ヴァイオレットエヴァーガーデンの原作結末をネタバレ解説!愛を知るストーリー?

京都アニメーションで話題のアニメ「ヴァイオレットエヴァーガーデン」の原作の結末をネタバレ解説していきます。主人公ヴァイオレットの繊細な描写や戦後という時代背景ならではのストーリーが繰り広げられる「ヴァイオレットエヴァーガーデン」は、アニメでは原作の途中までしか描かれていませんが、原作ではすでに完結済み!?そんな気になる結末を上巻・下巻それぞれをネタバレしていきますので、気になるかたは必見です!

ヴァイオレットエヴァーガーデンの原作結末をネタバレ解説!愛を知るストーリー?のイメージ

目次

  1. ヴァイオレットエヴァーガーデンの原作の結末やあらすじをネタバレ解説!
  2. ヴァイオレットエヴァーガーデンとは?
  3. ヴァイオレットエヴァーガーデンの原作のあらすじとは?上巻をネタバレ解説!
  4. ヴァイオレットエヴァーガーデンの原作の結末とは?下巻をネタバレ解説!
  5. ヴァイオレットエヴァーガーデンの魅力とは?恋愛を知るストーリー?
  6. ヴァイオレットエヴァーガーデンの原作を読んだ人の感想を紹介!
  7. ヴァイオレットエヴァーガーデンのアニメも魅力的!
  8. ヴァイオレットエヴァーガーデンの原作結末のネタバレ解説まとめ!

ヴァイオレットエヴァーガーデンの原作の結末やあらすじをネタバレ解説!

今回は、第5回京都アニメーション大賞にして初の大賞受賞作品である『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の原作を紹介・解説していきます。アニメでは描かれなかった気になる結末もネタバレしていきますので要チェックです。また、『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の魅力やその繊細なストーリーのエモーショナル溢れる作品の良さを伝えていきますので、ぜひ映像の方もチェックしてみてください。

ヴァイオレットエヴァーガーデンとは?

「ヴァイオレットエヴァーガーデン」とは、暁佳奈著作の第5回京都アニメーション大賞受賞作でもあります。京都アニメーションでは初の大賞に選ばれた記念すべき第1作品です。2015年に KAエスマ文庫から出版されています。2018年1月には京都アニメーションよりテレビアニメ化され、その繊細で幻想的なストーリーに世界中で人気を博しています。また、2020年に完全新作の劇場版が公開予定です。

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』原作著者:暁佳奈さん

京都アニメーション大賞初受賞に輝いた『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の著者:暁佳奈さんは、北海道出身で現在も北海道にて執筆活動をされています。残念ながら、暁佳奈さんのプロフィールなどの詳細情報はあまり公開されていません。京都アニメーションのサイト内で、京都アニメーション大賞受賞のインタビュー記事が掲載されていますので、気になるかたはそちらもぜひチェックしてみてください。

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』ってどんな話?

手紙の代筆屋「自動手記人形(ドール)」と呼ばれる職業が話の軸となっています。それは、戦争が終わり間もなく世界中で普及した仕事、戦争で負傷してしまい手紙を書くことのできなくなった人や識字率のまだ低い時代のため手紙を書くことができない人に代わり手紙を書くお仕事です。そんな代筆屋で働く「ヴァイオレット」という人形のような容姿と、碧色の目が印象的な容姿端麗な女の子のお話です。

内容が気になるキャッチコピー

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』が話題になったのは、京都アニメーション大賞受賞とともにアニメ化の発表もあったからです。そのときのプロモーションでのキャッチコピーも『ヴァイオレットエヴァーガーデン』に期待が高まった一つの要因でした。そのキャッチコピーは、”彼女はまだ知らない、「愛してる」の意味を。”と”想いを綴る、愛を知るために。”だったのです。どんな作品なのか気になりませんか?

