バジリスクの陽炎の能力と切ない恋を考察!最後は天膳に殺された?

バジリスクに登場する甲賀卍谷衆(こうがまんじだにしゅう)のひとり陽炎は、バジリスクに登場するキャラクターの中でも特に美しく色気のある容姿をしているくノ一です。しかし男性からは「男殺し」と恐れられています。その能力とは、一体どんなものなのでしょうか?また、バジリスクの陽炎は美しい容姿をもちながらとても悲しい恋をしていました。そんな陽炎の持っている能力や恋物語をバジリスクのストーリーを合わせながら考察していきます。

バジリスクの陽炎の能力と切ない恋を考察!最後は天膳に殺された?のイメージ

目次

  1. バジリスクの陽炎の能力や気になる切ない恋物語に迫る!
  2. バジリスク作品情報
  3. バジリスクの陽炎について
  4. バジリスクの陽炎は最後天膳に殺された?
  5. バジリスクの陽炎についてまとめ

バジリスクの陽炎の能力や気になる切ない恋物語に迫る!

知る人ぞ知る人気小説、漫画でありアニメ化、映画化されているバジリスク~甲賀忍法帖~で登場する甲賀卍谷衆のひとり陽炎は、バジリスクで出てくる女性キャラクターの中でも特に美しく男性なら誰でも声をかけたくなる絶世の美女といわれています。

そんな陽炎にも叶わない切ない恋物語がありました。それも陽炎の能力のせいだといわれています。一体どんな能力を持っているのでしょうか?また、最後陽炎は天膳に殺されてしまったのでしょうか?バジリスク陽炎の能力と切ない恋と陽炎の最後について考察していきます。

バジリスク~甲賀忍法帖~ 公式サイト

バジリスク作品情報

まずは、「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」の作品の基本情報について紹介します。「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」は、せがわまさきが描いた漫画です。この漫画は、山田風太郎の書いた小説「甲賀忍法帖」を原作に描かれています。2003年から連載されており、2005年にアニメ化されさらに人気に拍車がかかりました。

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バジリスクの陽炎について

甲賀卍谷衆に属する陽炎

バジリスク甲賀忍法帖では2つの衆がメインで描かれています。甲賀卍谷衆と伊賀鍔隠れ衆です。他にも忍里はあったといわれいますが戦国時代を生き残ったのが、甲賀と伊賀だったそうです。どちらも徳川忍組組頭、服部半蔵に率いられる忍者群同士であるものの、敵里への憎悪を教育されていたためかとても仲が悪かったのです。半蔵により両門争闘の禁制を命じられてかろうじて平和だったといいます。

バジリスク陽炎は甲賀弾正の孫、甲賀弦之介率いる甲賀卍谷衆に属しています。甲賀忍法を使う俗衆です。

一方、薬師寺天膳がいるお幻の孫、朧率いる伊賀鍔隠れ衆です。かつて両頭領は恋仲だったといわれています。そしてまた、その2人の孫甲賀弦之介と朧も恋仲です。

バジリスク陽炎の能力とは?

バジリスク陽炎の能力は「猛毒の吐息」といわれています。普段は無害ですが、陽炎が男性に欲情したときのみ発動します。それを吸った男性は生きてられません。これは彼女自身も制御することができなくて、抱いた者は誰これ構わず殺してしまうといわれています。ちなみに、女性に対しては全く効かないといわれています。

得意の色香の術との合わせ技で「男殺し」という必殺技となるも、それはいいことばかりではなく男性と婚約を結べないという深刻な悩みもあります。過去に陽炎の母も陽炎の父をこの能力で殺してしまっています。とても強力な能力ではありますが、陽炎は複雑な気持ちを抱いています。

バジリスク陽炎の過去と切ない恋物語

本来陽炎は、甲賀の首領甲賀弾正家と肩を並べるほど戦闘能力が高い家柄を持った名家の出身なので、弦之介と婚約できるほどの実力はありました。ですが、陽炎の使う術のせいで恋心を抱いていた弦之介を殺してしまうことは陽炎自身も分かっていたので、叶うことはなかったのです。

作品の中で陽炎は恋心を抱いてる故、何度か味方である弦之介と共に心中しようとしますが弦之介に止められたり、朧に止められていたりで失敗しています。

弦之介に恋心を抱いていた陽炎は弦之介を仲良くする朧を見ながら、自分の気持ちを押し殺して生きていました。なので、朧のことをひどく恨み甲賀と伊賀の和睦にも不満がありました。

甲賀と伊賀の忍法争いの終盤では、陽炎は弦之介に「一生触れ合えずとも構わない、傍でお世話したい。」と告白しています。これは陽炎の今まで我慢してきた秘めた想いだったのでしょう。そのとき弦之介は「それでいいのか。」と一言発し、他は何も言いませんでした。

バジリスクの陽炎は最後天膳に殺された?

後継者を決める忍法争い

バジリスクの一番盛り上がる話ともなった甲賀と伊賀の忍法争いですが、徳川二代目将軍秀忠に二人の息子がいました。

次期将軍を決めるのに徳川家康と秀忠は長男(竹千代)と次男(国千代)で意見が割れ、後継者を決めるために甲賀(竹千代)と伊賀(国千代)を戦わせて勝った方が次期将軍に就かせることにしました。(※二代目の息子たちは戦いに参加することはありません。あくまで甲賀と伊賀の忍者たちを戦わせるということです。)

これは陽炎の死につながる元凶になりました。ルールは、甲賀と伊賀で選ばれた10人が殺し合い最後に残った1人が巻物を家康に届ける、というものでした。

バジリスク陽炎は天膳に騙された?

