【かがみの孤城】ウレシノが学校に行けない理由は？フウカへの告白や声優を紹介

この記事では、『かがみの孤城』に登場する小太りの中一男子、ウレシノ（嬉野遥）を特集します。これから、ウレシノが学校に行けない理由やフウカへの告白、そしてアニメ声優について解説していきますが、まずはその前に『かがみの孤城』の作品情報をお届けしましょう。最初に作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『かがみの孤城』は、辻村深月による日本の小説で、『asta*』2013年11月号から2014年10月号にかけて連載され、その後、2017年5月にポプラ社より単行本が刊行されました。2018年の本屋大賞をはじめ、数多くの賞を受賞している作品です。

『かがみの孤城』は、その後　武富智の作画により漫画化され、「ウルトラジャンプ」にて2019年7月号から2022年3月号まで連載されました。全29話で、単行本は全5巻となっています。

また、小説『かがみの孤城』を原作として、舞台作品や劇場版アニメが制作されました。舞台作品は、2020年と2022年に上演され、原恵一監督とA-1 Picturesによる劇場版アニメは、2022年12月23日に公開されました。劇場版アニメ作品は、第46回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しています。

『かがみの孤城』の主人公・安西こころは、学校に行けなくなった中学1年生の女の子です。ある日、部屋の鏡をくぐり抜けると、そこは不思議な城に続く道になっていました。その先の城に着くと、彼女を含む7人の中学生が案内人の“オオカミさま”から「どんな願いでも叶えられる“開かずの部屋”」の鍵を探すよう告げられます。

ここからはこの記事のメインテーマである『かがみの孤城』のウレシノ（嬉野）の話題に移ります。ウレシノは、主人公の安西こころや他の5人の少年少女と共に、オオカミ様によって不思議な城に招待されました。プロフィールを紹介しますと、2013年生まれの中学1年生の男の子で、雪科第五中学校では1年1組に在籍しています。食べることが好きで、そのためかぽっちゃり系の体形をしており、一方、気が弱そうにも見えます。

また、ウレシノには、女性好きで惚れっぽい一面もあります。アキ（井上晶子）に告白したものの見事にフラれてしまいます。それでも懲りずに女子になれなれしく接するため、当初は周囲から気味悪がられていました。ウレシノ（嬉野）は、最初は学校に通っていましたが、ある時から登校しなくなりました。

『かがみの孤城』のウレシノは最初、アキに好意を抱いて付き合いたいと思っていました。しかし、すぐに気持ちが変わり、次はこころに惹かれるようになりました。そして最後にはフウカに心を奪われ、女子全員に恋心を抱くことになりました。女子たちは彼の恋愛中心の生活に呆れ、男子たちからは嘲笑の対象となりました。こころは彼を「恋愛至上主義者」と評しました。

閉城の日、オオカミさまは持ち物を忘れずに持ち帰るために時間を用意してくれました。荒れ果てた城の片付けはオオカミさま一人でできるのか、ウレシノは心配しました。そんなウレシノに対し、オオカミさまは「いいやつだな、お前」と言いました。ウレシノは気遣いのできるいいやつだったのです。

ここからは、『かがみの孤城』のウレシノが学校に行けない理由を考察します。中学の友人たちは、ウレシノの家にゲームをしに来たり、一緒に塾に通っていました。友達が来ると、ウレシノはジュースやアイスを出し、外出先ではハンバーガーを奢ることが日常的になっていました。

しかし、このことが塾の先生経由でウレシノの親に伝わりました。「物で友達を釣るなんて情けない」と父親に叱られ、ウレシノは心に傷を負いました。その後、友人たちとの関係が気まずくなり、学校に行かなくなってしまいました。

次に父親は、「そんなことで学校に行けないなんて情けない」と言い、ウレシノは二学期から再び学校に通うことになりました。しかし、学校で友人の一人に「奢ってもらえないなら用はない」と言われ、ウレシノは怒りにまかせて相手を殴ってしまいます。結果として、ウレシノは反撃され、重傷を負いました。彼自身はいじめを受けたとは思っていませんが、明らかにいじめでしょう。彼は学校に行けなくなってしまいました。

