テラフォーマーズのジョセフは裏切り者？能力など人類最強の男を徹底調査

今話題の作品テラフォーマーズは集英社「ミラクルジャンプ」と「週刊ヤングジャンプ」で掲載された作:貴家悠と画:橘賢一による日本の漫画作品で通称「テラフォ」と呼ばれています。ジャンルはバトルアクションとSFとなっており両方の世界観を織り交ぜた作品になっています。

テラフォーマーズの概要は火星移住を考えた人類が火星を温めるために放ったゴキブリが火星に適した姿に進化をし、そのゴキブリを駆除するために特殊な手術を施した人間が戦うというSFアクション漫画になっています。手術を施された人間は動物、または昆虫の力を融合させて脅威的な身体能力を得てゴキブリたちと火星をかけた戦争をします。中にはプラナリアのような脅威な再生能力を持つ最強なものもあります。

テラフォーマーズに出てくるキャラで最強と言ったら「ジョセフ・G・ニュートン」です。ジョセフが最強な理由はジョセフ自身の身体能力の高さともうひとつジョセフが手術によって手に入れた能力によってジョセフはテラフォーマーズで最強キャラに君臨することが出来ました。またジョセフは一族が品種改良を行い到達した「人類の到達点」と言われる存在で素の時点でも最強です。

ジョセフ・G・ニュートンはある一族が600年かけて体力・知力・容姿・病気へ対する免疫などのあらゆる面で品種改良をし、厳選に厳選を重ねて誕生した「人類の到達点」になります。つまりは手術自体しなくても全人類史上最強最高の人間という事になります。また性格にもその厳選の影響が出ていてジョセフのちょっと間抜けな部分などは人を威圧しない誰にでも好かれる、という意味でジョセフの父が選んだものでした。

品種改良は一般的には植物や動物など人間が便利になるように行われるものですが、ジョセフの一族は自分たちの血を引く存在を品種改良することによってジョセフ一族の凄さ、地位などを明確にしようとしたのでした。しかし人間を品種改良するという非人道的にも見られるその行為からジョセフ自身は「愛の無い存在」として認識している部分もあり本当の自分はなんなのかと葛藤する場面などもあります。

ジョセフは品種改良をされ人類の中で最も最強で最高であることがわかりました。そんなジョセフの能力はやはりずば抜けており高校三年の時は陸上10種競技で金メダルを獲得し、EUでトップの大学へ入学。同時に空軍の幹部候補学校へ通い異例の成績で卒業など、身体能力や頭の良さがずば抜けていました。また生物学と航空宇宙工学の修士号を持ちながら空軍将校になったエリート中のエリートでまさに最強の人間です。

陸上競技は高校三年時に引退しておりもったいない部分はありましたがジョセフとその家族はジョセフは陸上だけではないためEU（ヨーロッパ25カ国による国家連合体）で1位と言われるエリート中にエリート大学に進学をさせました。しかし読書からは最強と言うだけで自分の意志とは関係なく将来を決められている可哀そうなキャラという声もあり、品種改良された存在というあまりうれしくはない存在になってしまいました。

ジョセフは素の時点でも最強でそれはテラフォーマーズを剣だけで何百匹も倒せるような強さです。しかしジョセフは手術により能力を得ていてそれは「プラナリア」の再生能力です。これはジョセフが裏切りをして手に入れた能力で頭の良かった彼はプラナリアの能力を持つ人を解剖し、自分で自分の肉体にプラナリアを移すという手術を施しました。しかし元々のベースの能力はまだ不明なままです。

プラナリアの精製能力は凄まじく、3つに切れば頭部からは腹部以降が尾部側からは頭部が中央の断片からは前部の切り口から頭部、後部の切り口から尾部が再生され、またある科学者の実験ではメスを使い一匹のプラナリアを100を超える数に切断をしましたが結果そのすべての断片から100を超えるプラナリアが誕生したという結果を残しています。プラナリアは自然界最強の再生能力を持っていることがわかります。

