カンフー・パンダ2のあらすじと結末をネタバレ!ラストの感想は?

カンフー・パンダ2はドリームワークス・アニメーションが制作したカンフーアニメ映画で、中国のみならず日本やアメリカなどでも大人気を誇っています。動きは軽快で、実写顔負けのアクションシーンといかにも王道一直線のシナリオは、シンプルながらも伝えたいメッセージが明確になっています。今回はそんなカンフー・パンダ2のあらすじや結末、俳優の紹介などについて紹介していきます。

カンフー・パンダ2のあらすじと結末をネタバレ!ラストの感想は?のイメージ

目次

  1. カンフー・パンダ2のあらすじと結末が気になる!
  2. カンフー・パンダシリーズとは?
  3. カンフー・パンダ2の声優とは?
  4. カンフー・パンダ2のあらすじをネタバレ紹介!
  5. カンフー・パンダ2の結末をネタバレ紹介!
  6. カンフー・パンダ2の結末まで観た人の感想とは?
  7. カンフー・パンダ2のあらすじと結末まとめ!

カンフー・パンダ2のあらすじと結末が気になる!

『カンフー・パンダ2』と言えば、カンフーでパンダという中国の2大ヒーローをそのまま組み合わせただけとの印象も持たれがちですが、その実写顔負けのアクションにぽっと出てくる含蓄のあるセリフがはまっていて、今なお多くのファンを魅了してやみません。

特にこの第2作目となるカンフー・パンダ2は、1作目よりさらに深いテーマで描かれており、シリーズ通して1番という評価もよく聞かれます。今回はそんなカンフー・パンダ2のあらすじやその結末、視聴者の感想なども織り交ぜつつネタバレ紹介していきます。

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カンフー・パンダシリーズとは?

カンフー・パンダシリーズは、シュレックやマダガスカルなどでも大変有名な、スティーブン・スピルバーグ率いるドリームワークス・アニメ―ション制作のカンフーアニメ映画です。主人公であるパンダのポーがカンフーの強さを極めていく中「龍の戦士」として成長していく様を描いています。

監督は1作目がマーク・オズボーンとジョン・スティーブンソン、2作目であるカンフー・パンダ2はジェニファー・ユーが担当しています。1作目は2008年に公開、その軽快なアクションとユーモアたっぷりのギャグ、そして心に響く名ゼリフの数々が話題を呼び、3年後の2011年に2作目であるカンフー・パンダ2が、2016年には3作目も公開されています。

1作目であるカンフー・パンダの簡単なあらすじを紹介!主人公パンダのポーが龍の戦士に指名される!

カンフー・パンダ2の前作のあらすじを簡単に紹介していきます。カンフー発祥の地である「平和の谷」に、翡翠城というカンフー・マスターの城がありました。カンフーの始祖ウーグウェイ導師を筆頭に、カンフーを極めるべく集まったカンフー・マスターたちが日々修練を積んでいます。

主人公であるパンダのポーは、そんな翡翠城のふもとの町のラーメン屋で、店主であり父でもあるガチョウのピンとともに暮らしていました。ポーは大変なカンフーオタクで、翡翠城どころか全国各地のカンフー・マスターや技に対して広い知識を持ちながら、その太っちょな体ではカンフーなど夢のまた夢であることも自覚していました。

けれどもひょんなことから、ポーは翡翠城の名だたるカンフー・マスターたちを差し置いて、カンフーの最高峰でもある「龍の戦士」に選ばれることになります。当然他のカンフー・マスターたちからはよく思われず、師匠となるシーフー老師からは厳しい修行を課せられ、それでもポーは健気に耐え、少しずつですが周りとも打ち解けていきます。

最強の敵タイ・ランと一騎打ちで戦うポー!1作目あらすじと結末をネタバレ紹介!

そのような中、刑務所に入れられていた最強のカンフーの使い手であり、平和の谷とも因縁があるタイ・ランが脱獄し、翡翠城に向かっているとの報が入ります。翡翠城のカンフー・マスターであるマスター・ファイブはそれを撃退に向かうも、返り討ちにされてしまいます。

一方龍の戦士として指名されたポーは、特別な修行を受け、また秘伝の技が記されているとされる「龍の巻物」からヒントを得て、悪のカンフー・マスター、タイ・ランに立ち向かい、これを撃退することに成功します。完全にカンフーの素人であったポーが、自身の努力と「自分を信じる力」を得ることで、最強のカンフー・マスターを退けることができたのです。

カンフー・パンダ2の声優とは?

