【東京喰種】不知吟士が死亡?クインクス班の捜査官になった理由は?

石田スイ原作の漫画アニメ『東京喰種』は、現代の東京に人を喰らって生きる正体不明の怪人「喰種」がテーマに描かれた作品です。『東京喰種』は映画化や舞台化もされるほど人気のある漫画です。その『東京喰種』の第2部に登場するクインクス班の捜査官、不知吟士(シラズ)が死亡したのに注目が集まります。妹のためにクインクス班の捜査官になった不知吟士の復活説が囁かれ、その復活はあり得るのかなど、不知吟士に纏わることが話題となっています。そんな話題となった『東京喰種』の不知吟士についてをまとめてご紹介してきます。

【東京喰種】不知吟士が死亡?クインクス班の捜査官になった理由は?のイメージ

目次

  1. 不知吟士(シラズ)が登場する東京喰種とは?
  2. 不知吟士は死亡している?
  3. 不知吟士が捜査官になった理由
  4. 不知吟士とクインクス班
  5. 不知吟士と瓜江久生の関係性
  6. 不知吟士に関する感想や評価
  7.  不知吟士の死亡原因や捜査官になった理由まとめ

不知吟士(シラズ)が登場する東京喰種とは?

石田スイ原作のダークサスペンスホラー漫画『東京喰種』は、現代の東京を舞台に人間を捕食して生きる「喰種」(グール)を中心に描かれた漫画です。不知吟士(シラズ)は『東京喰種』の第2部に登場するキャラクターです。果たして『東京喰種』とはどのような物語なのでしょうか。『東京喰種』の物語のあらすじも紹介しつつ、不知吟士(シラズ)についてご紹介していきます。まずは『東京喰種』の作品情報から見ていきましょう!

東京喰種の作品情報

現代の東京では人間界に迷い込んだ人を捕食することで生き延びる正体不明の怪人「喰種」が蔓延していました。主人公の読書好きの青年・カネキは読書つながりで知り合ったリゼと出会い好意を寄せ、デートをすることになります。しかし、リゼの本性が喰種であり、彼女の攻撃を受けて重傷を負うカネキでしたが、間一髪のところでリゼの上に鉄骨が落ちてきたことで救われます。

すぐに病院に運ばれ治療を受けるカネキですが、担当した医師の嘉納によってリゼの臓器を無断で移植されてしまいます。カネキは半喰種となり、苦悩する日々を送ります。そして、リゼの死の真相を突き止めるために動き出すところから物語は始まります。

≪漫画アニメ『東京喰種』作品情報詳細≫

  • ジャンル:サスペンス・ホラー/ダーク・ファンタジー/バトルアクション
  • 漫画作品名:東京喰種(第1部)/東京喰種:re(第2部)
  • 原作:石田スイ
  • 出版社:集英社
  • 掲載誌:週刊ヤングジャンプ
  • 巻数:第1部:全14巻/第2部:全16巻
  • アニメ放送期間:第1期:2014年7月-9月/第2期:2015年1月-3月/第3期:2018年4月-6月/最終章:2018年10月-12月
  • アニメ話数:第1期:全12話/第2期:全12話/第3期:全12話/第4期:全12話

TVアニメ「東京喰種:re」公式サイト | 2018年10月第2期放送スタート

不知吟士は死亡している?

不知吟士は初の殉職者

月山家殲滅戦編でノロとの交戦で、不知吟士(シラズ)は、フレームの解放で赫眼が通常の喰種化して羽赫の一斉射撃をノロに叩き込みますが、とどめを刺すことが出来ず逆にノロに腹部を貫かれて致命傷を負い、それが原因で死亡します。

不知吟士の復活説がある?

死亡した不知吟士(シラズ)が復活するのではないかと読者の間で話題になっていたようです。ウリエ達はシラズの遺体の移送中にアオギリの樹の襲撃に遭い、シラズの遺体を強奪されてしまいます。その後の物語で、シラズの遺体の話題に触れていることからシラズが何らかの形で復活するのではないかと予想されてます。シラズの臓器を移植された喰種やシラズ自身が敵となって復活する展開が濃厚と囁かれていたようです。

復活した滝澤との違い

東京喰種の第1部で死んだとされていた喰種捜査官の滝澤ですが、作中では死亡した報告がされただけで、滝澤の死の描写は描かれていません。滝澤が実は生きているのを示唆する描写がいくつかあるようです。一方、殉職した不知吟士(シラズ)は、仲間に看取られて死亡するのがはっきりと描かれています。シラズがもし復活するとしたら、どのような展開で復活を遂げるのかと注目されていました。

クインクスの技術が奪われる

月山家殲滅戦でのノロとの交戦で致命傷を負った不知吟士(シラズ)は、肉体再生を施されますが傷や出血が多く治療が追いつかず、死亡します。そのシラズの遺体は搬送中にアオギリの樹の襲撃に遭い、強奪されてしまいます。そして、嘉納医師によってシラズの遺体は解剖され、クインクス技術を盗まれてしまいます。

不知吟士の遺体はどこへ?

