おすすめのゴルフ漫画一覧!「オーイ!とんぼ」など面白い人気作品ランキングも紹介

ゴルフ漫画というと大人のスポーツのイメージがありますが、なつかしの「プロゴルファー猿」から「KING GOLF」「オーイ!とんぼ」など、少年漫画としてのゴルフ漫画も人気作品がたくさん存在します。メンタルのスポーツとも言えるゴルフ、ゴルフ漫画には名言も多く、漫画でゴルフのルールや面白さ、人生哲学を学んだかつての子どもたちも多いです。今回は大人気の「オーイ!とんぼ」などのおすすめのゴルフ漫画一覧からランキング形式でご紹介いたします。

おすすめのゴルフ漫画一覧!「オーイ!とんぼ」など面白い人気作品ランキングも紹介のイメージ

目次

  1. おすすめのゴルフ漫画ランキングTOP10~4
  2. おすすめのゴルフ漫画ランキング第3位は風の大地
  3. おすすめのゴルフ漫画ランキング第2位はKING GOLF
  4. おすすめのゴルフ漫画ランキング第1位はオーイ!とんぼ
  5. ゴルフ漫画の人気の理由を一覧で紹介
  6. ゴルフ漫画の心に響く名言一覧
  7. おすすめのゴルフ漫画一覧まとめ

おすすめのゴルフ漫画ランキングTOP10~4

おすすめのゴルフ漫画ランキング10位:プロゴルファー猿

人気のゴルフ漫画一覧から、ランキング10位は藤子不二雄Ⓐ作の「プロゴルファー猿」です。現在の30代~40代にとっては、これほど懐かしいゴルフ漫画はありません。1974年~1980年の6年に渡って、少年サンデーに連載されたゴルフ漫画です。さらに1982年~1988年では、さらに低年齢層のコロコロコミックにて小学生向けに「新プロゴルファー猿」が連載されました。

当時はゴルフとは大人のスポーツとして扱われていましたが、この「プロゴルファー猿」は少年漫画初のゴルフ漫画として登場したのは有名な話です。「プロゴルファー猿」はアニメ化され、1985年から1988年にテレビ放送されました。ゴルフ漫画の「プロゴルファー猿」は読んだことがなくても、アニメ版を見て育ったという人も多いのではないでしょうか。

当時子どもたちにも大人気で、アニメオープニングの「ワイは猿や、プロゴルファー猿や!」という叫びは今でも記憶に残る有名な出だしです。それまでは、ゴルフといえば、大人だけがやるもの、おじさんくさいというイメージでした。しかし、この少年向けゴルフ漫画「プロゴルファー猿」によって、「なんかかっこいいもの」「必殺技的なもの」と、少年たちの中で革命を起こした作品なのです。

ストーリーは、架空の「裏ゴルフ界」を舞台に、賭けゴルフをする少年「猿谷猿丸(さるたにさるまる)」が、木の根で自作した木製のクラブを使い、ミスターX傘下の様々なゴルフプレイヤーたちと対決、そしてゴルファーとして成長していく物語です。少年漫画なので、必殺技のようなゴルフショットや仕掛けたっぷりのゴルフコース、個性的なキャラクターが登場し、現実のゴルフとはかなりかけ離れています。

しかし、最終的にプロテストへの道まで描かれ、ゴルフ漫画の魅力はたっぷりつまっている人気作品です。「プロゴルファー猿」は少年向けのゴルフ漫画故にファンタジーな部分も多くありますが、ゴルフをやる上で必要な知識、風速や残り距離、芝目などの用語もしっかりと学べます。ゴルフ漫画「プロゴルファー猿」には、実際に存在する世界的に有名なゴルファーも多数登場します。

ゴルフ界の帝王ジャック・ニクラウスの登場により、猿丸はプロに転向する決意を固めたり、トム・ワトソン、セベ・バレステロス、ゲーリー・プレーヤーなど、当時のゴルフ界を代表するプロゴルファーたちが登場し、猿丸にゴルフの心得を教え、時に大きな影響を与えたりという重要な役どころで登場します。