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の基本情報①

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の主人公ヴァイオレットは、孤児として彷徨っていたところを、擬るベルト少佐の兄ディートフリートに拾われてブーゲンブリア家にやってきました。ディートフリートは、ヴァイオレットを軍の道具として育てようとしていたところ、ギルベルトがヴァイオレットを気にかけていたところ、ディートフリートからギルベルトへ押し付ける形でヴァイオレットを部下として引き取りました。

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の基本情報②

兄のディートフリートは、ブーゲンブリア家とは絶縁状態でしたが、弟のギルベルトとだけは交流を持っていました。代々陸軍家系でありながら海軍の道へ進んだため、家督はギルベルトに受け継がれました。冷徹な部分を持つ兄からヴァイオレットを引き取り、言葉は喋れず自分の意思すらまともに持っていないヴァイオレットと時間を共にすることによって、だんだんヴァイオレットを愛していくようになります。

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の基本情報③

下巻で出てくるヴァイオレットとギルベルトの背景は、「ライデンシャフトリヒ陸軍特別攻撃部隊」という攻撃部隊で戦闘を繰り広げている最中での話です。その厳しい戦場下以降、ヴァイオレットとギルベルトは逢うことがありませんでした。そして、ヴァイオレットは軍から離れ、C.H郵便社の代筆屋として仕事をしていくところから上巻は始まるのです。

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の登場人物

(ヴァイオレット)ヴァイオレットは孤児として彷徨っていたため、両親や身寄りはいません。ですが、引き取られたギルベルトによって「ヴァイオレット」という名前をもらいます。そして、家族として受け入れてくれたエヴァーガーデン家によってファミリーネームがつくことになったのです。ヴァイオレットは可憐な容姿を持っており、ギルベルト少佐を自分の命に代えてでも守りたいそんなかけがえのない存在だと思っています。

(クラウディア・ホッジンズ)ホッジンズは、C.H郵便社の社長でかつてはライデンシャフトリヒ国陸軍の少佐でした。ギルベルトとは士官学校来の親友です。(カトレア・ボードレール)ヴァイオレットの同僚で、C.H郵便社で働く自動手記人形です。文章が上手で、代筆屋としても女性としても人気があります。(ベネディクト・ブルー)同じくヴァイオレットの同僚でC.H郵便社の配達員として活躍しています。
 

ヴァイオレットエヴァーガーデンの原作のあらすじとは?上巻をネタバレ解説!

それでは、気になる『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の原作の上巻をネタバレ解説していきます。アニメーションでは、ヴァイオレットが自動手記人形になるところからスタートします。人の気持ちを汲むことや、言葉に想いを込めるということが分からない状態の始まりですが、原作小説では、ヴァイオレットが自動手記人形として難なく仕事をこなしていくシーンから始まります。

あらすじ解説①代筆屋ヴァイオレット(ネタバレあり)

ヴァイオレットは元軍人という経歴で、自動手記人形です。『ヴァイオレットエヴァーガーデン』上巻では、小説家と自動手記人形、少女と自動手記人形、青年と自動手記人形、学者と自動手記人形、囚人と自動手記人形、少佐と自動殺人人形、と短編のお話が続いています。上巻では主に、ヴァイオレットが受けた仕事先での話で構成されており、ヴァイオレットの成長物語となっています。

あらすじ解説②代筆屋ヴァイオレット(ネタバレあり)

小説の上巻は、短編で人と人の繋がりを知ったりするストーリーがメインです。星の美しさを初めて知ることや、人を想いそして想われるということも初めて知り、人として経験するということを自分自身で初めてしることができました。軍の道具として生きてきたヴァイオレットにとっては、今まで経験したこともないような温かい人との出会いをし、ヴァイオレットの心情の変化が見られます。

そして、上巻の後半では衝撃的なヴァイオレットの過去がだんだん明かされていきます。ヴァイオレットは孤児だったため言葉が分からないまま軍に入らされましたが、そこで最初に教えられた言葉が「殺せ」だったのです。『ヴァイオレットエヴァーガーデン』のテーマである”愛を知る”という言葉とは真逆の言葉だったのです。上巻の前編とは雰囲気は一気に変わります。

