2019年01月24日公開
2019年01月24日更新
【ごちうさ】ティッピーはチノの祖父の生まれ変わり?うさぎになった理由と正体は?
「ご注文はうさぎですか?」略して「ごちうさ」の愛称で親しまれている日常系アニメ。2017年に映画「DearMySister」が上映され、さらに大人気が起きている。そこに登場するマスコット「ティッピー」に焦点を当てて紹介する。アニメ放送でもチラホラ出ている「ティッピー」の正体に関連した場面がいくつかある。有力なのがティッピーはチノの祖父?のように振る舞う演出。なぜ、うさぎになったのか?演じている声優やうさぎとしての魅力などを紹介する。
ティッピーはごちうさのかわいいうさぎ!
「ご注文はうさぎですか?」略して「ごちうさ」。その魅力はかわいい女の子のチノや、ココアたちだけではない。タイトルにあるうさぎの「ティッピー」も、人気のひとつ。
もふもふのビジュアルやチノと一緒にいることが多いティッピー。チノの家でもある「ラビットハウス」のマスコット的存在で、アニメのマスコットでも人気を集めている。今回はさまざまな角度から「ティッピー」について、詳しく紹介していく。
ごちうさの作品情報
2014年ごちうさの1期、2015年ごちうさの2期が放送。物語は「木組みの街」にある高校へ春から通うことになった「ココア」が、喫茶店「ラビットハウス」に下宿しながら働く。同じ喫茶店の従業員「チノ」「リゼ」を始め「千夜」や「シャロ」など、個性的な女の子たちが時に楽しく、時にドタバタを繰り広げる日常系アニメ。
ごちうさの1期OP「DaydreamCafe」はメインキャラが歌う曲。ごちうさらしい表現の「ふわふわ」「ぴょんぴょん」の歌詞が印象。2期EDはチノと「マヤ」「メグ」の「ちまめ隊」が歌う「ときめきポポロン♪」は、踊りながら歌っている演出が盛り込まれている。マスコットのティッピーだけでなく、細部にわたってうさぎ関連の演出されている。
OPとEDはもちろんのこと、ごちうさに登場するキャラソンの数も多数発売。TVアニメver.やデュエットソング、劇場版とさまざま。ごちうさのヒロインを演じている声優陣は、誰もが知る有名人揃い!最新情報は、2月14日バースディソングとして「リゼ」のCDが発売予定(ごちうさキャラに誕生日があるため、今後も発売されると予想される。)
いつも頭の上にティッピーを乗せてるチノ。「ティッピーの正体」を知り、仲良しのラビットハウスの跡取り娘。原作やアニメの演出で切っても切れない二人の関係が「しゃべるうさぎ」という、今のティッピーの存在にしているとも言える。
チノの父であるタカヒロ。チノが学校などで、一緒にティッピーを連れて行かない時にそばにいる息子。もちろん「ティッピーの正体」も知っており、予告の演出で一緒に会話している。実際のところ「うさぎになった理由」を知ってそうな人物の一人では?とも考えられる。
かわいいものなら何でも好きなココア。隙あらばティッピーをもふもふしている女の子。実は過去にティッピーと会っていた!?当の本人はおそらく覚えていないだろうが、その出会いがある種のきっかけであることが判明する。
ティッピーのプロフィール
見た目は「毛玉」であるが、れっきとしたうさぎ。誰もがもふもふしたいティッピーのプロフィールを紹介する。
ティッピー(本名…ティッピーゴールドフラワリーオレンジペコ)。チノの頭の上に乗っていることが多い珍しいうさぎ。名前の由来は「紅茶の等級」で、声はオジサンだが実はメス。見た目の印象から、うさぎに見えずリゼは「毛玉」千夜は「犬」と間違えていたらしい。ティッピーが話す場面があるが、チノの腹話術としている。コーヒー占いが得意。
ティッピーのかわいいグッズ
画像は公式サイトで紹介されているキーホルダー。うさぎで丸いフォルムのティッピーは、クッションとしてもグッズ化されている。もふもふでゆるい感じが人気を集めている!他には、チノと一緒にいるイラストをプリントした物が販売されている。
ティッピーの正体はチノの祖父?
