2018年10月05日公開
2018年10月05日更新
カンフー・パンダシリーズのあらすじネタバレまとめ!声優キャストも紹介
シュレックやマダガスカルなどでお馴染みのドリームワークス・アニメーションが誇るカンフーアクション・アニメ映画『カンフー・パンダ』シリーズの紹介です。2008年に第1作が公開されて以降大きく人気を伸ばし、2011年には第2作目、2016年には第3作目が公開されています。今回はその『カンフー・パンダ』シリーズについて、あらすじや声優、名言などについて紹介していきます。
目次
カンフー・パンダシリーズのあらすじが気になる!
シュレックやマダガスカルで有名なドリームワークス・アニメーション制作のカンフーアクションのアニメーション映画『カンフー・パンダ』。2011年には第2作の『カンフー・パンダ2』が、2016年には第3作の『カンフー・パンダ3』が公開されていますが、その軽快なアクションとユーモアあふれる主人公ポーの成長の物語はいつも観る人を魅了してきました。
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ここではそんなカンフー・パンダのネタバレあらすじや声優、そして心に残る名言の数々を紹介していきます。
カンフー・パンダシリーズのあらすじをネタバレ紹介!
カンフーオタクのパンダが龍の戦士に!シリーズ1作目『カンフー・パンダ』のあらすじをネタバレ紹介!
カンフー・パンダは中国の山奥のお話です。ある日、長い時を生きるカメのウーグウェイ導師は、レッサーパンダのカンフー・マスター、シーフー老師に「タイ・ランが戻る予感がする」と告げます。タイ・ランとは、現在刑務所に入れられている凶悪なカンフーの使い手です。翡翠城と町の危機を感じたシーフー老師はすぐに刑務所に連絡を入れ、警備の人数を倍にするよう手配します。
それとともに、翡翠城にて龍の戦士を決める演武会を開催することを決めるのです。当然、龍の戦士の候補とは、現在翡翠城にて厳しい修行に励んでいるマスター・モンキー、マスター・カマキリ、マスター・ツル、マスター・ヘビ、そしてマスター・タイガーの5名で構成されたマスター・ファイブと呼ばれるカンフー・マスターたちです。
ある時、ガチョウのピンのラーメン屋に張り紙が貼られます。それは「龍の戦士を決める演武会開催のお知らせでした。そこで働くカンフーマニアのピンの息子ポーも当然その張り紙を目にし、演武会の会場で屋台を引いてラーメンを売るという口実のもと、マスター・ファイブを見に行くことにするのです。
間一髪演武会開催に間に合わず中に入れなかったポーは、縁日のロケット花火に火をつけて、会場まで飛んで行こうと画策します。けれどもポーは観客席を飛び越えてしまい、そして演武会場の、今まさにウーグウェイ導師が龍の戦士を指名するというところに落ちてしまうのです。そしてウーグウェイ導師はあろうことかたまたまそこに落ちてきたポーを「決して偶然ではない」と龍の戦士として指名してしまうのでした。
最強のカンフー使い・タイ・ランの脱獄とウーグウェイ導師の死についてあらすじをネタバレ紹介!
マスター・ファイブと一緒にカンフーの修行ができると聞いてポーは大変喜びますが、シーフー老師以下マスター・ファイブの面々はそれを快くは思わず、厳しい修行を課せば必ず根を上げて逃げ出すだろうと特訓を始めます。体もろくに動かず全く修行にもならないポーに、シーフー老師は厳しい言葉を投げかけますが、ポーは諦めることなく特訓に耐えました。
時同じくして、刑務所にいるタイ・ランが脱獄を企てます。シーフー老師の遣いで刑務所に来ていたガンのゼンが落とした羽で拘束の鍵を開け、大勢の警備兵をものともせずくぐり抜け、翡翠城へと向かったのでした。
翡翠城にタイ・ランの脱走の知らせが届きます。シーフー老師はウーグウェイ導師に、太っちょのパンダのポーでは龍の戦士になれるはずがないと訴えますが、ウーグウェイ導師はは「心から望んで、信じてやり、育ててやれば良いのです」と説きます。そして「とうとう時が来ました」と、桃の花びらに包まれてこの世を去ったのです。
カンフー・パンダでパンダのポーがカンフーに目覚める場面のあらすじをネタバレ紹介!