あらすじ解説③代筆屋ヴァイオレット(ネタバレあり)

ギルベルト少佐との出会いから大戦での激しい状況下でのギルベルト少佐との突然の分かれ…自分の腕を失うシーンがあり、そこには”自分の腕よりもギルベルト少佐の命が大切だ”というギルベルト少佐を想う行動が記されています。そんな”軍の道具”として戦場で戦っていたヴァイオレットでしたが、ギルベルト少佐の優しや想いに触れ、いつしかギルベルト少佐はヴァイオレットの心の中では大きな存在になっていたのです。

そして、悲惨な過去を抱えて代筆屋として働こうとするヴァイオレットの姿勢は、逞しくも悲しい過去があってのことだったのです。上巻ではヴァイオレットの代筆屋としてのバリバリ働く姿が主に描かれており、まさか”あんな過去”があろうとは思わせない雰囲気が大半を占めます。そんな上巻は目が離せないところから下巻へ突入していきます。

ヴァイオレットエヴァーガーデンの原作の結末とは?下巻をネタバレ解説!

原作『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の下巻は、ギルベルト少佐とヴァイオレットの再開に向けてのヴァイオレットの過去が中心に描かれています。上巻に引き続いて物語は始まります。結末に向けてヴァイオレットの人生は再び動き出していきます。そんなヴァイオレットの心情を想像しながら読んでみてください。下巻解説では結末を中心にネタバレしていきますので、結末が一刻も知りたい方は、下にスクロールしてみてください!

少佐とヴァイオレットは再会できる?(ネタバレあり)

結論から先に述べますと、ヴァイオレットとギルベルト少佐は再開できます!ですが、それまでのいきさつやヴァイオレットに押し寄せる苦悩がこの物語の肝ですので、ギルベルト少佐と再会できるという安心感を持って物語を読み進めると、より一層ヴァイオレットに寄り添えることでしょう。ネタバレを知っていても楽しめる作品ですので、ぜひ下巻のネタバレも読み進めてみてください。

上巻から下巻へ

上巻に続き、ヴァイオレットの過去の回想録で始まります。軍から離れたヴァイオレットにホッジンズが愛に行きます。C.H郵便社の創設メンバーとしてヴァイオレットのを迎え入れるためにホッジンズが手を回してくれヴァイオレットを軍とは違う仕事を与えてくれました。そして、貴族のエヴァーガーデン家に養女として迎えられました。

その数か月後、ホッジンズはヴァイオレットに銀色に光る物を見せます。それは戦場で戦死した場合に亡骸を個人特定するのに必要な道具、ドッグタグでした。その時、はっきりとギルベルトは死んだと告げられたのです。戦場で別れるときにギルベルト少佐から言われた「ヴァイオレット、愛してる。生きてくれ。」という記憶が呼び起されます。ですが、そのドッグタグを見ても少佐は生きているとヴァイオレットはまだ信じていました。

ネタバレ解説①結末に向けて

自動手記人形が働くC・H郵便社社長のクラウディアの元に引き取られると、最初は代筆屋として上手くいかない日々が続きます。ホッジンズはギルベルト少佐の親友でもあったことで、ヴァイオレットは今代筆屋として、軍とは違う庭で働くことができています。上巻であったように、様々な出来事、たくさんの人たちと触れ合うことで道具ではなく人としての感情を取り戻していきます。

少佐からもらった「愛してる」という言葉の意味を探すために代筆屋として頑張り続けているヴァイオレットは、だんだんギルベルト少佐が自分に放った言葉の意味と自分のギルベルト少佐に対する感情に気づき始めていきます。絶対的な存在であったギルベルト少佐のいない日々を経て初めて気づいた感情、ですが隣に少佐はいないという現実に、ヴァイオレットの悲しい心情が伝わります。

