【サンダー3】ネタバレあらすじと見どころ！絵柄が変化する話題の新感覚SF漫画

サンダー3とは、月刊少年マガジン誌上にて連載中の漫画です。同作品は、かつて一大ジャンルを築きながら、最近はあまり描かれることのなくなった本格的SF漫画として知られてきました。また、全く異なった2つの絵柄を用いて、メタバース世界を描いていることで「凄い」や「面白い」との感想を受けているのです。この記事では、サンダー3のあらすじをネタバレ紹介しながら、登場人物、「GANTZ」との関係などを取り上げます。

サンダー3は、月刊少年マガジン2022年6月より連載がスタートしました。同作品は、2024年3月現在好評連載中であり、コミックスは5巻まで刊行されています。サンダー3は、「このマンガがすごい!2024」でオトコ編の4位にノミネートされるなど、内外で高評価されていました。また、「アニメ化してほしい」や「GANTZのように実写映画化されたら面白いかも」など、多彩な感想が寄せられていることでも有名な漫画なのです。

サンダー3の原作者は、池田祐輝です。池田祐輝は、同作品が本格的な連載デビュー作となった漫画家ですが、本名や生年月日、出身地などの一切のパーソナルデータが明かされていません。サンダー3のリアル世界の絵柄が、「GANTZ」に似ているという感想があることから、「池田祐輝の正体はGANTZの作者奥浩哉ではないか」という考察がなされているとのことです。

また、池田祐輝の正体を、GANTZの奥浩哉の元アシスタント説ではないかとする意見や感想もあり、SNS上などを中心に正体探しの考察がなされてきました。池田祐輝がGANTZの奥浩哉、または彼の元アシスタントの真相については明かされていません。今後、池田祐輝のプロフィールが公表されることが、大いに注目されているのです。

池田祐輝原作の傑作SF漫画のサンダー3は、「あらすじを読んで本編を読んだらあまりにも奇想天外でビックリした」や「リアルな世界側の絵柄がGANTZに似てる」などの感想が、多く寄せられているとのことです。同作品は、読者の意表を突くストーリー展開と描写で、あっという間に人気作となりました。サンダー3は、どのような作品なのでしょうか？この章では、サンダー3のあらすじを、コミックス各巻ごとにネタバレ紹介します。

サンダー3の主人公は、手塚ぴょんたろうという中学生の少年です。ぴょんたろうには、漫画家の父親と主婦の母親、そして幼い妹のふたばがいました。ふたばは、ぴょんたろうのことを「おにいたんのおよめたんになる」と言うほど慕っており、トイレの中にまで入ってくるので、彼は少し疎ましく想っているのです。ぴょんたろうは、同級生のお茶の水ひろし、我妻つばめと仲が良く、「スモール3」と呼ばれていました。

ぴょんたろうたちは、ある日担任教師のドクの家に遊びに行きました。彼らはオカルト雑誌の付録「異次元と繋がるディスク」を発見し、PS5で再生できるということを聞き、一日だけという約束で借りたのです。ぴょんたろうの家にあるPS5でディスクを再生したところ、リアルな画面が出てきました。ぴょんたろうたちがインターホンに気を取られている隙に、ふたばが画面の外に出られることに気がつき、そちら側に入ったのです。

ふたばが入り込んだ世界は、リアルな頭身の人物たちが生活しているメタバース世界です。そちら側の世界では、ふたばのことが「アニメキャラが実際に動いている」ように見えました。ぴょんたろうは、ふたばが迷子になったことに気づき、慌てて画面の向こう側へと行きましたが、ふたばは強力な兵器を持った何者かに攫われてしまい、元の世界のPS5も片づけられたことで、ぴょんたろうたちは帰れなくなったのです。

