電影少女の最終回あらすじと感想をネタバレ!翔とアイの結末・ラストは?

SF恋愛漫画の金字塔、桂正和さん原作の『電影少女』がついにドラマ化!若手人気俳優・野村周平さんとアイドル・モデルとして活躍中の西野七瀬さんが出演している『電影少女』は2018年1月13日にドラマ放送がスタートし、第12話でついに感動の最終話を迎えました。原作も涙なしには語れませんが、はたしてドラマの最終回はどのような結末を迎えたのでしょうか?今回はドラマ『電影少女』の最終回あらすじ、感想をネタバレしちゃいます!主人公・翔とビデオガール・アイ、二人の恋の結末に迫っていきます!

電影少女の最終回あらすじと感想をネタバレ!翔とアイの結末・ラストは?のイメージ

目次

  1. 電影少女の最終回あらすじや感想ネタバレが気になる!
  2. 電影少女とは?
  3. 電影少女最終回の主な登場人物
  4. 電影少女の最終回あらすじネタバレ
  5. 電影少女の最終回を観た感想や評価は?
  6. 電影少女の最終回あらすじや感想ネタバレまとめ

電影少女の最終回あらすじや感想ネタバレが気になる!

SF恋愛漫画の金字塔『電影少女』が、2018年1月13日にドラマ放送がスタートしました。人気俳優・野村周平さんとアイドル・モデルとしても活躍中の西野七瀬さんが出演している『電影少女』が、ついに感動の最終話を迎えました。はたしてドラマの最終回はどのような結末を迎えたのでしょうか?今回はドラマ『電影少女』の最終回あらすじ、感想をネタバレ!主人公・翔とビデオガール・アイ、二人の恋の結末に迫っていきましょう。

電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-:テレビ東京

電影少女とは?

2018年1月13日にドラマ放送がスタートした『電影少女』。原作は『週刊少年ジャンプ』で連載を開始した桂正和さんによるSF恋愛漫画作品ですが、『電影少女』はどのような作品なのでしょうか?ドラマ最終回の紹介前に、『電影少女』の原作やあらすじ、そして原作の結末までネタバレでご紹介していきます。それでは『電影少女』の世界へじっくりと迫って行きましょう!

電影少女の原作について

『電影少女』は1989年から『週刊少年ジャンプ』で連載を開始した、桂正和によるSF恋愛漫画作品です。累計発行部数は1400万部を誇る、まさにSF恋愛漫画の金字塔とも言える作品です。「あい編」と「恋(れん)編」の二編構成となっており、どちらの物語も恋に悩む少年とビデオから現れる少女・ビデオガールを取り巻く恋愛模様を描いています。

「リアル」さを追求する桂正和さんのこだわりで、実在する街・三鷹駅周辺が『電影少女』の舞台となっています。(特に北口付近が多く登場しています)そのほかにも、新宿東口や吉祥寺などが作中に描かれています。心理描写もリアルに描かれていて、教育評論家の斎藤次郎さんは「少女漫画顔負け」の心理描写だと評価。さらに、ラブコメディと終わらずに最後までリアルな高校生の恋愛を描いた本作を「少年誌初の恋愛漫画」と表現しています。

全15巻が刊行されているコミックスの内、1~13巻までが「あい編」、14~15巻までが「恋(れん)編」となっています。文庫版が全9巻で再出版された後も、実写映画、小説、ラジオドラマ、ゲーム、OVAなど様々な形で展開されています。そして2018年1月、ついに『電影少女』が初ドラマ化されたことが大きな話題となりました。

『電影少女』の作者、桂正和さんとは?

『電影少女』原作者の桂正和さんは、1962年12月10日生まれで福井県生まれ千葉県育ち。現在は活動の場を『週刊ヤングジャンプ』に移し、12年もの長期連載となった『ZETMAN』の第一幕が完結しました。さらに嵯峨美術大学客員教授も務める桂正和さんは、日本国内に留まらず台湾・香港・フランス・アメリカなど海外のファンからも支持されています。

1981年に「転校生はヘンソウセイ!?」でデビューした桂正和さんは、その後も『週刊少年ジャンプ』で『ウイングマン』・『電影少女』・『I"s』が大ヒット。繊細で美しい描写で人気を博しており、「美少女とヒーローをカラーで描かせたら右に出る者はいない」とも言われているほど!漫画だけではなくイラスト集を発売するなど、幅広い活躍をされています。

