【初恋、ざらり】ネタバレあらすじと感想！知的障害を持つ女性の切ない恋の行方は？

この記事では初恋、ざらりの原作漫画のあらすじをネタバレ紹介し、原作漫画を読んだ人の感想についてもまとめてネタバレ紹介していきます。そして、その前にまずは初恋、ざらりの原作漫画やドラマの概要と見どころをネタバレ紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください！

ざくざくろ先生の原作漫画「初恋、ざらり」は、最初は原作者のTwitterで2021年3月から2022年1月まで公開されました。その後2021年12月22日にWebコミック誌「コルクスタジオ」で正式に連載が始まり、2022年10月5日まで続きました。また、「初恋、ざらり」は2023年7月8日から9月23日までテレビ東京の「ドラマ24」枠で実写ドラマ化され、小野花梨さんと風間俊介さんが主演を務めました。

「初恋、ざらり」という原作漫画の最大の見どころは、軽度の知的障がいを持つ主人公・上戸有紗の日常生活や恋愛に焦点を当てているところです。外見では障がいが見えないため、上戸有紗はしばしば周囲から「普通」であることを求められます。しかし、普通の人にはわかるような雰囲気を読み取ることができなかったり、詳細な説明がなければ意味を理解できなかったりと多くの課題に直面してしまいます。

さらに、自分が何に困っているのかを伝えることも難しいため、必要な支援を受けられないこともあります。そのような有紗の行動を見かねて何かと助けてくれる職場の先輩・岡村さん。岡村さんは、有紗の障がいのことを知る前は彼女の行動を単なる天然でかわいいと思っていましたが、障がいを知った後はそれが気になり始めます。それでも、彼は有紗に魅かれて彼女の障がいを受け入れ、一緒に人生を歩むことを決意します。

また、もう一つの見どころは有紗の母親です。有紗の母親は一見すると娘を冷たく扱っているように見えますが、実際には障がいを持つ娘を一人で育て上げた苦労人です。有紗の母親は、障がい者が「普通」に生活するためには、単なる理想論では足りないことを知っており、有紗には依存するのではなく支え合うことをアドバイスするシーンがあります。

また、岡村さんに対しては若い間だけ付き合って、年を取ったら捨てるつもりなのかと問いかけることで、先のことをまだ深く考えていなかった彼を考えさせます。「初恋、ざらり」は、知的障がいというデリケートなテーマを扱いながらも、過剰な演出やファンタジーを排し、現実的な描写で物語を紡いでいます。この作品は、障がいを持つ人々のリアルな生活を、感情移入しながらも客観的に描き出していると話題になりました。

ここからは、初恋、ざらりの原作漫画のあらすじをネタバレ紹介していきます！初恋、ざらりの原作漫画1巻と2巻のあらすじをまとめてネタバレ紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください！

初恋、ざらりの1巻の原作漫画あらすじをネタバレ紹介していきます。25歳で軽度の知的障がいと自閉症を抱える上戸有紗は、自分に自信がありませんでした。コンパニオンとして働く中で、彼女は客の求めに応じることしかできず、それで自己肯定感を保っていました。しかし有紗は配送センターのアルバイトを始め、そこで35歳の岡村龍二と出会い、初めて恋をします。岡村もまた、素朴で愛らしい有紗に徐々に惹かれていくのです。

初恋、ざらりの2巻の原作漫画あらすじをネタバレ紹介していきます。配送センターで働く岡村に心を寄せる有紗は、ある晩勇気を出して彼に自分の感情を打ち明けました。しかし、有紗よりも10歳年上の岡村は、自分が拒絶されていると感じ、翌日から彼女に対して距離を置くようになります。

時間が経ち、偶然の出来事がきっかけで二人は付き合い始め、有紗は岡村に自分の障がいについて話します。驚きながらも、岡村は有紗をこれからも支え続けると決心します。しかし、軽度とはいえ障がいのある有紗と付き合うことは、岡村にとっても戸惑うことばかりでした。それでも、二人はお互いのことを大切にしながら交際を続けていきます。

