2018年12月19日公開
2018年12月19日更新
若おかみは小学生!の映画とアニメの主題歌は藤原さくら?曲名や歌詞の意味は?
講談社から刊行されている、若おかみは小学生!。同じ講談社からは漫画化もされ2018年からアニメとして放送された人気作品であります。アニメは2クール。12話の2シーズンの全24話放送され、映画化もされより注目度が上がっているアニメでもあります。その歌も特徴的で、TVアニメシリーズの歌や映画の歌は藤原さくらさんの書き下ろし主題歌を担当しています。この注目の若おかみは小学生!の曲名と歌詞の意味合いを見て、より作品の親和性のたかい魅力を探ります。
目次
若おかみは小学生!の映画とアニメの主題歌を徹底調査!
2018年9月に劇場アニメとして公開された、若おかみは小学生!ですが、その世界観にピッタリの歌や主題歌がより、作品の魅力を引き出しています。アニメの1期となる12話では、水谷果穂さんが担当。2期と映画では藤原さくらさんが、担当されています。それぞれの歌手が若おかみは小学生!の世界観に合わせた、心温まる歌とBGMだと評判になっています。
ここでは、そんな癒やされる世界観が特徴的な若おかみは小学生!に使われている歌。主題歌について調査してみます。すると、それぞれの歌や歌詞には、アニメの世界観やキャラクターの心情に寄り添った、心温まる考えの元に作詞されていた事のようです。それでは、見ていくことにしましょう。
若おかみは小学生!とは?
若おかみは小学生!の原作は?
講談社の青い鳥文庫から刊行されている文庫書籍で、2013年まで累計売上が300万部以上そして、作家は令丈ヒロ子さんによる児童文学シリーズで、イラストは亜沙美さんが担当していることで、より癒やされるキャラクターデザインとなっています。現在は、全20巻の完成で完結となっていますが、花の湯温泉ストーリーサブタイトルとなっています。
同じシリーズとして、温泉アイドルは小学生!・アイドルことまりは、作家・令丈ヒロ子さんとイラスト・亜沙美さんによる、若おかみは小学生!と同じ世界観で繰り広げられるクロスオーバー作品で、そちらも若おかみは小学生!と同様に、魅力満点の作品となっています。
若おかみは小学生!の簡単なあらすじ
若おかみは小学生!の主人公は小学6年生になる関織子。通称、おっこは、突如として訪れた両親の交通事故死により、祖母である峰子の営んでいる旅館。春の屋に住むことになります。そこには、祖母の峰子の幼馴染で幽霊でもあるうり坊がいます。うり坊とおっこのやり取りの中、手伝えたら良いなぁ~と漠然と考えていたものを打ち明けますが、それを峰子に聞かれてしまいます。
その結果。おっこの意思とは裏腹に話はトントン拍子に進んでしまいます。終いには、料理長までその気になる始末。そうして、仕方なくに近いおっこでしたが祖父の峰子が倒れることを気に、本格的に女将修行へと乗り出します。しかし、いざ乗り出したものの女将としての仕事が多かったり、慣れない着物に悪戦苦闘するおっこだったのです。
そんなおっこにも最初の転機が訪れることになります。おっこの最初の接客となる神田親子で、神田あかねはおっこと同じように、幼い頃に母親を亡くしていてそれに合わせてあかね自身も体が弱く頑張る気力すら失っているのです。そんなあかねの姿に、おっこは秋野真月も参加する花の湯温泉名物菓子コンテストに一緒に参加することにします。
はじめは苦戦しつつも、神田親子の協力や板前さんの協力のもと、露天風呂プリンを開発。そうしておっことあかね親子共々、コンテストの特別賞でもある秋好賞を受賞することであかねと一緒に喜ぶことで、女将業のひとつ、もてなすということはなにかのきっかけを掴むことになります。そうして、気力すら失っていたあかねはおっこの手伝いもあり、気力を取り戻すことに成功するのです。
若おかみは小学生!のアニメ1クール目の主題歌を紹介!
アニメ1クール目の主題歌は水谷果穂の「君のステージへ」!
若おかみは小学生!の1話から12話まで担当となってのが、水谷果穂さんの「君のステージへ」がテーマソングになりました。水谷果穂さんは2017年にデビューしたての歌手で、歌手として曲を出すのはなんと、2曲目。初々しい感じと、おっこの女将デビューが重なり、より前向きに考えられる歌詞ときれいであたたかみのある声が相まって、作品にあった曲となっています。
MV(ミュージックビデオ)には、歌のお兄さんこと横山だいすけさんも登場しているので、おや?と思った人も多く存在します。女優でもある水谷果穂さんは、デビュー曲が映画の主題歌となり、2曲目としてアニメ作品の主題歌を担当することになりました。水谷果穂さんらしい爽やかで飾らない雰囲気と柔らかい歌詞と素直な歌声が若おかみは小学生!の世界観にマッチしていると評判です。
「君のステージへ」の歌詞の意味は?