恋愛遍歴の末、ウレシノはフウカを好きになりました。友人たちは驚きましたが、実はフウカはウレシノに感激していたのです。閉城の日にウレシノはフウカに付き合ってほしいと告白しました。フウカは年上であることを気にしていましたが、「好きと言う気持ちは本当」というウレシノの言葉を受け入れました。鏡の中の城での記憶は消えてしまいますが、運命を感じた時にはいつでもウレシノに声をかけるとフウカは約束しました。

もし、その後、フウカがウレシノに会っても彼のことを思い出せなかったら、これまでの二人の関係を説明し説得してほしいと、フウカはウレシノに伝えました。それを聞いたウレシノは、「今のが彼女の答えだよね」と近くにいたリオンやこころに嬉しそうに言いました。鏡の城の外の世界で、ウレシノとフウカが再会し、恋に落ちたらさぞかし素敵なことでしょう。

『かがみの孤城』では、フウカのその後について具体的な描写はありません。しかしながら、彼女の孤城での生活や過去の描写から、以下のような推測がなされます。

幼少期のフウカはピアノの神童と言われ、ピアノ三昧になっていたため、普通の子供時代を送ることができませんでした。ところが、孤城にいる間に彼女は勉学に励み、ピアノの支配から解放される兆しが見え始めました。フウカはピアノの束縛を乗り越え、普通の少女としての人生を歩み始めたと考えられます。

ここで、アニメ『かがみの孤城』でウレシノ（嬉野）を演じた声優・梶裕貴（かじ・ゆうき）を紹介します。梶裕貴は、1985年9月3日東京都生まれ・埼玉県坂戸市出身の男性声優で、ヴィムスに所属し、俳優やナレーター、歌手としても幅広く活動しています。

梶裕貴は、2004年にゲーム『帝国千戦記』で声優デビューし、2007年には『Over drive』の篠崎ミコト役でテレビアニメ初主演を飾りました。以来、アニメやゲーム、ナレーション、洋画吹き替え、舞台など幅広く活躍しています。また、2012年にはシングル「sense of wonder」をリリースして歌手デビューし、歌手としても活躍しています。

次に、アニメ『かがみの孤城』のウレシノ役の声優、梶裕貴の主な出演作品や担当キャラを一覧で紹介します。

• イナズマイレブン（一之瀬一哉、不動明王ほか）
• 黒執事（フィニアン）
• 進撃の巨人（エレン・イェーガー）
• 七つの大罪（メリオダス、ゼルドリス）
• マギ（アリババ・サルージャ）
• 東京喰種トーキョーグール（霧嶋絢都）
• 僕のヒーローアカデミア（轟焦凍）
• ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない（広瀬康一）
• ワンパンマン（音速のソニック）
• うる星やつら (2022)（水乃小路飛麿）

ここまで『かがみの孤城』のウレシノ（嬉野）特集をお届けしてきましたが、最後にウレシノに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、ウレシノの惚れっぽいところに焦点を当てたツイートです。「惚れっぽい」ことを肯定的にとらえ、より多くの人々を愛することにつながるので素敵なことだと評価していました。

作品に興味を抱くきっかけは、人により色々あることでしょう。この投稿者は、ウレシノが祝日に一人でおにぎりを食べるシーンだったそうです。その瞬間の彼の孤独や感情が心に響いたのでしょう。映画館に見に行こうという気持ちになったとのことでした。

『かがみの孤城』の原作漫画とアニメでのウレシノ像の違いについて指摘しています。原作でのキャラの濃さが薄まり、単なる可愛い子になってしまい、物足りなさそうでした。

この記事では、『かがみの孤城』のウレシノ（嬉野）にスポットを当て、彼が学校に行けない理由やフウカへの告白とその後について考察するとともに、アニメ『かがみの孤城』のウレシノ役の声優情報をお届けしてきました。

『かがみの孤城』のウレシノが学校に行けない理由は、学校でのいじめでした。ウレシノは、友人たちにジュースやアイスを奢ってあげていましたが、父親に「友達を物で釣るとは情けない」と叱られ、心に傷を負いました。友人たちとの関係も悪化し、学校に行けなくなりました。

父親になじられ再度学校に通うことになったウレシノでしたが、「奢ってもらえないなら用はない」と友人に言われ、怒りに駆られて友人を殴ってしまいました。ウレシノはいじめを受けていることに気づきませんでしたが、その出来事が原因で再び学校に行けなくなってしまいました。