忍法争い中、陽炎は如月左衛門と朧の味方についたフリをして、朧を殺そうとしていました。しかし、如月左衛門はすでに天膳に殺されていて、それを知らない陽炎は天膳と朧がいるところへ向かいます。如月左衛門の能力は「声も見た目もそっくりに変身する」ことなので、陽炎は如月左衛門が変身しているものだと思っていたので、本物の天膳はそれに乗っかるように陽炎を騙し手駒にしようとします。

しかし、天膳の部下は陽炎が甲賀を裏切ったのを信用しきれず、本物の天膳は如月左衛門が変身した天膳になりすまし陽炎に近づき、信用を得るために陽炎の肌に手を伸ばしました。そこで陽炎は自分の容姿に欲情する天膳が如月左衛門ではないことに気づき天膳に口づけをし殺しました。(このとき、陽炎は天膳を弦之介に置き換えて欲情し毒息を吐いた描写が描かれています。)

伊賀鍔隠れ衆に捕まる陽炎

天膳は部下にそれを別室から見せつけていたため、天膳が死んだのが分かると部下たちは陽炎に突撃し避けきれなかったため太ももに槍を刺され捕まりました。そして朧は弦之介を呼び込むための人質すると命令しました。その夜陽炎は見張りを殺し、深夜に憎き朧を殺すために逃げ出すも朧を殺す一歩手前で天膳に見つかってしまいました。

天膳に見つかったあと、別の小屋に捕らえられ陽炎は天膳に「伊賀攻め」(伊賀の文字を毒針で一画ずつ入られていく)という拷問をされていました。その悲鳴は部下や朧にまで鮮明に聞こえるほどで、みんな怯えて天膳には近づけませんでした。

そんな中この状況を聞いてられない、どうにか止めたいと思った朧は天膳と陽炎のいる小屋に向かいます。そこで朧は天膳に「ここまですることはないでしょう?」と止めに入ります。ですが、天膳は朧が来たのをいいことに、朧に襲いかかり陽炎に欲情させて能力を使わせ、朧の破幻の瞳(特別な忍術を無効化する力)を使ってもらい天膳が拷問で使った毒針で陽炎を殺そうとしました。そのとき弦之介が助けに来てくれました。

バジリスク陽炎の最後

陽炎は天膳を1度殺したときの部下による太ももの刺し傷と天膳による拷問でかなりの重症を負っていました。弦之介が拷問も終わりかけのころに助けに来てくれるものの、ここではまだ死んでるか意識だけはあるのか分からない状態です。そのあと天膳と弦之助の一騎打ちが始まり激闘の末、弦之介が天膳の首を取ります。

朧と弦之介が再会を果たしたところで、陽炎は重症を負いながらも意識はあり「朧をなぜ討たないのですか?弦之介様は甲賀を...卍谷を...私を裏切るおつもりですか?」と必死に訴えると弦之介は陽炎に歩み寄り「行こう」と一言だけ言い陽炎を抱き上げその場を去ろうとしました。

抱き上げられた陽炎はどこか嬉しさを見せた表情でした。弦之介も天膳との一騎打ちで怪我をしており、帰ろうとするも二人は倒れてしまいました。陽炎は朧に巻物を投げつけ「朧、ひとりで生き長らえればいい...」と弦之介と心中しようとします。そこで朧は弦之介を助けたい一心で、破幻の瞳を使い陽炎の術は消え陽炎もまた死んでいきました。

陽炎の最後についてはバジリスクファンの間で色々言われています。「拷問の針が実は毒針で、朧の破幻の瞳で陽炎の毒体質が消え毒針の免疫が消えて死んでしまったのではないか。」「拷問される前にすでに重体であった。そのうえに拷問されていて弦之介に助けられた時にはすでに虫の息で今にも死にそうな状態だった。」「特殊な毒針を使用して陽炎を殺した。」などなど様々な考察がされています。

最後天膳は死んだ?

そのあと天膳と弦之介で一騎打ちになりました。弦之介は首をはねましたが、天膳は不老不死なので再生しようとしていました。そこで朧の破幻の瞳で天膳の不老不死の能力は途絶え、最後天膳は死んでいきました。(天膳の不老不死の理由は漫画とアニメで違うようです。)

バジリスクの陽炎についてまとめ

バジリスク陽炎の能力と最後の結末はいかがだったでしょうか?陽炎の最後についてはバジリスクファンなど様々な方々に考察されています。それほどバジリスクのキャラクターの中でも魅力的で素敵なキャラクターということが伝わってきます。特別な力を持っているが故、宿命なんだといわれています。また、天膳が陽炎にした伊賀攻めという拷問は見ただけで背筋が凍るようなシーンだといわれています。

陽炎の恋心や最後の残酷なシーンは、アニメのバジリスクでは21話から23話に描かれています。また、バジリスクは実写化されて映画にもなっています。これを機会に陽炎の心情や表情を観察しつつバジリスクの漫画やアニメをご覧になってはいかがでしょうか?

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