【ダンジョン飯】フラメラはカナリア隊副長！漆黒の肌の理由や女王との関係は？

この記事では、『ダンジョン飯』に登場する黒曜石のような肌が特徴の女性エルフ・フラメラを特集します。これから、カナリア隊副長、フラメラの漆黒の肌の理由や女王との関係などを探っていきますが、まずはその前に『ダンジョン飯』の作品情報をお届けしましょう。最初に作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『ダンジョン飯』は、九井諒子によって創作された漫画作品で、これは九井にとって初めての長期連載作品となります。KADOKAWAが年10回刊行する漫画雑誌「ハルタ」にて第11話から第107話まで掲載されました。書籍の総発行部数は2023年12月の時点で1000万部超を記録しています。

また、2022年8月10日には、テレビアニメ化が発表され、同日にはカードゲーム『モンスターイーター 〜ダンジョン飯 ボードゲーム〜』の制作も発表され、同年9月15日にアークライトから発売されました。

さらに、『ダンジョン飯』は、その優れた内容と人気から、多くの賞を受賞しています。2015年度のコミックナタリー大賞、『このマンガがすごい!2016』オトコ編、THE BEST MANGA 2016『このマンガを読め！』、全国書店員が選んだおすすめコミック2016年度、そしてAmazon ランキング大賞2016 Kindle本コミックでは、いずれも第1位を獲得しています。

冒険者ライオスは、妹救出のため魔法使いマルシルと鍵師チルチャックと共に迷宮へと向かいます。しかし、不手際があり食料調達ができなくなりました。やむなくモンスターを倒して食料にしようと思い立ちます。そこで、モンスターの料理法に詳しいドワーフのセンシに白羽の矢が立ちました。その後、レッドドラゴンを料理してみたいというセンシが加わり迷宮攻略の冒険が始まりました。

『ダンジョン飯』に登場するフラメラは、9月23日に北中央大陸で生まれた女性エルフで、現在の年齢は170歳です。また、女王の家系「ソーン家」に生まれたことから本名は「ソーン家のフラメラ」といいます。身長140cm前後と小柄ですが、BMIは22と標準的な肉付きをしています。

フラメラの外見上の特徴は、黒曜石のような肌と銀色の髪、そして赤い瞳です。彼女は頭脳明晰で理知的な性格を持ちつつも、怒りやすい一面を持っていました。その体色が原因で困難な運命を辿ってきたフラメラは、普段はその怒りをカナリア隊の職務に向けていました。

『ダンジョン飯』のフラメラは、迷宮の探索と制圧を目指すカナリア隊・迷宮研究チームで副長を担当しています。カナリア隊は、その危険な使命のため、メンバーは名門家系出身のガードと古代魔法に関与した囚人で構成されており、全員がエルフでした。

カナリア隊では、看守２名と囚人４名で一つのグループが形成され、隊長が第一グループのグループリーダー、副長が第二グループのグループリーダーを同時に務めています。物語の中では、フラメラの補佐役を務めるガードと担当囚人の一人ずつの名前が公開されています。看守のエリケは、茶色の肌を持つ女性エルフで、刑期を終えた元囚人です。

また、囚人のリーシエは、金色の髪と子供っぽい雰囲気を持つ女性エルフで、それほど悪事は働いていません。どちらもカナリア隊の隊員として適任とは言えないでしょうが、隊員不足の折からやむを得ず採用したそうです。

『ダンジョン飯』において、フラメラの戦闘描写はそれほど頻繁には描かれていませんが、物語の中では複数の剣をテレキネシスで自由自在に操り、戦闘を展開しています。他のキャラクターとの力の比較は一概には難しい部分がありますが、彼女が怪物揃いのカナリア隊の副長であることから、かなりの力量を持っていることは確かでしょう。

少なくとも一般的な冒険者レベルでは彼女には敵わず、迷宮内でオークやシュロー、ナマリと対峙した際にも、彼らに対して一歩も譲らず、かかってくるよう挑発していました。その後、シュローたちは逃走したことからも、ミスルンやシスルには及ばないものの、『ダンジョン飯』の中では上位に入る力を持っていると考えられます。

『ダンジョン飯』のフラメラは、エルフの中でも特異な漆黒の黒曜石のような黒い肌を持っていますが、これは彼女がダークエルフや何か特別な種族であることを示しているわけではありません。この世界では、ダークエルフという言葉は、古代魔法に関与したエルフを侮蔑するための言葉となっています。

