2018年04月13日公開
2018年08月29日更新
NANAのシンが人気の理由は?本当の正体や切ない過去を画像付きで紹介
NANAはアニメ化、映画化され、美少年シンは松山ケンイチが好演しました。シンの画像を紹介しながら隠された正体や知られざる過去の設定、シンの根強い人気に迫ります。NANAのシンの切ない過去を画像と共にチェックしていきます。
目次
NANAの登場人物の岡崎真一を徹底解剖
NANAのバンドのギタリストのシンの魅力について
(画像上段右上)が、シンこと岡崎真一です。BLACK STONESのギタリストで美少年キャラに留まらず、隠された素性や裏設定のある、魅力的な人物です。大崎ナナ(画像上段左)をNANA、小松奈々(画像下段右)をハチと表記します。NANAとシンは、バンド仲間で、NANAからしたら可愛い弟の様ですが、この年齢差にも裏設定があります。シンの素性、裏設定を明かして行き、彼の魅力を余す事無く披露して行きます。
NANAも驚愕のシンの過去
年齢詐称をしていたシンの過去
(画面中央)シンはブラスト加入時(連載開始当初)18歳と自己紹介していましたが、本当は15歳だったと言う事を、コミックス12巻で告白するシーンがあります。15歳であろうが18歳であろうが未成年ですが、バンドメンバーに溶け込む様に、飲酒・喫煙に手を染める美少年の姿がそこにあります。シンが使用するライターはヴィヴィアンウエストウッドです。シンの過去【正体1】年齢を偽っていた過去があります。
NANAの年齢に関する補足
主人公のNANA(画像の女性)は、コミックス1巻第2話では18歳で、2巻から20巻まで20歳、21巻で21歳を迎えました(現在)。もう一人の主人公のハチは16巻で21歳を迎えました。コミックス1巻第1話では18歳(高校3年生)、2巻から16巻まで20歳です。NANAとハチは、名前も同じ、年齢も同じ、性格は違えても意気投合する要素は沢山あります。アラサーの貫禄があっても、正体は新成人です。
スウェーデンの血筋を引いていたシンの正体
画像を見る限りでは和テイストが余りしないシンですが、彼は混血児だと判明する場面があります。年齢を3歳サバ読みできたのも、見た目の大人っぽさが手伝っています。父親か母親かの記載はありませんでしたが、混血児である事は間違いありません(17巻でレイラの台詞で判明します)。ハーフはモテます、人気があります。シンの過去【正体2】スウェーデンの血を受け継いでいます。加えて、実の母親と過去に死別しています。
大麻を所持していたシンの過去
シンは事もあろうに、大麻を所持して逮捕された過去があります。NANAと組んでいる人気バンド(BLACK STONES)にも悪影響が及び、活動停止を余儀なくされました。シンの過去【正体3】知り合いの女性(凌子)と大麻を所持して逮捕されました(保護観察処分)。バンドマンにありがちな、悪いクスリの所持、使用…許される事じゃないし、格好良いなんて意見はもっての他です。画像の微笑から反省の色は伺えません。
年上女性に人気があるシンの正体
(あ…泣かないで。電話越しじゃ抱きしめてあげられないし)シンは女性、特に年上の女性との関係作りに長けていたようです。歯の浮く様な台詞ですが、シンは本心でそう言っているのでしょう(計算だったらしたたかです)。スマホではなく、折りたためるガラケーでもない連絡ツールが、若干の時代錯誤を感じさせます。シンの過去【正体4】いわゆる若いツバメです。年上の女性に人気があります。ハチの心にも甘えてしまいます。
ハチの不思議とシンの本音
シンの画像のパッチワークです。クラスに一人は居たお母さんキャラの女子、でもハチこと小松奈々は母性溢れるキャラなのでしょうか?確信的、核心的に言える事は、心優しい女の子である事、包み込む様な度量があると言う事、そういう彼女の性格を見抜き、シンは母親の様に慕ったり、「僕もハチの子供に生まれたかったな」(画像左上)なんて言ってのけるのでしょう。
NANAもハチも当初は未成年だった
耳ピアスの個数から割り出すと、シリーズ通して15歳から18歳に成長するシンの初期の頃を切り取った画像です。NANAファン、シンの親衛隊から人気がある、髪を下ろしている時のシンの姿、前からの灯りに照らされてリモコンを構える彼は、暗い部屋でテレビを点けているのでしょう。棒状のお菓子をくわえている様にも見えますが、これはれっきとした外国の煙草(洋モク)です。未成年の喫煙、アニメだから許容範囲でしょうか?