ただの子ども向けゴルフ漫画の枠には収まりきらないリアルさも、人気の一つでした。ゴルフ漫画「プロゴルファー猿」は、すでに単行本は絶版となっていますが、電子書籍で全22巻読むことができます。昔のゴルフ漫画ながら、かつてのファンだった世代向けにWiiでゲーム化もされており、当時の人気が伺えます。

おすすめのゴルフ漫画ランキング9位:千里の道も

人気のゴルフ漫画一覧から、ランキング9位は25年以上連載の続いた伝説的ゴルフ漫画「千里の道も」です。1989年より原作大原一歩、作画渡辺敏によりスタートした本作は、ランキング10位で紹介した「プロゴルファー猿」に比べるとかなりリアルな路線のゴルフ漫画です。「千里の道も」全45巻では、プロゴルファーを目指す18歳の青年坂本遼が、ゴルフ場の研修生からスタートし、プロになってからの活躍が描かれています。

「新千里の道も」全16巻では、全英オープンに出場した坂本遼が、ライバルと激闘を繰り広げながら初優勝します。そして「千里の道も 第三章」では、各メジャーに進出し、世界のトッププロたちを相手に日本人初のメジャー制覇を狙う世界の坂本遼"RYO"を描き、「千里の道も (修羅の道編)」では栄光から5年、スランプに陥りゴルフ界からも忘れ去られた坂本遼が、再起をかけて立ち上がる男の生き様が描かれています。

「千里の道も」は、プレイ中のリアルな描写だけでなく、坂本遼がプロの世界の厳しさの中で苦悩し、乗り越えて人間として成長していく姿が読者の共感を呼びました。ただのゴルフ無双漫画ではなく、人間らしくプレッシャーや壁にぶつかって悩み苦しむリアルが、この作品の最大の魅力です。

「千里の道も」はシリーズを通してプロゴルファー坂本遼としての人生の節目を追っているため、国内ツアーから全英ツアー、メジャー制覇と、実際にゴルフのツアーについていって見守るような緊張感を楽しめます。栄光から挫折、そして再起、坂本遼の男としての生き様は、電子書籍で味わえます。本格的なゴルフの世界を楽しみたい大人におすすめです。

「千里の道も」は週刊ゴルフダイジェストで連載されていましたが、2014年8月に25年の連載に大作の終止符を打ちました。そして、その次の号から始まったのが人気ゴルフ漫画「オーイ! とんぼ」です。25年続いたゴルフ大河「千里の道も」から引き継ぐ形で連載がスタートした「オーイ! とんぼ」にも、注目が集まっています。

おすすめのゴルフ漫画ランキング8位:インパクト

人気のゴルフ漫画一覧から、ランキング8位は原作坂田信弘、作画竜崎遼児の「インパクト」です。インパクトとは、ゴルフボールが当たる瞬間を意味するゴルフ用語です。ゴルフの世界は、特に特有の用語が多いとされています。ボールを打った打数、ゴルフではその数を数えるときに鳥の言葉を使用しています。ゴルフ漫画「インパクト」ではそんな用語も多く解説されています。

ランキング9位で紹介した「千里の道も」の坂本遼と違い、本作の主人公はゴルフとは全く違う職業です。鳴海一丸は元刀鍛冶師で流れの研師という異色の本職を持ちながら、ゴルフの才能に目覚め、周囲を圧倒していくというストーリーになっています。「インパクト」は現在も「週刊パーゴルフ」にて連載中です。

作画の竜崎遼児は、野球漫画・格闘技漫画を多数手がけており、原作の坂田信弘は元自衛官でありプロゴルファーです。自衛隊員としての経験を活かしたゴルフの名指導者としても人気で、多くのプロを産みだしています。ゴルフの理論の著書やゴルフ漫画の原作を手掛け、テレビ番組にも登場する作家です。坂田信弘は今回のおすすめランキング一覧に登場する他の作品でも原作を担当しています。