ネタバレ解説②結末に向けて

ホッジンズから「ギルベルトはもういない」と聞かされても、ギルベルト少佐は生きていると信じ続けていたヴァイオレットは、時々ギルベルト少佐が恋しくなりますが、代筆屋として変わらず仕事は続けなければと頑張っていました。そんな時、ヴァイオレットが移動中の列車がある集団によって乗っ取られてしまうといった事件が勃発します。

ネタバレ解説③結末に向けて動き出したヴァイオレット

ヴァイオレットは、元軍人の血が騒ぎその襲撃に参戦してしまうのです。当時の動きを体は覚えており、敵を次々に倒していきますが、騎士団長と呼ばれる男は手ごわくヴァイオレットは追い詰められます。その騎士団長は、ギルベルト少佐のからもらった”ギルベルト少佐の瞳と同じ色”のヴァイオレットが肌身離さず持っていたエメラルドのブロ―チを奪われてしまったのです。

それに火がついてしまったヴァイオレットは、返してもらおうと必死に取り返そうとします。ですが、騎士団長は強い。すると、ヴァイオレットの腕が騎士団長によって奪われてしまいます。そして、もうどうにもこうにも手が出せないという絶体絶命のピンチの時、彼は現れたのです。そう、ヴァイオレットが心の底から逢いたかったギルベルト少佐でした。

ネタバレ解説④思わぬ再開(結末)

ですが、現れたのは”少佐”ではなく、昇進し”大佐”となったギルベルト大佐だったのです。ギルベルト大佐が現れたことによってヴァイオレットは一命を取り留めました。ヴァイオレットは言います。「愛してるの意味が分かったようなきがします」と。そして、ギルベルト大佐が言った「愛してる」の意味を知ったヴァイオレットとギルベルト大佐は感動の再開を果たし下巻は終わります。

ネタバレ解説⑤”愛するが故の別れ”を選んだギルベルト(結末)

では、なぜギルベルト大佐はヴァイオレットから身を隠し続けていたのでしょうか。それは、ヴァイオレットには戦闘要員ではなく普通の女の子として、軍の道具・機会人形ではなく、人として少女らしい心を持ちさまざまな世界に触れ生きて行ってもらいたかったというギルベルト少佐の想いからきた行動でした。ヴァイオレットを想うがあまりのヴァイオレットとの別れだったのです。

ギルベルト大佐が生きていると知れば、ヴァイオレットのことですからまた再び軍人として自分の後をついてくる、そう確信していたギルベルトは、故意的にホッジンズと裏を合わせ、自分が死んだことにしていたのです。これを知ったヴァイオレットはどれだけ嬉しかったことでしょう。ギルベルト少佐が自分のことをそれほどまでに想っていてくれたこと、それを知ったヴァイオレットの気持ちは想像にかたくありません。

そんな状況・心情のもとヴァイオレットと別れを選んだギルベルト少佐でしたが、ヴァイオレットの乗っている列車が集団に乗っ取られたと聞いて、ヴァイオレットにもしものことがあったら自分が身を隠した意味がない、とヴァイオレットの元に姿を現したのでした。それだけギルベルトはヴァイオレットを愛していたのです。

原作『ヴァイオレットエヴァーガーデン』下巻の物語はここで終わります。ギルベルトとヴァイオレットがやっと再開できたのに終わり!?と思うかもしれませんが、大丈夫です!この下巻から外伝へと話は続いていますので、気になった方は外伝をぜひよんでください。上巻と下巻で雰囲気は大きく変わります。ヴァイオレットの波乱万丈な人生には涙なしでは読めない作品です。

Thumbヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝のあらすじをネタバレ!小説の見所も紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ヴァイオレットエヴァーガーデンの魅力とは?恋愛を知るストーリー?