最初はみんなと行動を共にしミッシェルなど好意を寄せている部分もありましたが途中で裏切りました。その時プラナリアの能力を得て不死身の体を得て日本軍からするととても絶望的な状況になりました。裏切りの目的は自分たちの邪魔をする各国を火星で始末すること、A.Eウイルスサンプルを捕獲すること、そして「あの不純物」膝丸燈を始末することでした。

この裏切りにより日本を含む各国の幹部たちは敵はテラフォーマーズだけではなくなったと認識しました。しかし読者的にはこの裏切りはジョセフの評価を下げることにつながったため、「ジョセフが裏切り者だったなんて…」という声もありました。特に自分のチームを裏切り壊滅させた事やエヴァ（元のプラナリア能力所持者）をいじめた事が不評の原因になり作中で裏切りそして読者を裏切りジョセフの考えは未だ不明です。

前にも書いた通りジョセフ・G・ニュートンは自分の班を壊滅させた裏切り者ですがジョセフはどのようにして仲間を裏切ったのか紹介していきます。頭が回るジョセフの奇策や非人道的にも見える彼の考え方の評価なども一緒に触れていきます。

ジョセフは自分たちの乗ってきた大切な船の中にテラフォーマーズを引き入れる計画を立てます。ジョセフ自身変身しなくてもテラフォーマーズ如きに負けない身体能力を持っているので危険はないのですがわざと脱出機を分散させバラバラになった第6班は壊滅しました。自分の部下たちを裏切るその行為が読者の評価を下げた大きな理由の一つです。

テラフォーマーズのヒロイン枠であるエヴァはプラナリアの能力を持っていて不死身の体を持っていました。エヴァは2位のアドルフと共に爆発しエヴァだけがプラナリアの能力により生還してしまいました。またエヴァは再生と共にアドルフの電気ウナギの能力も得ていましたが放浪した彼女を騙し、ジョセフはその能力を奪取してしまいました。

プラナリアの能力は死の直前の記憶も元通りにしてしまうためエヴァは大好きなアドルフとその仲間達が死亡し自分だけが生き残ってしまったことでなく場面などがあり読者からも可哀そうと言われていました。そのためそんな彼女を騙したジョセフの株は下がりファンからも批判の声が多い場面でした。

ジョセフはテラフォーマーズに欠かせない主要キャラです。出番も中盤以降は毎回のように出てきているメインキャラなのでジョセフがテラフォーマーズにおいていかに重要なのかがわかります。またテラフォーマーズは戦闘シーンがとてもかっこよく仕上がっているのでそこも魅力の一つです。ここでは最強ジョセフの名場面に絞って紹介しています。

この画像は小町とジョセフの決戦前の画像です。画像からもわかるとおり彼は人間体のままで小町と戦おうとしています。また画像に電気のエフェクトが入っているので2位の電気ウナギの能力や腕が再生しかけているのでプラナリアの能力を持っている事がわかります。テラフォーマーズはゴキブリVS人間ですがこの画像は人間VS人間と少し考えさせられるシーンです。

ジョセフはテラフォーマーズの中で間違いなく最強キャラです。それはテラフォーマーズたちゴキブリも例外ではなくジョセフは半裸の状態で剣だけをもって何百匹ものテラフォーマーズの群れに単独で突撃していきました。普通の人間なら変身しテラフォーマーズと対等に戦う所ですがテラフォーマーズの数が多いので負けてしまう所をジョセフは変身もせずただ淡々とテラフォーマーズを切り続けていました。

ジョセフは頭がよく天才と呼ぶにふさわしいですが、画像の通り熱くなってしまう事もあります。画像はテラフォーマーズのヒロイン「ミッシェル」を口説くのに失敗した画像でミッシェルはジョセフの誘いに辛辣な回答で返しましたが画像からわかる通りサラッとした顔で「絶対に諦めませんから」と告げています。今まであらゆる功績を取ってきたからこそジョセフは手に入らないものが気にくわない性格なのです。

テラフォーマーズ1位ジョセフ・G・ニュートンの名場面画像や裏切り理由を紹介してきましたがここからはテラフォーマーズの主要キャラたちを紹介していきます。またジョセフとかかわりの深かった人物などにも触れジョセフとどういった絡みがあったのかなども紹介していきます。

