クラナドアフターストーリーのあらすじを解説！感動のエピソードや感想も紹介

クラナドアフターストーリーは2007年10月～2008年３月まで一期であるクラナドが放送され同年の10月から2009年３月まで放送された二期目の題目である。あらすじは光坂高校を舞台に一期目では主人公とヒロイン達が演劇部を復活させる青春物語でありアフターストーリーでは主人公達が３年生となり将来についての悩める日々、成長を描いた物語である。

特に感動するアニメで挙げられており主人公の恋人である古河渚（フルカワナギサ）が子供を出産するがその後死亡してしまうシーンは多くの視聴者を感動させた。

クラナドシリーズにおける主人公。母である敦子を若くして亡くしており父の直幸と二人暮らしをしている。あらすじ冒頭ではバスケットボールの特待生として光坂高校に入学するが父との喧嘩で右肩を負傷し、選手生命を絶たれ部活は行っていない。真面目で明るい性格だが遅刻などの不良行為のせいか周囲からは敬遠されている。父との喧嘩後進学を諦め無気力に日々を過ごしており悪友の春原陽平の部屋に入り浸っている。

クラナドシリーズにおけるメインヒロイン。幼いころより病弱で、高校３年目を病気のため長期欠席しており留年している。主人公達とは１つ年上。２本のアホ毛が特徴で激しい人見知り。性格はとても真面目な性格であり不正や曲がった事を嫌う。誰にでも丁寧口調で話し、自信を持てずにいる。あらすじの初めに校門へと続く坂の下で主人公と出会う。

ヒロインの一人。主人公の隣のクラスの委員長。勝気で男勝りな性格をしておりスポーツや料理が得意である。かなりのおせっかい焼きで主人公達と分け隔て無く話をするため主人公や春原と仲が良い。双子の妹に椋がおり、主人公達には下の名前で呼ばれている。かなりの妹想いであり、妹の椋に危害を加える者には容赦しない。椋が主人公へ想いを寄せてるのを後押しするが杏本人も主人公の事を気になっている。

ヒロインの一人。主人公岡崎朋也のクラスの委員長。遅刻、怠業を繰り返す主人公やその悪友、春原陽平を出席させるため苦労している。双子の姉に杏がおり、主人公達には苗字で呼ばれている。性格は真面目で引っ込み思案なおとなしい性格でありスポーツや料理が苦手である。占いを得意としており、結果は必ず外れるが逆を解釈をすれば必ず当たると有名である。

ヒロインの一人。世界的有名な理論物理学者の父母をもち、本人も全国トップレベルの学力をもつ才女。進学実績を挙げることで授業の欠席を黙認されてる。必要授業以外は図書室で勉強しており、昼食も他の生徒と時間をずらし手作り弁当を食べている。おっとりとした性格で、語尾に「なの」を付けるのが特徴である。

口癖は「いじめっ子」。両親とは死別しており、両親に投げかけた言葉が今でもトラウマとなっている。主人公とは小学生の頃対面していた幼馴染であり、その時は主人公に好意を寄せていた。

ヒロインの一人。卓越した足技を持っており、以前は不良達と喧嘩を繰り返していた。転校を機に女の子らしく過ごすと心に決めているが春原にだけは容赦なく実力を行使する。春原を連続で蹴る際はヒット数が出るのが特徴でアニメでは1000ヒット近い数字をたたき出している。

成績は優秀でスポーツにも秀でており文武両道だが精神面は未熟な部分がある。生徒会長を目指しており、不正などは絶対に許さず一度決めたことは決して譲らない性格。主人公に好意を寄せており、よく下校時に誘っている。

ヒロインの一人。ヒトデが好きで姉の公子（こうこ）の結婚式で自分の掘ったヒトデの彫刻を多くの人に渡している。不器用でその時に彫刻刀で怪我をし、手に包帯を巻いている。外見は小柄で大人しそうな性格と思われるが独特の感性をもっており、言葉も丁寧だが珍妙な発言が多い。

毒舌家でかなりの頑固者。実は本人は高校入学前に交通事故で意識不明になっており入院中である。しかし学校に出没しているの本人の生霊と呼ばれる存在である。

ヒロインの一人。図書室に付属する資料室に駐留しており、アホ毛が一本あるのが特徴。飲み物や軽食を資料室を訪れた人に振る舞っており、温厚な性格で誰とでも仲良くなっている。資料室の雑誌のおまいないを主人公に教えるが、かならず成功してしまう。