アニメではティッピーの正体を知っているのは、チノとチノの父「タカヒロ」のみ。1期1話でチノが「祖父は去年…」と、今はいないようなセリフが目立つ。謎多きティッピーの正体を、さまざまな視点から分析する。
ティッピーの正体(体)はアンゴラウサギ
基本的なところから、ティッピーはどんな種類のうさぎなのか?一般的なうさぎの形をしていないのが、特徴的でもある。その正体は「アンゴラウサギ」という品種改良されたうさぎがモチーフ。
見た目通り毛が長く、もふもふしているのが特徴。毛をかり「アンゴラ」とするために、品種改良されたうさぎ。性格は温厚。毛が長いため手入れが大変であり、年に2~3回かれる。
ティッピーの正体(魂)はチノの祖父
うさぎなのに、なぜしゃべれるのか?なぜ、おじさん声なのか?その理由は「チノの祖父」であった。
1期1話で既にダンディーな声を出しているティッピー。ただチノがいない時に話すこともある。正体を知らない人からすると、どこからか声が聴こえるという事になる。特に孫娘であるチノに対して、心配している場面が多く見られる。見た目はうさぎであるものの、ココアなどにもふもふされるのを嫌う場面ある。
人見知りで自分から前に出ないチノ。それを心配するティッピーは親のように見える。2期8話でチノの帰りを心配して、見守っていた場面がある。さらに9話では甘兎俺の因縁関係で、店におしかける場面もある。(チノが甘兎俺の子になる想像する場面で、ココアと一緒にショックを受けるシーンも印象的。)
事の発端は甘兎俺とコラボする話から始まる。「コーヒーあんみつ」「コーヒーようかん」が出されたが、あんみつはコーヒー、ようかんは和菓子の良さが出ないで好評だった。そのため今は幻のメニューに。「バリスタ」としてコーヒーに自信があったティッピーが怒るのも無理ない…と言える話。(甘兎俺に特攻したあと、あんこに阻止される)
2期10話で、リゼが部活の助っ人で忙しくしていた。青山が「ラビットハウスで部活動はどうですか?」という助言が上がる。千夜が吹き矢が得意という言葉に触発されてか、ココアが「ダーツバーがあるから、吹き矢バーにしよう」という話の流れに。思わずティッピーも「せめてダーツにして!」と、店の雰囲気を気にしている場面がある。
ティッピーとタカヒロの関係
チノの父で、ティッピーの正体を知っている数少ない人物。ティッピー(祖父)からしたら息子であるタカヒロは、バーカウンターで普通に会話している。
ラビットハウスが経営難に陥った時、息子であるタカヒロが救ったらしい。ティッピーはタカヒロに対して対抗心があるが、バーテンダーとしては評価している。チノを心配して外に出ていたティッピーを追いかける場面があるが、秘蔵のワインを友人へ勝手に送ると人目で関係の良し悪しが分かりにくい親子と言える。
ティッピーと青山の関係
神出鬼没の放浪小説家。アニメの作中にも登場する「うさぎになったバリスタ」(アニメ内で映画化にもなった話)の作者でもある。学生時代ラビットハウスで小説を書いて、当時のマスター(ティッピー)に感想を聞いていた思い出もある。
生前のチノの祖父を知る数少ない人物。ラビットハウスの常連で、「白いひげが素敵な方でした」と話している。ティッピーを見た時もどことなく、見覚えのある雰囲気な感じ?ティッピーの正体が祖父とは知らずとも、声を聞いて「マスターが近くにいる」と話す場面がある。
1期9話で思い出の万年筆を失くして一時作家を辞めた青山。ココアと初めて会った公園で落としたらしく、手分けして探すことになる。チノも探していた時、偶然ティッピーが見ける。それを、チノが直接渡すように勧める。
チノと息子のタカヒロ以外で、初めてティッピーから話しかけた場面。「主人公より息子の方が、出番がおおかった」と小説の感想を言うも、青山は近くの似たぬいぐるみが話したと勘違いする。青山が「ティッピーが話すかも」と冗談気味に言うと、今度はココアとリゼが不気味がってしまう有様…となった。
ティッピーがうさぎになった理由を考察
いつも頭の上に乗せてるチノだが、実のところ「ティッピーが祖父になった」理由は知らない。原作では色々な表現で語られているが、ハッキリとは決まっていない模様。
今は亡きチノの祖父が、なぜうさぎのティッピーになったのか?原作やアニメの演出から、その理由を考察していく。
うさぎになった理由①生まれ変わり説
1期9話冒頭の回想場面。ラビットハウスの経営に苦しんでいた時、一緒に散歩していたティッピーを見て「うさぎになりたい」と独り言をつぶやいていた。そのとき、偶然幼きココアがチノの祖父に会っていた。