さらに『電影少女』と同じく恋愛漫画で伝説的な人気を博した、桂正和さんの作品『I"s』が2018年12月21日から「BS スカパー!」「スカパー!オンデマンド」にて実写ドラマ化が決定しました。1990年代後半の男子中高生にとって、『I"s』は恋愛バイブルともいえる作品です。桂正和さんも「原作愛に溢れたスタッフさん達で大感謝!色々関わらせて頂いたので、完成する日が楽しみです!」と期待のコメントを残しています。

電影少女原作のあらすじネタバレ①洋太の失恋

主人公・弄内洋太(16)は別名「モテナイヨーダ」とも言われてしまうほど、モテないことに定評のある高校生。恋愛マニュアルを読みあさっている日々を送っていた洋太は、同じ学校に通う美少女・早川もえみに片思いをしていました。しかし、洋太のイケメンの親友・新舞貴志にもえみが恋をしていることを知り応援することに。洋太は告白しないまま失恋してしまいます。

さらにその恋には悲しい結末が。「もえみのことが好き」という洋太の気持ちを知っている貴志が、もえみを振ってしまったのでした。「自分のせいでもえみを傷つけてしまった」と自己嫌悪に陥り、帰り道に洋太は涙を流します。その時…「GOKURAKU」という見慣れぬレンタルビデオ店が突然洋太の目の前に現れるのでした。

電影少女原作のあらすじネタバレ②あいとの出会い

謎のレンタルビデオショップ「GOKURAKU」の中には、一人の店主が。「ピュアな心の持ち主しかこのビデオショップを見る事ができない」という話を聞いた洋太は、試しに「なぐさめてあげる 天野あい」というパッケージのビデオを借ります。家に帰った洋太は早速そのビデオを再生することに。「天野あい」と自己紹介を始めた少女がテレビに映し出されます。

ビデオガールだと名乗るあいに優しい言葉をかけられ、思わず涙を浮かべた洋太。あいが、「本当に私を必要としているのね。わかった、なぐさめてあげるね」と口にしたその瞬間、部屋が暖かい光で包まれ、あいがテレビから出てくるのです!しかし…故障気味のビデオデッキで再生したため、あいは実体化するときに異常をきたしてしまうのでした。

その異常とは…ちょっぴりガサツで、男っぽくなってしまったのでした!元々大きかった胸が小さくなり、一人称は「私」から「オレ」へと変貌。ビデオを手に取った時の雰囲気と異なるあいの姿を見て、洋太は戸惑いつつもドタバタな共同生活をすることに。洋太を慰めるために料理を作ったり奮闘しますが、ガサツで何事も失敗が続きます。

電影少女原作のあらすじネタバレ④あいの異変?

しかしあいの直向さによって、洋太は共同生活の楽しみを覚えます。ある時、もえみに失恋ことを話した洋太。あいは「洋太ともえみの恋愛を応援して付き合えるようにする!」と宣言。あいの再生時間は3カ月、その期間が終わればあいは消えてしまいます。洋太の為に日々励む中、あいの心に異変が?洋太の事を想うと胸がチクチクするように…。

恋をしないはずのビデオガール。しかし、壊れたビデオデッキで再生されて異常をきたしてしまったあいに感情が生まれ、洋太に恋をしてしまったのです。期限になると消えてしまうことを理解している中、好きな人の恋を応援することとなったあい。洋太、もえみ、貴志、そしてあい…この4人の関係はどのような結末を迎えるのでしょうか?

『電影少女』原作の結末あらすじをネタバレ!

絵本作家を目指している洋太は、学校を休んで日々絵本を執筆する生活を送る中、あいがいずれ消えてしまうという事実に不安を感じます。洋太は一時期他の女性と交際した時もありましたが、最終的に自分があいに頼り切っていたこと、あいを愛しているということに気づきます。それと同時に、いずれ消えてしまう彼女を失うことを恐れます。

一方のあいは、洋太に対する気持ちを隠しながらビデオガールとして彼を支えることに全力を注ぎます。二人の気持ちが交差する中で、「GOKURAKU」の上層部が不完全なあいを回収しようという動きを見せます。“愛”という感情を徹底排除したビデオガールとして再生しようとしているのです。

「GOKURAKU」のやり方に反発する、洋太とあい。不完全ではない姿…本来のビデオガール「天野あい」として再生されることになると、これまで「あい」として生きた記憶が全て消えてしまうからです。洋太は「あい」を再生しているビデオデッキを自ら破壊。ビデオデッキの破壊によってあいを守る事ができた洋太でしたが同時に、あいと別れの時が来たのでした。

光の粒になって、洋太の前から姿を消したあい。数か月後、あいに関わった全ての人の思いが交わり奇跡が起こります。「一体のロボットが、みんなの願いで人間になる」という絵本を執筆していた洋太。部屋の中で再び光の粒が現れ、その光の粒が集合してあいの姿となり洋太の前に現れたのです。あいは皆の願いで「人間」になったのでした。

原作とドラマの違う点をネタバレ!