サンダー3のコミックス2巻では、マルチバースのことが徐々に明らかになります。ディスクの世界に迷い込んだぴょんたろうたちは、ここがマルチバースであることを知りました。なぜなら、自分達の住環境と酷似しており、さらに自分たちと同じ名前の人物が暮らしていたからです。3人は、事情を話してとりあえず各々の家に泊まれることになりました。しかし、マルチバース世界は、ぴょんたろうたちの世界と異なる点があったのです。

マルチバース世界では、異星人が地球にやって来ており、一見すると共存しているように見えました。ところが、異星人は至る所で優遇されているようであり、そのために損な立場に追い込まれる市井の人々もいることが示唆されています。ある日、スモール3がマルチバース世界の彼らと街を歩いていると、警官隊から銃を向けられている父親と子供を発見しました。警官隊の側には異星人がいて、何やら怪しい雰囲気だったのです。

ぴょんたろうたちは、一方的に権力の暴力を受けているような父子たちが気の毒になり、警官の前に立ちはだかりました。実は、ぴょんたろうたちは、マルチバース世界では超人的な体力や能力を発揮できることに気づいており、今がその力を見せる時だと悟ったのです。マルチバース世界の彼らは、そんなぴょんたろうたちを信じられないといった眼差しで傍観していました。

サンダー3のコミックス3巻では、マルチバースの世界に劇的な変化が訪れる様子が描かれています。ぴょんたろうたちが驚異的な身体能力を発揮したことは、異星人にとってかなりの脅威となりました。彼らの存在がマルチバースの世界の人々の心を突き動かしていき、やがてそれは大きな運動となって盛り上がっていくのです。大学生の瀬川も影響を受けた登場人物で、彼は異星人と戦うために、特攻する自衛隊に志願するのでした。

やがて瀬上は、マルチバース世界のぴょんたろうとの繋がりを用いて、異星人と戦う意思のある登場人物が集まった集団リベリオンへの参加を志願します。そして、一足先に対異星人戦となる「渋谷ミッション」に加わりました。一方、異星人の船に囚われていたふたばは、実験台にされるも驚異的な体力でものともせず、愛する兄や両親と再会するべく、幼いながらも異星人に立ち向かう決意をしたのです。

サンダー3のコミックス4巻では、遂に火蓋が切られたマルチバース世界の登場人物たちと異星人との戦いが描かれています。渋谷ミッションでは、秘密兵器ツヨクナールを使用した瀬上も参加しているリベリオンのメンバーたちが、仲間を失いながらも戦況を優位に進めていきました。そのような状況下で、異星人も新たな刺客を投入し、状況をひっくり返そうとするのです。

ぴょんたろうたちは、渋谷ミッションの模様を、ネット配信で知りました。彼らは、本来の目的であるふたばの救出へ向かうべきか、それともマルチバース世界の登場人物たちを助けるべきか、どちらを選択するかで葛藤するのです。

ぴょんたろうたちの選択は、渋谷ミッションの人々を助けることでした。スモール3は、ジャンプ力で空を飛び、急いで渋谷へと向かったのです。一方、異星人の刺客二人組の攻撃を受けたリベリオンの面々は、瀬上だけになってしまい、全滅の危機に瀕していました。瀬上も瀕死状態となったものの、遂にぴょんたろうたちが間に合い、ここからはスモール3と異星人刺客との決戦となります。

池田祐輝原作のSF漫画サンダー3は、「少年漫画界に新風を吹き込む作品」などの高い評価や感想が寄せられているとのことです。また、同作品には面白い魅力が満載といわれてきました。特に、絵柄などにGANTZと似ている点が見受けられ、考察好きなコアなファンには堪らない面白さがあるとされているのです。この章では、サンダー3の面白い魅力について、3項目に分けながら、ネタバレを交えて紹介していきます。