カンフー・パンダシリーズでは数多くの有名な声優が出演しています。ここでは1作目から続くシリーズの声優と、カンフー・パンダ2から登場したキャラクターの声優をまとめて紹介していきます。

ポー:ジャック・ブラック

米カリフォルニア大学ロサンゼルス校に在学中に劇団「アクターズ・ギャング」に所属。同劇団主宰のティム・ロビンス監督のデビュー作「ボブ★ロバーツ 陰謀が生んだ英雄」にて1992年に映画デビューすることとなりました。

その後1995年、俳優のカイル・ガスとともにコミックロックバンド「テネイシャスD」で人気を博し、2000年公開「ハイ・フィデリティ」でオタクなレコード店員役で大ブレイク、以後「愛しのローズマリー」や「スクール・オブ・ロック」といったコメディ作品で名を馳せていきます。

カンフー・パンダシリーズではギャグ満載な主人公、太っちょパンダのポーを好演します。それもただギャグだけではなく、カンフーにはまるで向いていないと自他ともに認める体型ながら、それでも「絶対にあきらめない!」と強い芯を持っているところまで非常に表現していて、またカンフー・パンダ2ではそれに加え自身の過去の秘密に惑わされ、悩みながらも自分なりの答えを見つけていく様をありありと演じています。

シェン:ゲイリー・オールドマン

ローズ・ブルフォード・カレッジで演劇の博士号を得て、1982年「Remembrance」にて初出演。その後1986年の「シド・アンド・ナンシー」でセックス・ピストルズのベーシストであるシドの役を演じて注目を集めました。その後エキセントリックな役、もしくは凶器をはらんだ悪役等中心に映画界で活躍します。

ブラッド・ピットやダニエル・ラドクリフ、ジョニー・デップなど数多くの俳優たちに影響を与えたことも有名で、特にブラッド・ピットからは「GOD(神)」と称えられるほど。そんなゲイリー・オールドマンの役作りの姿勢は非常に徹底されていると言われていて、役を十分に研究し、その役の奥底まで入り込むことでも有名です。

カンフー・パンダ2のシェン役では、花火の兵器への異常なまでのこだわりや味方を巻き添えにしてでも敵を倒してやろうとする狂気、そしてそこに隠れた「白と黒の戦士が自分を倒す」という運命への恐怖までをしっかりと演じてくれています。

シーフー老師:ダスティン・ホフマン

音楽や医学など人生の目標で目移りしながらも、最後には「演劇科は誰も落第しない」という理由で大学にて演劇科を選択したという経緯があります。けれども1967年「卒業」にて不満を抱く大学生役でアカデミー主演男優賞ノミネート、1969年「真夜中のカーボーイ」ではアカデミー主演男優賞を受賞するなど大物俳優としての道を歩んでいきます。

また1979年の「クレイマー、クレイマー」や1988年の「レインマン」などから完璧主義者として知られていて、時としてスタッフ間との確執を生み、映画製作が困難になってしまうこともしばしばあったと言われています。

そんな完璧主義者で、時として誤解されやすい性格は、まさしくシリーズのシーフー老師にそっくりと言えるでしょう。カンフー・パンダ2においては気難しさは若干抜けたものの、自分が長い年月をかけて到達した極みを既に理解し始めているポーに、嫉妬するような一場面も繊細に演じています。

マスター・タイガー:アンジェリーナ・ジョリー

アンジェリーナ・ジョリーは14歳からアメリカとヨーロッパでファッションモデルとして活躍する傍らで、いくつかのミュージック・ビデオや兄の製作した学生映画などへ出演していました。その後1995年「サイバーネット」にて映画初主演を果たし、興行成績自体は振るわなかったものの、その演技がニューヨークタイムズで絶賛されるなど、頭角を現していきます。

そして1998年「ジーア/悲劇のスーパーモデル」、1999年「17歳のカルテ」、2000年「60セカンズ」、そして2001年「トゥームレイダー」と、様々な映画で成功をおさめていき、現在トップスターの1人へと数えられるようになってきました。

カンフー・パンダからカンフーパンダ2までの間で、神聖なカンフーをバカにされたと感じる憤りの様子や、ポーの努力を認めたくはないものの認めざる得ない微妙な心境、そしてどんなことにも前向きに取組んでいくポーに少しずつ惹かれていく様子など熱演しています。