NANAの世界で人気のブランド
NANA人気が支えたブランドの魅力
シンだけに留まらず、NANAの世界で広く愛用される、ヴィヴィアンウエストウッド製品です。シルバーアクセサリーだけじゃなく、バッグや衣類も登場します。おそらく作者の矢沢あいが好むブランドなのでしょう。ロゴマークと言うべきか、エンブレムと言うべきか、特徴的な惑星の縁取りは、ブランドを示すしるしになったり、形そのものが商品として扱われたりします。連載が軌道に乗っていた時期は特に人気のブランドでした。
二人の正体は人気バンドのメンバー
シンとレイラの見詰め合う美男美女
恋人の芹澤レイラと見詰め合うシンの姿です。レイラはTRAP NESTのヴォーカリストで、シンのBLACK STONESとは何かと因果があります。シーツに転がるヴィヴィアンウエストウッドのアクセサリー、下ろした髪が安らぎを感じさせる、恋人たちの一コマでした。シンの事を知らない人が見たら、女性同士が見詰め合っている様にも見受けられます。よく見たらシンが左手でレイラの髪をもてあそんでいる様です。
人気の秘訣は揺るがない名言から
シンの言葉に多くが賛同
客観視する事の肯定なのか、道を大きく踏み外す事の肯定なのか、その両方なのか、シンが意味深な事を口走っています。解ります、確かに前後で落差を感じる事で、視点が切り替わったり、視野が拡がる事はあります。これは誰に向けてのメッセージなのでしょうか?ネット上でこの台詞をそのまま検索にかけてみたら、非常に多くの人が名言として扱っていました。コミックス13巻の台詞だから彼は18歳、早熟です。
シンの男泣き
その涙の正体は?
NANAの世界観は、人間関係の歪みの中で、割と悲しいエピソードが語られる事もあります。音楽漫画であっても、リアルな人間描写がないと読者は着いて来ません。裏切って落涙するのは感情が混乱しています。裏切られた、悲しい別れがあった、そんな涙だと推測します。女性に厚く支持されるシンの事ですから、痴情のもつれと置くのが、一番自然な流れではないでしょうか?涙の正体が友情によるものだったら厚い仁義を感じます。
首輪を付ける習慣
飼い主はNANAか?レイラか?
小松奈々は忠犬の様だからNANA(大崎ナナ)からハチと呼ばれていますが、流石に首輪はしていません。NANAの恋人の蓮は南京錠をネックレスにしています(ピストルズのシド・ヴィシャスの真似)。シンの首輪が誰かに飼われている目印ではない事は容易に想像できますが、単にファッションの一環であると結ぶのが、一番無難ではないでしょうか?MY HAIR IS BADと言うバンドの「真っ赤」と言う楽曲が合致する場面です。
NANAの人物を4コマに閉じ込めたら?
4コマが語るシンの正体
話題に出した首輪もしっかりしていますが、シンは耳ピアスにも気合を入れている様です。右下コマのシンはヴィヴィアンウエストウッドのアクセサリーをしています(ネックレス兼ライターの優れものです)。左下コマのシンはギターを抱えていますので、ネックの長さを利用して身長を割り出す事もできそうですが、極端に背が低いと言う事はなさそうです。四分割しても様になる、改めて見ても髪の描写がとても繊細です。
神のみぞ知るシンとNANAの交点
繊細な髪の描写について触れましたが、シンはオフの日は髪を下ろしているスタイルが定番です。「表の貼り紙」、BLACK STONESのメンバー募集でしょうか?もしかしたら大崎ナナ(NANA)が目の前に居るかも知れない、そんな一コマを切り取ってみました。NANAやメンバーと出会う前なら15歳前後と言う設定になります。シンの耳ピアスの気合の入れ様は大したものですが、この当時はまだ控え目だと言えそうです。
禁断ボーイズラヴにNANA真剣嫉妬!
TRAP NEST本城蓮とBLACK STONES岡崎真一の冗談とも本気とも取れる絡みに、嫉妬深く白けている様にも見て取れるNANAのデフォルメ顔です。NANA、思わずライター点けっ放しで、煙草を口からこぼしています。シンの瞳の前でキラリ!と輝くエフェクトが、蓮を本気で誘っている様にも見て取れます。この後の動きが気になってしょうがない、意味深なコマ割り紹介でした。
シンのあざけり
左端の切れた吹き出しに「でき…」とあります。「なんだ、できないんじゃないか」相手を見下ろし、あざける様子が、台詞や表情から汲み取れます。髪をセットしていない所を見受けると、バンドの練習中ではないことは確かです。NANAとシンは度々衝突を繰り返し、血の繋がった姉弟の様に、関係を違えたり戻ったりの繰り返しです。
本城蓮と大崎ナナ
相思相愛だったあの頃に
とてもお似合いの様で、不遇な恋のイメージが漂う二人ですが、BLACK STONESとTRAP NESTに別れてからは何かとつけてギクシャクする二人の様子は見ていて切なくなります。邦楽バンドで恋人同士、もしくは夫婦で歌唱演唱しているバンド、グループは居るでしょうか?サザンオールスターズ(桑田佳祐と原由子)やglobe(小室哲哉とKEIKO)が浮かびましたが、有名所を当たってみても、稀有な例と言えそうです。
こんな顔するのはアンタの前だけだよ?
