ハッピーシュガーライフ7巻の感想ネタバレ！ゆうながしおを捨てた過去とは？

ハッピーシュガーライフ7巻の感想、あらすじ、ネタバレまとめです。大きな展開があるというわけではなく、さとうとしおがどのようにして出会ったか、しおの母親であるゆうなの過去など二人の過去に焦点を当てて話が展開されています。

ハッピーシュガーライフ7巻は一冊丸ごと回想の話となっており、主軸はゆうなの話となっています。特にこのハッピーシュガーライフ7巻は今までの話とはほとんど繋がっておらず、前日譚ということで7巻独自の展開となっています。ではどのような感想があったか、好評・不評な点もまとめハッピーシュガーライフ8巻の展開もまとめていきます。

ハッピーシュガーライフとは2018年夏にアニメ化された鍵空とみやき作の漫画。ストーカー教師にロリコン、未成年に手を出す店長など様々な人間がいる中で主人公が一番ヤバいという話題の漫画です。

ハッピーシュガーライフは可愛い絵柄とは裏腹に主人公の過激な愛、愛する人のためなら殺人も行ってしまうような猟奇さの中で「愛とは何か」と探っているサイコホラー漫画です。キャッチコピーは「戦慄の純愛サイコホラー」となっており、愛に対する向き合い方を問いかけています。

このようにハッピーシュガーライフは可愛い絵柄と裏腹に主人公の表情や行動にある種の狂気を感じます。このような作風がハッピーシュガーライフの魅力なのかもしれません。

ここでハッピーシュガーライフはどのような話だっか、ハッピーシュガーライフの概要と6巻までのあらすじを振り返ってみてきましょう。

主人公のさとうは「愛」という感情を理解できず、毎日男遊びを繰り返していました。しかししおと出会ってから「愛」という感情を理解し、しおに外に出ないように言いつけ二人分の生活費を稼ぐためにアルバイトに励みます。しかし外ではしおを探すビラがいろいろなところで配られていました。しおとの「ハッピーシュガーライフ」を守るために「愛を偽らなければ何をしてもいい」と考え、あらゆる手段を使って守ろうとします。

さとうは友人であったしょうこを殺害、しおはさとうに対して反抗的な態度を取るようになります。お城を離れなければならないという事実に対して一人で奮闘するしお。しおも一緒に戦うということで二人は分かり合えたというのが6巻までの大まかなあらすじとなっています。

冒頭でも記載したようにハッピーシュガーライフ7巻ではしおの母親であるゆうなにスポットが当てられた構成となっています。どのようにしてゆうなはしおを生んだのか、なぜしおはゆうなに捨てられたのか、そのような点が明らかになるのがこの7巻です。

ハッピーシュガーライフの中の過去編ということで今までとは違った話の展開となっています。ここからは7巻ネタバレあらすじとなっています。さとうとしおはどのような過去だったのか、どのようにしてさとうとしおが出会ったのか、ゆうなはどうしてしおを捨てたのかといういきさつ、さとうとしおだけでなくゆうなにも焦点を当てられていますのでどのような話なのかハッピーシュガーライフ7巻のあらすじを紹介します。

しおの母親であるゆうなは自分で何かを選んだことがない、毎日をなんとなくで生きている高校生でした。でもいつか素敵な人が現れて幸せにしてくれると思っていました。しかし、それは叶わないものとなってしまったのです。ぶつかってしまった男性に責任取れと言われてしまい、ゆうなは後日妊娠してしまいます。両親の説得も空しく、結婚させられてしまいます。

あさひを出産したゆうな。出産したことにより親としての責任を押し付けられてしまいます。ゆうなはこのままあさひと静かに暮らしていたいと願ってしまいまうｓ。また、両親から会いに行くという電話でゆうなはこのまま幸せになりたいと思うのです。しかし事態は一変、ゆうなの両親、相手の父親が交通事故で亡くなってしまいます。ここからゆうなの人生は大きく変わってしまうのでした。

生活費無し、バイトをしても続かない、夫の容赦ない暴力といった中でしおを出産するゆうな。あさひにきっと幸せになれると言われ信じようとするもゆうなには余裕がありませんでした。家賃も払えず、勝手に外に出たしおに対して怒鳴りつけてしまいます。