おすすめのゴルフ漫画ランキング7位:担ぎ屋どおも

人気のゴルフ漫画一覧から、ランキング7位は「担ぎ屋どおも」です。ランキング10~8位までは、プロゴルファー本人が主人公でしたが、この「担ぎ屋どおも」は、ゴルファーを支えるコーチ・キャディーを主人公として描いた作品です。プロの壁の厚さに断念した元ゴルファー・堂本潔が、女性の新人プロゴルファー森下梢を指導し、「担ぎ屋」として導いていくゴルフ漫画です。

「担ぎ屋どおも」では、本格的なゴルフの用語の他、実際のゴルフで使えるテクニックも紹介され、ゴルフをやってみたくなる内容となっています。プロゴルフの世界が描かれていますが、コーチング主体ということもあり、ゴルフにそれほど興味がなくても、指導者としての活躍を楽しむことができます。作画本島幸久は、同じくゴルフ漫画で有名な「空の昴」や、競馬漫画として人気名高い「風のシルフィード」を手がけています。

「担ぎ屋どおも」は「週刊現代」にて連載され、全11巻が刊行されています。原作は漫画家で有名な千葉4兄弟の末弟・七三太朗です。長男は「あしたのジョー」や「あした天気になあれ」で有名な漫画家の千賀哲也ちばてつや、次男は元漫画家で、ちばてつや・七三太朗の所属事務所社長の千葉研作、3男はアニメ化もされた「プレイボール」のちばあきおです。

おすすめのゴルフ漫画ランキング6位:黄金のラフ

人気のゴルフ漫画一覧から、ランキング6位は、なかいま強の「黄金のラフ〜草太のスタンス〜」です。ゴルフといえば、プレイヤー一人の孤独なスポーツですが、このゴルフ漫画「黄金のラフ」はチームとしてのゴルフを描いています。筋肉馬鹿、戦略派、理論派だけどパワー不足という、勝てないプロゴルファー3人が、「チームきりたんぽ」を結成します。

それぞれの長所を生かし、プレイヤー・キャディー・スイングコーチとして役割分担し、1つのチームとして躍進していきます。勝てないのになぜプロになれたのか謎すぎる設定だったり、秋田県出身が誰もいないのに、チーム名をきりたんぽにしたりと、つっこみどころも満載です。個性豊かなキャラクターも次々登場し、熱血展開やギャグも満載です。

「紳士のスポーツ」という前提を忘れてしまいそうな荒唐無稽な展開は、非現実的なドタバタゴルフ漫画を楽しみたいという方にはおすすめの作品です。ゴルフ漫画「黄金のラフ〜草太のスタンス〜」はビッグコミックで1999年から2011年まで連載され、全33巻が刊行されています。とにかくゴルフ漫画を楽しく読みたいという方におすすめです。

現在は「黄金のラフ〜草太のスタンス〜」から1年後を描いた続編「黄金のラフ2~草太の恋~」の連載が続いています。その性格故にチーム解散の憂き目にあい、ダメゴルファーに戻ってしまった草太が、ゼロどころかマイナスからの再スタートを切るストーリーとなっています。作者のなかいま強(なかいまつよし)は、野球漫画で人気の「わたるがぴゅん!」を代表作に持ち、スポーツ漫画に定評のある作家です。

おすすめのゴルフ漫画ランキング5位:DAN DOH!!

人気のゴルフ漫画一覧から、ランキング5位は2004年にテレビアニメ化もされた「DAN DOH!!」です。原作はランキング8位「インパクト」でも原作を担当している坂田信弘原作、漫画は万乗大智(ばんじょう だいち)が描いています。主人公は野球少年の小学生・青葉弾道(あおば ただみち)=通称ダンドーが、ゴルフの世界に出会い、ゴルフの才能を開花させていくストーリーです。

週刊少年サンデーでの連載作品ということで、師匠であるプロゴルファーや仲間たちとの交流も熱く描かれ、努力が実を結ぶ少年漫画らしさにあふれています。2004年にはアニメ化もされるほどわかりやすい内容で、ゴルフの知識がなくても楽しめる、ゴルフの世界に興味を持った人におすすめなゴルフ漫画となっています。