アオギリの樹によって強奪された不知吟士(シラズ)の遺体は、嘉納医師の手に渡り、嘉納医師によって解剖されてクインクスの研究材料にされます。強奪されてからシラズの遺体はどこへ行ったのか分からず、ウリエは、シラズの遺体をどんなことがあっても必ず取り返すと強く誓います。そんなシラズの遺体は、竜との戦いの後、ウリエたちによって発見されます。そして、遺骨となったシラズをCCGの共同墓地に埋葬します。

シラズの切ない遺言

不知吟士(シラズ)は自分の死を悟ると、死にたくないと漏らし、残される妹・ハルのを気にかけます。シラズは、残された仲間たちにハルの高額な治療費の負担がかからないようにハルを安楽死させてほしいとウリエ達に頼みます。最後の最後まで仲間を思うシラズの姿と、そんなシラズの死を惜しむ仲間たちの様子が伺えます。

シラズの遺体の用途

赫子を持つ強靭な喰種捜査官の不知吟士(シラズ)の遺体の用途は、クインクス技術を得るための研究がされた後、半喰種の創作やシラズを復活させてCCGの敵として送り込むなど、その利用価値は他にもありそうです。嘉納は折角得た研究材料を無駄にすることなく、最大限に利用することが考えられます。

医師の嘉納とCCGの旧多

「V」という目的も構成員も不明な組織に属する、医師の嘉納とCCGの旧多が裏で繋がっており、アオギリの樹が不知吟士(シラズ)の遺体を強奪できるよう手引きしたのが旧多です。旧多の目的は、母親が病気で亡くなったことをきっかけに喰種の再生力に目をつけ、それを医療で応用して適用できるように医学界に認めさせようと目論んでしました。元CCG解剖医の嘉納は、その旧多の研究の協力者でした。

アオギリの樹で研究される?

先述のように、クインクス技術を得るための研究がされているアオギリの樹によって、不知吟士(シラズ)の遺体はその研究材料として強奪され、嘉納医師の手によって解剖されてアオギリの樹はクインクス技術を得ます。そして、解析したクインクス技術の実践を何らかの形で試みようとしているようです。

不知吟士が捜査官になった理由

捜査官になった理由:妹のため

不知吟士(シラズ)がクインクスになった理由には、難病を抱える妹のハルがいた為でした。シラズたちの父親は頼りにならず、難病に侵された妹の高額な治療費を稼ぐために報奨金目当てで喰種捜査官になり、お金に対して必要以上の執着心を見せます。

妹・ハルの治療過程

不知吟士(シラズ)の妹の病状は、Rc細胞過剰分泌症という病気です。最初は顔に小さな出来物が出来始めます。しばらくすれば、すぐに治るものとされていましたが、原因不明だったためにそのまま入院することになります。次第にその顔の出来物からはRc細胞が飛び出す赫子のようなものが飛び出てきます。

本来の人間の体内にあるRc細胞が何らかの理由で異常をきたし、その症状が進行していくと激痛や吐き気、記憶障害や幼児化などの症状が見られます。ハルの状態も幼児化が進んだような発言が見られ、病が進行していることが伺えます。完全治療法は見つかっておらず、投薬で進行を遅らせることしか出来ません。この病気を完治するには、喰種の再生能力を研究している嘉納医師が鍵のようです。

妹の治療費はどうなる?

不知吟士(シラズ)の妹のハルの治療費は、シラズの仲間内の誰かが特等捜査官になれば、永続的に治療費を払い続けることが出来ます。しかし、シラズは自分の死亡後、仲間に負担を掛けまいとしてハルの安楽死を遺言に残します。そんなシラズの思いを受け止めながらも、ウリエ達はシラズに代わってハルの治療費を稼ぎ続けていたようです。

不知吟士の活躍:ロゼ編

ナッツクラッカーと父の悪夢に苦悩していた不知吟士(シラズ)は、以前に比べ喰種討伐の意欲が無くなってしまいます。アオギリの樹の少数メンバーでの奇襲の時も支給されたキメラクインケを上手く使用することが出来ませんでした。カナエと対峙した際は、赫子を封じられて対抗手段を失います。その後、シラズの様子を見たウリエの叱責や、先輩捜査官たちの話で心を改めたシラズは頭を丸刈りにした姿で登場します。