成績は優秀であり、スポーツも得意。不良グループのリーダーだった兄が死亡しており、その時兄の事を恐れていたが、兄の生き方を理解しようと不良グループと交流を深め今の性格に繋がっている。

主人公の悪友で同級生。サッカーのスポーツ推薦で入学したが、サッカー部の先輩と不仲であり追放同然に退部した後は自堕落な学校生活を過ごしている。同じころに主人公が暴力事件を起こし、主人公と春原は生徒指導の幸村（こうむら）先生に引合わせられ、お互いの怪我で爆笑し合い意気投合する。

それ以降主人公といつも一緒に行動しており不良コンビとして悪名が広まっている。しかし本人は事を荒げるのが嫌いであり、周囲からは「ヘタレ」とレッテルを貼られている。

春原陽平の妹。兄の自堕落な生活が心配であり、田舎を出て寮を訪ねてくる。性格は兄とは違いしっかりとした性格であり、運動神経も良い。兄陽平を慕っており、兄がしっかりするまで古河家の居候をする事になる。中々進展しない主人公と渚の関係について世話を焼いており、渚に奇怪な行動させたりするなどとても世話焼きである。

主人公達の学校のOB。電気工として働いる。過去にロックミュージシャンとして成功したが、様々な事情で頓挫し今の仕事を始める。ロックミュージシャンの経歴のせいか言いことを言っているのだがキザで臭いセリフを言ったり、草野球で臭いセリフを言ってる間にアウトになるなど周囲から面白がられている。伊吹風子の姉である公子と結婚している。

古河渚の父。古河パンを経営しており、渚と同じく二本のアホ毛が特徴。ヘビースモーカーでたばこをいつもくわえており、初対面でも敬語を使わないなど柄が悪い。しかし性格は家族思いでとても優しく世話焼きで、誰からも好かれている。草野球チーム「古河ベイカーズ」の監督兼ピッチャーをしている。昔は演劇役者を目指していたが、渚が病気になり役者の夢を諦めパン屋を開業した。

古河渚の母。夫婦でパン屋を営んでおり、近所の子供達を相手に学生塾も行いっている。外見が若く、渚の姉と間違えられることもしばしばある。三本のアホ毛が特徴。子供っぽく泣き虫ではあるが、いざというときは芯は強く行動力があり頼りになる存在だ。料理は上手だが、パンを作る時だけ「煎餅入りパン」など独創的な物を作り、売れ残っている。昔は教師をしていたが、渚が病気になってからパン屋をすることになった。

岡崎朋也の父。妻を早くして亡くしており、生活の困窮から酒に溺れてしまう。主人公である朋也に暴力を振るってしまい、バスケットボールの特待生である朋也に選手生命を絶たせる怪我をさせてしまう。その反動で息子である朋也に対し「朋也くん」と他人のように接するようになっている。

主人公岡崎朋也と古河渚の子。生まれた直後に母渚を亡くし、父の代わりに祖父母である渚の両親に育てられる。その後朋也との旅行で父との絆を取り戻す。しかしその数年後渚と同じ病気にかかってしまう。性格は大人しく泣き虫だが人懐っこく、礼儀が正しい。旅行の際父に買ってもらったロボットのおもちゃがお気に入り。

前作の一期にあたる「クラナド」は岡崎朋也がバスケットボールの特待生として入学し、父との喧嘩で選手生命が絶たれ無気力に生きているところから始まる。そんなある日学園前の坂道の下で古河渚と出会う。渚は廃部になった演劇部の復活を目指しており、一ノ瀬ことみや春原陽平、藤林姉妹と協力し演劇部を復活させる。その後朋也が渚に部室で告白し二人は恋人関係となりクラナドアフターストーリーへ物語は続いていく。

二期にあたるあらすじは最初二学期が始まり、主人公朋也は進路で悩んでおり、将来が見えないまま日々を送っていた。その中で焦りや不安を抱いており、自分自身の事や渚の将来のことについて考えるようになる。そんな中渚の父古河秋生の提案で野球の試合に出る事になった主人公。登場人物総出でチームを作り試合へ赴く。全員の協力で最後に朋也がボールを打ち、見事勝利を収める。