1995年から5年間連載された「DAN DOH!!」(全29巻)では、野球少年がプロゴルファーである師と出会い、ゴルフの才能を開花させ、国内ツアーで優勝します。その後を描いた作品「DANDOH!! Xi」(全15巻)は、全英オープンに出場します。そしてゴルフの師・新庄の死後、ダンドーが師の想いを次の世代へとバトンを渡す「DANDOH!!ネクストジェネレーション」(全4巻)と続いていきます。

おすすめのゴルフ漫画ランキング4位:ライジングインパクト

人気のゴルフ漫画一覧から、ランキング4位は、人気少年漫画家の隠れた名作「ライジングインパクト」です。作者の鈴木央は、アニメ化もされている大人気漫画「七つの大罪」を連載中で、この「ライジングインパクト」は、かつて週刊少年ジャンプで連載されたゴルフ漫画でした。「ライジングインパクト」は人気にシビアなことで有名な週刊少年ジャンプでは、一度は打ち切りになってしまいました。

しかし、ファンたちの熱い声援により、3か月後に再連載が決定したゴルフ漫画です。打ち切り作品が「完全な続編」として復活し、連載されたのは、ジャンプ史上この「ライジングインパクト」が唯一と言われています。週刊少年ジャンプのシビアさ故に、最終的には再度打ち切りになってしまいましたが、「赤マルジャンプ」で読み切りで完結編が掲載されました。

ゴルフ漫画「ライジングインパクト」では、主人公の小学生のガウェイン・七海(ななうみ)が、女子プロゴルファー西野霧亜との出会いからゴルフの世界を知り、ゴルフ学校に入学、そして世界の強豪たちと出会い、一人のプロゴルファーとして成長していく物語となっています。少年ジャンプ連載ということで、少年漫画らしいファンタジーな展開の多いゴルフ漫画です。

天賦の才能=「ギフト」をもった少年たちがゴルフで戦い、主人公ガウェイン少年は、450ヤードという驚異の飛距離を出すという「ライジングインパクト(太陽の光跡)」というギフトを主力にしています。そしてライバルのランスロットは「シャイニングロード(月の導き)」で、パッティングラインを見ることができるというギフトを駆使して戦います。

ゴルフ漫画「ライジングインパクト」には、登場するプレイヤーそれぞれ少年漫画らしい個性を持ち、それぞれのギフトでゴルフを戦っていく姿は、ゴルフの場を借りたまさしく王道の少年漫画です。ゴルフの楽しさも味わえますが、少年漫画らしさ全開の、熱く激しく、そして明るい漫画を楽しむことができます。ジャンプ史上初・打ち切り後の復活を遂げた奇跡の作品としても、おすすめしたい作品です。

おすすめのゴルフ漫画ランキング第3位は風の大地

風の大地のあらすじ概要

「風の大地」は「ビッグコミックオリジナル」で25年以上連載が続く、ゴルフ漫画の王道と言われる作品です。ランキング一覧ですでに紹介した「インパクト」「DAN DOH!!」の原作・プロゴルファー坂田信弘の作品で、作画をかざま鋭二が担当しています。家庭の事情により名門大学を中退せざるを得なかった主人公沖田圭介は、24歳という遅がけのゴルフスタートを切ります。

恵まれた体格と、名門大学に合格するほどの集中力と熱心さで、そして努力の力により、メジャートーナメントの最前線に打って出るほどのプレイヤーに成長していくのです。1993年度の小学館漫画賞で青年一般部門に輝いた本作は、2018年11月で73巻が刊行されている長編で、まさにゴルフ大河といわれる作品です。

風の大地の魅力

風の大地の魅力は、なんといっても主人公の沖田圭介の真摯に努力を続ける姿です。家庭の事情により大学を中退するという不幸にあいながら、逆境に負けず24歳にして鹿沼カントリークラブ研修生としてスタートします。基本、プロゴルファーを目指すのはもっと幼いころからであって、24歳のスタートは遅いどころか、ありえないと言われる年齢なのです。