マスター・モンキー:ジャッキー・チェン

ジャッキー・チェンは7歳から中国戯劇学院にて京劇や中国武術を学び、ブルース・リーの映画「ドラゴン怒りの鉄拳」などはじめ多くの映画でエキストラやスタントマンを勤めていました。その後一度は両親のいるオーストラリアにて左官やコックなどの職についていましたが、リー作品の監督であるロー・ウェイに誘われ再び香港へ戻り、本格的に映画に復帰することになります。

はじめはブルース・リーの後継者としてシリアスな役回りを与えられることが多かったのですがあまりうまくいかず、自身のキャラも踏まえたコミカルな役に転換していくことで成功を収めました。カンフー・パンダ2においては何かと落ちに使われることが多いマスター・モンキーをコミカルに演じています。

カンフー・パンダ2のあらすじをネタバレ紹介!

カンフー・パンダ2のストーリーは奇想天外、場面が次々と移り変わり、その度に軽快なアクションとユーモアあふれるギャグで観る人を楽しませてくれます。ここではそんなカンフー・パンダ2のあらすじをネタバレ踏まえつつ紹介していきます。

カンフー・パンダ2の物語は30年前から始まっていた!物語の序章のあらすじをネタバレ紹介!

はるか昔より、ゴンメンの都市はクジャクの一族が治め、平和な時を過ごしていました。その繁栄の証として、一族は「花火」を発明します。けれどもその後継者となるシェンは、花火の暗い一面に心を奪われていきました。それは花火のもう1つの側面、破壊の力でした。シェンの両親はそんな息子を不安に思い占いオババに相談すると、オババはこう言います。

「このままだと、シェンは白と黒の戦士に倒されるだろう」と。それを盗み聞いたシェンは己の運命を変えようと動きだします。白と黒の一族、パンダのさとを襲撃し、根絶やしにしようとしたのです。運命を変えたと嬉々として両親の元に帰るシェンを待ち受けていたのは追放の命令でした。シェンは怒りに燃えてこう言いました。「必ず帰ってきて、中国全土を跪かせてやる!」と。

成長したポーと打ち解けたマスター・ファイブ。物語開始当初の翡翠城やポーの親子の様子をネタバレ紹介!

そして現在。平和の谷の翡翠城には、カンフーを極めるべく日々修行に明け暮れる龍の戦士と、マスター・ファイブと呼ばれる5頭のカンフー・マスター(マスター・タイガー、マスター・モンキー、マスター・ツル、マスター・ヘビ、マスター・カマキリ)がいました。

以前、龍の戦士として指名されたばかりのポーはろくに体も動かず、マスター・ファイブからも嫌われていました。けれども厳しい修行に耐え、マスター・ファイブですら倒せなかった恐るべきカンフー使いタイ・ランを倒したことで、マスター・ファイブとの絆も深まっていました。

ある日、ポーは師匠であるシーフー老師に呼ばれ、「内なる平和」を見つけるようアドバイスを受けます。けれどもポーにはその「内なる平和」が何なのか、全く見当もつきませんでした。そのような中、翡翠城の近くの村が盗賊団に襲われます。マスター・ファイブとともに駆けつけたポーは盗賊団を撃退しますが、盗賊団の見せたマークを目にした途端、ポーは突然何かを思い出し、体が動かなくなってしまいます。

それはどうやら、自分の胸の中に眠る過去の一場面ではないかと考え、ポーは自分の過去を知るべく、父の元へと向かうのでした。ポーの父は、翡翠城の麓の町でラーメン屋を営んでいるガチョウのピンです。ピンは息子のポーの帰還を大変喜びますが、ポーから自身の出生の秘密を知りたいと聞きうなだれます。

ピンによると、ポーは野菜箱に入っていたのをピンが見つけ、養子にしたということだったのです。そしてポーが離れていってしまうのではないかと思いなかなか言い出せなかったのでした。

花火の暗い魅力に取りつかれたシェン大老が帰ってきた!都市ゴンメンでの攻防のあらすじをネタバレ紹介!

