2018年10月23日公開
2018年10月23日更新
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のあらすじネタバレ!アニメの内容は?
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は2017年の夏に公開されたアニメ映画で、公開された時は、米津玄師とDaokoが主題歌を務めた「打上げ花火」も大きく話題となり、また、原作であるドラマとは少し異なった内容で沢山の人を感動させました。この記事では、アニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のあらすじや、物語の内容のネタバレを紹介します。また、この映画を観た人のあらすじ、感想をネタバレありで紹介します。
目次
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のアニメ映画のあらすじ内容をネタバレ!
2017年7月にアニメ会社シャフトの制作により公開されたアニメ映画である「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、あらすじや予告編が公開されてから面白そうだと世間で話題になったそうです。しかし、ストーリーは難しく本作を見た後に内容に混乱してしまう人も多かったようです。この記事で「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のあらすじだけでなく、アニメの内容、ネタバレまで紹介していきます。
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、岩井俊二(いわい しゅんじ)原作によるアニメ映画です。また、大人気アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の新房監督と「輪るピングドラム」の武内監督が演出としてタッグを組むのもアニメ好きの間で話題となったそうです。
また、アニメのあらすじやネタバレ、内容だけでなく、「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の声優として起用された人気俳優・菅田将暉や広瀬すずについて、映画公開時に大ヒットとなった米津玄師とDaokoによる主題歌「打ち上げ花火」について、「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を見た人のリアルな感想なども同時にこの記事で紹介していきます。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?の広瀬すずなどの声優キャストを紹介!
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、アニメの内容だけでなく、アニメキャラクターの声を人気俳優や主人公ばかり務める主役級のアニメ声優たちが務めたことで話題となったそうです。ここでは、そんな「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の豪華声優キャストを紹介します。
広瀬すず/及川なずな役
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主人公である謎多き少女・及川なずなの声を演じるのは、大人気女優の広瀬すずです。1998年6月19日生まれというまだまだ若い女優ですが、広瀬すずをテレビで見ない日はない、というくらい今大人気で、お姉さんが同じく人気女優の広瀬アリスだということも有名です。
広瀬すずはもともと女子高生に人気の雑誌「Seventeen」のモデルとして2012年に芸能界デビューしました。2013年に、ドラマで女優デビューを果たしました。2015年にはドラマで初主演をし、それからは有名な作品に多数出演しています。「海街diary」ではその演技力が高く評価され、沢山の映画賞で新人賞を総なめにしました。「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」で、アニメ声優初主演を果たしました。
菅田将暉/島田典道役
及川なずなに淡い恋心を抱いている主人公・島田典道の声を務めたのは大人気俳優の菅田将暉です。1993年生まれのまたもや若い俳優ですが、実力派俳優として活躍しています。2008年にジュノン・スーパーボーイ・コンテストでファイナリストに残り、そこから俳優として活動を始めました。2009年には「仮面ライダーW」として初出演と主演を務めて一躍有名となります。