あいが人間になってハッピーエンドを迎えた『電影少女』ですが、今回ドラマ化にあたり原作と異なる点があります。まず一点目は、「ドラマの舞台は2018年」であり原作から25年後という設定です。漫画には登場しなかった最新式のPCやスマホが出てきても、不自然なく見る事ができます。

そして二点目は、「主人公が弄内洋太の甥・翔太」であることです。原作では16歳だった洋太とあいが大人になって登場するということで、『電影少女』ファンからは期待の声が多く上がっています。登場人物や設定が原作と異なるドラマ『電影少女』。そのことを踏まえながら、登場人物・最終回のあらすじネタバレへ進んでいきましょう!

電影少女最終回の主な登場人物

ここまで『電影少女』原作のあらすじ、結末をネタバレでご紹介しました。ここからは、ドラマ『電影少女』の最終回に出る主な登場人物をあらすじと一緒にご紹介していきます。それぞれの登場人物が最終回までどのような出来事があり、どのような心情をもっていたのかもネタバレでご紹介していきますので、ネタバレを見たくないという方はご注意ください!

弄内翔/野村周平

両親の離婚を機に、叔父である弄内洋太の空き家で一人暮らしを始めた弄内 翔。ごく普通の高校生で、アニメを制作を行っています。その制作仲間のうちの一人で学校のマドンナ・柴原奈々美に片想い中ですが、奈々美が好意を抱いている智章との仲を取り持つことになってしまいます。

引っ越しして間もない頃、叔父の家で発見した一本のビデオテープを再生した翔は、ビデオガール・天野 アイの封印を25年ぶりに解くのでした。はじめはビデオガールと名乗るアイに戸惑いつつも、次第に惹かれていくようになります。しかし、壊れたビデオデッキで再生したアイが異常をきたし、記憶喪失に…!

記憶喪失になったアイは利用されてアイドル活動をさせられることに。翔はアイを助けに行き見事救出に成功するも、高熱を出していたアイは動けませんでした。駆けつけた洋太によって、25年前人間になったあいがいる「ビデオガール研究所」へ行くことになり、二人のあいが出会うことになりました。

事情をきいた翔は「アイと一緒にいたい」と思いつつ家事やアニメ作りに励み、いつかアイがいなくなっても安心してもらえるように奮闘します。そしてアイと交わした約束でもある、最後の「デート」を叶えるべく準備を進めるのでした。

天野アイ/西野七瀬

翔が洋太の部屋のクローゼットで発見したビデオ「なぐさめてあげる」を再生した際に、テレビの中から出て来た女の子・天野アイ。25年前のビデオということもあって時折昔のギャグを言ったり、自分のことを「俺」と言ったりするボーイッシュでサバサバした性格。洋太と過ごしたことを覚えていないものの、家に見覚えがあるようすを見せます。

ある日、壊れたビデオデッキで再生されたアイは発熱。翔の住む家まで辿り着けず、倒れてしまった時を清水に助けられます。目が覚めた時には記憶喪失になっており、覚えていることは「自分はビデオガール」ということだけ。その後清水が嘘をついていることを知らないアイは、清水を元気づけるという名目でアイドル活動をすることに!

その後もアイは違和感のある生活を続けますが、翔のスケッチブックのお陰で無事記憶を甦らせることに。しかし再生終了の時までアイドル活動を続けることによって、翔に対する想いを封印して忘れようとします。そしてアイドルデビュー直前…会場にはなんと洋太と翔の姿が!二人の懸命な説得により、アイはアイドルを辞めるのでした。

ずっと高熱が続いていたアイ…目を覚ますと同じ顔の女性、人間になったあいがいました。「再生終了まで本来の目的通りに翔と接したほうがいい。もう人間にはなれない」と人間になったあいから、アイは忠告されるのでした。冷静さを取り戻したものの、アイは心の奥底で翔の事を忘れる事が出来ないままでした。

熱が下がったものの、好きな気持ちを隠しながら翔と暮らす家へ。切なくもどかしい日々を送っていると、ある日翔からデートの誘いが。「消える何日前、最後にデートをしよう」と約束を交わした二人…もうすぐ消えてしまうという不安が過る中、アイは翔とのデートを心待ちにしているのでした。