その頃、ゴンメンでは過去に追放されていたシェンが帰ってきていました。現在の指導者であるマスター・サイはシェンのことを聞いていたので、改めて追い出そうとします。しかし、シェンが持ってきていた花火の兵器=大砲の前になすすべもなく殺されてしまったのです。シェンはゴンメンを支配下に置き、世界へと勢力を拡大すべく地盤を固めようとしていました。

さて、そのことを聞いた翡翠城のシーフー老師は、龍の戦士ポーとマスター・ファイブにゴンメンに行くよう命じます。一行は山を越え谷を越え、ゴンメンまで走るのでした。ゴンメンではすでにシェンの配下のオオカミたちが我が物顔で町を歩いていました。一行は気づかれないよう慎重に進みます。途中、ゴンメンのカンフー・マスターとして高名なマスター・ワニとマスター・ウシが囚われていることを知り、一行は牢獄へ向かいます。

けれどもゴンメンの2頭のマスターたちはマスター・サイを血祭りにあげた大砲を恐れ、「かんふーは終わった」と自ら牢獄に残るのです。2頭のマスターに落胆しつつも、何がそこまで2頭を怯えさせるのか疑問に思いつつも、一行はシェンの根城とする塔へ向かうのでした。塔ではシェンの世界征服に向けて大砲を量産しているところでした。そしてその大砲の威力に、ポーとマスター・ファイブは一度敗北してしまいます。

シェンの羽の模様がポーの負の記憶を呼び覚まし、その負の記憶の正体はわからないものの、ポーの体を鈍らせてしまっていたのです。ポーはその記憶を確かめるためにも再度シェンの前に立ちはだかりますが、大砲の攻撃によって地の果てまで飛ばされてしまうのでした。

ポーの過去が明らかに!過去を乗り越え成長するポーの様子をネタバレ紹介!

飛ばされてしまった先は偶然にも、シェンに滅ぼされたポーの故郷、パンダの里の廃墟でした。そしてそこには、シェンがパンダの里を滅ぼすまでの過程をしかと見てきたヤギの占いオババがいたのです。オババはポーに、パンダの里の真実を告げ、ポーはそこで全てを思い出したのでした。シェンの手下から逃げ切れないと知ったポーの母親が、ポーを野菜箱に隠していたのです。それはポーにとって悲しい過去でした。

けれども同時に、ポーは自分がピンによって幸せな人生を送れてきたこともまた思い出します。「始まりが幸せでなくても、後の人生を幸せにするのは自分次第。自分で人生を決めるんだ」と悟るのです。過去に囚われず今の自分を見つめること、それすなわち、以前にシーフー老師がポーに伝えようとした「内なる平和だったのです。ポーは新たなる境地に辿り着き、改めてシェンの野望を止めるべく立ち上がったのでした。

カンフー・パンダ2の結末をネタバレ紹介!

過去を知り、それでも未来を見据えて歩むことを決意した龍の戦士ポー。ここからはそんなポーの最後の決戦、そして物語の結末について、ネタバレ紹介していきます。

強者のカンフー・マスターたちが勢ぞろい!カンフーパンダ2の結末に向けてラストスパートをネタバレ紹介!

ゴンメンではマスター・ファイブがシェンに捕まっており、大砲を乗せた戦争用の船団のうちの1つ、船のマストに吊るされていました。そして世界征服の一歩として今まさに出航しようとしたその時、ポーが現れたのです。ポーはマスター・ファイブを助け出し、更に牢獄より勇気を取り戻して駆けつけたマスター・ワニとマスター・ウシ、そして弟子のピンチに駆けつけたシーフー老師が加わります。

8頭のカンフー・マスターは協力してシェンの軍勢に立ち向かい、これを圧倒していきました。それはまさしく、ポーが龍の戦士になる前に夢見ていたカンフー・ヒーローの戦いだったのです。けれどもそんな優勢も、シェンの大砲の一発で一気に逆転されてしまいます。マスターたちが傷つき見守る中、ポーは立ち上がりシェンの大砲に真っ向から向き合います。

カンフー・パンダ2の結末のあらすじを紹介。ポーとシェンの最後の決戦の行方は?ポーと父親ピンの関係はどうなる?