しかしながら、『ダンジョン飯』のフラメラが持つ黒曜石のような肌、銀色の体毛、そして赤い瞳は、遺伝的には非常に珍しい特徴です。エルフの間では過去に数人しかこの特徴を持つ者が王位についたことがありません。そのため、これが真の王族の証であると言われています。

それでは、次に『ダンジョン飯』のフラメラと女王との関係を見ていきましょう。現在の女王ヘイメアを除くと、王族の全員は平凡な肌色をしており、女王には実の子供がいません。そのような状況の中で生まれたフラメラは、女王の遠い親戚に当たり、そして彼女には双子の姉がいました。

姉は生まれた直後に女王の養女として引き取られ、成人する前に亡くなりました。二人は一度も会うことなく、フラメラには死因も明らかにされませんでした。フラメラは、次に自分が狙われると判断し、危険を避けるためにカナリア隊に入隊しました。王位継承の争いから距離を置くことに決めたのです。

フラメラは、女王や国家、血筋、両親、さまざまなものに対する怒りを仕事に注ぎ込みました。しかし、皮肉なことに、フラメラを守ったのは彼女の黒曜石のような肌の色であり、彼女は危険な任務を免除されていたのです。しかし、そうした特別扱いに対する不満や陰口に、フラメラは今日も怒りを感じていました。

『ダンジョン飯』のフラメラは、ミスルンたちと一緒に、限界を超えた迷宮を制覇するためにメリニ島へと足を踏み入れました。初めて島に降り立ったのはミスルンやパッタドルたちの第一班だけで、フラメラたち残りのメンバーは船上で待機していました。しかし、ミスルンたちが迷宮の中に取り残されたため、フラメラは部下を率いて迷宮に突撃しようとします。

ところが、タンス夫婦らとの乱闘に巻き込まれ、大きな穴から迷宮内部に落ちてしまいました。その後、新たに迷宮の主となったライオスを捕らえるために、島の住人たちと激しい対立を繰り広げました。しかし、その後の急展開でライオスを捕らえることは二の次になり、ライオスが島の王となることで、迷宮を巡る騒ぎは終息を迎えることとなりました。

ライオスたちが悪魔（翼獅子）を打ち倒し、迷宮は消え去りました。その後のフラメラとカナリア隊については、具体的に描かれていません。物語の終盤で全世界から迷宮が消滅し、カナリア隊の存在目的も消え去った形です。しかし、物語の後半でミスルンが隊を去ると述べていたことから、カナリア隊がすぐに解散するわけではなく、状況を見守りながら徐々に規模を小さくしていくようです。

おそらく、フラメラはミスルンの後を継いで隊長になったと推測されます。ただ、その隊長というポジションも永遠に続くわけではなく、カナリア隊の任務から解放されたら、今度は王位継承という難問が待ち構えていると考えられます。

ここまで『ダンジョン飯』のフラメラ特集をお届けしてきましたが、最後に『ダンジョン飯』のフラメラに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

『ダンジョン飯』のフラメラは怒りっぽいのでとっつきにくいですが、彼女の怒りは、彼女の過去や経験から来ているものでした。それを理解することで彼女の行動を受け入れることができ、好きなキャラクターになったようです。

続いて紹介するのも、『ダンジョン飯』のワールドガイドを読んだ方の感想です。脇を固めているキャラクターもしっかりとしたキャラ設定がされているので、ぜひスピンオフ作品を創作してほしいとのことでした。

最後に紹介するのは、『ダンジョン飯』のフラメラのキレている時の顔がお気に入りという方のツイート投稿です。彼女が切れている時には、直面している困難に対する彼女の強い意志が表れていると言われていますが、そんなところに惹かれるのかもしれません。

この記事では、「ダンジョン飯のフラメラはカナリア隊副長！」と題して、漆黒の黒曜石の肌の理由や女王との関係、フラメラのその後などについて解説してきました。

フラメラが黒曜石のような漆黒の肌を持っている理由は、彼女が特別な種族だからではなく遺伝的にまれな特徴を持っていたからで、真の王族の証とされています。フラメラは女王の遠縁にあたります。双子の姉は女王の養子となりましたが早世しています。フラメラは自身が次に狙われると判断し、カナリア隊に入隊しました。彼女は女王や国家、血筋、両親などに対して怒りを抱いていましたが、それを仕事に注ぎ込みました。