ここまで、『ヴァイオレットエヴァーガーデン』のあらすじをネタバレしてきましたが、『ヴァイオレットエヴァーガーデン』はなぜここまで絶賛される人気作なのでしょうか。京都アニメーションの第5回目にして初の大賞受賞作にもなり、また、2020年には劇場版「ヴァイオレットエヴァーガーデン」も公開されるという人気作の秘密に迫っていきます。

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』が人気の理由を解説

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』が人気の理由、それは”短編なのに長編作として成り立っている”、”ヴァイオレットの悲壮的な物語だけではなく、日常の中に溢れるそれぞれの想いを通じて感じ取る愛の物語”だからと言えるでしょう。また、元上司でもあるギルベルト少佐との恋愛模様も魅力の一つです。

主人公が元軍人というバトルものでは度々扱われる設定ではありますが、本作では、元軍人という経歴を逆手にとった”感情を感じ取りにくい性格なのに、自動手記人形(人の感情を汲み取る仕事)”という一見ミスマッチな設定が興味をひきます。そして、それに加え、舞台背景が西洋であり、ヴァイオレットの衣装も可愛いくもあるため、現実的だけどどこか幻想を抱かせる設定もまた魅力だと言えます。

人気の理由5選!

まとめると、①バトル要素あり②西洋が舞台の可愛い服装や小物③美少女な主人公なのに感情が欠落しているというギャップ④上司と部下の恋愛⑤繊細な文章、などが主な人気の理由と言えます。また、アニメを皮切りに映像美や言葉の綺麗さ、死と生の儚さなど他にもさまざまな人気の理由があることが伺えます。また、タイプライターで手紙を書くという時代設定も味があり人気の理由と言えるでしょう。

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』は恋愛ストーリー?

あらすじを読んだ方はご存知の通り、『ヴァイオレットエヴァーガーデン』は恋愛ストーリーです。元上司のギルベルト少佐に「愛している」と言われたヴァイオレット、ですがヴァイオレットは「愛している」という感情が分からない、だけどギルベルト少佐から言われた「愛している」という意味を知りたい分かりたいといった、ヴァイオレットが”愛の意味”を探す物語なのです。

ヴァイオレットエヴァーガーデンの原作を読んだ人の感想を紹介!

それでは、原作『ヴァイオレットエヴァーガーデン』を読んだ方の感想を紹介していきます。制作発表やPV公開時から京アニファンの間では話題になっていた『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の原作を、ファンの間では一体どんな感想があったのか、好評な感想や不評な感想も含め紹介&解説していきますので、まだ原作を読んだことのない方は参考にしてみてください。

ヴァイオレットエヴァーガーデン原作の感想①

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』は涙なしでは読めないと話題ではありましたが、こちらの方も涙を流した模様です。繊細な文章と、ヴァイオレットの境遇や色鮮やかなイメージが浮かびます。娯楽小説だけではなく、人生において何が大切なのかも気付かせてくれる、そんな作品だと指摘する声もあります。手紙や言葉を通して「愛」という形ではない物を探す旅をするヴァイオレットと素敵なストーリーを覗いてみませんか?

ヴァイオレットエヴァーガーデン原作の感想②

京都アニメーションが製作したアニメーションを見た後の感想でしょうか。繊細で表現豊か、そして幻想的で鮮やかな映像で「ヴァイオレットエヴァーガーデン」を見た後のゾクゾク感やワクワク感があったかのようです。『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の原作を読んでみたいと思わせてくれるようなそんなアニメーション作品だったこともこの感想から伺えます。

ヴァイオレットエヴァーガーデン原作の感想③

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の原作とアニメーション「ヴァイオレットエヴァーガーデン」を別の作品として読める方にはぜひ原作小説も読んで欲しいといった感想でした。原作とアニメーションを別の角度から見ることによって、また違った作品になるということでしょうか。確かに、小説とアニメーションでは始まりと結末は違います。2つの違った視点から楽しむことのできる作品をぜひ楽しんでみてください。