しかし外に出たいとしおに言われゆうなは外出します。その先で轢かれそうになったしおを怒鳴りつけ、最終的にはしおを置き去りにしてしまいます。そしてしおはさとうと出会うことになりました。

一方さとうは『愛』という感情を知りませんでした。おばさんは家に男を連れ込み、暴力を振られても愛だといい、愛に囲まれているのになぜか胸の真ん中が空いたままのさとう。成長し、男遊びを始めたさとうは多くの人に愛していると言われても響きませんでした。そんな中さとうは雨の中でしおを見つけます。「忘れても生きていけるよ」としおに告げ、さとうはしおを連れ去りました。

ハッピーシュガーライフ7巻のあらすじネタバレで話したように今回は今までとは違い過去の話となっています。そのため話が展開しない、進みが悪いといったような感想を読者が持つのではないのでしょうか。しかし、これまで重い話を展開してきたハッピーシュガーライフが過去編でもこのように重い話を持ってくることによって引き込まれる読者も少なくないのではないのでしょうか。

ハッピーシュガーライフ内で一番重い話ばかりの巻で過去編という話の展開が無い中でどれだけ好評なのかというところが気になりますが多くの人は「話が重くて面白い」「今までで一番エグくて面白い」といった評価がTwitterで多く見られました。ゆうなの過去の話は読者の多くが想像以上に重かったという感想がありました。

このように、ハッピーシュガーライフは重い話であるということが過去編でも変わらないという点が読者を満足させており、好評なのではないのでしょうか。

また、ゆうなの境遇について全くの架空の話ではないのではという意見もありました。だらしない男性に引っかかってしまい人生が転落してしまうという構図は読者にはわかりやすく、想像しやすかったからこそゆうなの話にリアリティがあるのではないのでしょうか。

Amazonでもこのような好評な評価が見られました。ゆうなの心の動き前日譚としての過去編というのが好評だったのではないかと言われています。ハッピーシュガーライフ6巻までの話で一区切り、そして前日譚という流れでありながらかなり過激な内容であり今までのハッピーシュガーライフの読者も楽しめたのではないかと言われています。

全体評価も五つ星のうち3.5と悪くはなく、やはり安定した面白さがあるのではないのでしょうか。過激さが過去編でも失われないというハッピーシュガーライフの魅力でもある点が読者が高評価をつける点でもあるのではないのでしょうか。

また、このような感想も見られました。多くの人からDVを受けるもすべてを受け入れ幸せそうな「おばさん」とDV男に苦しめられるゆうなの対比。境遇は似ていますが捉え方がそれぞれ違い、暴力に対してどう思っているかがはっきりと分かれているというのが面白いという感想です。このような点も見られるからこそ、このハッピーシュガーライフ7巻は面白いという人が多いようです。

やはり物語の中で望まない出産、両親の他界、しおが捨てられるといったような重い展開に耐えられないという読者も見られました。このような展開はやはり万人受けしにくいのだと言われています。好評がSNSで多く見られる中、このようについていけないという読者も少なからずいるというのが改めて感じられました。

SNSの評価でもハッピーシュガーライフ7巻は過去最高に重い話、絶望しかないといった感想が多く見られました。サイコホラーな作品であり、今までの話でもショッキングな場面が多く見られましたがここまで辛い話であるとやはり読者も少なくなってしまうのではと言われています。

そしてこのタイミングでの過去編という点、1巻分回想という点に対して批判的な意見も少なからずありました。ハッピーシュガーライフ6巻でこの後どのようにして逃げるのかと期待した読者にとって物足りない部分も多くあったのではないかと言われています。1巻分という回想の長さで話が進まないため物語が進むことを期待していた読者は少なからずこのような感想を持ってしまうのではないかと言われています。

話の重さと回想の長さに少なからず不満を持ってしまう読者がやはり見られました。バックラウンドの描写のタイミングが悪かったのではという意見が回想巻であるからこそ見られました。また、Amazonレビューも3.5ではありますが前巻の6巻は4.6であり、やはりストーリー展開に不満を持つ読者がいるのだとこのレビューを見てもよくわかります。

そしてしおの父親の人物像に対しての感想。ぶつかっただけで孕ませ、結婚しても帰宅せず、両親が死んだら遺産を横領し無くなったら暴力を振るう。最終的にはアルコール中毒で死んでしまうというしおの父親。実際にここまで酷い父親はあまり見かけません。そのせいかこのような感想が見られました。

