寂しさを募らせていきました。その寂しさから問題行動を起こすようになりその影響もあってか、メイはクラスでも馴染めずイジメにあっていたのです。メイはいつもひとりぼっちでした。ですが、ブルドッグの愛犬モモだけは唯一メイの友達でした。

命のあるモモと仲良くなるにつれ、メイは感情のないロボットをだんだんと毛嫌いするようになっていきます。そんなある日、メイは母に連れられ新型ロボットの発表会へ行くことになります。ですが、ロボットに良いイメージを持たないメイは、新型ロボットなどどうでもよく母の側を離れてしまうのです。そんな時、メイはフラッと立ち入り禁止区域に意図せず迷い込んでしまいます。

そこで、メイと偶然出会ったライス博士が秘密裏に研究・製作していたロボット7723と出会ったのです。7723は発表される予定のないロボットで7723は戦闘用ロボットとして作られていました。そんな7723と出会ったメイは最初はロボットを嫌っていましたが、心優しい7723と楽しい日々を過ごすことが増えていきます。そのうちメイと7723の間には友情が芽生え信頼関係も築いていきました。

ですが7723には欠陥がありました。その欠陥とは記憶の容量に限りがあるということです。記憶が増えていけばいくほど、思い出は失われていくと知った7723。次第に7723は、大きな存在になっていたメイとの楽しかった日々の記憶を失いたくないと悩みます。7723自身についてのある記憶を支障のない範囲で消そうと決心しました。7723が消すことにしたのは、”破壊機能”でした。

その機能を削除すると、7723を開発製作してきたIQロボティクス社の創設者でCEOのジャスティンに見つかってしまいます。そこで、ジャスティンが人類滅亡を企み世界征服を目論んでいることを知ってしまったのです。そんな陰謀を知った7723とメイでしたが、メイの母親がジャスティンによって拉致されてしまいます。そこで、7732とメイは共に力を合わせ母親と人類を救う決意をしたのです。

7723は、世界征服を企むCEOジャスティンが実はロボットであること、彼のボディーガードのロボットアレスがジャスティンを操っていたことを突き止めました。人類滅亡・世界征服を目論んでいたのは、ジャスティンではなくアレスの目的だったのです。アレスと闘うことを決めた7723でしたが、先ほど破壊機能を消したばかり…。そこで、本体を初期化し破壊機能を再び記憶に取り込もうときめたのです。

ですが、初期化した7723はメイとの忘れたくなかった思い出を失ってしまいました。破壊機能を取り戻した7723はアレスと派手に戦闘を繰り広げ、メイもアレスと戦います。そして見事ジャスティンを破壊し、アレスも倒すことに成功しました。ですが、初期化してしまった7723はメイのことを覚えていません。

メイは諦めませんでした。もう一度2人の思い出を作り直せばいいと、楽しい日々の続きをしようとストーリーは終わります。以上であらすじのネタバレは終わります。

映画「ネクスト ロボ」のテーマは、「機械文明への警鐘」、「武器の否定と思い出の重要性」、「完璧な人間などいない」だと言われています。人口知能を始めとする機械（ロボット）と人間の生活の共存は身近にあります。便利な生活になる一方で、それに比例して欠陥や危険性があることをストーリーを通して伝えており、また、人間らしさを大切にというメッセージも込められていると考えらるでしょう。

主人公のメイは、両親の離婚や母親のロボットに依存した生活に不満を抱き、またクラスではイジメにあっているという孤独な少女という設定です。ですが、ストーリーが進み7723と出会い、7723に戦闘機能があると知ったメイはその機能を使わせ自分をイジメていた子たちを撃退していきます。また、気にくわないロボットを無差別に破壊していくという破天荒な一面を持つ、本当は強い女の子だというのが分かります。

「ネクスト ロボ」では、大企業であるIQロボティック社のCEOジャスティンを危険な悪役として登場させています。ですが、このCEOジャスティンを操っていたのは実はアレスであったという事実が後半で明らかになり、悪人はジャスティンではなくアレスであったのです。また、この悪役ジャスティンの風貌や登場シーンは、あの「スティーヴ・ジョブズ」を連想させ、感想でもこのような指摘が多くありました。

CGアニメーション「ネクスト ロボ」をピクサーやディズニーの映画だと思われた方もいらっしゃるかもしれません。ですが、ストーリーネタバレを見ると分かるように、2大映画ではないという特徴があります。それは、ストーリー内で死者が出ないというところです。「ネクスト ロボ」では、ライス博士があっけなく殺されてしまい、また暴力的なシーンが多々あります。