2013年には主演映画「共喰い」で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、それからは数多くの映画に出演し、数々の映画俳優賞を獲得し、個性派かつ実力派俳優として注目を浴びました。デビュー直後は容姿を活かしたアイドル的な仕事を多くしていましたが、映画「共喰い」の後は文芸作品などより演技に注目した仕事をしています。
一緒に仕事をした様々な監督から「天才」と評されていて、役作りのために髪色や体型を変えることも多く、映画「海月姫」で女装をしたときは、10キロ以上減量するだけでなく骨盤矯正も行い、普段からハイヒールを履いて生活するなどそのストイックさも高く評価されています。
2017年に歌手Greeenを題材とした映画「キセキ -あの日のソビト-」が公開されましたが、その際には綺麗な歌声を披露し、実際にGreeeenのライブにも登場しオープニングアクトを務めたり、ミュージックステーションに出演した際は、俳優であるにも関わらず、歌手に負けるとも劣らない素敵な歌声が大きく話題になりました。2017年3月末にはソロで歌手デビューも果たし、歌手としても活躍する大人気の俳優です。
宮野真守/安曇祐介役
宮野真守は、声優界で人気の1,2を争うほどの声優です。高校3年生の時にオーディションにて勝ち取ったNHKの海外ドラマ吹き替え声優がデビュー作となります。その後立て続けに仕事のオファーが来るようになり、プレイステーション2の人気ゲーム「キングダムハーツ」のキャラクター・リク役で注目を集め、「DEATH NOTE」の夜神月役で一気に人気声優へとなりました。
2008年の第2回声優アワード主演男優賞と東京国際アニメフェア2008、第7回東京アニメアワード個人賞を受賞するなど、声優として高く評価されています。また、声優としての活動だけでなく、歌手としても精力的に活動していて、2009年には自身初の単独ライブを開催したり、武道館等の大きな会場でライブを多数開催しているほど歌手としても人気を誇っています。
梶裕貴/稔役
梶裕貴も、宮野真守に続いて人気の高い声優として活動しています。代表作には、人気アニメ「進撃の巨人」のエレン・イェーガー役や、「七つの大罪」のメリオダス、また「アルスラーン戦記」のヒルメス役など多数に渡り、話題となった深夜アニメ「ポプテピピック」にも声優として参加しています。
年に一回行われていた新人育成オーディションに合格し、日本ナレーション演技研究所を経てアーツビジョンに所属します。2003年にポニーキャニオンが主催したオーディションではファイナリストに選ばれ、2004年にゲームで声優デビューを飾っています。2009年には第3回声優アワード新人男優賞を受賞するなど、めきめきと実力をつけていきました。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のアニメ映画のあらすじをネタバレ紹介!
アニメ版「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のあらすじは、実写ドラマや映画版とは異なった部分がいくつかあります。ここでは、「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のあらすじを物語の内容のネタバレ有りで紹介していきます。
典道となずな
主人公の典道は、クラスで美人の女の子・なずなに密かに恋をしています。学校のプールサイドで掃除をしていると、そこにはスクール水着を着たなずなが寝転がっていました。どきどきしながらも、近づく典道。どぎまぎしながら典道はなずなと話をします。
「あたしが勝ったらなんでも言うこと聞いて」となずなは言います。そこで、もし典道が勝ったら、祐介にワンピースの漫画を買う、もし祐介が勝ったら、典道がなずなに告白をする、という内容で勝負をすることになります。
放課後、主人公である中学1年生の典道は、友人であり恋のライバルでもある祐介とプールでどちらが早く泳げるか対決をします。二人が密かに想いを寄せているのは、同級生であるクラスメート・なずなでした。一生懸命泳ぐ典道ですが、途中で足をぶつけてしまい祐介に負けてしまいます。そしてなずなは祐介を花火大会へ一緒に行こうと誘います。
典道と祐介や彼の友達らは、「花火は横から見ると平べったく見えるのか」という疑問を解決するために、真横から花火を見られるだろうと考えた灯台から、花火大会の花火を見ることに決めました。なずなに花火大会に誘われた祐介でしたが、「友達と灯台に行って花火を見る」と言い、祐介は、なずなのことが好きだというのは冗談だったと打ち明けます。
典道は足のけがのため病院へと向かいます。そこには、大きな荷物を抱えたなずながいました。なずなに祐介は来ないと言うと、なずなは悲しそうにします。すると、なずなの母が現れ、泣き叫ぶなずなを家に連れ戻そうと引っ張ります。離婚していたなずなの母親が再婚するため、引っ越しをするのを嫌がったなずなは、家出をしようとしていたのでした。