研修生の中でも特に群を抜いた存在ではなかった沖田は、ゴルフの天才ではなく、努力の天才なのです。朝四時起床でスイングやアプローチの練習をし、生活費を稼ぐために日中はキャディーを務め、その後さらにゴルフの練習を積み重ねます。早朝にハードなゴルフの練習をした後、キャディーとしてラウンドして、その後さらにゴルフ漬けになれるという、その気力と体力に脱帽です。

夢に向かってコツコツと努力するのは当然のことなのですが、彼の場合は、その夢への向き合い方が真摯すぎて、読んでいるこちらも全力で応援したくなります。スポ根でよくある、とにかく練習するのみという精神論だけでなく、「ゴルフを上達するにはどうするべきか」を常に理論で考える賢さもあります。

ゴルフの師や、周囲の人間から積極的にヒントを得て、貪欲に自分の力にしていこうとする前向きさは、その努力を見守りたい、自分も頑張りたいという、こちらも前向きな気持ちにさせられます。また、この「風の大地」をおすすめしたい理由は、沖田の人間性だけでなく、作品全体を通して、ゴルフの楽しさが伝わってくることです。

ゴルフについてあまり興味がない、知識がない人が読んでも、ゴルフの世界について深くわかりやすく読むことができるのです。ゴルフのプレー中、プレイヤーが何を考えているかなんて想像もしたことがないのですが、ゴルフとは孤独なメンタルのスポーツでもあります。

原作をプロゴルファー坂田信弘が担当しているだけあり、そのプレー中の心理や、逆境時に何を考えて、冷静を保とうとするのか、駆け出しの選手とベテランのメンタルマネージメントの差など、ゴルフに興味のない人間が読んでも「なるほど」と頷かせるほどの奥深さがあるのです。また、ゴルフではただの補助と思われているキャディーについても、実は重要な存在なのだと学べます。

風の強さや向き、グリーンの芝目、傾斜など、ゴルフプレー中に必要な情報を得るためには、キャディーの存在が欠かせません。キャディーのアドバイスから勝利に導かれるなんてシーンも登場し、ゴルファー本人だけでなく、その周囲のゴルフ全体のことをしることができるのも、この「風の大地」と魅力となっています。

風の大地を読んだ感想や評価は?

ゴルフ漫画ランキングの中でも、リアルさに定評があるのが「風の大地」です。「オーイ!とんぼ」と並び、現在も連載中の人気ゴルフ漫画が「風の大地」、2018年11月に73巻が刊行され、今もまだ連載は続いています。

「風の大地」の各話の最後に毎回登場するのが「ポエム」です。学ぶことに貪欲な主人公が、毎回得たものをポエムにして最後を締めくくるのがお決まりの展開ですが、このポエムの内容が深いことでも定評があります。

おすすめのゴルフ漫画ランキング第2位はKING GOLF

KING GOLFのあらすじ概要

人気のゴルフ漫画一覧から、ランキング2位は佐々木健の「KING GOLF」です。2008年から週刊少年サンデーで連載された、少年漫画発のゴルフ漫画です。2012年より週刊少年サンデーSに移籍して、現在も連載が続いています。フダつきの不良高校生優木蒼甫が、ひょんなことからゴルフの魅力に取りつかれ、ゴルフ界のキングを目指して邁進していきます。

KING GOLFの魅力

主人公の優木蒼甫は、プレデターと呼ばれるほどのフダつきの不良でありながら、ゴルフに関してはとても真摯に打ち込みます。最凶の不良が、ゴルフに対してだけひた向きさを見せ、めきめきと上達していきます。不良にありがちな「こんなだせーことやってらんねーよ」みたいな展開はありません。不良が、1つのことにだけは素直に打ち込んで、子どものような笑顔を見せるギャップ萌えが魅力なのです。

ぐんぐん成長して、あっという間にトッププレイヤーとして活躍するというご都合さは、さすが少年漫画ですが、それも爽快なのです。展開はご都合主義ながら、「KING GOLF」の実際のゴルフの試合に関してはプロのゴルフプレイヤーである谷将貴の監修も入っていて、ゴルフのルールを知らない人にでもわかりやすく読めるようになっているのです。

KING GOLFを読んだ感想や評価は?