野球試合から数日後朋也は春原陽平の妹芽衣について気になっていた。兄の事が心配で訪れてきた芽衣だが兄は「サッカー部を辞めてしまってから変わってしまった」と嘆く。そしてもう一度サッカー部に戻れば変わると思いつき、サッカー部へ朋也と渚、芽衣で交渉を行うが断られてしまう。

それでも諦めず交渉しサッカー部でボール拾いの手伝いをさせる。しかし芽衣にボールを当てたり罵ったりされ、芽衣は泣いてしまう。その時兄陽平が駆けつけサッカー部を退ける。その姿を見て安心した芽衣は田舎へ帰っていった。

季節は秋となり周りは進路の話で持ち切りとなっていた。しかし朋也は未だに進路を決め切れていなかった。渚は進学せず就職を決めていたが冬になり熱が出てしまう。熱は下がることはなく再度渚は留年し、三年生をもう一度やることに。

渚がいない卒業式を迎える朋也に渚はもう一年頑張るから先へ進むべきと伝え、朋也は卒業し、渚は留年した。卒業後も朋也は悩んでおり一旦古河パンでバイトをすることになったがいけないと感じ、芳野祐介の紹介で電気工で働くことになる。

厳しい仕事で疲れ果てていた朋也を渚が励ましのお陰で続けることができ、仕事に慣れていった。そんな中朋也に現場監督への転職が舞い込んでくる。渚の後押しで受ける事になったが、父が「やばい物を取引して逮捕された」と連絡があり転職の話が白紙になってしまった。

刑務所の父に会いに行くが悪びれる様子はなく怒りと悲しみで塀を殴りつけ自らの手を傷つけてしまう。渚が必死に止め朋也を抱きしめる。朋也は渚に抱きしめられながら結婚しようとプロポーズし、渚は「はい」と即答。二人は結婚を誓い合った。

時は経ち春になった。渚の高校卒業式だがまたもや熱を出してしまい寝込んでしまう。見かねた朋也は友人達を集め、渚の卒業式を行う。その後二人は同棲生活を始めるが渚の妊娠が発覚する。元々身体が弱い渚が出産するのにかなりの危険を伴うが父秋生の意見で出産を決意する。しかし娘汐を出産後、渚は息を引き取ってしまう。

渚の死から五年後、朋也は悲しみに明け暮れ娘汐は古河家に預けている状態だった。そんな中渚の母早苗の提案で朋也と汐二人で旅行に行くことに。二人で旅行列車に乗り込み、その先で朋也の祖母と出会う。そこで父の話を聞き、父は妻を亡くした時絶望したが必死に朋也を育ててきた事を知る。

父の話を聞き、心の整理がつき、汐を抱きしめる。ようやく渚を失った悲しみから立ち直り二人は親子として過ごすようになる。父には旅行後会い、感謝の意を伝え朋也と父直幸は和解するのであった。

そして時は経ち、朋也もすっかり親バカになっていた。順風満帆の日々を送っていたある日汐が謎の病気で倒れてしまう。病気は治らず悪化するばかりであった。実は渚と子の汐は街と繋がっている存在であり都市開発が進むたび病状が悪化するのであった。そ

して旅行をせがむ汐と歩いている途中、汐が息を引き取ってしまい朋也も倒れてしまう。そこで朋也は幻想世界という場所に移動し、人の願いを叶え、光の玉を集めると願いが叶うと知り現実世界へと舞い戻る。

現実世界へと舞い戻った朋也は坂道の下で渚と出会う場面から時が動き出す。朋也はここで出会わなければよかったんじゃないかと思うが幻想世界の事を思い出した朋也は渚を抱きしめる。渚は朋也に「私と出会えた事を後悔しないでほしい」とお願いする。その時今まで人の願いを叶えて発生した光の玉が街中を駆け巡り、汐が生まれた時に舞い戻る。願いは叶い、渚も汐も病気で倒れることがなく三人は幸せの日々を送るのであった。

クラナドの感動する回として必ず挙げられるのが16話「白い闇」。渚に子供が出来、出産の話。身体に病気を抱えた状態ではかなり危険な状態の中出産に挑むのだが、大雪のため自宅での試みになる。「朋也くんとしおちゃんの三人で暮らすんです。」と強い意志で汐を生む瞬間舞台が白黒反転し、汐が生まれる。