なずなはクラスではおとなしいのにも関わらず、泣き叫んで暴れています。「助けて!典道くん!」となずなに助けを求められる典道でしたが、典道はそれを眺めるだけで何もすることができませんでした。「あの時、俺が祐介に勝っていたら…」と激しく後悔する典道は、なずなが落とした輝くビー玉のような玉を地面に思い切り投げました。すると、気づいたら典道はプールで、祐介と対決する前の時間に戻っていたのでした。
駆け落ち
突然のタイムリープに困惑した典道でしたが、前に経験したことと全く同じように、友達は花火について議論しています。2回目の祐介との対決で怪我をすることなく勝利した典道は、なずなに花火大会に誘われます。友達と灯台に行く約束もしていた典道でしたが、典道はなずなと花火大会へ行こうと逃げ出します。その道の途中で祐介に見つかってしまいますが、なずなに強引に手を引っ張られ典道は走り出します。
花火大会に行くつもりが、なずなはその方角とは逆方向へ向かうバスへ乗りました。典道は大きな荷物を抱えるなずなを見て、「旅行にでも行くのか?」と訪ねますが、なずなはその質問に「『駆け落ち』よ」と答えて動揺させます。浴衣から私服の白いワンピースへと着替えたなずなは化粧をしているようにも見えて、その姿に典道はドキッとしていました。
なずなたちが電車に乗ろうとした時、なずなの母と再婚相手がやってきて、なずなを無理やり連れ戻してしまいます。典道も、なずなの母と再婚相手に立ち向かおうとしますが、なずなを救うことはできませんでした。灯台へ向かう祐介たちと合流した典道でしたが、この世界が現実ではないことを信じ、また不思議な玉を投げます。すると、典道は電車が到着する前の時間に戻っていまいた。
典道は、なずなの手を引いて電車に乗り込むことに成功します。電車の中で、なずなは彼女の悲しい家庭環境について打ち明けます。典道がタイムリープに使っていたあの不思議な玉は、彼女の本当の父親からの形見でした。
なずなは、母親と離婚した父親の間に生まれた子供でした。母親が離れていこうとすることに気づいたなずなの父親は、自分となずなで海へ行き無理心中をしようとします。幸いなずなは生きていましたが、なずなの父親は帰らぬ人となってしまいました。
電車に乗っている途中で祐介や母親に見つかってしまったなずなたちは灯台へ向かうことにします。なずなは電車の中で、母親が昔よくカラオケで歌っていたという「瑠璃色の地球」をアイドルになった気分で歌います。二人で駆け落ちをして、水商売ではなく、アイドルとして暮らしていけたらな、と淡い夢を典道に打ち明けます。
灯台で花火を見ながらダンスを踊る二人でしたが、それに嫉妬した祐介は二人を灯台から突き落としてしまいます。祐介が典道に「なずなを好きだと言ったのは冗談」というのは祐介の嘘で、照れ隠しをしていてごまかすために言ったものでした。
花火大会
灯台から落ち、水中の中で典道は「もしこのままなずなと一緒にいることができたら」とぼんやり願います。すると、3度目のタイムリープが起き、気づいた頃には水の上を電車で進んでいました。なずなの母や祐介たちに見つかることもありません。現実なのか夢なのか曖昧な世界の中で、二人は最初に電車に乗った駅へと到着しました。
出典: https://coub.com
なずなは「もし典道が現実世界に戻りたいと願ったらどうなっちゃうんだろう」と言いますが、典道はそれを拒否します。海岸へたどりついた二人は、海で泳ぎます。その時典道は持っていた不思議な玉をなくしてしまいますが、その玉は花火として打ち上げられました。二人の「もしも」の思い出が次々と現れていきます。
「もしも典道となずながもっと遠くへ出かけられて、デートができたなら」というもしもの記憶から、二人で「駆け落ち」をしてきた記憶など、キラキラと溢れていきます。海の中でなずなと典道は抱き合ってキスをします。なずなは、「次に会えるのはどんな世界か楽しみだね。」と言い残し、浜辺へ向かって泳いでいきます。その姿を典道は海の中からぼおっと眺めています。
いきなりシーンは現実の世界へと切り替わります。そこでは、夏休みは終わって新学期が始まっていました。クラスメートたちは着席していて担任の先生が出席を取りますが、なずなは名前を呼ばれることはなく、典道は名前を呼ばれますが二人の席は空席です。典道の名前を呼ぶ教室のシーンで「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は幕を閉ろします。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のアニメ映画のラストをネタバレ解説!