サンダー3の面白い魅力として真っ先に挙げられるのは、作画の斬新さだといわれています。当初描かれたぴょんたろうたちが住んでいる世界は、いわゆるマンガチックな世界であり、彼らは3頭身のようなかわいいキャラクターに描かれていました。ところが、マルチバース世界は一転してリアルな状況が描かれており、キャラクターの頭身は実在の人間に近く、背景は写真が用いられるなどの徹底した差別化が図られているのです。

また、マルチバース世界のリアルな登場人物たちは、そちら側へやって来たスモール3やふたばのことを、「アニメがいるよ」などと言いながらスマホの動画や画像に収めていました。このように、マルチバース世界を完璧に描き分けていることで不思議な魅力が醸し出されており、サンダー3の面白い魅力につながっていると評されています。ちなみに、マルチバース世界側のキャラクターは、GANTZとの共通点を指摘されているのです。

サンダー3が、面白いSF漫画だと評されて理由は、マルチバース世界の描き分けが理由の一つとされていますが、そのことばかりではありません。マルチバース世界の人類は、異星人の脅威に晒されています。そして、実際は異星人が既に、地球人を支配している様子が窺えるのでした。ここから、ストーリー展開は一気に人類と異星人のバトルモードに突入していき、その原動力となったのはスモール3の面々だったのです。

サンダー3の面白い魅力は、まだあります。サンダー3は、スモール3のメンバーがマルチバース世界では、超人的な身体能力を振るえることがわかりました。それはふたばも同様で、彼女は異星人の人体実験に見舞われても傷一つ追っていません。このように、マンガチックなキャラクターがリアリティーのある世界で無双することで、得も言われぬカタルシスが生まれており、サンダー3の面白い魅力に繋がっているのです。

謎の漫画家池田祐輝の本格的なデビュー作であるSF漫画のサンダー3は、ストーリー展開や絵柄の面白さがあるとともに、「キャラクターが魅力的」という感想を多く持たれているとのことです。その中でも、スモール3の面々に、人気と支持が集まりました。彼らは、一体どのようなキャラクターなのでしょうか？この章では、サンダー3の登場人物について、メインキャラである手塚ぴょんたろうとお茶の水ひろしにスポットを当てます。

手塚ぴょんたろうは、サンダー3の主人公です。中学生で、いつもお茶の水ひろしと吾妻つばめと遊んでいました。彼には両親と、妹のふたばがいます。ぴょんたろうの性格は正義感が強く、また面倒見の良さとリーダーシップを有していることで、スモール3中でもリーダー的な存在です。大切にしている妹のふたばが、マルチバース世界の異星人に攫われたことを受けて、彼女の奪還と異星人との戦いに向かうのでした。

お茶の水ひろしは、スモール3の一人です。ぴょんたろうとつばめとは、家が近所ということもあり、いつも仲良くしていました。ひろしは、ふたばと自分たちが迷い込んだ世界をマルチバースだと真っ先に気づいたり、また自分たちのマルチバース世界における異常なまでの身体能力をいち早く悟った頭の切れる登場人物です。それでいて、順応性も高く、単なる理論派に終わらないスモール3の知恵袋的なキャラクターと評されています。

この章では、サンダー3に関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。サンダー3は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、サンダー3の大ファンだと思われる方のツイートです。同作品を読んで、完全に表紙絵に騙されたという感想を持っており、マルチバース世界に繋がるディスクの入手経路や、起動方法が面白いと高評価していました。

こちらは、サンダー3を熱心に読んでいると思われる方のツイートです。同作品を読んだ感想として、続きがとても気になるので、リアルタイムで読まずにコミックスでまとめ読みした方が良いとつぶやいていました。

こちらは、漫画が大好きだと思われる方のツイートです。サンダー3を読んで、面白い作品だけれども、テンポが悪くてストーリー展開が進まないことが不満だとつぶやいていました。

この記事では、大ヒットSF漫画のサンダー3について、あらすじネタバレ紹介を中心に特集してきました。同作品は、アニメ化などのメディアミックスが待望されているとのことです。是非一度、サンダー3を読んでください。