久々に「KING GOLF」を読んだ人の感想です。1冊でも読んでしまえば、その世界に引き込まれ、グイグイと先を読んでしまうのが「KING GOLF」のもつパワーです。

おすすめのゴルフ漫画ランキング第1位はオーイ!とんぼ

オーイ!とんぼのあらすじ概要

人気のゴルフ漫画一覧から、ランキング1位に輝いたのはかわさき健原作・古沢優作画の「オーイ!とんぼ」です。週刊ゴルフダイジェストに連載中の「オーイ!とんぼ」は、ゴルフ漫画には珍しく主人公はなんと中学生の女の子です。プロゴルファーとしての資格と家族を失った男・五十嵐が流れ着いたのはトカラ列島です。

そこで五十嵐は中学3年のゴルフの天才・とんぼに出会います。とある事情により島を出られないとんぼが、ゴルフを通して成長し、ゴルフプレイヤーとして新たな一歩を踏み出していくストーリーとなっています。

オーイ!とんぼの魅力

「オーイ!とんぼ」の原作者かわさき健は、プロゴルフプレイヤーを目指し研修生としての過去があります。プロの道を諦め、漫画家の原作としての道を進みます。ゴルフのプロ研修生時代の経験を元に作られたゴルフ漫画「オーイ!とんぼ」では、ゴルフ上達のポイントやゴルフに実際に使えるテクニックなどが「オーイ!とんぼ」のあちこちで登場するのです。

「オーイ!とんぼ」はゴルフのルールを全く知らない人でも楽しめます。しかし、ゴルフを知っている人には、実際に使ってみたくなるテクニックが分かりやすく書かれており、「オーイ!とんぼ」は二倍おいしい作品となっています。

「オーイ!とんぼ」の魅力の1つは、その生き生きとした登場人物たちにあります。主人公の女子中学生大井とんぼは、自由闊達で天真爛漫を絵にかいたような明るい女の子です。出会ったばかりの五十嵐に、おいしい木の実と偽ってヤギの糞を食べさせてしまうような奇天烈な行動をとりながらも、ゴルフでは天才的な感性を輝かせます。また中学3年生という多感な年ごろであることも、読者が応援したくなる理由の1つです。

プロの資格も家族も失ってしまった五十嵐や、両親を失った孫娘とんぼを優しさと強さをもって育てるゴンじい、島のマドンナとして登場する女医の洋子先生など、一捻りも二捻りもあるキャラクターが登場します。また、事故で両親を失ったとんぼと、プロの資格と一緒に家族も失った五十嵐、それぞれに、家族を思う気持ち、子を思う親としての在り方などを考えさせられるシーンがあります。

子どもを持つ読者は、こんなシーンにも心を刺されてしまい、涙してしまうそうです。ゴルフにのめりこむが故に、周囲も自分自身も見失ってしまい、子どもに対してつらく当たってしまうという五十嵐の過去は、ゴルフという前提を除いても多くの親が「自分にもこんなことがあった」「反省するしかない」と思わせてしまう展開です。

オーイ!とんぼを読んだ感想や評価は?

ゴルフを知らなくても楽しめるけれど、知っている人をさらになるほどと唸らせるのが「オーイ!とんぼ」です。「オーイ!とんぼ」を読んで、書いてあるテクニックをすぐに実践したくなってうずうずするという読者も多いようです。

ゴルフ漫画の人気の理由を一覧で紹介

人気の理由①ゴルフを知らなくても楽しめる

ゴルフ漫画で人気作品の一覧を見てみると、どの作品も共通して言えるのは「ゴルフの詳しいルールを知らなくても楽しめる」ことです。「プロゴルファー猿」や「黄金のラフ」「ライジングインパクト」のように、少年漫画らしい奇想天外な展開の作品もありますが、読んでいるうちにゴルフのルールやゴルフの持つ楽しさが自然に伝わってきます。