ヴァイオレットエヴァーガーデン原作の感想④

こちらの方は、原作の不評な感想でした。途中から戦闘描写が多くみられたという意見ですが、確かに、後半はヴァイオレットの過去を主に描ているので、元軍人という立場のヴァイオレットを描くという点では戦闘描写は避けられなかったのでしょう。ですが、穏やかな場面が好きな方は戦闘描写は読みづらく違うジャンルになってしまうことでしょう。アニメでの戦闘描写は綺麗な映像で描かれているので、飽きはこないはずです。

ヴァイオレットエヴァーガーデン原作の感想⑤

原作『ヴァイオレットエヴァーガーデン』を読み終わったあとすぐの感想です。上下巻だけでは足らない、もっと作品を読みたいといった感想でした。ですが、『ヴァイオレットエヴァーガーデン』は上下巻だけではなく、『ヴァイオレットエヴァーガーデン 外伝』という形で原作本編の付帯作品として外伝が発売されていますので、そちらもぜひチェックしてくみてください。外伝では、本編では語り切れなかった物語が広がっています。

ヴァイオレットエヴァーガーデン原作の感想⑥

こちらの方は、先ほど紹介しました『ヴァイオレットエヴァーガーデン 外伝』を買ってすぐの感想です。原作本編同様に、こちらの外伝も最初の文章から『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の美しさが広がるとても綺麗で繊細な文章で語られる物語が繰り広げられています。アニメーションでは絵が綺麗と話題で、原作では文章が美しいと評判な『ヴァイオレットエヴァーガーデン』を、ぜひ上下巻とともに外伝も一緒に楽しみましょう。

ヴァイオレットエヴァーガーデン原作の感想⑦

こちらの方は、『ヴァイオレットエヴァーガーデン』のアニメが始まる前に行われた先行試写会をご覧になった後の感想です。原作小説とアニメでは始まり方が違うということですが、原作小説では描き切れなった『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の世界をアニメーションで補完するといったことで、より物語に奥行きが広がりました。物語のテーマでもある”愛してる”という言葉を、もう一度ヴァイオレットと一緒に見つけませんか?

Thumbヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝のあらすじをネタバレ!小説の見所も紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ヴァイオレットエヴァーガーデンのアニメも魅力的!

原作の感想を探す中でも、たくさんの”アニメの「ヴァイオレットエヴァーガーデン」も素敵だ”といった感想が堪えませんでした。それもそのはず、京都アニメーションから「ヴァイオレットエヴァーガーデン」のプロモーションビデオ(PV)が公開されてすぐに、その映像美やストーリーの内容は話題になったのです。Youtubeに京都アニメーションのチャンネルがありますので、気になる方はPVをぜひご覧ください。

アニメ「ヴァイオレットエヴァーガーデン」の魅力

アニメ「ヴァイオレットエヴァーガーデン」の魅力は何と言っても、京都アニメ―ションが手掛ける映像と、OPとEDの主題歌や、劇中に流れる音楽です。OPはTRUE「Sincerely」、EDは茅原実里「みちしるべ」です。また、結城アイラ「Believe in…」はPVやCM時、また第9話のヴァイオレットエヴァーガーデンテーマ曲ともなっています。

アニメ「ヴァイオレットエヴァーガーデン」の結末は?

アニメ「ヴァイオレットエヴァーガーデン」は、原作とは違う結末を迎えました。原作の下巻の結末に向かう列車での戦闘は、アニメではギルベルトの兄であるディートフリートと和平反対派と戦うことになります。そこでヴァイオレットは義手を壊しながら戦うのです。ですが、原作よりも簡潔に描かれており意外とあっさり戦闘は終わります。

戦争は無事終結を迎え平和が訪れようとする気配がしますが、「戦争で失った命は帰ってこない」ということをヴァイオレットはしみじみと感じます。そんな中、航空祭が開かれる前日に、ヴァイオレットはカトレアから少佐に向けて手紙を書いてみることをすすめられ書くことにしました。少佐の事を思い出しながら手紙を書こうとしますが、少佐に対する想いが溢れ思うように書けません。