翌朝、悩むシーフー老師はポーが台所で食べ物をあさっているのを目撃します。そして驚異的なジャンプ力と股割りを目の当たりにするのです。「カンフーだけに集中するとしょぼいが、食べ物が絡むと目を見張るような力を発揮する」と感じたシーフー老師は、今までマスター・ファイブに課してきたような修行ではなく、食べ物で釣る修行方法を編み出し、ポーに稽古をつけていきます。
果たしてポーは、みるみる上達し成長するのです。そこでシーフー老師は、翡翠城強さの秘密が記されているとされる龍の巻物をポーに託すことを決めます。けれどもいざその龍の巻物を手に取り、ポーがそれを広げると、そこには何も書かれていませんでした。黄金に輝く紙面にあるのは、反射すだる自分の顔だけです。そして巻物に何も記されていないことを知ったシーフー老師はポー以上に落胆するのでした。
その時、マスター・ファイブが翡翠城に帰還します。マスター・ファイブはシーフー老師に無断でタイ・ランに戦いを挑み、その強さに圧倒されてしまったのでした。マスター・ファイブが敗れ、また龍の巻物も白紙だった今、シーフー老師はマスター・ファイブに住人とともにこの地を離れることを命じます。
龍の巻物の秘密を得たポーとタイ・ランの最後の戦い!カンフー・パンダクライマックスのあらすじをネタバレ紹介!
ポーが実家に帰ると、ピンは避難の準備をしていました。龍の戦士にはなれないと落胆しうなだれるポーに、ピンは秘伝のスープの秘密をポーに告げます。「秘密の材料なんてない、大事なことは、自分は特別だと思うことだ」と言うのです。ポーはそれを聞いてハッとしました。龍の巻物を開くと、そこには確かに自分自身がしっかりと映っていたのです。
ポーが翡翠城へ駆けつけた時、ちょうどタイ・ランがシーフー老師にとどめを刺そうしていました。ポーは龍の巻物を手に、「取れるものなら取ってみな」とタイ・ランを挑発します。カンフーの戦いにおいてタイ・ランは圧倒的でしたが、ポーは自分なりの戦い方でタイ・ランを翻弄します。また自身の太っちょのお腹と分厚い毛皮も、相手の攻撃を受け止め跳ね返すのに有利でした。
戦いのさなか龍の巻物を奪い取り、そこに何も書かれていないことを知って怒るタイ・ランに、ポーが諭すように話しかけます。「秘伝の技なんてない、ただ自分を信じるだけでいいんだ」と。そして最後の決戦の末、ポーはタイ・ランを倒すのでした。
クジャク一族にいったい何が起こったのか!シリーズ2作目『カンフー・パンダ2』のあらすじをネタバレ紹介!
ここからはシリーズ2作目、カンフー・パンダ2のあらすじをネタバレ紹介します。古来より続くクジャク大老の一族は大都市ゴンメンを平和に治めており、そのさなかに花火を発明します。花火はゴンメンにさらなる繁栄をもたらしましたが、クジャク大老の息子シェンは花火の破壊の一面に目をつけ悪の野望を持つようになります。
予言おばばから「このまま改心しなければ、『白と黒の戦士』に倒されるだろう」と予言を聞いたシェンは、あろうことか自分の運命を変えるためにジャイアントパンダの里を襲い、それを全滅させたのです。シェンの暴挙に怒り悲しんだ両親はシェンを追放しますが、シェンはさらなる怒りを募らせ、「いつか中国全土を跪かせる」と復讐を誓うのでした。
シリーズ2作目で現れた、シーフー老師の新たな課題と新たな敵についてのあらすじをネタバレ紹介!
30年後。前回最強のカンフー使いタイ・ランを倒したポーは一躍有名人になっていました。実家のラーメン屋にサインを求めて遠くから足を運ぶお客さんがいるほどです。けれども当の本人はさらなる高みを目指し、翡翠場でマスター・ファイブとともに修行を積んでいるのでした。
ポーは次の段階としてシーフー老師より「内なる平和を見出せ」とアドバイスを受けます。けれども、ポーにはそれがなんなのかまるでわかりませんでした。
ある日とある盗賊との戦いで、一瞬過去の記憶のような光景がフラッシュバックするという経験をします。それがどうにも気になるポーは、町へ降り、父であるピンに自分の過去について話を聞きにいきました。ピンの話によれば、ポーは野菜箱の中に入っていたのをピンが見つけ養子にした子であり、それ以前のことについてはピンもよく知らないということでした。
その頃、過去にゴンメンを追放されたシェンが、花火を使った兵器を携えて戻ってきていました。そして指導者であるマスター・サイを殺害し、ゴンメンを支配したのです。それを知ったシーフー老師はポーとマスター・ファイブに、ゴンメンに向かいシェンを倒すよう命じます。山を越え谷を越え、一行はゴンメンへと向かうのでした。
シリーズ2作目『カンフー・パンダ2』で「内なる平和」の悟りを得るポーについてのあらすじをネタバレ紹介!
