【魔女と野獣】ギドの正体は男？現在の姿になった理由やアシャフとの関係は？

『魔女と野獣』のギドは、物語の主人公です。可愛い女の子の姿で登場しますが、この体はギドの正体ではありません。では、実際のギドの正体とは、どのような姿でしょうか？本記事では、魔女と野獣のギドとはどのようなキャラかを紹介するするとともに、ギドの正体について解説します。まずは、ギドが活躍する魔女と野獣の作品情報について見ていきましょう。

魔女と野獣は、講談社のヤングマガジンサードで連載が始まった漫画です。2016年から2021年までヤングマガジンサードに掲載され、その後月刊ヤングマガジンへと移籍しました。魔女と野獣の物語はまだ継続中ですが、2023年1号から休載が続いています。魔女と野獣の作者は、佐竹幸典さんです。単行本は、最新刊の10巻が2022年8月に発売されました。2024年1月からは、TBSなどでテレビアニメの放送が始まりました。

魔女と野獣は、科学と同時に魔術が発展した世界を描いた作品です。主人公のギドは魔女のアンジェラに呪いをかけられ、少女の姿に変えられてしまいます。ギドは呪いを解くため、アンジェラを探して各地を訪ねて回ります。その途中で魔術師のアシャフと出会い、目的が一致したことから共闘することになりました。

魔女と野獣のギドは、長い金髪の少女の姿をしています。この体はギドの正体ではなく、魂が封じ込められているだけです。ギドは魔術に関する厄介事を請け負っている魔響教団に所属していますが、もともと教団の一員だったわけではありません。各地にいる魔女の情報を得るため、仕方なく教団に入ったのです。黙っていれば非常に美しい少女ですが、自分のことを「オレ」と呼び、言葉遣いも乱暴です。

魔女と野獣のギドは、短気で粗暴な性格のキャラです。普段は合理的な考えができますが、魔女のことになると理性が飛んでしまいます。また、好戦的な性格で、戦いを楽しんでいる様子が伺えます。基本的に単純で、裏表のない性格です。ただ、誰に対しても横柄な態度を取るため、周囲からの第一印象はどうしても悪くなってしまいます。

魔女と野獣のギドは、パワーに任せてガンガンと攻め込むタイプです。戦闘シーンはとてもかっこよく、見ていて爽快な気分になれます。ギドの魅力は、戦闘シーンだけではありません。ギドの現在の性別は女で、非常に美しい姿をしています。しかし、外見に似合わず言動は粗暴で、そのギャップが魅力的だと評判です。

魔女と野獣のギドは、初登場時は正体が明かされていませんでした。原作2話の終盤でギドの正体が判明し、驚いた読者も多いでしょう。ここでは、魔女と野獣のギドの正体や目的、能力について解説します。現在の姿と魔女アンジェラとの関わりについてもまとめてあるため、ぜひ参考にしてください。

魔女と野獣のギドは、見た目の性別は女です。しかし、態度や口調はまるで女らしくなく、本当に性別が女かどうか不審に思う人もいるでしょう。実はギドの正体は男で、筋骨隆々とした戦士のような姿をしています。本当の性別が男であるとわかれば、ギドの言動にも納得がいくでしょう。

魔女と野獣のギドの目的は、アンジェラという魔女を探し出すことです。ギドはアンジェラに呪いをかけられ、少女の姿になってしまったのです。ギドがなぜ呪いをかけられたかは、作中でも明らかにされていません。ただ、ギドの魔女に対する復讐心は激しく、何がなんでもアンジェラを探し出して殺そうと思っています。

魔女と野獣の作中では、ギドの過去についての描写がありません。回想シーンは出てきますが、すでにギドの性別が女となった後のシーンだけです。ギドの性別が男であったときの詳細は不明で、ギドとアンジェラの間に何があったかもわかっていません。ただ、ギドの過去とアンジェラとの因縁は魔女と野獣の核でもあるため、これから徐々に明かされていくでしょう。

魔女と野獣のギドの相棒であるアシャフは、大きな棺桶を背負っています。この棺桶の中には、ギドの本体が封印されています。ギドの本体は一時的に魔女の呪いを解いたときだけ、棺桶の中から蘇ることができるのです。アシャフは常に棺桶を背負っているわけではなく、ギド本体の出番がない場面では棺桶を置いてきます。ただ、魔女との対戦時などは棺桶を背負い、いつでもギドが本来の姿に戻れるよう準備をしているようです。