不知吟士の活躍:トラウマの克服

不知吟士(シラズ)は、月山家殲滅戦で佐々木珈世から班員の統率を任されます。そして、ナッツクラッカーのトラウマを克服したシラズは、ノロとの交戦でキメラクインケでノロの身体を爆散させますが、再生したノロの猛々しい攻撃に遭い、隊員たちは全滅状態になり、1人それを交わしたシラズは、単独でノロに挑み、致命傷を負いながらもノロの討伐に成功します。

不知吟士の活躍:人間オークション編

人間オークション編での不知吟士(シラズ)は、林村と才子と連携してナッツクラッカーと交戦します。シラズは、ナッツクラッカーの分離赫子の攻撃を見抜き、林村などの攻撃でトラップまで誘導し自滅したところを才子共に共に攻撃して討伐に成功させます。この功績が認められ、シラズは二等捜査官に昇進し、希少なキメラクインケを与えられます。しかし、ナッツクラッカーの最後の死に際の言葉で喰種への見方が変わっていきます。

不知吟士の活躍:オロチ編

トルソーとの不知吟士(シラズ)の活躍ぶりは、六月透を庇い、「死んではどうしようもない」と言って、仲間の身を案じ、班長のウリエに撤退を進言するなどの仲間の命を優先に考える姿勢が見られます。この姿勢が佐々木琲世に浄化され、クインクス班の新班長に任命されます。就任後は、引きこもっていた米林才子を毎朝連れ出してCCGの捜査会議に参加させるなど、不慣れながらもメンバーをまとめる面倒見の良さを発揮しています。

不知吟士とクインクス班

不知吟士の基本情報

≪不知吟士(しらずぎんし)のプロフィール≫

  • 愛称:シラズ
  • 誕生日:3月8日
  • 年齢:19歳→20歳
  • 血液型:A型
  • 身長:176cm
  • 体重:55kg
  • Rc値:920
  • Rc Type:羽赫
  • Quinque:ツナギ〈Plain〉(尾赫―Rate c)
  • Skill:大型二輪、普通免許

不知吟士は繊細?

オークション掃討戦で喰種のナッツクラッカーをトラップに嵌め、初めて喰種討伐に成功した不知吟士(シラズ)は、ナッツクラッカーから作られた天然の希少なキメラクインケを所有することになりますが、初めての討伐であったこととナッツクラッカーの最後の様子がトラウマとなり、支給された際も思うように使用できず、ナッツクラッカーの悪夢に魘され苦悩します。不知吟士は、とても繊細な心の持ち主のようです。

不知吟士の性格

不知吟士(シラズ)は、金髪の髪には双葉のようなアホ毛が立ち、三白眼で鮫のような鋭い歯を持っていますが、その風貌からは想像が出来ないほど、性格は素直で単純です。嘘を本気に捉えてしまう純粋な部分を持っています。クインクス内では誰よりも強い仲間意識を持ち、任務よりも仲間の命を第一に考え、面倒見のいい一面も見せます。

不知吟士の赫子は?

不知吟士(シラズ)の赫子は、ミサイルのような形状をした羽赫です。弾の飛行速度に癖が見られるようですが、強い火力を持っています。フレーム開放することで、羽赫の一斉射撃を叩き込むことが出来ます。シラズの赫子の唯一の欠点は、発射台が損傷すると赫子が撃てなくなることです。

クインクス班:佐々木排世

佐々木琲世は、喰種上等捜査官で真戸班に所属し、クインクス班メンタークで指導者です。性格は優柔不断でチームを纏めることに日々奮闘しています。金木研が記憶喪失となった状態で、ハイセは心の中のカイセと対話する場面が描かれています。『東京喰種』ロゼ編後はメンターを辞職し、黒い死神としてコクリア襲撃事件を起こし、全国指名手配され、CCGのかつてのメンバーと対立します。

クインクス班:六月透

六月透は、喰種一等捜査官で、風貌は右目に眼帯をして男装をしている少女です。喰種に家族を殺害された孤児で、性格は真面目ですが臆病なところがあり、唯一赫子を出せずにいた班員です。しかし、オークション編の戦闘で覚醒し、それ以後実力をつけていきます。捜査官としてこれから成長していきそうなトオルでしたが、その本性はサイコパスでした。トオルは流島編を期に殺人鬼となり、人間も喰種も見境なく襲うようになります。

クインクス班:瓜江久生

瓜江久生は、喰種一等捜査官で、クインクス班元班長です。礼儀正しいですが、自身の昇進を目論む野心家で猜疑心が強く、任務では危険を顧みない無鉄砲な部分が見られます。それが理由で一度班長を解任させられますが、班長を務めていたシラズが死亡したことで、再び班長に就任し、メンターと兼任することになります。シラズの死をきっかけに人間としても成長したウリエの姿が見られます。