柴原奈々美/飯豊まりえ

翔のクラスメートで、マドンナの奈々美。アニメ制作のシナリオの中に智章への想いを綴るなど、奈々美の想いは智章へ一直線。一度告白は断られたものの、無事智章と付き合うことに。智章への想いが表れ過ぎたアニメのシナリオを清水にダメ出しされて落ち込むこともありましたが、智章を信じてより良い作品作りに励みます。

アニメが完成しコンクールに出展するも、落選してしまいます。清水の影響を受けた智章が、もっと高みを目指してアニメ制作しようと提案するも、奈々美は普通の高校生として智章と過ごす時間を優先させたいと思っていました。アイの行方不明時に奈々美は翔の手助けをしますが、一方智章は清水の元でプロデューサーの手伝いをしていたことを不満に感じ、二人の気持ちは擦れ違っていきます。

智章に別れを告げた奈々美。それぞれの関係が刻々と変化する中、奈々美は翔のスケッチブックに描かれた「奈々美に似た女性」を見て、翔は自分に好意を抱いていることに気付きます。さらに記憶が戻ったアイから、「翔のそばにいて欲しい」と言われる奈々美…心が揺れ動くのでした。

しかしその数日後に翔とまた住み始めたアイを見て、自分勝手だと奈々美は感じます。さらに「アイの為にアニメ作りに協力して欲しい」と別れた智章から頼まれ、翔・アイ・智章の身勝手さに心を乱されながらも、優しさを感じていました。

古矢智章/清水尋也

翔の親友で、奈々美とも仲の良い同級生。学年は二人と同じだけどクラスが違います。翔が奈々美に好意を抱いている事を知っているため、奈々美から寄せられる好意に対して気付かないフリをしていました。しかし翔からの一押しで、奈々美と付き合うことに。三人で協力してアニメの制作に打ち込むものの、清水からのダメ出しで少し焦りを感じる場面もありました。

アニメをコンクールに出展するも落選。しかし落選後、清水から作品を五万円で買い取りたいと言われ承諾してしまいます。その五万円を元に三人でもっと良い作品を制作しようと提案するものの、奈々美の本心に気付いていない智章。さらに、清水の仕事を手伝うことになり奈々美と気持ちがすれ違っていくのでした。

清水の仕事を手伝っている中、事務所でアイの姿を発見する智章。清水に言われたとおり「アイを諦めるように」翔へ促しましたが、最終的にはアイの記憶を取り戻すように翔たちに協力するのでした。しかしその後、奈々美に別れを告げられ、二人の関係は一気に冷え込むことになります。

アイが翔の元へ戻ったある日、記憶を取り戻すために協力してくれたことを感謝された智章。和解したあと「アイが消える前に、もう一度アニメを作りたい」と翔に提案されて智章は引き受けます。奈々美にも協力してほしいと頼むものの断られてしまいますが、智章は親友・翔のために最後までアニメ作りに励むのでした。
 

弄内洋太/戸次重幸

翔の叔父で、絵本作家。国内や海外を転々としているため、家が空き家状態となっていました。ビデオを再生した翔から驚きの連絡を受けたあと、洋太は家へ戻って翔とアイの前に現れます。二人をそっと見守ることにした洋太でしたが、その後再び「ビデオデッキが発熱した」と翔から連絡が入ったのでした。

発熱によって記憶喪失となったアイが、25年前に親交があった清水の元にいることを知った洋太。アイを取り戻すため清水を説得しにいくものの、断られてしまいます。それでも諦めず25年前の事を思い出してもらい、無事アイを自由にしてもらうことに。アイをビデオガール研究所につれて行った洋太は、翔に「最後までアイを再生してあげるためにアイに尽くしてほしい」と話すのでした。

アイ(人間)

25年前に洋太が『GOKURAKU』でレンタルしたビデオの中から出てきた、元ビデオガール。『GOKURAKU』幹部から回収されそうになったこともあるアイでしたが、洋太をはじめ様々な人たちの助けによって、最終的には人間として自立することに。洋太と結婚しているのかは定かではありませんが、その後も洋太と住み「ビデオガール研究所」を開いています。

25年後再び現れたアイと、顔を合わせることになった人間のアイ。ビデオガールのアイを人間にする策がないことが分かり、アイに「再生終了まで本来の目的通りに翔と接したほうがいい」とアドバイスをします。自分だけ人間になれたことを心苦しく思いながら、洋太と共にビデオガール・アイと翔のことを心配しているのでした。

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電影少女の最終回あらすじネタバレ

これまで『電影少女』の登場人物、そして最終回までのあらすじをネタバレでご紹介しました!ビデオデッキの再生時間が刻一刻と終わりに向かっている中、翔とアイ、そして智章と奈々美の関係はどのように変化していき、どのような結末を迎えるのでしょうか?それではさっそく、『電影少女』の最終回あらすじをネタバレでご紹介していきます!