アニメ版「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のラストの内容は観た人の中でも意見が分かれるような内容となっています。なぜなら、ラストがとても不思議で主人公たちのいろんな可能性が考えられるからです。ここでは、「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のラストの内容をネタバレありで解説していきます。
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のラストでは、教室で出席を取る際になずなは名前を呼ばれず、典道は名前を呼ばれますが欠席している、という意味深なシーンで終わってしまいますが、それはなぜなのかという考察が多数考えられているようです。その中には、なんと主人公の典道が死んでしまったのではないかという意見もあるようです。
タイムリープをすることができる不思議な玉が、花火大会で花火として打ち上げられてしまったために、パラレルワールドに取り残され、もう現実世界に帰ることができないのではないか?と考える人もいるようです。しかし、クラスメートが騒いでいるわけでもないので、その説の可能性は低いのではないか?と言われています。
また、物語の中でなずなが典道に「駆け落ちしよう」と言っているように、本当に二人は駆け落ちしてしまったので学校に来ていなかったのではないか?という意見もあったようですが、まだともに中学生で生きていくのはほど不可能だと言えます。すぐに大人が見つけて連れ戻してしまうので、その説の可能性は低いのではないかと言われています。
他の意見としては、転校してしまうなずなの見送りに行ったために典道はいなかったのではないか?というものもあったようです。「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の序盤にもあったように、母親が再婚するため引っ越し・転校しなければならず、その現実に反対していたなずなでしたが、最終的には二人はその現実を変えることができなかったのではないか?という考えのようです。
しかし、夏休みの序盤に引っ越し・転校することが決まっていたにも関わらず二学期の始まりに引っ越しをするのは計画性がないのでは?という意見もあり、なずなはとっくの前に転校してしまい、夏休みの終わった登校日には、なずなとの思い出に浸って気持ちを整理するため、典道は学校を休んで灯台に行ったのではないか?という意見もあります。
最後のシーンでは恋のライバルである祐介がかなり憂鬱そうな顔をしているシーンが印象的に映し出されることからも、祐介はなずなの引っ越しのお見送りに行っていることを知り嫉妬している、というのが有力な証拠だと考える人もいるようです。
このように、エンディングへの考察には様々な説が考えられていますが、制作側がラストを決定づけるようなことは何も発表されていません。「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を見た人の多くは「典道となずなはどうなってしまったの?」と謎を残したまま終わってしまいモヤモヤ感を捨てきれないようです。しかし、このように様々なエンディングが残す一風変わった映画として楽しまれているようです。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のアニメ映画の主題歌が大ヒット!
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌は、DAOKOと米津玄師が歌う「打上花火」が起用されました。この曲は、米津玄師が作詞作曲、プロデュースを手がけ、DAOKOと米津玄師が歌ったデュエットナンバーです。
とてもキャッチーで気づいたらつい鼻歌で歌ってしまうようなメロディと、夏が終わってしまう時間の儚さを打上花火とリンクさせた絶妙な歌詞で、この曲は爆発的な大ヒットとなりYouTubeでミュージックビデオが公開されてたった3日で再生回数が220万回を突破したり、CDが発売される前に各音楽配信サイトのランキングで1位を獲得するほどの人気を博しました。
また、音楽評論家からもこの曲は高く評価されていて、2016年に大ヒットとなった「君の名は。」の主題歌であるRADWIMPSの「前前前世」に続き2017年を象徴する曲だと言われています。
DAOKO(だをこ)は、中学3年生の時にニコニコ動画の「ニコラップ」にてラップを投稿し始めたのが最初の音楽活動で、その活動を通して知り合ったインディーレーベル「LOW HIGH WHO? PRODUCTION」と高校入学と同時にレーベル契約を果たします。しかし、進学した高校の規則が厳しく、音楽活動は顔を隠した状態での活動となりました。高校在学中の活動は様々な人の目に留まり、大きな注目を集めます。
2015年、高校卒業と同時にトイズファクトリーよりメジャーデビューを果たし、同年にリリースしたファーストシングルにて素顔を初めて公開しました。DAOKOの音楽は、ラップ、ポエトリーリーディング、ウィスパーボイスが重要な三大要素となっていて、美しくも不思議な、独特の音楽を作り出しています。今回の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌「打上花火」で、世間に広く知られるようになります。
米津玄師(よねづ けんし)は、2008年にパソコンを新調したのをきっかけにDTMを始め、インターネット上で「ハチ」という名義で音楽活動を始めます。この頃には約30曲ものオリジナル曲をニコニコ動画に投稿していましたが、今では「聴くと納得いかないことが多くて恥ずかしくなった」という理由で本人により削除されています。