また「オーイ!とんぼ」を始め、「風の大地」「千里の道も」では、プロゴルフ界の生活やゴルフプレイヤーの精神論など、さらに深く実践的な知識が分かりやすく語られています。ランキング一覧の作品は、どの作品をとっても、ゴルフをやったことがない人でも、自然に楽しさがわかる、魅力的な描き方をしています。

人気の理由②名言が多い

ラフに落ちたゴルフボール

人気の理由一覧②は、その名言の多さです。ゴルフとは孤独なスポーツです。その時の気象状況や相手のコンディションによっても試合は変化し、自分のメンタルにも影響します。孤独な戦いの中、たった一人で立っていくためには、哲学が必要なのです。ゴルフ漫画には、読者を唸らせるような哲学のこもった名言が多く登場します。

人気の理由③感動必至

ゴルフショットを打つ人

人気の理由一覧③は、苦悩と戦いの末に感動が待っているからです。多くのゴルフ漫画は、試合に勝つ、優勝することが1つのゴールです。ゴルフ漫画では、その試合の場にいるような緊張感や、プレー中の主人公の心理描写、プロ世界にいるが故の苦悩がリアルに描かれます。それ故に、その先にある勝利への感動が大きいのです。ゴルフは年をとっても長く続けられるスポーツです。

プロを目指す駆け出しの頃から、プロになり、優勝、不調による挫折など、長く現役でいられるが故の苦悩も描かれます。またそれを取り囲む間関係も丁寧に描かれ、ドラマに重厚感が増し、感動も大きくなるのです。

ゴルフ漫画の心に響く名言一覧

名言一覧①上手くなったと思った時から下手になっていく

ゴルフクラブを構える人

坂田信弘原作・かざま鋭二作画の「風の大地」に登場する名言です。ゴルフは孤独なスポーツです。人は奢った瞬間に成長が止まってしまう、ゴルフだけでなく他の物事にも通じるこの名言は、思わずうなずいてしまう人も多いと思われます。

名言一覧②他の選手のミスを願うことがゴルフか?

ゴルフプレイヤーのシルエット

森秀樹の「青空しょって」に登場する名言です。予選を通りたい、そんな時、他のプレイヤーがミスを起こせば自分が予選に通ると知ったら、相手のミスを願ってしまうのが人間というものです。しかし、他人のミスを願う以前に、自分の実力が高くさえあればよいのです。

「自分の力量のなさを棚にあげて他の選手のミスを願うことがゴルフか?」と、未熟な自分を叱咤し、受け止めることができる、そんな主人公の器の大きさに、感動させられた読者も多かったようです。

名言一覧③自分に自信がない証拠さ

週刊少年ジャンプで連載されたゴルフ漫画「ライジングインパクト」の一節です。ゴルフとは紳士のスポーツ、スコアは自分で管理する自己申告制となっています。ライジングインパクトでは、登場人物の一人がそのスコアを偽って優勝してしまい、その後悔をずっと引きずって試合で良い結果を残せずにいます。

主人公との出会いで、その憂いを乗り越えたときに、自らの行いについて言った言葉がこの言葉「データなんかに頼るのは自分に自信がない証拠さ」でした。

名言一覧④ギャラリーからの心からの拍手

アニメ化もされた少年漫画発のゴルフ漫画「DAN DOH!!」に登場する名言です。結果は残せずとも自分の信じる道を選び、果敢に挑戦した人物に、ギャラリーが拍手を送るシーンがあり、その際に語られたセリフが「ギャラリーからの心からの拍手は、一つのトロフィーよりも勝る」です。信念を貫くことの大切さが、ゴルフの漫画で語られたのでした。

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おすすめのゴルフ漫画一覧まとめ

ショットを打つ後ろ姿

おすすめのゴルフ漫画一覧をランキング形式で、またゴルフ漫画の魅力や名言一覧までご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか?ゴルフを知らなくても、自然と楽しめるようになるのがゴルフ漫画の魅力です。ゴルフを通して一人の人物の生き様や哲学が語られるため、数々の名言が生まれるのもゴルフ漫画の魅力の1つです。ゴルフに興味がない人も、新しい感動を求めてゴルフ漫画を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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