2018年04月24日公開
2018年08月29日更新
べルセルク・スランの正体を徹底考察!生い立ち・過去やガッツとの関係は?
人気漫画ベルセルクに登場するゴッド・ハンドのスラン。唯一の女性型ゴッド・ハンドであり、ベルセルクの世界で最も妖艶なキャラクターの一人です。しかし、原作本編においていくつかの示唆やヒントとなる描写があるものの、彼女に関する詳細は現在まで謎に包まれたままです。今回はそんなベルセルクのキャラクター、スランの正体や生い立ち、過去やガッツとの関係を徹底考察していきます。
目次
べルセルクのスランの正体を徹底考察!生い立ちや過去とガッツとの関係は?
ベルセルクのスランについて徹底考察!
人気漫画ベルセルクに登場するスランの印象的なキャラクターとは裏腹に、その過去は謎に包まれています。その生い立ちや過去については本編内ではっきりとは描かれていません。そこで今回は数少ないヒントを基にスランの正体や生い立ちを画像とともに考察していきます。
べルセルクのスランの正体を考察①ゴッド・ハンド
ベルセルクの魅力がわかる画像:禍々しいクリーチャー達
第七章のラフムの一件がどれくらい絶望なのかわかりにくいので説明すると「ベルセルクの蝕」に突如放り込まれたくらいの絶望さがあります。 pic.twitter.com/taLYLxOP42
— 徳川それとメフィ康 (@tamamo_fgo) December 13, 2016
ダーク・ファンタジー漫画の筆頭として有名なベルセルクですが、その魅力の一端を担っているのはやはりゴッド・ハンドや使徒といった禍々しいクリーチャー達でしょう。ベルセルクのことをあまりよく知らない方でも、ベルセルクと言えば怪物を連想する方が多いのではないでしょうか?今回紹介するベルセルクのスランはその中でも異彩を放つ印象的なキャラクターです。
ベルセルクのスランはゴッド・ハンド
ベルセルクのスランは216年周期の因果律によって選ばれた人間が転生することによって生まれる、ゴッド・ハンドの一員です。ゴッド・ハンドはベルセルク作中でもかなり重要な役回りを演じることになります。ベルセルクに興味のある方はリンク先で詳しく解説されておりますので是非ご覧下さい。
べルセルクのスランの正体を考察②スランの容姿
ベルセルクのスランは妖艶な美貌の持ち主
ベルセルクのスランが人気な理由は、まずそのセクシーで妖艶な美貌にあると言えます。ベルセルクに登場するゴッド・ハンドや使徒の多くがグロテスクなビジュアルをしているのに対し、スランは首輪とコルセット以外の衣服を纏わぬ半裸の美女といういで立ちで現れました。数少ない美女型の敵キャラとして多くの方の記憶に残っているのではないでしょうか?
同じゴッド・ハンドのボイドと比較してもスランの容姿には特筆すべきものがあることがお分かりいただけるでしょう。ベルセルクではボイドだけでなく多くのキャラクターが禍々しい姿で登場します。その中でスランの美女然とした容姿には目立つものがあります。
ベルセルクのスランはサキュバスが基になっている?
サキュバスのキット通販の準備できました!お盆休み終わったくらいに合わせようかなと思ったのですが、まぁ週末辺りに開始でいいかなという事でまたここでお知らせします。よろしくお願いしますm(_ _)m
— 塚田貴士 (@tsukachuma) August 16, 2017
GILLGILL GK https://t.co/wTmDYzsK8f pic.twitter.com/SIwcjl1IIE
古くは中世から伝承されている、夢に現れる淫魔のサキュバス。フィクションの作品で扱われることの多いサキュバスですが、ベルセルクのスランとも合致する点があります。ベルセルクのスランは背中に生えた大きな翼が特徴的で、サキュバスも翼が生えた姿で描かれることが多いです。両者共に美女であり、官能的な思考をしているという点もベルセルクのスランとサキュバスの共通項であると言えるでしょう。
べルセルクのスランの正体を考察③スランの性格
ベルセルクのスランはお色気キャラ
ベルセルクのスランが色気溢れるキャラクターだということは容姿の項目で述べましたが、その言動もまた淫猥なものが多くあります。性的なものを連想させるワードを含めた言葉遣いが目立つ上に「蝕」の惨劇の最中、悦びの笑みを浮かべている様子からもその官能的な性格を読み取ることが出来ます。
ベルセルクのスランはガッツに惹かれている?