高校を卒業後、2009年にバンド活動と並行して、ボーカロイドの初音ミクやGUMIの音声を用いてニコニコ動画へ楽曲投稿を始めます。「マトリョシカ」や「パンダヒーロー」、「ドーナツホール」、「砂の惑星」など、ミリオン再生を超える大ヒット曲を次々と生み出し、ボーカロイドが好きな人の中で知らない人はいないほどの人気を集めます。
2016年にはシングル「LOSER」をリリースし、世間に広く知られるようになります。アニメとのタイアップも多く行なっていて、「僕のヒーローアカデミア」の第2期にはオープニングテーマとして楽曲「ピースサイン」を提供したり、ドラマ「アンナチュラル」には楽曲「Lemon」を提供し、この曲はヒットチャートにもなりました。
ライブ活動も精力的に行なっていて、2018年に武道館で行われたライブツアーでは、ミュージックビデオ「灰色と青」でコラボした菅田将暉もゲスト出演をしました。今もなおJPOP界の一線を駆け抜けているミュージシャンとして、米津玄師の活動が見逃せません。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のアニメ映画を見た人のネタバレ感想を紹介!
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の元ネタであるドラマ「if もしも」のファンの人には、ドラマと雰囲気や内容が大きく違うため、好みが分かれたのではないかと言われているようです。ここでは、ツイッターにて見られたアニメ版「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」へのネタバレ内容ありの感想を紹介していきます。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?の感想
— ゴミクルーン (@DustCroon) August 18, 2017
序盤
ぼく「?????」
中盤
ぼく「????????????」
終盤
ぼく「??????????????????」
エンディング後
ぼく「ED曲は良かった」
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の物語の内容はタイムリープを基準としたものなので、何がどうなっているのか分かりにくい部分も多くあったようです。最後に流れた主題歌「打上花火」への評価は良いものばかりだったので、アニメ映画版「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の音楽は観客が特に気に入った部分だったようです。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?を、観てきました!
— 👑Queen👑各種強垢取り扱い店 (@FortniteQueenz) August 18, 2017
作画と音楽が本当に良かった、さすがシャフトって感じでした。キャラもいい感じ😆✨
だけど少し残念だったのは声優。
主人公が棒読みすぎる……w
あとストーリーがわかりにくいなぁって思った。
以上、僕の感想でした。 pic.twitter.com/RILB31vP3R
アニメファンからの信頼が高いスタジオ・シャフトの高い作画力への評価も高いものが多かったようです。しかし、入り組んだストーリー構成の他にも、菅田将暉や広瀬すずの演技が棒読みだったという意見も多く見られました。いくら実力があって人気の高い俳優でも、声優となると求められる技術が少し違うのかもしれません。
映画『打ち上げ花火、下から見るか 横から見るか』を観た。ストーリーは「ん?」と感じなくもなかったけど、音楽、特に松田聖子「瑠璃色の地球」のシーンが良かった。内容に合わせて中学生に設定を変えたらしいけど、大人受けを狙いすぎてて「あれっ」と思ったので、僕は小学生のままが良かったなあ pic.twitter.com/QpteVJmqI5
— すずき@エスプリドビゴ (@michsuzu) August 18, 2017
ドラマでは、主人公たちが小学校6年生でしたが、その年齢だからこそ、なずなたちが使う「駆け落ち」という言葉などに現実味がなく、母親に対する小さな反抗として家出をする、という内容が成立していましたが、アニメ映画版ではその無邪気さが少し薄くなってしまい、原作ファンの感じる内容の違和感が大きくなってしまったようです。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?をレンタルして子供たちと見てました。物語も歌も良かった〜。
— イチジクジャム (@ichijikujamu) April 22, 2018
最後は主人公の男の子はどこ行ったのか、子供たちは議論してたし、熱中してたわ( ̄▽ ̄)#打ち上げ花火下から見るか横から見るか #なずな #よりみち
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、観客に疑問を残すかたちで幕を閉じます。ラスト、主人公たちはどうなったのか?と予想を立てる人も多くいたようです。子供でも飽きることなく熱中して見ているので、物語が多少難しくても、綺麗な音楽や絵が観客を引き込む良い要素になっていたのかもしれません。
『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』 めちゃくちゃに、めちゃくちゃに最高だった!!