ゴンメンに到着した一行は、助けを求めるべく、伝説のカンフー・マスターであるマスター・ウシとマスター・ワニが捕らえられている牢獄へと向かいます。ところが2頭は花火の兵器、大砲に恐れをなし、そこから動こうとはしませんでした。
一行はシェンのいる城へと侵入し、シェンと対決します。けれども大事なところでシェンの羽を見たポーの足がすくんでしまいます。シェンの羽の模様が、ポーの両親と別れた記憶の中にもあり、過去がフラッシュバックしてきたのです。シェンは、過去の出来事がポーの弱みだと気づき、「両親はお前を愛していなかった、捨てたのだ」と揺さぶりをかけ、その隙に大砲でポーを吹っ飛ばしてしまったのでした。
飛ばされた先にて、ポーは自分の出自と過去の出来事を知り、また「過去を受け入れなさい」という老ヤギの予言おばばの言葉で過去の記憶を取り戻します。シェンの手下から逃げ切れないと知ったポーの母親が、ポーを野菜箱に隠したのでした。
離れ離れになった両親を想いつつ、自分がピンによって幸せに育てられたこともまた思い出し「始まりが幸せでなくても、後の人生を幸せにするのは自分次第。自分で人生を決めるんだ」と悟ります。そしてそれが、以前シーフー老師が言っていた「内なる平和」だったのです。
たくさんの大砲を携えたシェン!シリーズ2作目『カンフー・パンダ2』の最後の戦いをあらすじをネタバレ紹介
ゴンメンではマスター・ファイブがシェンに捕まっており、戦争用の大砲を積んだ船にくくりつけられていました。そしてその船団で全土を征服しようと、今まさに出航したというところでポーが登場します。マスター・ファイブを助け、更に後からきてくれたシーフー老師と、老師に説得され勇気を取り戻したマスター・ウシとマスター・ワニも参戦し、ポーたちはシェンの軍勢を圧倒しました。
シェンは大砲を使い劣勢を挽回しようとしましたが、「内なる平和」を得たポーはその大砲の弾をことごとく受け流し、はじき返し、シェンを追い詰めます。ポーは「傷は治る、消えるんだ」と悔い改めるよう促すのですが、シェンは戦うことを選び、最終的に船の支柱の下敷きとなってその野望の火を完全に消し去ってしまったのでした。
後日、平和の谷に戻ったポーはピンに「出生の秘密が分かった」と告げ、その上で自分はピンの息子だと宣言します。養子であることを話し息子であるポーが離れてしまうのではないかと心配していたピンは心から喜び、ポーを抱きしめるのでした。
ポーの本当の父親が登場!シリーズ3作目『カンフー・パンダ3』のあらすじをネタバレ紹介!
死者の国でもある魂の王国にて、ウーグウェイ導師が戦っていました。相手は鎖鎌を自在に操る水牛のカイで、ウーグウェイ導師の旧知の仲でした。500年間魂の王国で数多くのマスターを倒し気を吸収してきていたカイに、ウーグウェイ導師は倒されてしまいます。その直前ウーグウェイ導師にポーのことを聞いたカイは、ならばこちらから打って出て、その者の気まで奪ってやろうと画策するのでした。
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場面は変わり、翡翠城にて。シーフー老師より指導役を引き継ぐこととなったポーはマスター・ファイブに稽古をつけようとするのですが、まったくうまくいきません。そのことをシーフー老師に相談するも「できることばかりをしていては成長はない」「お前はお前らしくあればいい」と、ポーにはまだ理解できない助言を受けるのでした。
うまくいかず落ち込むポーは父ピンを訪問します。するとちょうど、ポーと同じパンダで、生き別れの息子を探しているというリーがいました。それによってポーは思いがけず実の父親と再会し、またシェンの一味によって襲われたパンダの里の生き残りが、秘密の村を作りそこで暮らしていると知るのです。ポーは大変喜びますが、育ての父ピンはポーが本当の父リーに奪われてしまうような気がして1人落ち込むのでした。
シリーズ3作目の新たなる強敵カイの前になすすべもなく倒されるカンフー・マスターたち!あらすじをネタバレ紹介!