本来の性別は男であるギドですが、現在は少女の姿になっています。この少女の正体は、もともと魔女アンジェラだったといわれることがあります。この説が流れるようになったのは、原作でのアンジェラのセリフに理由があります。アンジェラはギドと会った際、ギドに向かって「あたしの身体」と発言しました。

アンジェラのこのセリフから、ギドの現在の姿の正体はアンジェラであるといわれるようになりました。アンジェラが自分の体であると名言していることからも、ギドの器となっている少女はアンジェラの体だった可能性が高いでしょう。また、作中では、少女姿のギドの正体が魔女であることも判明しています。この描写も、現在のギドがアンジェラの体であることを示唆しています。

ただ、ギドの現在の体の正体がアンジェラだとすると、魔女の寿命である200年は超えているはずです。魔女は寿命までは老いることはありませんが、寿命がくると朽ち果てる運命にあります。ギドの体がなぜ現在も支障なく動いているかは、魔女と野獣の作中でも謎のままです。

魔女と野獣の世界では、魔女の呪いを解く手段として、2つの方法が知られています。ひとつ目は、「白馬の王子様の愛の口づけ」です。この「白馬の王子様」とは単なる比喩表現であり、本当に相手が白馬に乗った王子様である必要はありません。相思相愛の人との口づけであれば、魔女の呪いは解呪できます。ふたつ目は、呪いをかけた魔女本人に呪いを解かせるという方法です。

魔女の呪いは、かけた本人であれば解除することができます。ただ、この方法を使うためには、呪いをかけた魔女本人を探し出す必要があります。さらに、魔女自身の意志で、呪いを解除してもらわなければなりません。最愛の人とのキスよりも、格段に難易度が高い方法だといえるでしょう。しかし、魔女の呪いを解除する方法は、実はこのふたつだけではありません。一般的には知られていない、3つ目の方法がありました。

その3つ目の方法とは、「魔女と口づけをする」というものです。この場合の魔女は、呪いをかけた本人でなくてもかまいません。魔女であれば誰であっても、キスをするだけで呪いが解除できます。ただ、この場合の呪いの解除は一時的なもので、しばらくすると呪いは復活してしまいます。ギドは3つ目の方法で一時的に呪いを解きながら、魔女との戦いを続けています。

魔女と野獣のギドは戦いに慣れており、肉弾戦を得意としています。ギドの現在の肉体は華奢な少女ですが、見た目からは想像できないようなパワーを発揮します。相手がただの人間であれば、ギドが遅れを取ることはないでしょう。ただ、魔女相手となると話は別です。パワーとスピードを兼ね備えているギドですが、現在の姿では魔女を倒すほどの力はありません。しかし、ギドの正体である大男に戻った場合は、魔女を圧倒するだけの力を見せます。

本来のギドは「魔女の天敵」と呼ばれる存在で、魔女の攻撃を物ともしません。正体を明かした状態で魔女のイオーネと戦ったときは、たったの一撃でイオーネを撃破しました。ギドは自分の拳だけで戦っており、アシャフのように魔術を使うことはありません。イオーネが「魔力を感じるわけではない」と言ったことからも、ギドは魔術は使えないと推測できます。おそらく、これまでも自分の身ひとつだけで戦ってきたのでしょう。

魔女と野獣の作中には、ギドの他にもう1人メインキャラが登場します。そのキャラとは、ギドと常に行動をともにしているアシャフです。魔女と野獣のアシャフとは、一体どういったキャラでしょうか？ここでは、ギドに続くメインキャラである、アシャフについて詳しく解説します。また、ギドとアシャフがどのような関係にあるかもまとめます。

魔女と野獣のアシャフは、背の高いオールバックの男性です。タバコが好きで、普段からよくタバコを吸っています。アシャフは魔響教団の魔術師で、「魔女をスカウトする」という役割を担っています。ただ、教団が魔女をスカウトする理由など、詳細については明かされていません。

アシャフは魔女を探し出して教団に連れていくだけでなく、教団から依頼されたさまざまな仕事も請け負っています。どれほど小さな問題でも、文句も言わずに紳士的に取り組みます。アシャフは物腰柔らかな人物で、誰に対しても丁寧な態度を崩しません。また、沈着冷静で、交渉術にも長けています。

