2019年01月31日公開
2019年01月31日更新
【ジョジョ】トリッシュ・ウナの魅力とは?可愛さやスタンド能力・過去に迫る
トリッシュはジョジョの奇妙な冒険・第5部黄金の風に登場するキャラクターの一人です。トリッシュはイタリアのギャング組織・パッショーネのボスの娘です。初めは組織を裏切った暗殺者チームに狙われる女の子として描かれますが、のちに精神的な成長を果たし、スタンド使いをして覚醒します。ここでは、トリッシュの可愛い魅力や、スタンド使いとして覚醒した理由、ジョルノやボス、組織との関係性、ジョジョ5部の面白さを詳しく紹介していきます。
トリッシュ・ウナはスタンド使い!
ジョジョの奇妙な冒険は週刊少年ジャンプに1986年から2004年まで、ウルトラジャンプでは2005年か連載されている大人気作品です。単行本は100巻を超え、全シリーズの発行部数は2016年12月の時点で1億部を突破しています。今回はジョジョ5部に登場するスタンド使い・トリッシュ・ウナについてご紹介していきます。
トリッシュ・ウナはジョジョ5部に登場
トリッシュはジョジョ5部に登場するキャラクターです。ジョルノ達が所属するギャング組織『パッショーネ』のボスの実の娘で、 ボスが組織に君臨する以前に偶然儲けた子であり、トリッシュ自身も自分の父親が誰なのか知らず、ボス自身も娘の存在を最近になって知りました。ボスを知るための鍵と思われ、組織内の抗争に巻き込まれてしまいますが、ボスの指示で、ブチャラティチームに護衛されることとなります。
トリッシュは当初はスタンド使いではない一般人でしたが、ジョジョ5部第53巻『偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド)その⑫』では既にスタンドが見えており、スタンド使いとしての素質を見せていました。その後、ジョジョ5部第58巻『ノトーリアス・B・I・G(ビッグ)その⑤』にて自身の運命に戦いを挑むほどの精神力を手に入れ、スタンド『スパイス・ガール』を発現させ、スタンド使いとなりました。
トリッシュ・ウナのプロフィール
トリッシュのプロフィールはジョジョ5部第63巻から年齢15歳、血液型はA型、身長163㎝、好きな俳優はグウィネス・パルトロー、マルチェロ・マストロヤンニ(男優)、好きなファッションはドルチェ&ガッバーナ、好きな食べ物はペリエ(フランスの水)、すっぱい味のサラダ、カニ、嫌いなものは美しくないもの全て、昆虫、くさい男とされています。
生年月日については、第58巻『スパイス・ガールその②』にてボスが見ているトリッシュの資料にて1986年4月19日とされていますが、のちの第63巻では、1985年6月8日とされています。ジョジョ5部の舞台は2001年のイタリアなので、トリッシュが15歳であることから、1986年4月19日が正しいのではと言われていますが、ネット上では、後々設定された1985年6月8日を誕生日として扱うことが多いようです。
トリッシュ・ウナのスタンド
トリッシュのスタンドは『スパイス・ガール』といい近距離パワー型のスタンドです。スタンドのパラメータは破壊力:A 、スピード:A 、 射程距離:C 、 持続力:B 、 精密動作性:D 、 成長性:Cとなっています。ヴィジョンは女性の人型で、触れた物体を柔らかくする能力を持っています。 スタンドは完全な自我を持っており、トリッシュとは対等の友人のような関係に見受けられます。
スタンド能力は柔らかさの調整が出来るようで、ゴムのように弾力を持たせるくらいから、原型を留めない程自在に変形するほど柔らかくすることが出来ます。そ柔らかくなった物質は柔らかくなっても元の機能を持ち続けています。例えば、時計を柔らかくしても本来の機能はそのままに時計は針を刻み続けます。
トリッシュ・ウナがスタンド使いになれた理由
スタンドは血族からの影響や弓と矢に貫かれることによって発現します。中には生まれつきのスタンド使いというパターンも存在します。トリッシュの場合、父親であるボスがスタンド使いであることため、ボスが影響していると考えられます。
トリッシュは、自分を命懸けで守ろうとするブチャラティやジョルノたちに感化され、精神的に大きく成長しました。以降は性格も丸くなりましたが、元より持っていた芯の強さはより強固なものとなり、「自分の力で生き抜く覚悟」を得たことで眠っていたスタンド能力『スパイス・ガール』を発現させました。
トリッシュ・ウナとギアッチョの戦いを予想
非常に強力なトリッシュのスタンドですが、ジョジョ5部作中では、主な戦闘描写はノトーリアス・B・I・G(ビッグ)戦しかありませんでした。下の項では、トリッシュがもし他のスタンド使いと戦っていた場合どうなるかを考察したいと思います。
最初はギアッチョのスタンド『ホワイト・アルバム』です。ホワイト・アルバムは、装着型のスタンドで、超低温を操り、周囲にあるものを冷却し凍らせる能力を持っています。シンプルゆえに応用力も高く、ジョジョ作中でもかなり強力なスタンドだと言われています。銃弾を通さず、車に轢かれても無事なほどの防御力、近距離の戦闘では凍結による攻撃力と欠点がほとんどありません。
ギアッチョは、「物体は極限まで冷やすと、活動をすべて停止して固定される」という作中で語っており、この説明通りならトリッシュの柔らかくする能力も凍結能力の前に無効化されてしまうのではないかと考えられます。能力の相性はよくありませんが、ジョジョでは、大胆な作戦や覚悟の強さによって戦況は逆転するため、一概にスパイス・ガールが負けるとは言い切れません。