ここからは、初恋、ざらりの原作漫画の最終回あらすじを結末までネタバレ紹介していきます！初恋、ざらりの有紗と岡村の切ない恋の行方はどうなるのでしょうか？ぜひ最後までチェックしてみてください！

岡村にある日、両親から「付き合っている人はいないのか」という電話がかかってきます。それに対し岡村は思わず「彼女は一応いる」と返答しました。しかしこの会話を偶然有紗が聞いてしまい、「一応」という言葉に心を痛め、涙を流します。そこで岡村は有紗を紹介するために実家へと向かうことにしましたが、彼女を偏見なく受け入れてもらうために「障がい」については伏せておくことにします。

岡村の両親は、若くて魅力的な有紗をすぐに気に入りました。ところが、有紗はコンビニに寄った際に、岡村の母親に自分が「知的障がい」を持っていることを打ち明けてしまいます。それを聞いた岡村の母は反射的に「障がいが子供に遺伝するかも」と発言し、有紗はその言葉に大きなショックを受けました。

「普通」を望む有紗は、仕事上の失敗が重なり心のバランスを崩し始め、過敏性聴覚障がいに悩まされるようになります。結局、有紗は岡村のもとを離れ実家へと戻る決断をし、岡村に別れを告げます。心身ともに追い詰められた有紗は、仕事を辞め母方の祖母の家で引きこもり状態で過ごすことになります。岡村は連絡をし続けますが、有紗からの返事はなく時間だけが過ぎていきました。

その後有紗はコンビニで仕事を始め、自分の意志で男性を断る力を身につけ成長を遂げていました。それでも岡村の記憶は色褪せず、新しい恋に踏み出すことはできませんでした。一方で岡村は、障がい者支援の専門家としての訓練を受け、新たな職に就いていました。

運命のいたずらか、街で偶然二人は再び出会うことになります。有紗は以前の行動で幸せを自ら壊したこと、過去にコンパニオンの仕事をしており複数の男性と関係を持っていたことを岡村に告げ、謝罪します。岡村はそれでもなお有紗と関係を修復したいと思っていましたが、有紗は「ごめんなさい」と言いその場を去りました。

有紗が去った後、岡村は彼女を追いかけます。桜の木々が並ぶ道を涙を流しながら歩く有紗の姿を見つけた岡村は、彼女を強く抱きしめ「君が必要なんだよ」「有紗ちゃんのいない人生なんて無理」と告げました。こうして、二人はヨリを戻しました。その後は、幸せそうな岡村と有紗、そのような二人のことを見守る周囲の人々の姿も描かれています。

初恋、ざらりの登場人物である上戸有紗は、軽度の知的障がいと自閉症を抱えている25歳の女性です。特別支援学校を卒業し、B2カテゴリーの療育手帳を所持しており、彼女のIQは68とされています。かつては「ぶどう」という名でコンパニオンとして働いていた有紗は、自分に自信がありませんでした。現在はシングルマザーの母親と暮らしており、家事のスキルはほとんどなく、食べ物の選り好みがあります。

そのような上戸有紗役を実写ドラマで演じる小野花梨さんは、1998年7月6日生まれで東京都出身、アルファエージェンシー所属の女優です。小野花梨は2006年にTBS系ドラマ「嫌われ松子の一生」で女優デビューし、以降、多数のテレビドラマや映画に出演しています。特に注目されたのは、2022年公開の映画「ハケンアニメ!」での演技で、これにより2023年に第46回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。

初恋、ざらりの登場人物である岡村龍二は「わくわく配送センター」で働く有紗の上司で、年齢は36歳です。岡村龍二は同じ職場で働く上戸有紗の魅力に心惹かれていました。しかし年齢の差を意識しときめく感情を抑えていたものの、上戸有紗の前向きなアプローチにより、やがて二人は付き合うことにし一緒に暮らすことになります。