最終回あらすじネタバレ①翔とアイの消滅前夜

アイが消えてしまう前日の夜、二人きりで過ごす翔とアイ。翔が子供だった時の話を聞きたいというアイと楽しく過ごします。その中で翔は、明日になったらアイが消えてしまう事実を頭では理解しつつ、受け止めきれません。「アイはこのままずっと俺と一緒に居たいって思わないの?」という翔。アイは翔の成長を感じ、「はじめて会った夜と全然違う」と言います。

お互いを見つめ合う二人…翔はアイにキスをしようと試みて顔を近付けるものの、あと10センチというところで鳴り響く目覚まし時計のベルの音。話が弾み過ぎて、いつのまにか朝になっていたのでした。二人はキスはしないまま、最後のデートに向かうための準備を始めるのでした。

最終回あらすじネタバレ②翔とアイの最後の日

翔が買ってくれた服に着替えて満面の笑みを見せるアイ。翔と最後のデートへ。街でクレープを食べたり、近所の公園など二人の思い出の場所を巡ったあと、翔は自分が絵を描く時に使っていた、立ち入り禁止の屋上にアイを連れていきます。親友の智章にも教えていないという秘密の場所で、二人は綺麗な茜色の空に包まれたビル群を眺めます。

翔は「記憶ってやつは何度でも再生可能だから、思い出すたびに強くなるんだぞ」と告げます。「何度でも、か…」と思いにふけるアイの手を握る翔。手を握り合う二人のシルエットを夕日が暖かく照らすのでした。その後、自宅に戻った二人。テーブルには菜々美と智章によって用意された、ご馳走があったのです。テーブルには「絶対忘れない。一緒に笑ったこともケンカしたことも。幸あれ」と、奈々美から手紙が残されていたのでした。

翔とアイがデートを楽しんでいた頃と同じ時、一方智章と奈々美は翔の自宅で二人のために様々な準備をしていたのでした。慌ただしい準備に気を取られて、奈々美の存在を気にしていない様子の智章でしたが、帰り道二人は会話を交わします。「二人きりのディナーでアイちゃんがどんなリアクションをするか見たかった」という智章に対し、奈々美が冗談を言い二人はどこか打ち解けた表情を見せるのでした。

最終回あらすじネタバレ③未完のアニメ

最後のディナーが終わり、アイのために作っていたアニメを披露するために部屋の電気を消します。スクリーンに映像が映し出され、奈々美のナレーションがはじまります。物語は役目を終えたガラクタや、誰かに忘れさられたガラクタがたくさん集まる街に住む「オレ」という名前の少年を描いたアニメでした。

少年はガラクタたちと仲良しでいつも楽しく暮らしていましたが、ある日ガラクタの山で奇妙な卵と出会いました。その卵は殻が固い卵で、だれからも相手にされない卵でした。しかしその少年だけはそんな卵に向かって「なあ卵!オレと一緒にいこうぜ!」と言い、オレは卵の返事も聞かないまま、卵を抱き抱えるのでした。はじめて暖かい言葉をかけられた卵はドギマギ…。

しかし、その物語はここで終わってしまいます。アイが再生時間を終える今日まで、翔たちはアニメを完成させることは出来なかったのです。アイに少しでも成長したところを見せようとしていたものの、アニメが完成できなかったことを申し訳なく思う翔。そんな翔に対して、アイは「お前のいいとこ、また一つめっけ!」と言い号泣してしまうのでした。

最終回あらすじネタバレ④アイとの別れの時

ビデオデッキの再生時間が、残り10分となりました。アイは翔に寄りかかり、二人は手を繋ぎます。最後の時が迫っていた二人は見つめ合います。「お前が好きだ…愛してるよ、アイ」と自分の思いを告げて、アイを抱き締めた翔。翔に抱き締められて幸せを噛みしめるアイ…ビデオデッキの残り再生時間は3分となりました。