黒い色調と明るい色調が融合する落ち着いた画像、恋人たち(NANAと本城蓮)の安らぎを感じさせます。岡崎真一と芹澤レイラは、こう言う雰囲気を醸し出す事ができるでしょうか?変な部分に着目してしまいますが、このカップルも首輪をしています。飼う側でも、飼われる側でもない、ファッションと断言しても問題はないでしょう。アラサー女子に見えがちなNANAも、蓮の前では一人の少女の様です。
何見てるんだい?
視線を外さないと後々面倒そうなカップルに遭遇してしまいました。目力に殺気は感じませんが、ジロジロ見て欲しくないオーラを強く感じます。NANAの左肩に咲き誇る蓮の花、岡崎真一(シン)のピアス使いは圧巻ですが、彼は刺青を入れたりはしないのでしょうか?真一とレイラが一緒に出掛けた時、こんな風な雰囲気で他のお客さんに圧を加えたりはしない気がすると言われています。
てめぇの花を咲かせろや
ヤスこと、高木泰士の名言を見付けて来ました。深いです、胸に刺さります。妨害しても進展はない、味気なくシンプルにまとめるとそう言う意味になりそうです。置かれた場所で咲きなさい、と言う言葉が世間に浸透した時期がありましたが、咲く場所を選ぶ事よりも先ず、与えられた場所でどう咲くかを考える、そう言う教訓を改めて思い起こす、ヤスならではの名言に出逢えました。
前へ進めるなら
否定文を肯定すると言う、見事な転換です。前進こそが全てだ!と言うと説教臭いけど、前進できるならいいじゃん!と肩の力を抜きながら説き伏せる。シンの客観視に関する言葉に留まらず、漫画から名言が飛び出すのは教養深くて好ましいです。名言が全編通じて散りばめられているなら、それ専門のまとめ記事もあっても有意義です。
ハチの未来観測的名言
ハチの名言を受けて「日にち薬」と言う考えを思い出しました。時の流れの中で癒えて行くものもある、ハチの名言はどちらかと言うと「良い日もあれば、悪い日もあるんだ」と言う考え方ですが、どうせ思考を転換するのであれば、今日よりも明日、明日よりも明後日と、日々改善された方が生き易い毎日の様な気がします。
ハチの不規則狭窄的名言
視野狭窄では近くて狭い場所しか見えないと言う意味になってしまいますので、相応しい言葉を探したら、不規則狭窄と言う言葉に突き当たりました。ハチの近い、遠いは人間関係の距離感を示しているのだと解釈します。恋は盲目とも言いますが、夢中になって接近し過ぎると、距離感を誤る、と言う事で間違いないでしょう。
左肩の約束
左肩の蓮の刺青は、本城蓮を意識したものです。彼女が煙草をくわえると、クールでミントな味がしそうな気がしませんか?歌ってなくても、楽器を背負ってなくても、アーティストだと一目で判ってしまうNANAの外見、生まれ持った天性に導かれてのBLACK STONESなのでしょう。待ち合わせの相手は蓮でしょうか?雑踏に紛れながら紫煙をくゆらせるのも良い休日です。
NANAのシンにはこれからも目が離せない!
NANAのただならぬアーティストオーラ
このバンド、絶対に巧い!このバンド、絶対に激しい!そんな先入観に見事に応えてくれる雰囲気を全員がまとっています。シンの過去、正体に迫りながらNANAの外堀も埋めて行った今回のまとめ記事ですが、数多くの読者がシンを筆頭にそれぞれのキャラに愛をもって接しているのが伝わりましたし、今尚連載が続くNANAの続きが読みたい気持ちも伝わりました。
語り継がれるシンの魅力
シンの「過去」「正体」に焦点を当てて、NANA全体にも視野を向けましたが、探るほどに何かが出てくる人物は「良い」と「悪い」の狭間で揺れ、そうであるから愛されて、そうであるから憎まれる事もあると断言します。そう言う見方をすると、シンは限りなく愛されキャラです。NANAは未だ完結していません。岡崎真一を追いかける事は叶います。首を長くして続巻を待ちましょう。そこにはきっと、シンの一面が示されている筈です。