魔法騎士レイアースのOP・ED曲まとめ！名曲のゆずれない願いなど紹介

アニメ「魔法騎士レイアース」は、第一章のOP曲「ゆずれない願い」ED曲の「明日への勇気」同じく第二章のOP曲「キライになれない」「光と影を抱きしめたまま」ED曲「ら・ら・ば・い〜優しく抱かせて」「いつか輝く」の6曲での放送でした。いずれの曲もカラオケで歌うアニメソングとしては定番の名曲ばかりです。どのOPもEDもどこかで耳にしたことがあるはずです。

そんな「魔法騎士レイアース」の1994年の放送開始から最終回までのOP曲・ED曲の名曲集をご紹介します！

「魔法騎士レイアース」は、1993年から1996年まで「なかよし」で連載された、女性漫画家集団「CLANP」原作のファンタジー漫画です。アニメは、第一章と第二章からなり、第一章では、主人公の中学生の3人の少女、獅童光、龍咲海、鳳凰寺風が東京タワーで出会い、異世界「セフィーロ」に召喚されます。そこで出会った導師クレフの教えを受け、3人は「魔法少女レイアース」となります。

セフィーロは、「柱」と呼ばれる存在の祈りで支えられている世界。その「柱」であるエメロード姫は、神官ザガートに捕らえられ、セフィーロは魔物に支配される危険な世界に変わってしまっていました。その世界を救うため、魔法騎士レイアースの3人は、武器と魔神を手に入れ、「柱」であるエメロード姫の救出に向かいます。

神官ザガートを倒した魔法騎士レイアースの3人でしたが、「柱」であるエメロード姫はザガートを愛してしまい、「柱」として生きることよりも、一人の女性として生きることを選び、魔法騎士レイアースの3人に自分を殺すよう懇願します。死を以って、ザガート一人のものになれると訴えるエメロード姫をレイアースの3人は、魔神を合体させ、エメロード姫を倒し、その悲しい願いを叶えました。

第二章では、元の世界に戻った3人は数カ月後、東京タワーで再会。「セフィーロの力になりたい」と願った3人は、再びセフィーロへ召喚されます。「柱」を失ったセフィーロは、崩壊の危機を迎えており、イーグル率いる「オートザム」、タータとタトラ姉妹率いる「チゼータ」、アスカ率いる「ファーレン」の3国の侵攻に晒されていました。その3国からセフィーロを守るため、3人は再びレイアースとなって戦う道を選びます。

「オートザム」は環境汚染がひどく、セフィーロを移住先として欲していました。「チゼータ」は領土拡大のため、そして政情的に安定している「ファーレン」は皇女アスカの「国をお菓子でいっぱいにしたい」という子供らしい願いからセフィーロへ侵略。新たな「柱」候補となった光とイーグルは戦いの末、光が新たな「柱」に選ばれますが、光は「柱制度」のない世界を願い、セフィーロを平和へと導きました。

「魔法騎士レイアース」の名曲中の名曲といえばこの曲!田村直美さんが歌う、「ゆずれない願い」です。アニメ第一章の1話〜20話、全てこの曲がOPを飾っていました。「魔法騎士レイアース」を見ていた世代なら、カラオケで一度は歌ったことがあるであろう、まさに名曲のOPです。

歌っているのは、田村直美さん。「魔法騎士レイアース」の第一章のOP曲「ゆずれない願い」は「第一回アニメーション神戸」で主題歌賞を受賞した名曲となりました。1994年の11月9日に発売され、累計売上109.2万枚を記録する大ヒットとなり、1995年の紅白歌合戦にもこのOP曲で出場しました。まさに、田村直美さんの代表曲です。

この名OP曲「ゆずれない願い」は、様々なアーティストがライブやカヴァー・アルバムでカヴァーをしています。中川翔子さんを始め、「魔法騎士レイアース」のアニメでエメロード姫役とイーグル役をつとめた声優の緒方恵美さん、同じく声優の下川みくにさんや喜多村英梨さんも「魔法騎士レイアース」のOP曲「ゆずれない願い」をカヴァーで歌っています。

「魔法騎士レイアース」のOP曲は、「ゆずれない願い」だけではありません!その他の名OP曲も一気にご紹介します!そのOP曲の裏話も合わせて紹介!