ララクラッシュのCMみるたびにベルセルクのスラン思い出す pic.twitter.com/F77QXKDc99
— ラムネ@人狼Jロディ (@LAMUNE642) February 28, 2015
ベルセルクのスランは「蝕」で孤軍奮闘するガッツを「坊や」と呼び、「あの子が私たちの仲間になれば最高でしょうね」などと評した事から、ベルセルクのガッツに興味を持っている様子です。ただし恋愛感情で惹かれているという訳ではなく、興味深い対象として気に入っているというのが適切かもしれません。
べルセルクのスランの正体を考察④ガッツとの関係性
ベルセルクの「蝕」での出会い
蝕キタァァァアアうわぁああぁぁああぁぁああスラン様ああぁぁあああ pic.twitter.com/UbcpvvTqbB
— ⛩逆襲のぼてくりてる子⛩ (@alice40939) December 4, 2016
ベルセルクのスランはゴッド・ハンドの中でも多く姿を現している傾向にあります。ガッツとも度々邂逅していますが、ベルセルク本編でスランとガッツが初めて出会ったのは「蝕」でのことでした。ここでスランは、悪夢のような空間で死に物狂いで戦うガッツを見て興味を引かれています。
ベルセルクの使徒「伯爵」の最期に現れるスラン
空気嫁をスデに一体持ってるが更なる飛躍のためにもう一体を買わなければならない今の僕は、かつて妻を生贄にし、今娘を生贄に差し出すことを迫られているベルセルク3巻の伯爵の気持ち。生贄は品性。アマゾンのカートが降魔の儀に見える。 pic.twitter.com/seJqz7hjRv
— ROBA (@vjroba) February 14, 2016
復讐の旅を続けるガッツが使徒の一人である「伯爵」を倒した際に、ゴッド・ハンドが降臨し、死の迫る伯爵に再転生のチャンスを与えました。スランはガッツのことを覚えていただけでなく、降魔の儀に必要な生贄について重要なヒントを残しています。
クリフォトに出現したスラン①
ベルセルク キャスカとファルネーゼを探し辿り着いたのは魔物の巣窟だった、殿をガッツに任せ、トロールに囚われた女たちも一緒に脱出を図るが、ヤバい奴が再びガッツの前に、そして髑髏の騎士に助けられる。一方、シールケも深淵の主を憑依させる、イシドロもファルも皆頑張った。#berserk pic.twitter.com/rfzJSMgatE
— 森口荘太 (@souta_e) May 31, 2017
ベルセルク作中において、スランはゴッド・ハンドの一員として姿を現していましたが、クリフォトにおける登場は彼女単独によるものでした。蝕や降魔の儀の時とは異なり、ガッツに倒されたトロールの臓器に憑依する形で降臨します。
クリフォトに出現したスラン②
今のベルセルクのスランは沢城みゆきさんが担当してるんだけど、私はやっぱり田中敦子さんのスランが大好きだった。本当に好きだった pic.twitter.com/O6cCzoW5RM
— ª𓂨 (@9ooomooom1) May 12, 2017
この時のスランはトロールのはらわたで肉体を作り上げているため、その風貌はゴッド・ハンドとして現れた際とはかなり変わっています。そしてベルセルク本編で初めてガッツとスランの一騎討ちが実現します。
その⑤【ベルセルク】ゴットハンド スラン
— 琥珀 (@kohaku8929) January 14, 2015
この間もつぶやいたけども凄くやりたいキャラ
腸verもやりたい
#ふぁぼされた数だけ今やりたいコスを画像付であげてみる pic.twitter.com/x1NAqROYFz
こちらの画像は鎧を打ち破り、ガッツを痛めつけるスランです。しかし幾多の魔物を切り伏せたガッツの大剣「ドラゴン殺し」に宿った破魔の力によってガッツはスランの撃退に成功します。しかし、所詮このスランは気まぐれで現れた仮の姿に過ぎなかったため、彼女にとどめを刺すには至りませんでした。スランは濃厚なキスを残し、その場から消滅します。
べルセルクのスランの正体を考察⑤髑髏の騎士とは旧知の仲
ベルセルクに登場する髑髏の騎士
ベルセルク
— びりー・BHA@KSB初参加!よろしくお願いします (@billy_sol_18) April 19, 2018
髑髏の騎士
かっこよすぎて、命取られそう。卵好きだよね〜 pic.twitter.com/AdP5vAE40e
画像はゴッド・ハンドや使徒を宿敵とする、骸骨の形をした鎧を身に纏う謎の騎士です。同じくゴッド・ハンドと敵対するガッツの元に現れ、助言や手助けをする場面があります。その正体はミッドランドの伝説上の人物である覇王ガイゼリックなのではないかという説が有力視されています。
ベルセルクに登場する髑髏の騎士はスランと因縁がある様子
もうすぐこのシーンがCV沢城みゆき、CV大塚明夫でアニメで見れる~~~
— ヴァン (@iihitovan) May 1, 2017
スランが髑髏の騎士の事を「王さま」と言ってるが皮肉なのか
覇王ガイゼリックを指してる事なのか、未だに判明してないのは辛い
「胎海の娼姫」
こんな単語、よく思いつくなウラケン#ベルセルク pic.twitter.com/A5iPkF2afU
ベルセルク本編において、ゴッド・ハンドと因縁浅からぬ描写の多い髑髏の騎士ですが、画像のようにスランとも確執がある様子です。スランからは「王様」と呼ばれ、スランに対しては「胎海の娼姫」と呼んでいることが確認できます。お互いに旧知の仲であることから、髑髏の騎士はスランの過去や生い立ちを知る者である可能性があります。
べルセルクのスランの正体を考察⑥スランという名称について
ベルセルクにでてくるスランという言葉
今日はワロン地方のスランがスタートの自転車レースに行きました( ´ ▽ ` )ノ pic.twitter.com/0UrAt8jVwE
— gon (@gon_belgie) April 19, 2018
スランという言葉は人名や画像のベルギーのワロン地方にある都市を指して使われていますが、ベルセルクに登場する他のゴッド・ハンドの名前と照らし合わせることでその由来がまた別のものにあることを推測することが出来ます。それはSF小説が元ネタとなっているという説です。コンラッドには ロジャー・ゼラズニイ著『わが名はコンラッド』、ユービックにはフィリップ・K・ディック著『ユービック』という同名の小説があります。
ベルセルクのスランはSF小説が由来になっている?