これがタイトル白い闇に繋がるのだ。しかし出産で命は尽きようとしていた。渚は「少し疲れてしまいました。ちょっとだけ休ませてください。」といい命が尽きる。

坂道の下で渚と出会い共に高校生活を送り、結婚した。その事に関して朋也も渚も幸せじゃないわけがない。しかし結果は渚を亡くしてしまった。朋也は「出会わなければよかった。」と悲しみに暮れる。渚の最期に声を掛けれぬまま絶望する朋也で幕を閉じる。そして物語は渚が残した命「汐」と朋也へと焦点があてられるのだった。

クラナドアフターストーリーで最も感動を呼んだ話こそ第18話「大地の果て」である。朋也と娘渚は母の早苗の勧めで旅行に行くことに。5年振りという歳月は長く、朋也は汐にそっけない態度を繰り返す。そんな中列車の中で子供が「ママ～」とはしゃいでおり、苛立ちで朋也は怒鳴ってしまい汐を驚かせる。

汐はトイレに行き戻ってくると目の周りが赤く腫れており、「泣いているのか？」と朋也が聞くと首を横に振りトイレでしか泣いたらいけないと言うのだった。電車から降りる二人は暗いままだった。そこで朋也は空気を変えるため、汐におもちゃを買ってあげることを思いつく。おみやげコーナーで汐は中々決められず、早く済ましたい朋也はロボットのおもちゃを勧める。

その後電車に乗り込む二人。「これ好き」と汐はおもちゃのロボットを大変気に入るのだった。その後宿に到着しその時汐に「ママの事教えて」と質問され動揺を隠しきれず答える事が出来なかった朋也。翌日目的の駅に到着した二人。二人は歩き目的地であるお花畑へと足を踏み入れる。そこにはひまわりなどが敷き詰められており、朋也も汐も圧倒される。

朋也も気分を戻したのか汐を肩車したりはしゃいだりと楽しむが汐がロボットのおもちゃを失くしてしまい落ち込んでしまう。そんな中なにか懐かしさを覚えた朋也が自分も昔ここへ来たことを思い出す。岬の先に岡崎史乃という一人のおばあさんが立っていた。そう彼女こそ朋也の父の母。祖母であった。

祖母史乃は渚の母早苗から連絡を受け、会いにきたのだった。そして朋也に父の昔について話を始める。早くして妻を亡くした絶望の中朋也がいたお陰で立ち上がったこと、朋也を育てるため職を転々とし全てを捧げたこと、人間としてダメだったが父親としては立派な人間だったことなど全て朋也に伝えるのだった。今まで父の事を最低だと思っていた心は無くなり心の整理がようやくついた朋也は渚の元へと戻るのであった。

渚の元に戻るとまだロボットのおもちゃを探していた。新しいものを買ってやると言うが汐は「初めてパパが買ってくれたものだから」と言い朋也は驚き、傍にいてもいいかという朋也にいてほしいという汐。そして汐が「もう我慢しなくていい？泣いてもいいのはパパの胸の中だって」と言うと二人は抱き合うのだった。

帰りの列車で朋也は母の事を汐にたくさん話すのであった。汐の手を握り伝えるのであった。「渚、見つけたよ、やっと見つけたんだ。俺にしか守れないもの。俺にしか守れないかけがえのないもの、ここにあった。」と

多くの感動を与えたクラナドアフターストーリーはたくさんの感想で埋め尽くされている。その感想の一部を紹介していく。

クラナドは人生に大きく影響を与えたという感想が多く、大切な人を守る、支える絆が視聴者に大きな影響を与えている。そういったアニメだからこそ数多くの人にクラナドを観てもらいたいものだ。

やはり第18話が感動したという感想が多かった。父、そして息子へと意志が受け継がれていき子供を誰よりも大事にすることが学べる名作だ。

感動したという感想が多いが中には泣けないやおもしろいと思わないという感想があった。やはりクラナドの設定として恋愛アニメであり可哀想と思う展開が多いのでアクション漫画を好む人が見るとなると退屈に思う人もいるのではないだろうか。しかし絆、何かを大切な物がある人は是非視聴すべきアニメであるのは間違いない。

本記事ではクラナドアフターストーリーについてあらすじや感動エピソード、感想を交え紹介させて頂いた。恋愛ゲームとして人気を博し、アニメで放送され多くのアニメファンを感動させ、魅了さした。アニメは二期に渡り長期で放送されたが観るに値するほどの価値がある作品なので是非ご覧になってはどうだろうか。