ティッピーからいい匂いがすると言ったココアに、喫茶店をしていると言った。「おじいさんのご注文は、うさぎですか?」と独り言を聞いていたココア。そのあと「うさぎさんになれますように」とココアと指切りをする場面が存在する。
しかし当の本人はペットのティッピーを見て「夏は暑そうだな」と、うさぎでも別のうさぎになりたかったようにも捉えられる。
うさぎになった理由②ペットのうさぎに乗り移った説
アニメにもあるように「うさぎになりたい」というぼやきの他に、原作では別の表現がされている。ハロウィン回の最後に「天国から追い出された」と冗談なぼやきがあるとのこと。
その他にも原作6巻で、ティッピーに乗り移ったのは「チノのことが心配で成仏できなかった」という内容。アニメの中でもチノは「バリスタの祖父」に憧れて、ラビットハウスで仕事している。しかしまだ中学生で人見知りのため、チノのことが気がかりであったという事を裏付ける。
最初の頃は一人で心細い場面があったチノ。同じ従業員のココアやリゼ、その友人の千夜やシャロ。同級生のマヤとメグたちの影響で、笑ったり積極的になるようになった。チノの方が祖父であるティッピーが天国に逝くのではないかと、心配するほどに…。
原作7巻の13話より。チノたち「ちまめ隊」とリゼの卒業式の後、みんなが卒業旅行する話。ティッピーがいなくても大丈夫、チノなら出来る。そんな含みのあるシーンに捉えられる。アニメ2期11話で、みんなと一緒にはしゃぐチノが印象的。「ごちうさ」はチノの、成長の物語という見方がうかがえる。
うさぎになった理由③ペットのうさぎも寿命が来ていた説
ラビットハウスで飼われていたティッピーは、アンゴラウサギという珍しいうさぎ。しかし、特徴とも言える長い体毛が影響で暑さや湿気に弱い。寿命は5年、長くても10年の命。しかも、毛を刈らないと病気にもなってしまうという。
回想場面で幼いココアがあったのが、10年前。加えてチノの祖父が亡くなったのは、1期1話時点で去年。ペットのティッピーの寿命と、チノの祖父が亡くなったタイミングが近いとも言える。理由②で上げたように、ペットのティッピーに祖父の魂で生き返った…その可能性が高いとも言える。
ティッピーのアニメ声優
見た目はもふもふうさぎ、声はおじさん。そんなティッピーを演じている「清川元夢」さんについて、さまざまな視点から紹介していく。
ティッピーの声優は清川元夢
ティッピーのぬいぐるみを持っているのが声を担当した清川元夢さん。ごちうさ1期最終羽直前インタビューより「印象にだったシーン」の質問に、「温泉プールで桶に入っているシーンがかわいかった」と答えている。ファンに向けてのコメントでは「放送が終わった後もぜひ、DVDでティッピーのかわいらしさを堪能してください」と話されている。
清川元夢のプロフィール
1935年4月9日AB型。東京俳優生活組合所属。声域はバリトン(テノールとバスの間)で、主に中高年の役を演じている。ご本人は舞台志向のためか「漫画は嫌いなんです(笑)仕事場から逃げ出したいくらいなんです」と話されている。実際の現場でも体調管理や、アフレコ前に漫画を読んでいる若手声優に注意する話がある。
清川元夢の他の出演作
声優デビューはアメリカの連続ドラマ「コンバット」の兵士役。以降吹き替えや特撮、アニメに出演。代表作品は「機動戦士ガンダム」の「テム・レイ」「ふしぎの海のナディア」の「ガーゴイル」「新世紀エヴァンゲリオン」の「冬月コウゾウ」の声を演じている。
ティッピーに関する感想や評価は?
今年の4月に84歳を迎える清川元夢さん。あるサイトで83歳を祝っているサイトでも「ティッピーの優しい声が好き」「ティッピーを待ち受けにしている」という声が上がっている。他にはごちうさに登場するうさぎランキングで1位だったり、チノをまねしてティッピーぬいぐるみを頭に乗せた写真を上げたりと衰えない人気が見られる。
ティッピー・ごちうさまとめ
今回はご注文はうさぎですか?に登場するティッピーについて紹介しましたがいかがだったでしょうか?公式サイトより「ごちうさ」の新作OVAが今年発売決定!更に、2020年にアニメ3期の制作が決定!!3月に行われる「AnimeJapan2019」にも出展予定との事。ファンの間でもオリンピックより、ごちうさの方に盛り上がりの声が聞かれる。
原作やキャラソンなど、ごちうさの関連商品も好評発売中!もふもふかわいいティッピーのかわいさは誰もが高評価の声を上げている。新作OVAの内容も気になるが、3期は「チノとティッピーの関係」がどう変化していくのか?放送日が、ますます期待が高まると予想される。