堪え切れず涙を流した翔。お互い顔を見合わせ、アイは「キスしようぜ。したいんだ…キス」と言い最後に「大好きだよ、翔」と自身の思いを告げます。ゆっくりと二人の顔が近付き、二人の唇が触れそうな距離となった瞬間…アイは光を放ち青い粒子になって消え去ってしまったのでした。啜り泣く翔の背後…ビデオデッキの再生時間は0分0秒を表示していました。

最終回あらすじネタバレ⑤別れから一か月後

翔はアイが消えてしまった後も、智章・菜々美らと一緒に、アイに最後まで見せることが出来なかったアニメの続きを一生懸命作り上げます。「卵のままじゃ大変だ、オレが何でもしてやるよ!」自分のために尽くしてくれるオレに対し、卵は「どうしてこんなに優しくしてくれるんだい?」と問います。「いつか新しいお前が出てきたとき、出てきて良かったと思いたいだろ?」とオレは言いました。

オレと夕日を眺めながら卵は涙をながしました。すると、卵にはいつのまにか小さなひびが入っていたのです。やがてひびは大きくなり、卵からかえった一羽の鳥が空に向けて飛び立っていく姿を見て、「ようこそ、この世界へ」と言うオレ。完成したアニメを見終わり、翔は手ごたえを感じるように「よし」と呟きます。一羽の鳥のように立ち上がり前へ進む翔を、切り替わった映像に映し出されたアイが笑顔で見送るのでした。

電影少女の最終回を観た感想や評価は?

これまで『電影少女』の登場人物、最終回をあらすじネタバレでご紹介していきました。感動の最終回を迎えた『電影少女』ですが、視聴した感想や評価はどうだったのでしょうか?ここからは『電影少女』最終回を見た視聴者の感想と評価に迫って行きます!

感想①とにかく感動で泣いてしまった…!

『電影少女』最終回を見たという視聴者の中でも、「感動して涙が止まらない」という感想が圧倒的に多く上がっていました。ビデオガールが人間になって完結する原作に対し、光の粒子になって消えてしまうエンディングを迎えるドラマ。切なさが込み上げて、思わず涙してしまう人が多いようです。「最高の最終回だった」と絶賛する感想も多いことから、満足度が非常に高いドラマと評価しても過言ではないでしょう。

感想②「記憶」に関する台詞に感動

翔がビル群を一望できる屋上でアイに言った「記憶ってやつは何度でも再生可能だから、思い出すたびに強くなるんだぞ」という台詞に感動した、という感想が多く上がっていました。翔の男らしさ、そして成長を伺える台詞…そして夕日に包まれる二人が手を繋ぐシーンに思わずほろりと涙してしまったという感想もありました。

感想③ドラマが面白すぎて原作が気になる!

ドラマ『電影少女』の切ないストーリーに引きこまれた後、「原作を読みたい!」という感想が多く上がっていました。また原作を読んだことがある人も、今回ドラマを見た影響で「また漫画を読み返そうと思う」という感想が多く上がっていました。ドラマと原作を見返すことによって「清水と夏美の関係」や「洋太とあいの過去」についても深く知ることが出来ると評判です。

感想④キャストの演技も上手で引き込まれた!

「野村周平さんの味のある演技がたまらない!」「西野七瀬さんの演技が素晴らしい」「清水尋也さんの演技が光っている」「飯豊まりえさんの表情が良かった」など、『電影少女』最終回における各キャストの演技を絶賛する感想が多く上がっていました。「キャストの演技が素晴らしいからこそ感想した」との感想もあるほど、キャストの気持ちが込められた演技にも注目されているようです。

電影少女の最終回あらすじや感想ネタバレまとめ

今回ドラマ『電影少女』の最終回あらすじから感想までを、ネタバレでご紹介していきました。原作と脚本が異なるものの、原作に登場する洋太と人間になったアイが大人になって登場するなど『電影少女』ファンにとっても嬉しい内容が盛り込まれています。また最終回において、原作では人間になるビデオガールが描かれている一方で、ドラマでは人間にならずに消えてしまうという切ない結末を迎えました。

洋太が絵本を作っていたのに対して、アニメの制作に打ち込んでいた翔が最終回に見せた成長した姿も多くの感動の声が上がっていました。時代設定が25年後ということで原作とは異なるストーリーながら、共通点も多く登場するドラマ『電影少女』。ドラマと原作両方見比べることにより、より深く『電影少女』の世界へ入り込めます。どちらの最終回も思わず涙してしまうSF純愛ドラマ『電影少女』、ぜひ一度視聴してみてはいかがでしょうか?

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