しおの父親だけでなくゆうなの人生も不幸の連鎖が多くいまいちリアリティが無いため救いは無かったのか、他に手段は無かったのかといったような突っ込みどころが多いという感想もありました。リアリティを求めてしまう方にこのような感想が多く見られました。父親の酷さとゆうなの人生が無いわけではないが背景描写があまりされていないため、あまり現実味がないという感想でした。

ハッピーシュガーライフ七巻の好評な感想として多く見られたのは過去編なのも関わらず今までと変わらない重さが面白かったという点、今までで一番エグい話だが面白いという点が挙げられます。また、いままで所々でしか見られなかったしおの過去に大きく関係する話だったため今までの謎がわかったという感想がありました。

そしてしおの母親であるゆうなの衝撃的な過去が読者の興味を引きました。突然の妊娠や結婚、悪化していく生活と旦那からの暴力といったようなありえなさそうであり得るような背景が読者の興味を引き、今までで一番重い話でありながら読者が面白いと思えるような感想が見られたのではないかと言われています。

ハッピーシュガーライフ7巻の不評な感想としては、好評な感想とは逆で今までで一番重い話だからこそ読者がついていけなかったという点があります。今までで一番重い話であり、ショッキングな場面や悲惨な過程があり今までハッピーシュガーライフを読んできた読者が重く受け止めてしまったのではないかと言われています。

また、過去編という話が進みにくい場面であり肩透かしを食らったような読者も見られました。話を早く進めてほしいという読者がこのような意見だったように言われています。そして、このタイミングでの前日譚は違和感があるといった感想もあり、話を進めてほしい読者にとってハッピーシュガーライフ7巻は退屈な巻となったのではないのでしょうか。

そして悲惨すぎるゆうな自身と周りの環境にもっと救いは無かったのか、不幸を詰め込んだような内容が現実味がないといった意見がありました。境遇はあるにしろここまでひどい環境はなかなかないのではないか、あまりにも酷いため想像しにくいという感想も見られました。

ハッピーシュガーライフの今までの巻と比べAmazonでも評価があまり伸びていないように見える7巻ですが過去編ということで感想が面白いという読者と話を進めてほしいという読者の2つに分かれました。しかし、SNSなどでは面白かったという意見が多く見られました。それを面白いと捉えたか早く話を進めてほしいかというところでハッピーシュガーライフ7巻の意見が大きく違っているのではないのでしょうか。

また、ハッピーシュガーライフ内で過去一番重い話ということでそれが面白いと捉えられるか、重すぎて辛いと捉えてしまうかでも分かれているのではないのでしょうか。しかしそれを面白いと捉えている読者の方が多くみられましたので作風よりも話の展開や背景がハッピーシュガーライフ7巻の評価に大きく関わっているのではないのでしょうか。

ハッピーシュガーライフ8巻のあらすじをネタバレ紹介します。ハッピーシュガーライフ8巻ではついにさとうとしおが逃亡計画を立てることに。その中でさとうがとある人物に協力を仰ぐ、具体的な計画の内容とは？

一方あさひと三星が接触、しおを巡ってのやり取りに目が離せません。そして逃亡前夜、さとうとしおは部屋で最後の愛を誓い、『結婚式』を行うというのが8巻のあらすじネタバレとなっています。

二人は無事に「ハッピーシュガーライフ」を送ることができるのか、あさひはいったい何をしおに伝えようとしているのか、ハッピーシュガーライフの今後の展開に目が離せません。

ハッピーシュガーライフ7巻のネタバレ、感想としてゆうなの過去の重さとリアリティさが面白いという好評な感想が多くみられました。5巻で殺されてしまったしょーこのさらに上を行く絶望感が読者によくウケたのではないのでしょうか。

また、ゆうながただの毒親ではなくこのような経緯があり、しおを捨てたというのが分かったのがハッピーシュガーライフの話の中で大きいのではないのでしょうか。今までの話の中でもゆうなに関して多少は触れられていましたがここまで大きくスポットを当てたことによって話が明らかになったことも読者には受けたのではないかと言われています。

ハッピーシュガーライフは今後どのように話が展開していくのか、それを知るためにも読者にとって7巻は重要なポイントとなっているのではないのでしょうか。