— すぱんくtheはにー (@SpANK888) August 21, 2017
いやちょっとこれ私の中では今年ナンバーワンかもしれないくらい超良かった。一番欲しかったものが、この中にはあった。
(と同時に酷評される理由もわからなくは無い)
2016年の新海誠監督の大ヒット作品「君の名は。」に続く作品として「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を挙げる人も多くいたようです。夏の終わりが生み出す独特の切なさ、美しさをよく表していると高く評価する意見もあったようです。公開されたのがちょうど夏の終わりだったので、季節とマッチして風情を感じることができたのかもしれません。
⚠️酷評です⚠️
— ArA-1 (@1_ARA_1) August 18, 2017
『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の感想をブログに投稿しました。
物語があまりにも薄すぎ。
主役の声があまりにも棒読みすぎ。
キャラ絵が内容に不釣り合い。
音楽と映像のみ良かった。
👇https://t.co/XnccXwo9RN
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のあらすじや内容に対して、ポジティブな意見もあれば、酷評する意見も同じくらい見受けられました。大きな理由として、物語が難解であるように見えて内容が薄いこと、主人公たちの声が棒読みで物語の世界に入り込めないことなどが挙げられているようです。ネガティブな意見でも、映像美と音楽は高く評価している人が多かったようです。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?の元ネタはドラマだった?
アニメ映画版の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、1993年にフジテレビ系列で放送されたドラマ「if もしも」のスペシャルバージョンとして放送されたドラマを原作として製作しています。このドラマは、説明のセリフが少なく、俳優の演技やニュアンスで物語を伝える繊細な演出と、撮影技術にも力を入れた作品で、それらのこだわりが高く評価されドラマにも関わらず日本映画監督協会新人賞を受賞しました。
原作が作られて約20年が経ってから今回アニメ映画化された今作「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」ですが、アニメ版とドラマ版では、違うところもいくつかあります。ドラマ版では主人公たちが小学6円生の設定でしたが、今作では中学1年生という設定になっています。また、アニメ版で重要なアイテムとして出てくる、時間を巻き戻すことのできるなずなの不思議な玉はドラマ版では登場しません。
ドラマでは、時間は1回しか戻りませんが、アニメ版ではこの不思議な玉を使って何度もタイムリープするシーンがあります。また、この作品では松田聖子の有名な楽曲・瑠璃色の地球が使われたり、幻想的な風景が沢山出てきますが、ドラマ版の雰囲気とは大きく異なってくるそうです。ドラマ版はたった45分の作品だったにも関わらず、アニメ映画版は約90分もの長さなので、合目オリジナルのアイデアやストーリーも数多く登場します。
また、小説版とドラマ版のタイトルは違いますが、岩井監督が初期の段階で考えていた脚本の原題は「少年たちは花火を横から見たかった」でしたが、撮影前に、ドラマ制作側から「ドラマのエピソードのタイトルに入れていた『~するか、~するか』を入れてほしい」という強い意向があったからだそうです。今回の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」というタイトルは、どちらの内容も入れたものとなっています。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のアニメ映画のあらすじネタバレまとめ!
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、アニメーションのクオリティを高く評価されている製作スタジオ・シャフトと、数々の有名アニメを作ってきたクリエーター、また、テレビで見ない日はないほど有名な広瀬すず、菅田将暉などの豪華俳優など、様々な人たちが満を持して製作したアニメ映画でしたが、観客の評価の中には厳しいものもあったようです。
今回は「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の物語のあらすじや、ネタバレを含む内容を紹介しましたが、内容を知っていても、一度は見る価値のある映画だとも言われているそうなので、この記事を読んでこの映画が気になった人は是非鑑賞してみることをおすすめします。また、「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の映画以外にも、小説、ドラマもまた少し違った内容で楽しむことができます。