そして、シェンの船団の放つ大砲を受け流し、あるいは跳ね返すことで次々と船団を沈めていくのでした。船団をなくしたシェンに対してポーは、過去に囚われず現在を見つめて生きることを説きます。けれどもシェンはポーに対して刃を向けました。仕方なく戦うポーですが、壊れかかった船団のマストが突然倒れてきて、シェンはその下敷きとなって命を落としてしまうのでした。

ゴンメンを平和にした龍の戦士ポーは、翡翠城の麓、父ピンの待つ町に帰ってきました。そこでピンに、自分の出生の秘密を知ったことを告白します。「そして自分が何者なのかも…」ピンはうなだれるのですが、次の瞬間ポーはピンを抱きしめてこういうのです。「父さんの子だ」と。

確かに生まれはパンダの里でした。実の両親とも離れ離れになってしまっています。それでもポーは不幸ではありませんでした。ピンに幸せに育てられたからです。以前ポーはピンに対して「僕が本当に父さんの子かどうかも怪しい」と言っていました。けれども今は「父さんの子だ」と自信を持って言える。大事なのは今自分がどう生きたいか。この度でポーはそんな大事なことを学んできたのでした。

カンフー・パンダ2の結末まで観た人の感想とは?

ここからはカンフー・パンダ2を見た人の感想をいくつかまとめてネタバレ紹介します。全体的に好意的な感想が多く、特に目を見張るようなアクションシーンや物語の深さ、結末でのどんでん返しなど様々な感想がうかがえます。

カンフー・パンダ2の魅力は何と言ってもそのアクションです。前作以上に激しく、そして前作以上に楽しいのです。またポーとマスター・ファイブの連携技も見どころの1つです。ポーが「ヘビ!」と言えばマスター・ヘビがポーの手を伝って攻撃し、「ツル!」と言えばマスター・ツルが空から援護します。前作あれだけ邪険にされていたポーがここまでみんなと連携して戦えることに感慨深い!と感想を述べる人も多かったようです。

前作が「平和の谷」という地方をイメージされて作られたのに対して、カンフー・パンダ2の舞台は都会になります。そして都会には都会の戦い方があるのです。乱立する建物と立ち並ぶ露天商、そして往来を行きかう人の多いこと。感想でも都市での戦いが新鮮で楽しかったという感想が多く聞かれていたようです。

こういったファンタジー要素のシリーズに大砲のような近代兵器が参入することで敬遠されるようになるケースもよく聞きますが、カンフー・パンダ2ではそんな心配は無用のようでした。むしろ大砲とカンフーの戦いがうまく描かれていたと感想を述べる人の方が多いようです。しかも1度見だすとなかなか結末を見るまで抜けられず、逆に困ってしまうといった感想も聞かれました。

カンフー・パンダ2において、主人公ポーと宿敵シェンの掛け合いの面白さも、感想として非常に多く聞かれていました。そもそもポーがしゃべると相手がどんなシリアスなキャラであってもギャグになってしまう傾向があるようです。さすがに結末の方になるとギャグはなりを潜めますが、その分多くのカンフー・マスターが勢ぞろいしたときのかっこよさは、凡庸な感想では表しきれないと言われています。

カンフー・パンダ2のもう1つ大きな見どころは何と言っても親子愛です。実の父じゃないと告白したときの父ピンの寂しそうな顔はとても印象的だったという感想がよく聞かれます。ずっと育ててきた愛する息子が他へ行ってしまう喪失感が生々しく出ているのです。けれども結末までしっかりと見届けた時、ピンが言っていた言葉が深く胸に響きます。「始まりは幸せじゃなかったかもしれん。でも今はわしがいるし、カンフーもある」

何人かの人の感想で触れられていますが、ポーの強さの秘訣は育ての親ピンにあるのではないかと言われています。前作からのあらすじを振り返ってみると、龍の巻物の真価に気づいたのも、そして内なる平和を見つけたのも、ピンの助言があってこそなのです。そして何より、ポーには小さいころから「愛されていた」実感と思い出があります。他の感想でもありましたが、宿敵シェンとの違いはまさにそこなのでしょう。

またカンフー・パンダ2では声優へのリスペクトの感想も非常に多く聞かれます。ポー役のジャック・ブラックはもちろんのこと、タイガー役のアンジェリーナ・ジョリー、モンキー役のジャッキー・チェンなど大御所と呼ばれる俳優も声優として参加しており、そういった所を楽しむのも1つの方法でしょう。

カンフー・パンダ2のあらすじと結末まとめ!

いかがでしたでしょうか?カンフー・パンダ2について、前作からも含めたネタバレあらすじや声優、結末まで見た人の感想などまとめてきました。シンプルではあるけれど、その分結末まで安心して一気に見れる安定感や王道の物語は未だに多くのファンを魅了し続けています。今回のネタバレあらすじでもまだまだ語られていない部分もありますので、まだ見ていない方はぜひ1度見てみてはいかがでしょうか。

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