マスター・ファイブに父リーを紹介しようと翡翠城へ向かうと、カイの命令を受けたゾンビのマスターたちが現れました。ゾンビの目を通じてカイはそのゾンビの見ている光景を見聞きすることができます。そして龍の戦士であるポーへ宣戦布告をするのでした。
シーフー老師はポーに告げます。「カイを倒せるのは気の使い手のみだ」と。話を聞いたリーはポーに、気の使い方を教えるためにパンダの里に来るよう提案し、ポーはそれを受け入れます。そしてポーが気の習得にパンダの里に行っている間、シーフー老師の指示のもとマスター・ファイブにカイの居所を探らせようとするのでした。
ポーとリー、そしてこっそりついてきたピンはパンダの村に到着します。そこでは数多くのパンダたちがのどかに楽しく暮らしていました。その暮らしぶりに馴染みつつも、ポーは一刻も早く気を教えてほしいとリーに頼みます。けれどもリーははぐらかすばかりでした。一方、翡翠城の面々はカイにより次々と倒されてしまっていました。
シリーズ3作目で「ありのままの自分を受け入れる」新たな悟りを開いたポーのあらすじをネタバレ紹介!
なんとか逃げ延びたマスター・タイガーはパンダの村まで走り、ポーへそのことを告げます。ポーは急いで気の使い方を教えてほしいとリーに詰め寄りますが、パンダが気を遣うことができたのはもう何百年も昔の話で、リーははじめから気の使い方など知らなかったのです。我が子が龍の戦士として危険な責務を負うことを心配し、安全なパンダの村へ連れてきたかったのだと白状します。
ポーは嘘をつかれたことにショックを受けますが、ピンはリーの親心を理解し、自分も同じだと感じるのでした。
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パンダの村の仲間たちはポーに協力することを提案します。そしてポーの特訓が始まりました。リーはポーに「本当のお前にしたかった」と話します。それはシーフー老師にも以前言われた「お前らしくあればいい」と通じるものがありました。そしてポーは、自分らしさこそが大切だと気付くのです。自分がパンダであろうが、ガチョウの父に育てられようが、ありのままの自分を受け入れて戦えばよいと感じるのです。
シリーズ3作目『カンフー・パンダ3』の魂の王国での最後の大決戦についてあらすじをネタバレ紹介!
そしてとうとう、カイが多くのマスターのゾンビを連れてパンダの村にやってきました。パンダの仲間たちはポーとの打ち合わせ通り、各々の長所を活かしてゾンビたちを退け、ポーがカイと一騎打ちする状況を作ったのでした。けれどもポーの攻撃はカイに聞くことはありませんでした。魂の王国の住人であるカイに、生きた肉体を持つポーの攻撃は効かないというのです。
ポーは覚悟を決め、カイをガッチリとホールドし、自身に魂の王国へ送る技をかけ、自身の肉体とともにカイを魂の王国へと送り返すことに成功するのでした。残されたパンダの仲間たちは、魂の王国へと消えてしまったポーへ気を送り出しました。ピンやマスター・タイガーもそれをまねて気を送ります。
魂の王国ではカイに押され気味だったポーがその気を受けて龍の戦士として覚醒し、その力でカイを永遠に消滅させ、ゾンビとされてしまっていた各地のマスターたちを開放することに成功したのです。そして魂の王国でウーグウェイ導師と再会したポーは導師の杖を受け継ぎ、肉体の王国である現世へと戻ってくるのでした。
カンフー・パンダシリーズの声優キャストとは?
日本でも海外でも非常に人気の高いこの『カンフー・パンダ』シリーズですが、実は各キャラクターを演じる声優も、誰もが一度は名前くらい聞いたことのあるような非常に有名な方ばかりです。特にメインどころはもともと俳優で名を馳せていたのが、今回は声優で参加した、という方が多いようです。ここではそんな『カンフー・パンダ』シリーズの声優について一部のみ紹介していきます。
ポー=ジャック・ブラック:『カンフー・パンダ』シリーズの声優を紹介!
ポーの役を演じるの声優は、体型もよく似た俳優、ジャック・ブラックです。同じく俳優のカイル・ガスとともにコメディ・バンドを結成し、その過激なパフォーマンスときわどいジョークは大人気と言いますが、そんなユーモア溢れるキャラクターはまさにポーにぴったりと言えるでしょう。2000年公開の「ハイ・フィデリティ」のオタク青年役でブレイク、翌年公開の「愛しのローズマリー」では初主演も果たしています。
シーフー老師=ダスティン・ホフマン:『カンフー・パンダ』シリーズの声優を紹介!