クインクス班:米林才子

米林才子は、喰種二等捜査官で、マイペースで幅広いジャンルに精通しているオタクです。クインクスの適性検査で高い適性率が証明され、補償金目的の親の薦めで捜査官になりますが、自分の能力に奢っていたサイコは訓練を怠っていました。その結果、ロゼ編でシラズを見殺しにするような形で殉職させてしまいます。それ以後、心を改めたサイコは副班長としてウリエの補佐を務めます。

クインクス班:安浦晋三平

特等捜査官の安浦清子を伯母に持つ安浦晋三平は、ロゼ編後に新たに加入したクインクスの喰種二等捜査官です。安浦晋三平は、元は穏やかな性格でしたが、六月透に師事することで攻撃的な面を見せるようになります。伯母の安浦清子を負傷させた隻眼の王に強い復讐心を抱いています。

クインクス班:小静麗

白日庭で英才教育を受け、天才と呼ばれた小静麗は、ロゼ編後に新たなクインクスとして加入した喰種一等捜査官です。小静麗は常に物事を冷静に判断し、落ち着いた様子で対応します。その戦闘方法は、赫子は使用しない、クインケを駆使するスタイルを取っています。

クインクス班:髯丸トウマ

名家の生まれの髯丸トウマは、ロゼ編後に新加入したクインクスで、喰種三等捜査官です。熱血漢あるひたむきな性格の持ち主で、捜査官の仕事に生きがいを感じています。そんなトウマが尊敬して止まない人物は、ウリエと米林のようです。

不知吟士と瓜江久生の関係性

仲が悪くライバル関係

不知吟士と瓜江久生の関係は、同じ第七アカデミー出身でお互いに意識し合うライバルで、仲が悪いとされる中、寿司屋に入ったり、バイクに乗ったり、何かと一緒に行動する2人の様子が目立ちます。仲間を顧みなおウリエに対してハイセは、ウリエを班長から下ろし、後任にシラズを任命します。ウリエは班長の座を取り戻すために「シラズ班」を崩壊さようと企みます。一方、シラズはそんなウリエに対して気遣いを見せます。

ロゼ編で変化する2人の関係

そんな2人の関係はロゼ編で一変します。ノロとの交戦で仲間が壊滅状態に陥った時、唯一動けたシラズは自力でフレームを解放し、ノロ目掛けて大攻撃を浴びせ、重傷を負っていたシラズは留目をウリエに託します。ノロを倒したウリエは、シラズに駆け寄ると「死ぬな」と励まし続け、目を血走らせて医療班を待ちます。

シラズの視界は段々とボヤケ、生気が抜けていくようです。最後にシラズから語られたのは、妹のハルのことでした。ハルの安楽死させてほしいとウリエに伝えると息を引き取ります。

シラズの意志を継ぐ瓜江

シラズの死後、ウリエの心境に変化が表れます。妹のハルを救うために捜査官になったシラズの意思を継ぎ、ウリエはハルの医療費を稼ぎ続けることを宣言します。それだけではなく、昇進ばかりに気を取られていたウリエは、かつてシラズが班員たちに接してたように、思いやりの心を持って接し、班を纏めるリーダーシップを取るようになります。

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不知吟士に関する感想や評価

仲間思いの不知吟士(シラズ)の死を望まない読者の声が多く上がっていたようです。SNS上で上げられていたのはシラズの優しさが感じられるエピソードや、シラズだったら取るだろうと思われる日常の行動エピソードを上げてシラズの魅力を語る人が多いようです。シラズの退場を惜しむ感想が目立っていました。

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 不知吟士の死亡原因や捜査官になった理由まとめ

漫画アニメ『東京喰種』に登場する不知吟士(シラズ)が死亡の原因や復活説、クインクス班の捜査官になった理由に妹が関連していたことなどについてご紹介してきました。素行が悪そうな風貌のシラズですが、実は一番仲間や妹のことを気遣う、優しくて面倒見のいいキャラクターでした。シラズの死亡するシーンは、シラズが死の間際まで周囲を気遣う姿が見えてとても感動する場面でした。

その後の仲間がシラズの意思を組み、妹のハルの治療費を稼ぐエピードも涙を誘うようです。シラズが復活するのではないかということにも、多くの読者の注目が集まっていたようです。『東京喰種』の物語は完結していますが、見れば見るほど濃い人間模様が描かれており、何度でも楽しめる作品のようです。まだ、未見の方は、一度ご覧になってみるといいかもしれません。

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