A・E・ヴァン・ヴォークトの「スラン」は、兄貴が持っていたのを小学生の高学年くらいで読んで、おいらの心をとらえ理想となったSF小説。年齢を重ねる毎に「スラン」で描かれていたことがさらに理解出来るようになり、心の糧でもあったなあ。 pic.twitter.com/e2Pao1ggPW
— きぬきぬ (@kineukineu) November 28, 2017
ベルセルクのスランにもまた、同名のSF小説があります。それが画像のA・E・ヴァン・ヴォークト著の「スラン」です。この作品に登場する「スラン」は超能力を持った新人類のことを指しており、現人類からの迫害を受ける存在でもあります。ベルセルクのスランと小説のスランにどの程度の関連があるかは分かりませんが、スランの生い立ちや過去についてのヒントが隠れているかもしれません。
べルセルクのスランの正体を考察⑦スランの過去・生い立ちに迫る!
ベルセルクのスラン名前から考察
ベルセルク無双発売ってことはモズグズ様で不心得者に天誅くだせる? pic.twitter.com/dlW7XgOa8u
— バンブー (@bamboo_001) June 13, 2016
ベルセルクのスランはSF小説「スラン」に登場する迫害を受ける新人類が元ネタになっているのではないかという考察をしましたが、ベルセルクの世界においても迫害を受けている人々がいます。それが「異端者」です。邪教を信仰する異端者は、法王庁によって拷問を受けた末に殺されることになります。邪教の儀式は大人数による性交を行うものであるため、スランの妖艶さに合致します。スランは過去に邪教徒だったのかも知れません。
ベルセルク「胎海の娼姫」から考察
胸が女性なのが私の知ってる絵を忠実に再現していてリアルだなーと。バフォメット。少し違いますがベルセルクの、邪教団の儀式のシーンも思い出します pic.twitter.com/Zh74W1zhmr
— Take (it-easy) (@TakeWizU) August 29, 2017
ベルセルクのスランが髑髏の騎士に「胎海の娼姫」と呼ばれていたことから、スランは転生前に王族あるいは何らかの「姫」にあたる地位の人間であった可能性があります。また、ベルセルクの序盤に登場した「伯爵」の妻の様な高貴な者も邪教の儀式に取り憑かれていたのでスランの過去・生い立ちは「邪教徒の王族」であったという線もあり得ます。
ベルセルクのスラン容姿から考察
ベルセルクのスランさんのフィグマの商品写真みたら、さりげなくガードされてて草 pic.twitter.com/mOIvym4Piy
— コウサク (@kousakus) February 9, 2017
ベルセルクのスランの容姿については既に述べましたが、ゴッド・ハンドの容姿には画像のように転生前の名残りがあることが推測されます。同じくゴッド・ハンドの「黒の翼」フェムトが、グリフィスだった頃に装備していた鎧を身に纏っているためです。スランの身に着けていたものと言えば、首輪とコルセットのみです。中世におけるコルセットは上流階級の衣類だったため、スラン=王族、姫説を裏付けるヒントになりそうです。
ベルセルクのスラン正体や生い立ちについて考察してみた!
ベルセルク・スランの正体や生い立ちは現段階では未だに原作でも明言されていない事柄です。ですのであくまで推測の域を出ませんが、スランという名前や「胎海の娼姫」という通り名、そしてその容姿からスランは元王族の邪教徒だったのではないか?という大胆な説もあるようです。ベルセルクでスランの正体や生い立ちが語られる時が来るのが待ち遠しいという声もおおいようです。