アニメ「ヴァイオレットエヴァーガーデン」の結末①

そんなとき、ヴァイオレットと面会したいという人物が現れます。ギルベルトの兄ディートフリートがヴァイオレットを家に招きました。ディートフリートが会わせたその”ある人物”というのはギルベルトの母だったのです。ギルベルトの母親は、真っ白な白髪で少し惚けた印象のある、でもどこか少佐に似た優しそうな面影のある人でした。

ギルベルトの母は「ギルベルトはどこ?」とヴァイオレットにたずねます。この時、母親は記憶が曖昧な感じがします。きっと少佐の死のショックで混乱状態が抜けないのでしょう。その問いに対しヴァイオレットは「少佐は一緒です。」とヴァイオレットの宝物である少佐の瞳の色のブローチを見せました。すると、母親は少佐の死を思い出したのでしょう。

アニメ「ヴァイオレットエヴァーガーデン」の結末②

「あの子は生きてる。心の中で。だから決して忘れない。思い出した日に辛くてもずっと想って生きていくわだって今も愛しているんだもの」とヴァイオレットに諭すように言いました。すると、ディートフリートが言います。「ヴァイオレット、ギルベルトの分まで生きろ。生きて生きて、そして死ね。それが最後の命令だ。」と。少し衝撃的な命令ですが、これはディートフリートがヴァイオレットに向けた最初の優しさだったのです。

ディートフリートがギルベルトの母親に会わせてくれたことによって、ヴァイオレットは少佐に向けて手紙を書くことができました。そして、翌日の航空祭を迎えることができました。手紙には、季節は流れけど少佐はいないこと、あの頃は少佐の気持ちが分からなかったこと、でも今は代筆屋を通して人の温もりや気持ちをくみ取ることができること、そして少佐は今もどこかで生きていると信じているということが書いてありました。

アニメ「ヴァイオレットエヴァーガーデン」の結末③

そしてまた会えたら伝えたいことがあるということも添えました。アニメでは少佐に会えずに終わりました。そして、少佐の気持ちがわかったこと、「愛してる」の意味が分かりつつあること、物語を通してヴァイオレットの気持ちの変化を描きました。アニメでの結末は原作とは違いがありましたが、アニメの結末もまた一つの物語がありました。比較して違いを楽しむのもまた一興です。

2020年公開予定の劇場版「ヴァイオレットエヴァーガーデン」に向けて少佐に会えるという伏線が見えます。原作を読んだ方はアニメの結末がモヤモヤする方もいるかもしれませんが、原作を知らない方はアニメの結末もまた感動や希望がある形で終わったので見る価値はあります。原作と同様、アニメ版も十分に楽しめる内容になっていますので、ぜひアニメもご覧になってください。

ヴァイオレットエヴァーガーデンの原作結末のネタバレ解説まとめ!

原作『ヴァイオレットエヴァーガーデン』のネタバレ、また、アニメも含めた「ヴァイオレットエヴァーガーデン」の結末を解説してきましたがいかがだったでしょうか。平成最後のすばらしい作品となったのではないでしょうか。まだ見たことのない方や、アニメしか見ていない方、はたまた小説しか読んでいない方も楽しめたのではないでしょうか。2020年には完全新作劇場版が公開予定です。ぜひ、『こちらもご覧ください。

もっともっと「ヴァイオレットエヴァーガーデン」に浸りたい方はぜひ小説の上下+外伝+アニメで予習復習をし映画に向けて準備をしてみてはいかがでしょうか。きっとヴァイオレットを近くに感じられることでしょう。そして、次回の京都アニメーション大賞受賞は一体どんな作品が選ばれるのでしょうか?ヴァイオレットエヴァーガーデンはきっとこの先も愛されていく作品として受け継がれていくことになるかもしれません。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