厳しい修行をポーに課し嫌われどころとなる反面、愛しい息子に恨まれるという悩みを抱えるシーフー老師を担当する声優は、日本でも非常に有名な俳優ダスティン・ホフマンです。「クライマー、クレイマー(1979年)」「レインマン(1988年)」と2度アカデミー主演男優賞を受賞した実力派で、完璧主義者としても知られています。
マスター・タイガー=アンジェリーナ・ジョリー:『カンフー・パンダ』シリーズの声優を紹介!
突然龍の戦士として現れたパンダにカンフーを汚されたと憤るプライド高きカンフー・マスターを、これまた有名なアンジェリーナ・ジョリーが声優として演じています。元々演技を勉強していたにもかかわらず一度その道を離れファッションモデルを経験。その後再び女優への道を歩み始めた彼女は、1995年初主演した「サイバーネット」が評価され、その後も出演する映画が次々とヒットし、大物女優として名を馳せていきました。
マスター・モンキー=ジャッキー・チェン:『カンフー・パンダ』シリーズの声優を紹介!
軽薄な物言いとコミカルな動きが愉快なマスター・モンキーは、暗いイメージのあるカンフー映画を変えたとされるアジアのトップスター、ジャッキー・チェンが声優として演じます。代表作は1979年公開の「スネーキーモンキー 蛇拳」や1984年の「プロジェクトA」、世界的大ヒットを記録した1988年の「ラッシュアワー」、2010年の「ベスト・キッド」などがあります。
カンフー・パンダの主題歌も話題に!
『カンフー・パンダ』の声優が非常に有名な方ばかりであったことは先に述べましたが、実は日本での公開における主題歌も当時大変話題になりました。ここではそんな『カンフー・パンダ』日本公開時の主題歌について紹介していきます。
カンフー・パンダの主題歌は、当時ジャニーズでも新顔であり、まさにこれから勢に乗ろうというところであったHey!Say!JUMPの3枚目のシングル曲「Your Seed」です。直訳すれば「自分の種」ですが、その内容はまさに「自分を信じることの大切さ」を説いた歌詞となっています。
カンフー・パンダの中でもキー・アイテムとなる龍の巻物には何も書かれておらず、金色に輝く巻物の表面には見る者の顔のみが映し出されました。それを見たポーは、「特別なことは何もない、大切なことは自分自身を信じること」と悟ります。この主題歌はまさにそんなポーのことを歌っているのです。
なお、アメリカより約2ヶ月遅れて公開予定のカンフー・パンダを盛り上げたいという配給元の角川エンタテイメントが製作元のドリームワークスに打診したところ、「Hey!Say!JUMPの勢いが主人公のポーに勇気を与えてくれる。映画のイメージに一番合う」と回答があったのだとか。事実、彼らの歌はカンフー・パンダを見た人にたくさんの勇気を与えてくれたと評判になりました。
カンフー・パンダシリーズの名言5選!
ポーが龍の戦士として成長していく中で聞かれる含蓄に富む名言も、『カンフー・パンダ』シリーズの魅力の1つと言われています。ここではそんな名言5選を紹介していきます。
「言うでしょう?昨日とは過去のもの、明日とは未知のもの、今日の日はもうけもの。それは天の贈り物。」
龍の戦士に選ばれ厳しい修行を始めるも、その厳しさは尋常ではありませんでした。憧れのマスター・ファイブにも嫌われ、ポーがこれからもカンフーを続けていくか自信を無くしている時に、ウーグウェイ導師よりもらった言葉です。
原典はアメリカの女流作家アリス・モース・アールの言葉で、英語にするとYesterday is history, Tomorrow is mystery, and Today is a gift. That is why we call it "present".となります。"present"とは「贈りもの」のほかに「現在」という意味もあり、ダブルミーミングとなっているのです。
過去は忘れなよ、どうでもいいんだから。大事なのは今、自分がどんな人生を選ぶかだ。
シェンとの戦いのさなか、シェンはポーにこう言います。「どうしてだ、俺はお前の全てを奪った。なのに…」確かにポーの過去は悲しいものでした。物心もつかない頃に実の両親と離れ離れになり、里は滅ぼされ、世界にたった1人のパンダです。けれどもポーには、これまでの幸せな記憶もたくさんありました。過去に囚われていては何も始まらないことを知ることができたのです。
自分ができることだけをやっていたら、今の自分以上の者には絶対になれぬではないか。