そのような岡村龍二役を実写ドラマで演じる風間俊介さんは、1983年6月17日生まれで東京都墨田区出身の俳優やタレントの男性です。1997年にジャニーズ事務所に入所し、テレビドラマ「3年B組金八先生 第5シリーズ」で注目を集めました。その後は様々なドラマや映画に俳優として出演し、タレントや声優としての仕事もこなしています。また2023年10月にジャニーズ事務所を離れ、2024年からはフリーランスとして活動を開始しました。

初恋、ざらりの登場人物である有紗の母の名前は、冬美です。冬美はシングルマザーとして育児をこなし、有紗を育てあげました。冬美は娘である有紗と一緒に住んでいるにもかかわらず、何人かの男性を家に招くことがありました。有紗が引きこもりがちになると、冬美さんはどう対処していいか悩み、自分の母に有紗を預けることもあります。

そのような有紗の母役を実写ドラマで演じる若村麻由美さんは、1967年1月3日日生まれで東京都練馬区出身、トライストーン・エンタテイメント所属の女優です。NHK連続テレビ小説 「はっさい先生」でヒロインとしてデビューを果たしました。その後、プライベートでは宗教団体「釈尊会」の代表・小野兼弘さんと結婚されています。小野兼弘さんは2007年に病気で死去し、その後は芸能活動を再開されました。

ここからは初恋、ざらりの原作漫画に関するネタバレ感想や評価について紹介していきます。初恋、ざらりの原作漫画に関して、とても心に響いたという感想が多くありました。初恋、ざらりの主人公の性格や境遇に共感できるところがあったという声や、障がいがありながらも「普通」でいようと頑張る主人公の姿に胸を打たれたという声もありました。このように、初恋、ざらりのストーリーは多くの人の心に響いたようです。

また、初恋、ざらりの原作漫画に関して作画が好きだという感想も多くありました。初恋、ざらりの原作漫画の独特な絵柄が「温かみがある」「かわいい」と多くの方から人気のようです。

一方、初恋、ざらりの原作漫画を読んで「見た目が良ければ障がい者でもなんとかなるんだな」という感想しか生まれなかったという声もありました。主人公が最終的に岡村龍二とヨリを戻してハッピーエンドになれたのは、障がい者だけど見た目が良かったからだと思っている方もいるようです。このように、岡村が有紗のことを好きになった理由をもっと深く描くべきだったという声も挙がっています。

ここからは初恋、ざらりのドラマに関するネタバレ感想や評価について紹介していきます。初恋、ざらりのドラマに関しては、キャストがとても良く最高だったという感想が多くありました。初恋、ざらりのドラマキャストのビジュアルが原作漫画のイメージにぴったりで、さらにキャストの演技も良かったと言われています。このように、初恋、ざらりのドラマのキャストは好評だったようです。

また、初恋、ざらりのドラマのストーリーについてのネタバレ感想も多くありました。初恋、ざらりのドラマは原作漫画の良い世界観も残しながらドラマオリジナル要素も入れつつ綺麗にまとまった内容になっていたという感想もありました。このように、初恋、ざらりのドラマは原作漫画ファンから見ても納得の出来だったようです。

一方で、初恋、ざらりのドラマ化に関して否定的な感想や評価もありました。有紗がかわいくて魅力的だったことやモテないおじさんがいたことから需要と供給が一致しただけなのではないかという声もありました。さらに、初恋、ざらりのドラマの主演が風間俊介さんだったことに関してもおじさんが美化されすぎだという声もありました。このように、初恋、ざらりのドラマは好意的な意見だけではないようです。

この記事では初恋、ざらりの原作漫画のあらすじをネタバレ紹介し、原作漫画を読んだ人のネタバレ感想についてもネタバレ紹介してきました。初恋、ざらりの原作漫画は考えさせられる内容だった、感動するラストだったという感想が多くありました。もしこの記事を読んで気になった方がいましたら、ぜひこの機会に初恋、ざらりの原作漫画やドラマをチェックしてみてください！