トリッシュ・ウナと広瀬康一の戦いを予想
次に広瀬康一の『エコーズ』の場合です。エコーズは形態によって能力が異なり、ACT1では、相手の身体に音を染み込ませる能力、ACT2では、貼り付けた擬音に触れるとその擬音の効果が実体化する能力、ACT3は相手を重くする能力が使えます。 この3つの形態は康一の意思で自由に切り替える事が可能で、状況に合わせて使い分けができる応用力に富んだ能力です。
スパイス・ガール同様、エコーズも擬音の文字で物体を柔らかくすることが出来ます。しかし、エコーズは文字を物体にぶつける必要がある他、尻尾を文字にして飛ばすため、個数制限があります。とはいえエコーズは上述した通り、状況によって能力を使い分ける事ができ、応用力でエコーズが上の印象です。しかしやはり作品の特性上、どちらが勝つ可能性もあるため、必ずどっちが勝つとは断言できません。
トリッシュ・ウナの可愛い魅力
トリッシュの可愛い魅力①性格
登場した当初は口数が少なくツンケンとした高飛車な性格の娘として描かれていましたが、会ったことのない父親と新しい生活を送れるのか不安に思うなど、15歳の平凡な少女としての一面も持っています。「トリッシュ・ウナがスタンド使いになれた理由」の項でも紹介した通り、元より芯は強く、自分の力で生き抜く覚悟も持っており、そこがトリッシュの魅力であると言えます。
トリッシュの可愛い魅力②ブチャラティへの思い
ブチャラティが組織を裏切ることになったきっかけが、ボスであるディアボロがトリッシュを己の利益のためだけに殺害しようとしたことに激怒したこと、 チョコラータ戦にてトリッシュはナランチャから「ブチャラティに気にかけてもらいたかったんじゃないか?」「君自身がブチャラティの事を分かりたくってしょうがないわけだ」と思慕(しぼ)を指摘されていますが、トリッシュ本人には自覚がないようです。
そんなトリッシュが可愛いと言われていますが、ブチャラティ面倒見のよさは性格的なものと、リーダーとしての責任感から来るものだと思われます。そのため、二次創作作品においては天然気味なブチャラティとそれにやきもきする可愛いトリッシュという構図が良く見られるようです。
トリッシュの可愛い魅力③ミスタとの入れ替わり
トリッシュは作中で「シルバー・チャリオッツ・レクイエム」の能力によって、ミスタと魂が入れ替わってしまいます。潔癖症の気があるトリッシュは作中で「なによこの顔この体ーーッ!!くっ、くさいッ!あたしすごくワキガ臭いわあーッ!!」 と悲鳴を上げていました。
逆にトリッシュの身体になったミスタからブラジャーが寄せて上げられている事を指摘され、スカートのまま足を広げられそうになったり下着の中に手を入れられそうになるなど、何かと災難に見舞われました。少し可哀そうですが、年頃の女の子らしく、胸を気にしていたり、爪やオシャレに気を使っているところが可愛いとの声もあるようです。
トリッシュの可愛い魅力④声優
TVアニメでトリッシュの声優を務めるのは、千本木彩花(せんぼんぎさやか)さんです。千本木さんは2013年から声優として活動をしており、トリッシュ役の他に「甲鉄城のカバネリ」の無名役や、「若おかみは小学生!」にて藤原あおい役を務めています。千本木さんは芯が強くも年相応の少女らしさを見せるトリッシュを演じるのに相応しい人物でしょう。
トリッシュ・ウナとボスの関係
トリッシュ・ウナとボスは親子関係
トリッシュはイタリアのギャング組織のボス、ディアボロの実の娘です。ウナは母親の姓名です。生まれてからずっと母ドナテラと2人暮らしでしたが、母が亡くなった後に謎多きボスの正体を暴くべく動きだしたブチャラティ達の護衛チームによって警護されることになると同時に最重要のターゲットとして組織の裏切り者から狙われることになります。
トリッシュ・ウナはボスに殺されかける
無事、裏切り者からトリッシュを守りきり、ボスにトリッシュを引き渡そうとするブチャラティたちでしたが、ボスの目的は自分の手で確実に自分の娘を始末し、自分の正体を完全に消し去ることでした。それを知ったブチャラティは自分の利益のためだけに何も知らない無知の者を利用することを吐き気のもよおす邪悪であると語り、組織を裏切る決断をします。
トリッシュ・ウナとジョルノの関係
ジョルノはどんなキャラ?
ジョルノ・ジョバーナは歴代の主人公であるジョースター家の宿敵、DIOと日本人女性との間に生まれたハーフです。父親はDIOですが、DIOはジョナサン・ジョースターの肉体を奪って生き延びており、ジョルノにはジョースター家の血が受け継がれています。常に冷静で理知的で、無表情なことが多いですが、ジョースター家特有の正義感と覚悟の強さは受け継がれている上、頭脳派な一面も備えています。
トリッシュ・ウナとジョルノは結婚せず
ジョルノがパッショーネの新たなボスとなった後、トリッシュはパッショーネには関わらず、歌手としてデビューしています。中にはジョルノがボスとして就任した後、ジョルノかミスタと恋愛関係になるのではないかと考えているファンの方もいましたが、実際作中では特に恋愛関係になることはありませんでした。
トリッシュ・ウナとジョジョ5部まとめ
ここでは、トリッシュのスタンド、組織やボスとの関係などをご紹介しました。ジョジョ5部を単体で読んでも面白いのはもちろんですが、他の部も併せて読むことで、より密にストーリーやキャラクターを楽しむことが出来ます。まだ見たことがない部があることはぜひ5部と合わせて楽しんでください。