テラフォーマーズ第1巻で主人公を務めた小町小吉の紹介をしていきます。小町小吉はバグズ2号のクルーで明るくひょうきんな性格です。手術で手に入れた能力はオオスズメバチで元の性格からは一変し獰猛で狂暴な性格になってしまいます。腕からはオオスズメバチ特有の毒針が突出していて旧型テラフォーマーズを圧倒し一刺しで絶命させるほどの威力を誇っています。

第2巻以降は火星探査チーム隊長及びアネックスの艦長にまで出世し20年の修練の結果か空手6段の段位を所持しました。火星での任務では第一班の班長を務めるほどにまで成長し過去の経験や苦い思い出もあり第二回目の火星探索では冷静沈着な性格になっています。しかし根本的な部分は変わっておらず仲間達の危機は優先して打破し安全第一で行動、つい熱くなってしまう所は変わっていません。 

テラフォーマーズ第2巻から登場し主人公となった膝丸燈について紹介していきます。膝丸燈は人間離れした身体能力や屈強な肉体を持っており古流武術の達人でもあります。また見た目は東洋人ですが実の両親の国籍は不明で孤児院で暮らしてきた過去を持っています。しかし先天M.O所有者（生まれつきバグズ手術の因子を引き継いでいる子供）という事で小町にスカウトされ火星へ飛び立つ事になりました。

膝丸燈は母親から受け継いだとされる「ハナカマキリ」の能力とバグズ手術によって獲得した「オオミノガ」の能力を二つ持っているハイブリットキャラになっています。また自然に発言するハナカマキリの能力によって身体能力と熊と生身で戦えるほどの体を持つ彼は「膝丸」という刀を持って変身しなくてもテラフォーマーズと渡り合えるポテンシャルを持っています。

テラフォーマーズ第2巻から登場したミッシェル・K・デビウスは膝丸燈と同じく先天M.O所有者です。生まれつき父親から受け継いだパラポネラ能力により運動神経も良く、頭の回転も速いので膝丸たちの上司的な存在でした。またパラポネラは通称「弾丸アリ」や「24時間アリ」と言われ、名前の由来は刺された箇所に弾丸で撃たれたような痛みに襲われその痛みが24時間もの間続くという事からこう呼ばれています。

またミッシェルはパラポネラの能力と別にバグズ手術によって獲得した能力がもう一つあります。それは「弾丸アリ」とは別の最強アリである「爆発アリ」または「バーストアント」と呼ばれるアリです。このアリは体内で化学反応を起こし爆発するという奇妙なアリでミッシェルは弾丸アリのパンチ力でテラフォーマーズに穴をあけその中に爆弾アリの液体を流し爆破させるという豪快な闘い方をします。

ミッシェルというキャラクターはかわいいというより美人な部類に入る容姿でキリッとした顔立ちから予想がつく通りとてもまっすぐな性格をしています。また曲がったことが嫌いでなにより仲間を優先に考えるミッシェルは何度も膝丸の窮地を救っている存在です。読者からも「こんな女上司なら毎日楽しく会社に行ける！」と言わせたほどのミッシェルにジョセフは恋をしました。

自分が本当の愛で生まれたのではなくただ一族の「人類の到達点」の悲願として生まれたジョセフは本当の愛とはなんなのかを常に考えていました。そんなジョセフの目にはまっとうに生きているミッシェルがとても美しく見えジョセフはミッシェルを口説こうと必死になります。しかし結果は惨敗しミッシェルが慕っていた部下の膝丸燈に敵対心を燃やすことになりました。

いかがでしたでしょうか？この記事はテラフォーマーズ最強キャラジョセフの生い立ちや性格、「人類の到達点」と呼ばれる所以などをジョセフの周囲も交えて紹介していきました。また裏切りの理由やその目的など非人道的にも見え読者からも批判の声が多かったジョセフですが「偽物の愛」として生まれたジョセフをかわいそうと呼ぶ声もあり頭ごなしに否定はできないキャラクターでした。

また、テラフォーマーズの男キャラの中で残念なイケメンの称号を獲得し、あまり憎めないキャラクターとしても人気があります。どこか無邪気で子どもっぽい一面もありますが目的のためなら手段を選ばない天才ジョセフの記事でした！