シーフー老師が師匠の座をポーに明け渡すのですが、ポーの師匠としての初日は失敗ばかりでした。そんなポーに、シーフー老師は「失敗するのはわかっていた」というのです。「なぜ?」と問うポーに、シーフー老師が発したのがこの言葉です。まさしく、自分の限界以上に挑戦しなければ成長は望めないという、シーフー老師の愛がこもっているように感じられると言われています。
ポーの人生にあんたが増えても、わしの分が減るわけではない。ポーの分が増えるだけだ。
今までポーを育ててきたピンがパンダの村までポーについてきたのは、ポーがリーに取られるのではないかと心配してのことでした。それをリーに告白する際に、ピンが言ったセリフです。愛する人が新しい世界に足を踏み入れるとき、自分の知らない世界に飛び込むその人を取り囲む環境にしばしば嫉妬するものです。けれども本当は愛する人が豊かになるだけで、自分が貧しくなるわけではない、それを悟ったピンの愛の言葉なのです。
「秘密の材料なんてないんだ。特別にするには、特別だと信じるだけ。」
ポーが父であるピンに聞いた秘伝のスープの秘密の材料は、「何もない」ということでした。今まで父の味を再現することができず、必ず何か秘密があるはずと信じていたポーはショックを受けますが、そこで逆に気づくのです。「大事なことは、自分が特別だと信じること」。根拠もなく「自分が龍の戦士だ」と信じること。まさにポーが龍の戦士の自覚に目覚めた瞬間だったのです。
カンフー・パンダシリーズを観た人の感想とは?
『カンフー・パンダ』の感想。
— 怒りの映画当たり屋ヨッシー (@kurono_dran) June 23, 2018
久しぶりに見ると完成度の高さに驚かされる。
手に汗握るアクション、完璧すぎる脚本、ユニークで魅力的なキャラクター、あまりにも隙がない。
特にポーとシーフーの師弟関係は世に溢れる師弟ものの中で最高クラス。今でも大好きな作品😍#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/DvSt5WnL3B
『カンフー・パンダ』シリーズのアクションは非常に好評で、その流れるような動きと手に汗握る派手な演出にはいつも驚かされるという感想も上がっています。
『カンフー・パンダ』
— Kino2 (@KinoTwo) August 17, 2016
何度も観てしまうのは、キャラクターのよさやギャグの面白さ以上に「動き」の快があるからだと思う。重力や筋肉を感じさせる一方で動きに弾力があり小さなレッサーパンダの強さにも説得力や喜びがある。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/ryP6OXjOBr
登場するカンフー・マスターたちの動きもとてもコミカルですし、敵キャラ凄みもまた大変魅力的です。そして全体的にギャグテイストな主人公ポーのかっこいいかっこ悪さは、子どものみならず大人も思わず共感してしまうのです。
『カンフー・パンダ』村に平和をもたらす龍の戦士に選ばれたのは食いしん坊で怠け者のパンダ。動きが激しくてかつ繊細なアクションはこれぞカンフー中国武術。憧れ、Never Give Up 自分を信じること。強くあるための要素を楽しく見せる http://t.co/bZz7bLA2Rf
— つく (@ariy_opp1955) May 2, 2014
また『カンフー・パンダ』のストーリーやヒーロー像、そしてそのメッセージはとてもシンプルで、だからこそ人々の共感を得やすいとも言われています。自分を信じること、今を生きること、お互いの幸せを願うこと。使い古された言葉なはずなのに、なぜか心にグッと響くという声をよく耳にします。
Yesterday is history, tomorrow is a mystery, but today is a gift. That is why it is called the "present." カンフー・パンダに出てきたセリフ、すごく好き。
— ritsuko (@riko_azul) March 9, 2012
今回先に紹介した名言のほかにも、印象深い名ゼリフが数多く登場します。そういった自分の心の名ゼリフを探すのも、この『カンフー・パンダ』の楽しみ方の1つなのかもしれません。
カンフー・パンダシリーズのあらすじネタバレまとめ!
いかがでしたでしょうか?『カンフー・パンダ』シリーズのあらすじや声優、名ゼリフなど紹介してきました。ただのカンフーアニメと言うなかれ、登場するカンフーヒーローの生き様や成長をひしひしを感じることができるこの映画は、ファンからも「ぜひとも続編を」と期待される映画の1つだと多くの方が考えています。