カラスを使い魔として使役し、カラスの目を通して離れた場所の風景を見ることも可能です。また、治癒や解毒や防御結界など、多種多様な魔術を使うことができます。魔術師の中でも一流の腕の持ち主ですが、魔女相手では戦力にならないと自らを評しています。

ギドとアシャフは利害が一致したことで、お互いに協力することになりました。ギドとアシャフが出会ったのは、単なる偶然です。アシャフは教団の仕事で魔女を探し回る途中、ギドと偶然出会います。そして、「魔女を探す」という共通の目的を持っていたことから、行動をともにするようになりました。アシャフはギドの正体を知っており、ギドの本来の体を運ぶ役目を担っています。

普段は、短絡的ですぐに熱くなるギドを、冷静なアシャフがうまくなだめています。ギドとアシャフは共闘するうちに信頼関係を築き、現在では良き相棒となりました。2人は戦闘においても相性が良く、接近戦が得意なギドを、アシャフが魔術でサポートする形を取っています。アシャフはギドのことを非常に大事にしており、ギドが危機に陥ったときは珍しく取り乱す様子を見せました。

ここまでは、魔女と野獣のギドの正体や、アシャフとの関係をまとめました。続いて、魔女と野獣のアニメで、ギド役を担当した声優について見ていきましょう。アニメの少女姿のギドの声は、声優の大地葉さんが演じています。ハスキーなかっこいい声が、好戦的なギドにぴったりでした。ここでは、ギド役の大地葉さんのプロフィールと、主な出演作品や担当キャラを紹介します。

魔女と野獣のギド役の大地葉さんは、8月6日生まれの声優です。身長は162cm、出身地は埼玉県です。高校卒業間近に声優を志し、日本ナレーション演技研究所に入ります。その後、ヴィムスの所属となりました。趣味はインド映画完勝で、特技はピアノの弾き語りと耳コピーです。

大地葉さんがこれまでに出演したアニメや担当キャラは、『恋愛ラボ』の水嶋沙依理、『愛・天地無用！』の鬼ノ城紅、『つぐもも』の皇すなお、『魔法陣グルグル』のジュジュ・クー・シュナムルなどです。その他、『フルーツバスケット』の草摩燈路、『終末のハーレム』の龍造寺朱音、『不徳のギルド』のトキシッコ・ダナーなどを演じてきました。

2024年には魔女と野獣のギドの他、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の黒沢茉莉などの役を担当しています。また、今後放送予定のアニメでは、『変人のサラダボウル』のプリケツ、『ひみつのアイプリ』の真実夜チィ、『となりの妖怪さん』の立花百合を演じることが決まっています。

魔女と野獣のギドには、「ビジュアルが良い」という感想が寄せられています。ギドの現在の姿は金髪美女ですが、やや人相の悪い顔をしています。この悪人のような顔が人気で、高い評価を得ていました。また、オシャレな格好をしたギドには、「可愛い」との声が上がっています。

魔女と野獣のギドに関しては、「かっこいい」という感想も多く上がっています。特にバトルシーンが人気で、戦うギドに魅了される人が大勢いました。また、竹を割ったようなギドの性格も、かっこいいと評判です。

魔女と野獣のギドには、アシャフとの関係が好きだという感想が見られます。2人の間に信頼関係が築かれていく様子が、ファンの間で人気となっています。ギドとアシャフの関係を、もっと深く知りたいというコメントもありました。

魔女と野獣のギドは現在の姿だけでなく、正体の男の姿もかっこいいと人気です。ただ、ギドの正体は出番が少なく、ほとんど活躍シーンを見ることができません。ギドの正体に関しては、出番を増やしてほしいという感想が上がっています。

魔女と野獣のギドの正体や性別、魔女の呪いの詳細などをまとめました。ギドの現在の性別は女ですが、これはギドの本当の姿ではありません。ギドの本来の性別は男で、見た目も現在の少女の姿とはまったく違います。ギドは自分の本当の姿を取り戻すため、呪いの原因となった魔女のアンジェラを追い続けています。ギドが男の姿に戻れるかどうか、魔女の野獣の今後の展開に注目しましょう。