「魔法騎士レイアース」の第二章のOPは、中村あゆみさんの歌う「キライになれない」です。「魔法騎士レイアース」の第二章・21話から42話でこちらのOPが使われました。中村あゆみさんの23枚目にシングルで、こちらもオリコントップ20入りを記録し、10万枚の大ヒット。中村あゆみさんの代表曲となる名曲OPです。

「魔法騎士レイアース」のOPといえば「ゆずれない願い」というイメージが強いですが、こちらの「キライになれない」も根強いファンがいる人気の名曲OPです。爽やかなガールズロックなので、男性からの支持も多い曲です。当時は、このOP曲も音楽番組でも多く取り上げられていました。

「魔法騎士レイアース」第二章の43話から49話の最終回までのOP曲は、やはり田村直美さん。「ゆずれない願い」に続き、大ヒットとなった名曲「光と影を抱きしめたまま」こちらの曲もトップ10入りをするなど、大人気のOP曲となりました。レイアース世代なら、一度は耳にしたことがあるOP曲かもしれません。

第二章では、主人公・光の影として生まれたノヴァが敵として立ちはだかります。第二章の物語を意識してつくられた曲ということがよく分かります。名曲と言われるのにふさわしいOPです。またこのアニメのOPでは、曲中に効果音が入っているのも今では珍しく、このような工夫もファンを飽きさせない人気のOPである理由です。

現在のデジタルアニメとは違い、当時のアニメははぼ手描き。「光と影を抱きしめたまま」のセル画は6000枚という枚数で描かれました。それが、このOPのなめらかな動きを表現しています。セル画6000枚というのは、アニメ約二話分に相当します。とても手間にかかったOP曲です。

このOPにこんなにたくさんのセル画が使われたかというと、原作者のCLANP先生の希望だったそうです。前回のOP曲では、動きがあまりなかったこともあり、「次のOP曲では派手な動きを取り入れたい」という希望があったという裏話があり、このかっこいいOPが出来上がったのです。

「魔法騎士レイアース」のED曲もOP曲に負けない名曲ばかり!ここでは、「魔法騎士レイアース」のEDを飾った名曲たちをまとめてご紹介します。

「魔法騎士レイアース」の第一章のEDは、吉成圭子さんの歌う「明日への勇気」です。吉成圭子さんの記念すべき、1stシングルがレイアースのタイアップ曲となり、OP曲と同様にこちらも名曲の仲間入りを果たしました。

OP曲の「ゆずれない願い」と同じく、このED曲もカバーをされています。カヴァーをしたのは、「魔法騎士レイアース」の主人公・獅童光役の椎名へきるさん。「魔法騎士レイアースOriginal Song Book」でその歌声を披露してくれています。第一章の最終話では、アコースティックバージョンで放送されました。

第二章「魔法騎士レイアース」のED曲は、本田美奈子さんの歌う「ら・ら・ば・い〜優しく抱かせて」です。この曲は、本田美奈子さんの20枚目のシングルとして発売されました。歌っているのも本田美奈子さんということで、注目された名曲です。「魔法騎士レイアース」ファンの間では、ED曲はこの曲が一番好きという人も多いです。

「魔法騎士レイアース」第二章の43話から最終話では、第一章のEDと同じく吉成圭子さんが歌っています。第二章のOPも映像がきれいなことが注目を集めましたが、このEDもOPに負けない映像の美しさです。動きは、OPより少ないものの、こちらは原作者のCLANP先生直々の原案なのです。美しいのもうなずけます。

「魔法騎士レイアース」のOP・EDの名曲集をご紹介しました。気付いた方もいたかもしれませんが、「魔法騎士レイアース」のOP・ED曲のすべてに「魔法騎士レイアース」の主人公3人の光・海・風のキーワードが必ず入っているのです。曲調もとてもかっこいい「魔法騎士レイアース」のOPとEDですが、その歌詞に注目して聞いてみると、「魔法騎士のレイアース」のOP・ED曲の新しい楽しみ方が出来るかもしれません。