暴力的なシーンが描写されますが、キャッチコピーの「君を守るために、君をわすれる。」という文面通り、センセーショナルな描写もされています。メイと7723が展開する破壊シーンは2人にとっては楽しい思い出なのです。その楽しい思い出を失くしたくないと思った7723でしたが、それ以上に倒さなければならない悪役が登場し、戦闘用として作られた使命を果たすために「楽しかった記憶を消す」という決意をしたのです。

「ネクスト ロボ」は社会風刺作品とも言われており、スマートフォンに夢中な現代社会への問題提起ともとれる作品です。未来都市グレイランドでは、新型ロボットに夢中になり熱狂する人々が描写されています。シーンを視聴する側は奇妙な光景に違和感を覚え滑稽だと感じた方もいるでしょう。ですが、その滑稽な姿は我々現代人を表していると言えます。

ストーリーのクライマックスでは、初期化した7723が破壊機能を回復しパワフルなアクションシーンが描かれています。戦闘シーンではメイと過ごした思い出が7723のメモリから1つずつ消えていくという演出がされており、そのシーンで涙した方が多く見られました。戦闘のクライマックスでは激しい戦闘も描かれ、中国のアニメーション技術の進化が伺える作品にもなっています。

「ネクスト ロボ」を視聴した方やネタバレをご覧になった方の中には、SFやロボットアニメに興味がある方もいることでしょう。「ネクスト ロボ」は、SF好きにはたまらない”王道”の設定が組み込まれています。それは、未来都市の話であること・ロボットと人間の共存社会であること・ロボットを利用して世界征服を目論む悪人がいることです。どれも観たことのある設定ですが、このSFならではの設定が面白さの1つと考えられます。

「ネクスト ロボ」は、2014年に公開され大ヒットを記録したディズニー映画「ベイマックス」に設定が似ておりネタバレをご覧になった方でも「パクリ？」など感想を持った方もいるかもしれませんが、パクリではなく「オマージュ作品」と言えるでしょう。7723とメイの関係や、戦闘機能を持った優しいロボット、蠢く陰謀論など、大まかな設定は似ていると言えますが、ストーリーの細かな部分は独特でオリジナリティが垣間見えます。

主人公メイと7723の絆が深まるシーンや、7723が初期化するシーンは萌えシーンと言われています。心が荒み孤独に苦しむ少女と戦闘用に作られたロボットの友情には、人間同士では得られることのない絆があるように描写されており、高く評価されています。注目のポイントです。

「ネクスト ロボ」は、中国・カナダ・アメリカの合作映画とされていますが、アニメ制作の実質的な主導は中国の会社です。アニメーションと言えば、ジブリ・ディズニー・ピクサー・ユニバーサルスタジオなどが挙げられるなか、中国アニメ―ション「ネクスト ロボ」のCGクオリティは高く評価されました。カンヌ映画祭で「ネクストロボ ロボ」を気に入ったNetflixが、3000万ドル（約33億円）で世界配信権・配給権を得ました。

「ネクスト ロボ」の主題歌を担当したのはDream Amiさんです。「NEXT」は、7thシングル「Wonderland」に収録されています。作詞はGiz'Moさん、作曲はHenrik Nordenbackさん、Christian Fastさん、LISA DESMONDさんです。ぜひ聞いてみてください！

「ネクスト ロボ」の感想や評価は高く、メイと7723の絆に感動する方が多く見受けられました。また、Netflixだけではなく映画館でも上映してほしいという要望が多くあります。悪のロボットと戦うシーンは迫力があり、全体的な評価や感想は良いものばかりでした。

CGアニメーションということで、ディズニーやピクサー系の作品だと思ったという感想がありました。「ネクスト ロボ」の監督は、ディズニーで実際に製作に携わっていた方のようです。破壊シーンや暴力的なシーンに関しては賛否両論といったところでしょうか。痛快だと評価するかたもいれば、あまりいいものではないと仰るかたもいました。また、やはりロボットと人間の絆は人気だということが分かります。

「ネクスト ロボ」の感想や評価を見ると、アニメーションが綺麗だったという声が多くありました。中国アニメーションが進化していることが分かります。また、7723とメイの絆の描写に関しては高い評価や、良い感想ばかりあり、CGアニメーションだけでなくストーリーにも注目されています。愛犬モモを自分のペットと重ねる方もおり、様々な世代の方に指示され人気がありました。

以上、Netflix映画「ネクスト ロボ」についてあらすじをネタバレし、感想や評価などを紹介してきました。ぜひ本編もご覧になってみてください。皆さんはネタバレをご覧になり、どんな評価や感想を持ちましたか？サイト内には、他にもSFアニメーションのまとめがありますのでそちらも参考にしてみてください。