この曲は、夢に向かって頑張る人を応援する内容となっていて、一番メロではどんなことでも最初からうまくいくはずがないことや、途中で挫折を味わい涙をながすような光景もあるということに寄り添った歌詞となっていて、その後のBメロの歌詞から徐々にプラス思考になっていき、雨が降ったとしてもそれがやんだあとには、虹がかかるという気持ちのいい歌詞と評判の曲となっています。
1番サビでは、挫折などの苦労があっても、諦めずにあるき続ける事が重要な所が綴られています。前向きな歌詞とともにあたたかな曲がより、おっこの感情とかさなるような曲調となっています。ゴールの先には、自分の待っていた未来が待っているということで、それを目指しがんばろうという気にさせてくれる、とてもいい曲と評判になっています。
水谷果穂プロフィール
- 出身:静岡県浜松市
- ジャンル:テレビドラマ、映画、CM
- 活動開始時期:2013年デビュー
- 事務所:研音
祖母が本人に無断で2012年のオーディションに応募したことで、芸能界とのつながりが始まり、そのオーディションも合格。そして、芸能事務所の研音に所属し月1のレッスンを受けながらCMのオーディションに合格することで、2013年に大塚学園のテレビCM「飛びたい気持ち」編でデビュー。そして、同じ年に公開されたテレビドラマの、「リアル脱出ゲーム密室美少女」で女優としてデビューを果たします。
若おかみは小学生!のアニメ2クール目の主題歌を紹介!
アニメ2クール目の主題歌は藤原さくらの「NEW DAY」!
若おかみは小学生!のエンディングテーマとして採用されたこの曲は、藤原さくらさん本人も、歌詞を書くことそのものが大変だったと自負している曲でもあり、両親を亡くし旅館で働くことになるおっこちゃんです。小学6年生とはいえ小学生には、苦悩の連続のシナリオとなっています。そのことで感情移入したさくらさんにはなかなか書くのも、感情移入しすぎてしまい、どうしても苦労したようです。
苦難の連続に藤原さくらさんの自分と重ねてしまったのか、胸を締め付けられる事が多くあり、その感情のまま、悲しいだけの歌詞にするのではなく、明るく前向きになれる明るい歌詞に仕上げたということです。その結果として歌詞も曲調もリズム・テンポよく若い世代を意識しつつ明るく、分かりやすい歌詞にすることでどんな世代にもストレートに伝わる曲に仕上がっています。
「NEW DAY」の歌詞の意味は?
歌詞自体は、オンライン上には公開されていないようです。YouTube動画から拾うと、両親が交通事故で亡くなったときから、祖母の旅館に住むことでおっこにとっての新しい人生が始まります。小学生ながらも、自分の進むべき道を考え出すおっこですが、その周りにはうり坊や祖母。そして旅館のみんながおっこを支えてくれます。おっこひとりだけで未来を目指すのではないことを曲でも伝えてくれます。
小学生ひとりで立ち向かっていくのであれば、大変すぎる道のりですがおっこの周りには温かく支えてくれるひとたちがたくさん存在します。そんなおっこにも、両親に会いたくてしかたない日も訪れます。そんな悲しい日も、頬にふれる風に両親の温かさを感じて、離れていてもそばに居てくれることを実感するおっこです。とても優しい歌詞だと評判になっている曲です。
いつも泣いていられないおっこは、両親への決意を込めて言葉を投げかけていきます。旅館の手伝いは大変だけど、しっかりとこなし女将業を手伝ってもらいながら、素直に頑張っていくことを両親に見守っていてほしいことを、歌詞に乗せおっこの気持ちや想いのあふれる歌詞となっている曲です。
曲のサビに突入すると、軽快な楽曲にピッタリになってきます。いろいろと苦労はあるものの、楽しい周りの人達に支えられて、前向きに生活できていることや悲しい現実を乗り越え、一歩ずつ進んでいくおっこの強い姿勢を歌詞に乗せ表現されています。あの事故から、そして祖母との出会いやうり坊たちに、両親が出会わせてくれたと考えるようになったおっこの決意すら歌詞に乗っています。
藤原さくらのプロフィール
- 出身:福岡県福岡市南区
- ジャンル:J-POPなどのシンガーソングライター
- 活動開始:2013年活動開始
- 事務所:アミューズ
福岡の地元では、インディーズ期をデビュー直後の2014年まで続けていて、10歳の時に父からもらったクラシックギターをきっかけに藤原さくらさんはギターを始めることになります。高校生になるとドラム・ダンスをやっている友人の影響で、藤原さくらさんも本気で音楽に取り組むために、福岡のボーカルスクールのVOATに入ることになります。
その後スクールオーディションで課題曲を作ることになります。その初めて作り上げた曲が3次試験まで通ると、音楽関係者の前で歌うことができるショーケースオーディションに参加することができるのです。そうして、その時に声をかけたのが、現在も一緒に活動しているマネージャーとなっています。「さくらさんがおとなになっても、おばあちゃんになっても音楽を続けていけるようにしたいとの言葉に感銘を受けたのです。
若おかみは小学生!の映画の主題歌を紹介!
映画の主題歌は藤原さくらの「また明日」!
アニメ若おかみは小学生!の第2シーズンに引き続き、映画版の曲も藤原さくらさんが担当することになり、新たに書き下ろされた曲が、「また明日」というタイトルとなっています。そもそも、また明日という言葉そのものは、とても単純な4文字の単語ですが、その意味としてとてもポジティブになれる言葉となっています。そのため、このタイトルには明日も、また笑って過ごせるようにという意味合いが込められています。
その他にもこのアニメ、若おかみは小学生!の視聴者であるおっこちゃんと同じ年代に向けたメッセージも歌詞の中に含まれていて、その歌詞の意味合いがそんな子どもたちにもストレートに伝わるように、シンプルイズベストなわかりやすく、歌いやすい曲を目指して作曲されました。
「また明日」の歌詞の意味は?
この、また明日の歌詞には、先程のようにおっこと同じ年代の子どもにもストレートに伝わるようなコンセプトで作曲されています。それは、映画の歌詞でも同様で、また明日から始まる歌詞は、別れのときにも使う言葉であるものの、主人公のおっこの年代では、もう少し遊びたいなど別れがたい時が多くあります。そして、またという言葉をつけることで、別れづらさと切ない気持ちが歌詞に乗せられています。
若おかみは小学生!の主人公のおっこは、小学6年生でありながら数多くの試練を見舞われています。そんな経験を経ての成長が描かれているこのアニメや映画は、歌にもそのときの想いや感情が多く織り込まれています。おっこの感じた悩みから、切ない気持ちなどは山ほどある中でも旅館で手伝いをすることで、不思議な仲間たちと乗り越えていくことになります。そんなおっこちゃんの背中を押してあげるような歌詞となっています。
若おかみは小学生!の映画とアニメの主題歌まとめ!
歌詞の内容は、アニメや映画には重要なファクター
出典: https://eiga.com
若おかみは小学生!は、児童文学シリーズでもありながらその内容は、子供だけでなく大人が見ても楽しめます。それだけでなく、歌から与える印象や感情などは、大人こそ見るべきアニメ・映画となっています。歌によって、感情を揺さぶられたり、時には涙をながすことでおっこが大切にする両親のことや、大切に思っている人のことを思い出すきっかけを作ってくれます。
若おかみは小学生!は、その人気の高さから映画化もされ、そして、作品に使われた歌も若おかみは小学生!の世界観を引き立てています。アニメのシーズン1の歌では女優としても活躍される水谷果穂さん、第2シーズンと映画の歌は、シンガーソングライターなどマルチに活躍する藤原さくらさんが歌詞を担当されて、より若おかみは小学生!を盛り上げています。
若おかみは小学生!は大人があの頃に帰れるアニメ・映画。そして歌
若おかみは小学生!は、児童文学であることは、取り上げたとおりです。しかし、心の動きや心情を事細かく描かれていることで、その心境の動きは大人でも感じ取れるほどの感情の豊かさがあります。作詞をした、水谷果穂さんと藤原さくらさんは、共におっこの気持ちをどのように伝えたら良いかと、共に苦戦したようで曲の節々に、おっこにたいしての感情が込められています。
若おかみは小学生!が子供向けだからと高を括っては、もったいないような感情すらおぼえると評判です。歌に込められた想いがよりこの若おかみは小学生!の作品を引き立たせています。意味を理解した上で、もう一度。若おかみは小学生!を見てみると違った見方ができます。そして、この歌と若おかみは小学生!は大人にこそ見てほしいアニメ・映画でもあります。あの頃に帰って、心洗われる気持ちにさせてくる歌詞となっています。